血管炎に関する疾病の呼称の取り扱い変更
背景
血管炎に関する疾病の呼称については、2012年に開催された血管炎に関する国際会議である ”Chapel Hill Consensus Conference 2012″ における変更等により、国内でも、新たな呼称が指定難病の病名、診療報酬請求に係る傷病名、医学に関する用語集、診療ガイドライン及び教科書における疾病名等として広く使用され、認知されている。
対応
こうした状況を踏まえ、医薬品の効能又は効果、添付文書等における血管炎に関する疾病の呼称等を変更することとした。 厚生労働省は、4月24日、医薬・生活衛生局医薬品審査管理課長及び医薬安全対策課長名で、各都道府県衛生主管部(局)長宛に、「医薬品の効能又は効果等における血管炎に関する疾病の呼称の取扱い」について通知を発した。表1. 変更内容
変更前の呼称 | →変更 後 の呼称 |
大動脈炎症候群 | 高安動脈炎 |
ヴェゲナ肉芽腫症 | 多発血管炎性肉芽腫症 |
シェーンライン・ヘノッホ紫斑病 ヘノッホ・シェーンライン紫斑病 アナフィラクトイド紫斑(単純型、シェーンライン型、ヘノッホ型) アレルギー性紫斑病 | IgA血管炎 |
結節性動脈周囲炎、多発性動脈炎 | 結節性多発動脈炎、 顕微鏡的多発血管炎 |
参考資料
- http://www.pref.kanagawa.jp/docs/n3x/yakumu/tsuchi/cnt/h30tsuchi.html
- http://www.pref.kanagawa.jp/docs/n3x/yakumu/tsuchi/cnt/documents/300424.pdf
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