ICUせん妄ハイリスク患者におけるセレネース®️の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; REDUCE trial; JAMA 2018)

Effect of Haloperidol on Survival Among Critically Ill Adults With a High Risk of Delirium: The REDUCE Randomized Clinical Trial.

JAMA. 2018 Feb 20;319(7):680-690.

doi: 10.1001/jama.2018.0160.

clinicaltrials.gov Identifier: NCT01785290.

PMID: 29466591

試験の重要性

重症成人における予防的ハロペリドールの使用に関する研究の結果は、特にせん妄リスクが高い患者では決定的ではない。

目的

ハロペリドールの予防的使用が、せん妄の危険性が高い重篤な成人の生存を改善するかどうかを判断する。これは、少なくとも2日間の集中治療室(ICU)の予想滞在として定義された。

試験設計、設定、参加者

ICU21施設で治療された1,789人の重症患者を対象としたランダム化二重盲検プラセボ対照研究者主導試験では、せん妄予防のための非薬理学的介入がオランダで日常的に使用されている。 ICUでの滞在が少なくとも1日かつ、せん妄のない患者が含まれていた。募集は2013年7月から2016年12月までで、フォローアップは90日目に実施され、最終フォローアップは2017年3月1日だった。

介入

患者は、0.9%塩化ナトリウムからなる1 mg(n = 350)または2 mg(n = 732)のハロペリドールまたはプラセボ(n = 707)のいずれかで、1日3回静脈内予防治療を受けた。

主なアウトカムと測定

主要評価項目は、患者が28日間生存した日数だった。せん妄の発生率、28日間のせん妄および昏睡のない日数、機械的換気期間、ICUおよび入院期間を含む15の二次的アウトカムが設定された。

結果

・ランダム化された1,789人(平均66.6歳[SD 12.6]; 男性1,099人[61.4%])が研究を完了した。 ハロペリドール1mg群は、無益のために途中で試験中止された。

・生存期間の中央値は28日間だった。これは、ハロペリドール2mg群の28日間、プラセボ群の28日間であり、差は0日間(95%CI 0〜0; P = 93.93 )およびハザード比1.003(95%CI 0.78〜1.30、P = 0.82)。

・二次的アウトカム15個すべては、統計的に差がなかった。これらには、せん妄発生率(平均差 1.5%、95%CI -3.6%〜6.7%)、せん妄および昏睡のない日数(平均差0日、95%CI 0〜0日)、および機械的換気期間、ICU、および入院期間の長さ(平均差0日、3つのアウトカムすべてにおいて95%CI 0〜0日)。

・報告された副作用数は、グループ間で差はなかった(ハロペリドール2mg群で2 [0.3%] vs. プラセボ群で1 [0.1%])。

結論と関連性

せん妄リスクが高い重症患者に置いて、プラセボと比較した予防的ハロペリドールの使用は、28日間の生存率を改善しなかった。これらの知見は、重症患者の死亡率を低下させるための予防的ハロペリドールの使用を支持していない。


コメント

アブストのみ。

ICUにおける せん妄ハイリスク患者におけるセレネース®️2mgの効果はなさそう。副次評価項目である せん妄発生率についても差が認められなかった。過去の報告と矛盾しない。

✅ICUせん妄ハイリスク患者におけるハロペリドール投与の効果はなさそう✅

コメント

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