70_医療経済学

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70_医療経済学

長寿者は非長寿者と比較して人生の最後の年の医療費が低い?(奈良県の後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2021)

長寿者は他の年齢層に比べて重症化する期間が短い傾向にあることが研究で示されていますが、人生の最後の年に利用される医療資源の規模を示す指標となりうる長寿者の医療費に着目した研究はほとんどありません。そこで今回は、日本人の長寿者と非長寿者の死亡前1年間の月別医療費を年齢と性別で比較した後向きコホート研…
70_医療経済学

重度の閉経後骨粗鬆症治療におけるロモソズマブ vs. テリパラチド(日本の費用対効果分析; Osteoporos Int. 2021)

少子超高齢化社会の日本において、骨折を予防する戦略の確立は重要な課題の一つです。特に女性においては、閉経後に骨粗鬆症の発症リスク、これに伴う骨折リスクが大きく増加することから、骨折予防のために薬物治療が求められます。骨粗鬆症の治療は、診療ガイドラインの推奨や費用対効果の高さから、ビスホスホネート系…
05_内分泌代謝系

日本人集団におけるエンパグリフロジンの費用対効果は?(EMPA-REG OUTCOMEのアジア人サブグループ解析; 費用対効果分析; Clin Ther. 2019)

近の報告では、日本における糖尿病患者数は約1,000万人と推定され、糖化ヘモグロビン(HbA1c)値(6.5%)や家族歴から糖尿病が強く疑われる成人男性は16.3%、女性は9.3%とされています。日本における糖尿病治療のための医療費は年間約1兆2,400億円で、国民医療費全体の約4%を占めています…
70_医療経済学

駆出率低下を伴う心不全治療におけるダパグリフロジンの費用対効果について(費用対効果分析; JAMA Netw Open. 2021)

ナトリウムグルコースコトランスポーター2(SGLT2)阻害剤は、糖尿病の治療薬として開発されましたが、心血管アウトカムを改善することが付随的に指摘されていました。DAPA-HF試験では、糖尿病の有無にかかわらず、駆出率が低下した心不全に対するガイドラインに沿った内科的治療にダパグリフロジン…
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