11_皮膚・骨格筋系

スポンサーリンク
11_皮膚・骨格筋系

変形性股関節症または変形性膝関節症患者に対する鎮痛剤の効果は?(RCTのSR&MA; Phys Ther. 2024)

変形性股関節症および変形性膝関節症は、世界的な身体障害の主な原因のひとつであり、その治療の主な目的のひとつは身体機能を改善することです。治療の主体は鎮痛薬ですが、この鎮痛薬が身体機能を改善するかは不明です。そこで今回は、鎮痛薬が身体機能(…
11_皮膚・骨格筋系

変形性膝関節症に対する多血小板血漿と指導付き運動の併用はより良い疼痛緩和と機能改善をもたらすのか?(RCT; Clin Orthop Relat Res. 2024)

変形性膝関節症は、多額の医療費を伴う身体障害の主要な原因であり、効率的な非外科的治療法が依然として必要とされています。多血小板血漿(PRP)注射と運動療法は米国や英国では臨床で頻繁に用いられていますが、PRPまたはPRPと運動の併用が運動…
11_皮膚・骨格筋系

人工膝関節全置換術におけるXRリハビリテーションの有効性はどのくらい?(メタ解析; J Arthroplasty. 2023)

人工膝関節全置換術(TKA)の術後リハビリテーションにおいて、仮想現実(人工現実感:virtual reality, VR)、拡張現実(augmented reality, AR)、複合現実(mixed reality, MR)などのクロ…
11_皮膚・骨格筋系

尋常性ざ瘡に対する薬理学的治療で優れている方法はどれか?(RCTのネットワークメタ解析; Ann Fam Med. 2023)

尋常性ざ瘡(にきび)は極めて一般的な皮膚疾患であり、世界的な有病率は9.4%と推定されています。しかし、治療薬の比較に関するエビデンスは限られています。そこで今回は、にきびに対する一般的な薬理学的治療法の包括的な比較を行うことを目的に実施…
11_皮膚・骨格筋系

急性腰痛症および頚部痛に対するオピオイド鎮痛薬の効果はどのくらい?(RCT; OPAL試験; Lancet. 2023)

腰痛/頚部痛の急性期にオピオイド鎮痛薬は有効なのか? オピオイド鎮痛薬は急性腰痛症や頚部痛によく使用されますが、有効性を裏付けるデータは充分ではありません。 そこで今回は、急性腰痛および頚部痛に対するオピオイド鎮痛薬の適切な短期コースの有効...
11_皮膚・骨格筋系

五十肩の治療には経口ステロイドとエクササイズどちらが良い?(PROBE; 小規模; J Shoulder Elbow Surg. 2023)

五十肩の管理については、これまで多くの治療戦略が考案されてきました。しかし、これまでのところ、運動と経口コルチコステロイド(ステロイド)の有効性を直接比較したランダム化比較試験はありません。そこで今回は、五十肩患者を運動療法と経口ステロイ…
11_皮膚・骨格筋系

人工膝関節置換術および人工股関節置換術後のオピオイド消費量および疼痛に対するデュロキセチンの効果はどのくらい?(RCTのSR&MA; Pain Med. 2023)

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)と呼ばれる抗うつ薬の一つであるデュロキセチン(Duloxetine)は、中枢性感作を抑制することで疼痛緩和作用も有していることから、鎮痛緩和を目的として以下の疾患にも用いられています。...
11_皮膚・骨格筋系

女性の尋常性ざ瘡に対するスピロノラクトンの効果はどのくらい?(DB-RCT; SAFA試験; BMJ 2023)

カリウム保持性利尿薬であるスピロノラクトンは、高血圧症などに広く使用されていますが、抗アンドロゲン作用を有していることから、長年にわたり尋常性ざ瘡に対して適応外処方されてきました。しかし、エビデンスは不充分です。
11_皮膚・骨格筋系

2型糖尿病患者における変形性関節症の発症に対するメトホルミン vs. SU系薬(コホート研究; JAMA Netw Open. 2023)

メトホルミンは末梢組織における糖取り込みの促進、小腸における糖吸収の抑制等の作用を介して血糖降下作用を示すとされています。仮説として報告されている作用機序は多岐にわたることから、2型糖尿病だけでなく、がんや他の疾患への有用性が期待されてい…
07_腎・泌尿器系

フェブキソスタットの使用と筋障害との関連性はどのくらい?(米国データベースおよびRCTのSR&MA; Br J Clin Pharmacol. 2022)

フェブキソスタットと筋障害との関連を示唆する報告がいくつかあります。しかし、充分に検討されていません。そこで今回は、フェブキソスタットが筋障害のリスクを増加させるかどうかを明らかにした試験の結果をご紹介します。本試験では、米国食品医薬品局有害事象報告システム(FAERS)データベースの解析と、ラン…
11_皮膚・骨格筋系

筋骨格系疼痛に対する救急外来で処方されるオピオイド系鎮痛薬はプラセボ、アセトアミノフェン、NSAIDs、局所麻酔薬や全身麻酔薬よりも優れていますか?(SR&MA; Ann Intern Med. 2022)

救急部(ED)における筋骨格系疼痛に対するオピオイドの有効性と有害性について、他の疼痛治療薬と比較した臨床試験は限られており、結論が得られていません。そこで今回は、救急外来での筋骨格系疼痛に対するオピオイドの有効性と有害性について、他の疼痛治療薬と比較検討した、システマティックレビュー・メタ解析の…
07_腎・泌尿器系

