09_感染症 COVID-19による無嗅覚症に対する副腎皮質ステロイド鼻腔内投与は効果がない(DB-RCT ; Am J Otolaryngol. 2021) コロナウイルス感染症2019(COVID-19)は、世界保健機関(WHO)が報告しているように、これまでに世界中で1億1500万人以上が罹患したパンデミック疾患です。この疾患は、コロナウイルス科の一本鎖RNAウイルスである新型重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)によって引き… 2021.09.10 09_感染症
02_循環器系 脳卒中および一過性脳虚血発作の患者における二重抗血小板療法とアスピリンの比較(RCTのメタ解析; Stroke. 2021) 一過性脳虚血発作(TIA)や軽度の脳梗塞を発症した患者は、特に発症から3ヵ月以内に血栓性イベントを再発する危険性が高いことが知られています。脳梗塞の再発を予防し、重症度を軽減するアスピリンの有効性と安全性は確立されています。ジピリダモール単独またはアスピリンとの併用による血小板阻害は、アスピリン単独… 2021.09.09 02_循環器系
01_ワクチン vaccine 英国におけるCOVID-19ワクチン接種後の副反応とSARS-CoV-2感染率はどのくらいか?(COVID Symptom Studyアプリ利用者データ; 前向き観察研究; Lancet Infect Dis. 2021) Pfizer-BioNTech(BNT162b2)およびOxford-AstraZeneca(ChAdOx1 nCoV-19)のCOVID-19ワクチンは、第3相試験で優れた安全性と有効性を示しています。我々は、英国の地域社会におけるこれらのワクチンの安全性と有効性を調査することを目的としました。 2021.09.08 01_ワクチン vaccine09_感染症
03_呼吸器系 中等度から重度の喘息における3剤吸入 vs. 2剤吸入(RCTのSR&MA; JAMA. 2021) 中等度から重度の喘息に対する3剤併用療法の効果はどのくらいなのか? 喘息の治療は吸入ステロイド(ICS)が基本です。しかしICS単剤では、喘息の症状コントロールが充分ではないことから、長時間作用型β2アゴニスト(LABA)あるいは長時間作用... 2021.09.07 03_呼吸器系
01_ワクチン vaccine 妊娠中・授乳中の女性におけるCOVID-19に対するワクチン反応性(前向きコホート研究; Am J Obstet Gynecol. 2021) 妊娠中・授乳中の女性におけるCOVID-19に対するワクチン反応性は? 2021年3月1日時点で、米国だけでも73,600件以上の感染と80件以上の妊産婦死亡が妊婦に発生しています(CDC-MMWR)。重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(... 2021.09.06 01_ワクチン vaccine09_感染症20_妊婦25_授乳婦
00_その他 日本における身体的多併存疾患パターンと抑うつ症状の関連性は?(日本の横断研究; Fam Med Community Health. 2020) 個人に2つ以上の慢性疾患が同時に存在することと定義される「multimorbidity(多併存疾患)」に苦しむ患者数は、現在、特にプライマリーケアにおいて増加傾向にあります。日本で実施された調査によると、成人における多併存疾患の有病率は29.9%で、65歳以上の高齢者では62.8%にまで上昇して… 2021.09.05 00_その他00_疫学
01_ワクチン vaccine SARS-CoV-2バリアントによるワクチンのブレイクスルー感染(症例報告; N Engl J Med. 2021) 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染症は、2020年末までに8,300万件以上のコロナウイルス症2019(COVID-19)を引き起こしましたが、ワクチンや抗体療法の認可と展開により、COVID-19に対し人類は多大な進歩を遂げています。これらの戦略は、ウイルスの… 2021.09.04 01_ワクチン vaccine09_感染症
01_中枢神経系 2~4種類の片頭痛予防薬で治療効果が不十分とされたエピソード性あるいは慢性の片頭痛患者に対する6ヵ月間のフレマネズマブの有効性・安全性(Open-RCT; FOCUS延長試験; J Headache Pain. 2021) 片頭痛の負担は大きく、機能障害に加えて社会的・経済的な負担もあり、片頭痛予防のための前治療を1回以上失敗した患者では一般的に負担が高くなります。片頭痛患者の多くは、副作用に耐えられないか、あるいは片頭痛予防薬に反応しないことが報告されています。そのため、特に慢性片頭痛患者では、治療の… 2021.09.03 01_中枢神経系
70_医療経済学 駆出率低下を伴う心不全治療におけるダパグリフロジンの費用対効果について(費用対効果分析; JAMA Netw Open. 2021) ナトリウムグルコースコトランスポーター2(SGLT2)阻害剤は、糖尿病の治療薬として開発されましたが、心血管アウトカムを改善することが付随的に指摘されていました。DAPA-HF試験では、糖尿病の有無にかかわらず、駆出率が低下した心不全に対するガイドラインに沿った内科的治療にダパグリフロジン… 2021.09.02 70_医療経済学
01_ワクチン vaccine 顔面神経麻痺とmRNA COVID-19ワクチンの関連性はどのくらいですか?(シグナル解析; JAMA Intern Med. 2021) mRNA COVID-19ワクチンの主要な第3相臨床試験において、顔面神経麻痺の症例が、プラセボ投与群の1例(1/35,611例)、ワクチン投与群で数例(7/35,654例)観察されました。臨床試験から因果関係は確立されませんでしたが、米国食品医薬品局(FDA)は、ワクチン接種者の顔面神経麻痺の… 2021.09.01 01_ワクチン vaccine09_感染症