02_循環器系

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01_中枢神経系

急性虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作患者に対するコルヒチン投与の有効性は?(DB-RCT; CHANCE-3試験; BMJ. 2024)

急性期の軽度から中等度の虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作を発症した患者は、特に最初の数日間、脳卒中再発のリスクがかなり高いとされています。さらに重要なことは、発症後3ヵ月間のハイリスク期間が、1年以内の脳卒中再発の約70%、5年以内の脳…
02_循環器系

進行した慢性腎臓病に対するACEiまたはARBの効果はどのくらい?(RCTのSR&MA; Ann Intern Med. 2024)

進行した慢性腎臓病(CKD)患者において、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)またはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)による腎代替療法を伴う腎不全のリスク(kidney failure with replacement ther…
00_その他

キシリトールは血栓促進作用があり、心血管リスクに関連する?(非標的メタボロミクス; Eur Heart J. 2024)

心血管疾患リスクの残存に寄与する経路や代謝産物は不明です。低カロリー甘味料は、加工食品に含まれる砂糖の代用品として広く使用されており、健康への効果が期待されています。多くの低カロリー甘味料は糖アルコールであり、砂糖の代替としての摂取後に観…
02_循環器系

急性冠症候群における短期二重抗血小板療法後のP2Y12阻害薬単剤療法の効果はどのくらい?(メタ解析; Am J Cardiol. 2024)

最近の研究では、標準的な抗血小板二重療法(DAPT)と比較して、短期間のDAPT後にP2Y12阻害薬(P2Y12i)単剤療法を行うことの安全性と有効性が同等であることが示されています。しかし、経皮的冠動脈インターベンションを受けた急性冠症…
02_循環器系

成人糖尿病患者に対する5:2間欠的空腹時食事代替療法と血糖コントロールとの関連性は?(RCT; EARLY試験; JAMA Netw Open. 2024)

連続しない2日間の絶食と週5日間の習慣的摂取からなる間欠的絶食プランと食事代替食(5:2 MR)は、2型糖尿病患者にさらなる利益をもたらす可能性がありますが、実臨床における検証は充分ではありません。そこで今回は、初期2型糖尿病患者の血糖コ…
02_循環器系

2型糖尿病患者における心房細動の新規発症と認知症との関連は?(コホート研究; Diabetes Obes Metab. 2024)

心房細動は2型糖尿病患者で発症しやすいことが報告されています。また、2型糖尿病は認知症を発症しやすいことも報告されています。しかし、2型糖尿病患者における心房細動の新規発症と、認知症の発症リスクとの関連性については充分に検証されていません…
02_循環器系

スタチンとイコサペント酸エチルの併用療法による二次予防の有効性は?(PROBE法; RESPECT-EPA試験; Circulation. 2024)

血漿中のエイコサペンタエン酸(EPA, イコサペント酸エチル)濃度が低いことは心血管イベントと関連していますが、イコサペント酸エチルの補充により心血管イベントのリスクが低減するか否かについて充分に検証されていません。そこで今回は、冠動脈疾…
02_循環器系

非心臓塞栓性脳卒中における血管再発予防のためのコルヒチン長期投与の効果は?(PROBE法; CONVINCE試験; Lancet. 2024)

コルヒチンによる抗炎症療法は、冠動脈疾患の血管再発を予防することが示されました。冠動脈疾患の典型的な原因が動脈硬化であるのとは異なり、虚血性脳卒中は動脈硬化や小血管疾患など多様な機序によって引き起こされるか、原因不明であることが多いことが…
02_循環器系

冠動脈バイパス術後の抗血小板療法として優れているものはどれか?(DACAB試験の5年追跡結果; BMJ. 2024)

冠動脈バイパス術後の臨床転帰に対するさまざまな抗血小板戦略について、いずれかの効果が優れているのかについては充分に評価されていません。そこで今回は、冠動脈バイパス術後の異なる抗血小板療法戦略(DACAB)試験を対象に、5年間の追跡調査の結…
02_循環器系

急性心筋梗塞後のアポリポ蛋白A1輸注と心血管アウトカムとの関連性は?(DB-RCT; AEGIS-II試験; N Engl J Med. 2024)

