09_感染症

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01_ワクチン vaccine

小児におけるワクチン接種は青年と比較してオミクロンによる感染および入院リスクを低下できますか?(ニューヨークのデータベース研究; JAMA. 2022)

米国では、2022年4月7日までに18歳以下の1230万人の青少年がCOVID-19と診断されました。Omicron(オミクロン)変異株出現前に行われた研究では、BNT162b2ワクチンは5歳以上におけるCOVID-19転帰の予防に安全かつ有効であることが示されています。12~17歳の青年(30μ…
01_ワクチン vaccine

COVID後遺症はワクチン接種で防げますか? (コホート研究; Nature Medicine 2022)

SARS-CoV-2感染後の急性期以降の後遺症(post-acute sequelae of COVID-19, Long COVIDとも呼ばれる)は、その特徴が明らかになっています。ワクチン接種者がブレイクスルー感染(Breakthrough SARS-CoV-2感染)の結果、COVID-19と…
01_ワクチン vaccine

妊娠中のmRNA COVID-19ワクチン接種の安全性と有効性は?(SR&MA; Nat Commun. 2022)

2020年12月に最初のCOVID-19ワクチン接種の有効性が報告され、高所得国では直ちに大量接種が開始され、地域や世界によって接種率にばらつきがあるものの、これまでにないスピードで進行しています。ワクチン接種が十分でないグループのひとつが妊娠中の人々です。COVID-19ワクチンの初期試験から妊…
09_感染症

日本における一般的な風邪症状に対する潜在的不適切処方の割合はどのくらい?(日本の横断研究; PLoS One. 2022)

風邪の症状は、海外でも日本でも、患者が医療機関を受診する主な理由の一つとなっています。従来、風邪の症状に対して医師は主に抗菌薬を処方していました。抗菌薬処方の実態や、感冒症状のある患者が抗菌薬を使用することによる弊害については、多くの研究により報告されています。米国で発表された報告によると、薬剤耐…
02_循環器系

帯状疱疹ワクチンおよび抗ウイルス剤治療が虚血性脳卒中リスクに及ぼす影響は?(自己対照ケースシリーズ研究; Neurology. 2020)

脳卒中は死因の第5位であり、深刻な長期障害を引き起こし、米国における2015年の年間コストは339億ドルと推定されています。脳卒中の原因として、感染症が重要であることを示すエビデンスが蓄積されています。帯状疱疹は、一般に若年期に潜伏していた水痘・帯状疱疹(HZ)ウイルスが再活性化することによって起…
01_ワクチン vaccine

モデルナ社製COVID-19ワクチンは6〜11歳の小児においても有効ですか?(RCT; KidCOVE試験; N Engl J Med. 2022)

コロナウイルス有効性試験(COVE)およびTeen COVE試験において mRNA-1273ワクチン(Moderna, モデルナ社製)は、主に一過性の副作用が少なく、12歳以上の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防に高い有効性を示すことが示され、米国では成人への接種が承認されています…
09_感染症

退院間近のCOVID-19入院患者のリハビリ運動負荷時のサージカルマスク着用は安全か?(小規模ランダム化クロスオーバー試験; Clin Rehabil. 2022)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染を軽減するために、入院患者におけるサージカルマスクの着用がリハビリテーションを含むケア中に推奨されるようになりました。しかし、マスクは呼吸困難を増加させる可能性があり、急性期以降のCOVID-19患者のリハビリテーション活動を推進する上で懸念されま…
09_感染症

SARS-CoV-2オミクロン変異株は他の流行株と同程度の致死率であることが判明(データベース研究; preprint; Research Square 2022)

オミクロン変異株は従来の流行株と比較して感染力が強く、入院や死亡リスクが低いとされているが、、、 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)のB.1.1.529(Omicron, オミクロン)変異株は、南アフリカ、スコッ...
09_感染症

50歳以上のCOVID-19成人患者において帯状疱疹の発症リスクが増加する?(米国の後向きコホート研究; Open Forum Infect Dis. 2022)

COVID-19発症は帯状疱疹リスクを増加させるのか? 帯状疱疹(HZ)は、潜伏している水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化によって引き起こされ、痛みを伴う小水疱状の皮膚発疹によって特徴付けられます(PMID: 23863052、PMI...
09_感染症

AZD7442(チキサゲビマブ/シルガビマブ)によるCOVID-19予防効果はどのくらい?(DB-RCT; PROVENT試験; N Engl J Med. 2022)

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するワクチン接種は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の負担を軽減しています。しかし、免疫不全者やワクチン接種ができない一部の集団では、依然として重症COVID-19の危険にさらされています。モノクローナル抗体は、免疫系の状…
01_ワクチン vaccine

