05_内分泌代謝系 日本人2型糖尿病患者においてセマグルチドとデュラグルチドどちらが優れていますか?(Open-RCT; COMING試験; Diabetes Obes Metab. 2023) グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬は、2型糖尿病治療薬として承認販売されています。GLP-1受容体作動薬として、デュラグルチドやセマグルチドが使用されていますが、どちらが優れているのかについては充分に検証されていません。そ… 2023.09.23 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 テプリズマブによるβ細胞機能を維持する1型糖尿病の疾患修飾療法の効果は?(統合解析; Diabetes Care. 2023) 2022年11月、抗CD3モノクローナル抗体であるteplizumab-mzwv(テプリズマブ)は、TN-10試験で得られたデータに基づき、8歳以上のステージ2の1型糖尿病の小児、および成人のステージ3の1型糖尿病における発症を遅延させる… 2023.09.19 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 65歳以上の日本人2型糖尿病患者におけるエンパグリフロジンの有効性と安全性はどのくらい?(DB-RCT; EMPA-ELDERLY試験; Diabetes Obes Metab. 2023) 血糖コントロールのためのナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT2is)は、心不全や慢性腎臓病に対する付加的な有益性から、2型糖尿病(T2D)患者において使用量が増加しています。しかし、SGLT2isは一般に体重を減少させるため… 2023.09.17 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 高齢者ではスタチンによるLDLコレステロール低下作用が大きい?(デンマーク全国コホート研究; Ann Intern Med. 2023) スタチン治療に対する低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)の反応性には患者間で大きなばらつきがあることが知られています。LDL-Cの減少は治療を受けた患者の年齢に依存する可能性があるものの、特に高齢者ではランダム化比較試験に組み入れら… 2023.09.13 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 エンドセリン受容体拮抗薬アトラセンタンの使用は、2型糖尿病および慢性腎臓病患者において疼痛軽減に関連する(SONAR試験の事後解析; Kidney Int. 2023) 疼痛は糖尿病や慢性腎臓病(CKD)患者に多くみられます。これらの患者における慢性疼痛の管理は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やオピオイドを含む一般的に使用される薬剤の腎毒性によって制限されています。これまでの研究でエンドセリン-1… 2023.09.12 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 心不全におけるMR拮抗薬とSGLT-2阻害薬の併用効果はどのくらい?(SR&MA; Eur Heart J. 2023) レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAAS)は、主に炎症経路を介した動脈血圧の調節や心血管疾患および腎疾患の発症に重要な役割を果たしています。アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEI)やアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)… 2023.09.05 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 チルゼパチドの心血管イベントの発生リスクはどのくらい?(事前設定メタ解析; Nat Med. 2022) Tirzepatide(チルゼパチド)は新規の週1回投与のデュアルGIP/GLP-1受容体作動薬であり、2型糖尿病(T2D)および肥満症の治療薬として開発が進んでおり、日本では2022年9月26日に承認されました。米国や欧州でも2022年… 2023.08.20 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 2型糖尿病患者の心血管アウトカムに対するダパグリフロジン vs. エンパグリフロジン(韓国人口ベースコホート研究; Cardiovasc Diabetol. 2023) ナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT-2阻害薬)は、これまでの研究で2型糖尿病において心血管に有用であることが示されています。しかし、アジア人、女性、心血管系リスクの低い患者における有効性は過小評価されていました。そこで、今… 2023.08.12 02_循環器系05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 HbA1cの急速な低下と糖尿病網膜症の早期悪化に関連性がありますか?(後向きコホート内症例対照研究; Diabetes Care. 2023) 糖尿病治療において、血糖値の急激な低下による糖尿病網膜症の早期悪化(Early worsening of diabetic retinopathy, EWDR)が懸念されています。しかし、充分に検討されていません。そこで今回は、プライマリ… 2023.08.04 05_内分泌代謝系10_眼関連疾患
