日本人CYP分子種2C19におけるPMとEMの割合はどのくらいですか?(Review; Aliment Pharmacol Ther. 1999)

ethnic group of people moving in street 00_その他
Photo by Oscar Chan on Pexels.com

Review article: cytochrome P450 and the metabolism of proton pump inhibitors–emphasis on rabeprazole. Review article

Ishizaki T, et al.Aliment Pharmacol Ther. 1999.

PMID: 10491726

【結果・コメント】

日本人におけるCYP2C19遺伝子多型
(割合)
Poor Metabolizer(PM)18.8〜25.5%
Extensive Metabolizer(EM)46.2〜49.9%
Ultra Metabolizer(UM)27.7〜34.9%

本レビューによると、日本人におけるCYP2C19のPoor Metabolizer(PM)は、18.8〜25.5%だった(1989年および1996年の報告)。一方、Extensive Metabolizer(EM)は46.2〜49.9%、Ultra Metabolizer(UM)は27.7〜34.9%だった。 

【背景】

プロトンポンプ阻害剤のラベプラゾール、オメプラゾール、ランソプラゾール、およびPantprazoleは、広範な肝臓の生体内変化を起こす。 さらに肝臓では、関連する多型遺伝子産物のサブファミリーに分類されるいくつかのシトクロムP450(CYP)アイソザイムによってさまざまな程度に代謝される。 プロトンポンプ阻害剤の代謝に関与する主要なアイソザイムは、CYP2C19とCYP3A4である。これら2つのうち、CYP2C19の軽微な変異は肝臓での活性に影響を及ぼし、プロトンポンプ阻害剤の代謝プロファイルと薬物動態プロファイルに影響を与える。 ラベプラゾールの代謝はCYP2C19への依存度が低いため、この遺伝子多型による影響は最も少なる。 最近の研究では、遺伝子多型が酸関連疾患におけるプロトンポンプ阻害剤の治療効果において果たす重要な役割を明らかにした。


コメント

タイトルとURLをコピーしました