COVID-19ワクチン未接種かつCOVID-19既往歴を有する成人におけるCOVID-19再感染率はどのくらい?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2022)

SARS-CoV-2感染の収束はみられず、世界各地でロックダウンが繰り返されています。一方、米国では感染者数の推移や国民のワクチン接種率などのデータから、公共交通機関および構内におけるマスク着用義務を撤廃しました。一方、CDCはマスク着用義務を5月3日まで延長しました。このような状況の中、COVI…
09_感染症

軽症の成人COVID-19患者におけるファビピラビルの有効性は?(DB-RCT; Avi-Mild-19試験; Clin Microbiol Infect. 2022)

軽症COVID-19患者におけるファビピラビル早期投与の効果は? 2021年12月20日現在、コロナウイルス病2019(COVID-19)は、世界中で2億7,500万人以上が感染し、約500万人の死亡を引き起こしました(ジョンズホプキンス大...
09_感染症

オミクロンあるいはデルタ流行期におけるCOVID-19症状の違いは?(前向き観察研究; ZOE COVID試験; Lancet. 2022)

デルタ変異株に対するオミクロン変異株の特徴とは? 2021年11月26日、WHOは南アフリカで初めて確認されたSARS-CoV-2の変異株B.1.1.529(omicron、オミクロン)を懸念すべき新変異株として指定しました(PMID: 3...
01_ワクチン vaccine

オミクロンに対するmRNA COVID-19ワクチン(BNT162b2)の4回目接種による保護効果は?(イスラエルのデータベース研究; N Engl J Med. 2022)

2022年1月2日、イスラエルは60歳以上にBNT162b2ワクチンの4回目の接種を開始しました。4回目の接種が、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)感染と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の確定率に及ぼす影響についてデータが求められています。そこで今回は、イスラ…
01_ワクチン vaccine

COVID-19ワクチン接種後および非COVID-19ワクチン接種後の心筋炎リスクに差はありますか?(SR&MA; Lancet Respiratory Medicine 2022)

ワクチン接種後の心筋炎の発症リスク増加はCOVID-19ワクチンに限ったことではない? 世界では、2022年3月現在、100億回以上のCOVID-19ワクチンが投与されています(ジョンズホプキンス大学)。ワクチンの副反応は通常軽度で自己限定...
09_感染症

人工呼吸器関連肺炎患者におけるグラム染色を用いた初期抗菌薬治療の有効性はどのくらい?(Open-RCT; GRACE-VAP試験; JAMA Netw Open. 2022)

集中治療室(ICU)における多剤耐性菌(MDR)の急速な蔓延は世界的な健康脅威と認識されていますが、新薬の開発は遅れており、これらの菌に有効な抗生物質のストックが減少しています。そのため、世界保健機関(WHO)は、抗菌剤の使用を最適化するために、抗菌剤耐性に対するグローバルなアクションプランを策定…
09_感染症

軽症から中等症のCOVID-19患者に対するレグダンビマブ(CT-P59)の安全性・有効性はどのくらい?(DB-RCT; Open Forum Infect Dis. 2022)

2020年初頭に始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、2021年8月現在、2億人を超える患者が確認され、少なくとも440万人が死亡しており、現在も進行中です。COVID-19に対するいくつかのワクチンが開発され、多くの国でプログラムが進行中です。いくつかの国では、ワ…
09_感染症

SARS-CoV-2 オミクロンBA.2系統に対する中和抗体薬、抗ウイルス剤の有効性は?(基礎研究; N Engl J Med. 2022)

コロナウイルス症2019(COVID-19)の原因となる重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)のオミクロン(B.1.1.529)変異株は、世界中に急速に広がり、すでに多くの国で循環する主要な変異型になっています。2022年2月現在、オミクロン変種は4つの異なる系統(BA.1、…
09_感染症

COVID-19死亡リスクに対するイベルメクチンの効果は糞線虫症有病率の高い地域でのみ認められる(SR&MA; JAMA Netw Open. 2022)

ストロンギロイデス・ステルコラリス(Strongyloides stercoralis, 糞線虫)は、中南米、東南アジア、サハラ砂漠以南のアフリカで流行している腸内寄生虫です。ストロングロイデス過剰感染症(Strongyloides hyperinfection syndrome, SHS, 糞線…
09_感染症

COVID-19入院患者に対してモルヌピラビルは効果がなさそう(RCT; MOVe-IN試験; NEJM Evidence 2021)

COVID-19で入院している患者には、安全で有効かつ投与が容易な抗ウイルス治療法が求められており、その治療法は回復を早め、死亡率を低下させるはずである。モルヌピラビルは、β-D-N4-ヒドロキシシチジン(NHC)の低分子リボヌクレオシドプロドラッグで、SARS-CoV-2を含む呼吸器系RNAウイ…
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