イバンドロン酸治療患者における重篤な有害事象と腎障害の発生リスクはどのくらいですか?(SR&MA; Pharmacotherapy. 2022)

イバンドロン酸による有害事象は、他のビスホスホネート系薬による有害事象よりも重篤でないことを示唆する報告が複数あります。しかし、質の高い研究は限られており、充分に検討されていません。そこで今回は、イバンドロン酸が重篤な有害事象および腎障害の発生率が低いかどうかを判断するために系統的レビューとメタ解…
11_皮膚・骨格筋系

股関節または膝関節形成術後の症候性静脈血栓塞栓症に対するアスピリン vs. エノキサパリン、どちらが良いですか?(クラスターRCT; CRISTAL試験; JAMA. 2022)

米国では、毎年約150万件の人工股関節置換術および人工膝関節置換術が行われています。症候性静脈血栓塞栓症(VTE)は、VTE予防策を講じていても、これらの手術後の患者の約2%に発生します。安価であること、認識されている安全性、投与の容易さ、および観察研究からのエビデンスにより、血栓予防のためのアス…
11_皮膚・骨格筋系

デノスマブ投与中止後の椎体骨折リスクはどのくらい?(FREEDOM及びExtension試験の事後解析; JBMR2018)

デノスマブは骨吸収を抑制し、椎体および非椎体骨折のリスクを低減します。これまでの報告によれば、デノスマブ(商品名:プラリア)による治療を中止することにより、予定投与が省略された3ヵ月後に骨代謝マーカーが上昇し、6ヵ月後にはベースライン以上のレベルに達し、12ヵ月後には骨密度(BMD)がベースライン…
11_皮膚・骨格筋系

肝斑患者におけるフルオシノロンアセトニド、ハイドロキノン、トレチノインクリームはプラセボよりも優れていますか?(DB-RCT; Clin Drug Investig. 2015)

肝斑治療におけるフルオシノロンアセトニド、ハイドロキノン、トレチノイン3剤併用クリームはプラセボよりも優れているのか? 肝斑の管理に対する現在のアプローチとしては、ゴールドスタンダードの脱色剤と考えられているハイドロキノン(HQ)のほか、ア...
11_皮膚・骨格筋系

成人変形性膝関節症患者の疼痛に対するグルココルチコイドの筋肉内注射 vs. 関節内注射(Open-RCT; KIS試験; JAMA Netw Open. 2022)

変形性関節症(OA)は身体障害の主要な原因であり、膝は最もよく侵される関節です。臨床現場では、疾患教育、運動療法、減量などの主要な治療戦略と疼痛治療薬の併用が一般的です。疼痛治療薬のうち、関節内(IA)グルココルチコイド注射薬は最も広く使用されています。臨床試験において、グルココルチコイド関節内投…
08_炎症・免疫・アレルギー系

円形脱毛症に対するバリシチニブの安全性・有効性は?(RCT; BRAVE-AA1/BRAVE-AA2試験; N Engl J Med. 2022)

円形脱毛症は、頭皮、眉毛、まつ毛の急速な脱毛を特徴とする自己免疫疾患です。その治療法は限られています。バリシチニブは、経口の選択的なヤヌスキナーゼ1および2の可逆的阻害剤であり、円形脱毛症の発症に関与するサイトカインシグナルを阻害し、円形脱毛症に有効である可能性があります。そこで今回は、SALT(…
11_皮膚・骨格筋系

中等度から重度の顔面肝斑に対するトリプルコンビネーションクリームとハイドロキノン4%クリームの比較検討(Open-RCT; J Cosmet Dermatol. 2007)

肝斑に対する外用クリームはどれが優れているのか? 皮膚肝斑は、すべての人種にみられる皮膚疾患ですが、アジアおよびヒスパニック系の肌の色が黒い、出産適齢期の女性に多くみらます(PMID: 7492140、PMID: 11951128、PMID...
11_皮膚・骨格筋系

肝斑治療におけるトラネキサム酸と外用クリーム3剤(フルシノロン+ハイドロキノン+トレチノイン)併用と外用クリーム3剤の比較(RCT; J Ayub Med Coll Abbottabad. Apr-Jun 2021)

肝斑は、日光にさらされる部位、主に顔面に生じる非常に一般的な皮膚の色素沈着性疾患であり、世界的に報告されており、すべての人種および男女に影響を及ぼしています。肝斑は、顔面中央部、顴骨部、下顎部など、さまざまなパターンが報告されています。個人の全体的な外観に影響を与えるため、患者のQOLに影響を与え…
11_皮膚・骨格筋系

肝斑治療におけるトラネキサム酸内服とハイドロキノン外用の併用療法はハイドロキノン外用よりも治療効果が高い(DB-RCT; Australas J Dermatol. 2020)

肝斑は一般的な色素沈着症であり、これまでの研究でトラネキサム酸の内服が一定の有効性を示しています。国内の診療ガイドラインでは「トラネキサム酸の内服および注射は肝斑の治療に有効である(グレード C1)」とされています。また同ガイドラインにおいて、「ハイドロキノン単体では,4%製剤で肝斑治療に有効であ…
スポンサーリンク