05_内分泌代謝系 2型糖尿病患者に対するGIP、GLP-1およびグルカゴン受容体作動薬レタトルチドの効果は?(DB-RCT; Lancet. 2023) 現在の2型糖尿病管理のコンセンサスガイドラインによれば、体重管理は血糖目標値の達成と同様に重要であるとされています。グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチド(GIP)、グルカゴン様ペプチド(GLP)-1、グルカゴン受容体に対してアゴ… 2023.07.11 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 糖尿病患者におけるHbA1cの長期的変動は腎関連アウトカムの発生リスクと相関しますか?(観察研究; Am J Kidney Dis. 2023) 血糖値の変動が大きいと血管への負荷が大きくなり、血管合併症のリスク増加の可能性が報告されています(PMID: 30040822)。したがって、グルコーススパイクなどの血糖変動が大きくなることと、患者の予後不良が関連している可能性があります… 2023.05.30 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病と慢性腎臓病を有する集団における腎・心血管アウトカムに対する有効性・安全性で優れる薬剤はどれか?(RCTのSR&MA; Diabetes Res Clin Pract. 2023) 2型糖尿病は慢性腎臓病など多くの合併症を引き起こし、患者予後を悪化させます。多くの糖尿病治療薬が使用されていますが、患者予後に優れる薬剤の検証については充分に行われていません。そこで今回は、ナトリウムグルコース共輸送体2阻害薬(SGLT-… 2023.05.27 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病患者におけるスルホニル尿素とβ遮断薬の併用と重症低血糖リスクの関連性はどのくらい?(人口ベースコホート研究; Diabetes Care. 2023) スルホニルウレア系薬剤の使用者におけるβ遮断薬の血糖降下作用は、この致命的な副作用のリスクを強く高める薬剤ですが、そのリスクについては充分に検討されていません。そこで今回は、スルホニルウレア系薬剤とβ遮断薬の併用とスルホニルウレア剤単独使… 2023.05.24 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 スタチン治療を受けている患者における心血管イベントの予測因子として炎症とコレステロールどちらが良い?(大規模RCT3件の統合; Lancet. 2023) 炎症とコレステロールどちらがより適した患者予後の予測因子となりうるのか?炎症と高脂血症(脂質異常症)は共にアテローム血栓症に寄与しています。スタチンによる集中治療を受けると、将来の心血管イベントリスクに対する炎症と高脂血症の相対的な寄与が変... 2023.05.17 05_内分泌代謝系08_炎症・免疫・アレルギー系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病患者における笑いヨガは血糖コントロールに有効ですか?(RCT; Front Endocrinol (Lausanne). 2023) 笑いには様々な健康効果があることが報告されています。しかし、介入としての "笑い" による糖尿病への長期的な影響に関するデータは限られています。そこで今回は、笑いヨガ(Laughter yoga)が2型糖尿病患者の血糖コントロールを改善で… 2023.05.11 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病における心血管予防療法を最適化するためのコーディネートケアの効果は?(クラスターRCT; COORDINATE–Diabetes Site試験; JAMA. 2023) これまでの臨床試験により、心血管疾患の発症リスクを低減させるための治療法が示されています。しかし、成人の2型糖尿病患者における動脈硬化性心疾患リスクを低減するためのエビデンスに基づく治療法は、臨床現場で充分に活用されていません。そこで今回… 2023.05.08 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 小児・思春期における糖尿病予備軍と2型糖尿病のスクリーニングは有用ですか?(システマティックレビュー; JAMA. 2022) 2型糖尿病と診断された青少年のうち、多くは若年成人期までに微小血管合併症を発症することが報告されています。そのため、早期発見・早期介入が求められますが、小児および青少年の糖尿病予備軍および2型糖尿病のスクリーニングの有益性・有害性について… 2023.04.28 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病患者におけるダパグリフロジン、エキセナチド、併用によるアルブミン尿低下効果が優れているのはどれですか?(クロスオーバーRCT; Diabetes Obes Metab. 2023) 2型糖尿病で微量アルブミン尿または顕性アルブミン尿を有する患者において、アルブミン尿の進行を抑制する治療戦略の確立は重要な課題です。SGLT-2阻害薬やGLP-1受容体作動薬は腎機能に対して保護的に作用することが報告されていますが、単独療… 2023.04.23 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 糖尿病患者のアルブミン尿に対するSGLT-2阻害薬とMR拮抗薬の併用療法は有益ですか?(ネットワークメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2023) 糖尿病(Diabetes mellitus:DM)は慢性腎臓病の主要な原因であり、特にアルブミン尿を有している場合、心血管死亡のリスク上昇と関連していることが報告されています。ナトリウム・グルコース共輸送体-2(SGLT-2)阻害薬とミネ… 2023.03.22 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 冠動脈疾患患者の心血管イベントに対するTreat-to-Target vs. 高強度スタチン(RCT; LODESTAR試験; JAMA. 2023) 冠動脈疾患患者では、LDL-Cを少なくとも50%減少させるために、高強度スタチン系薬による初期スタチン治療を推奨する診療ガイドラインがあります(Fire and Forget)。別のアプローチとしては、中強度のスタチンから開始し、特定のL… 2023.03.18 02_循環器系05_内分泌代謝系