急性心筋梗塞後には心血管イベントの再発しやすさが報告されており、高比重リポ蛋白の主要蛋白であるアポリポ蛋白A1を介するコレステロール排出能の低下は、心血管イベントのリスク上昇と関連していることも報告されています。CSL112は血漿由来のヒ…
01_中枢神経系

心房細動患者における認知症発生率と直接経口抗凝固薬の使用との関連性は?(コホート研究; Neurology. 2024)

DOAC使用は認知症の発症リスクの低減と関連しているのか?認知症の危険因子である心房細動(AF)の発生率および有病率は長期的に増加しています。経口抗凝固療法は、心房細動による脳卒中やその他の悪い転帰のリスクを減少させ、認知症の健康格差を縮小...
02_循環器系

自然発症頸部動脈解離における抗凝固療法 vs. 抗血小板薬(SR&MA; Stroke. 2024)

観察的抗血栓療法の比較評価を行ったSTOP-CAD(Stroke Prevention in Cervical Artery Dissection:頸部動脈解離における脳卒中予防)試験では、世界16ヵ国63施設から得られたデータ(n=3,…
02_循環器系

急性脳虚血におけるスタチン投与は早い方が良い?即時投与開始 vs. 4日後投与開始(DB-RCT; INSPIRES試験; JAMA Neurol. 2024)

アテローム性動脈硬化症による急性軽症虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作(TIA)患者における二次的脳卒中予防および神経保護に対する即時集中スタチン療法と遅延集中スタチン療法の比較は限られています。脳梗塞急性期のスタチン投与は、インターロイ…
02_循環器系

経皮的冠動脈インターベンション PCI後の高齢者に対する二重抗血小板療法 DAPTの期間短縮は可能ですか?(RCTのメタ解析; JAMA Netw Open. 2024)

高齢者の経皮的冠動脈インターベンション(percutaneous coronary intervention, PCI)後の二重抗血小板療法(dual antiplatelet therapy, DAPT)の至適期間は不明です。そこで今回…
02_循環器系

心不全と腎機能障害を有する患者におけるミネラルコルチコイド受容体拮抗薬の効果はどのくらい?(RCTのプール解析; J Am Coll Cardiol. 2024)

心不全(HF)の基本的な治療薬として、β遮断薬、ACE阻害薬/ARB、そしてミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MA拮抗薬)が使用されていますが、腎機能障害の併存は、しばしば救命のためのHF治療の開始や継続を躊躇させます。そこで今回は、著し…
02_循環器系

重症および手術患者における管理目標血圧値は低い方が良いのか?(RCTのSR&MA; Crit Care Med. 2024)

低血圧は、重症患者や周術期の患者における有害な転帰と関連しています。しかし、これらの仮定は観察研究によって支持されていることから、更なる検証が求められます。そこで今回は、死亡率に対する血圧目標値の低値と高値の影響を比較することも目的に実施…
02_循環器系

グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬は糖尿病の有無にかかわらず血圧を低下させる?(RCTのメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2024)

GLP-1RAには血圧低下作用もある?グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)がもたらす心血管ベネフィットは、体重減少や血糖コントロールにとどまりません。その機序の一つとして血圧降下が考えられますが、実臨床における検証は充分で...
01_中枢神経系

心房細動患者における経口抗凝固薬と認知機能障害との関連性は?(メタ解析; Thromb Res. 2024)

心房細動患者における抗凝固薬の使用が、認知機能障害の発症リスクを低減する可能性がありますが、充分に検証されていません。そこで今回は、心房細動(AF)患者において、ビタミンK拮抗薬(VKA)とは対照的に非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC…
02_循環器系

症状発現後2時間以内に治療された脳内出血患者におけるトラネキサム酸 vs. プラセボ(DB-RCT; STOP-MSU試験; Lancet Neurol. 2024)

抗線溶薬であるトラネキサム酸は脳内出血後の血腫増大を抑制する可能性があります。脳内出血後2時間以内にトラネキサム酸を静脈内投与することで、プラセボと比較して血腫増大が抑制されるかどうかを検討することを目的に実施されたランダム化比較試験(S…
02_循環器系

閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者の血圧降下に対する下顎前方誘導 vs. CPAP(RCT; CRESCENT試験; J Am Coll Cardiol. 2024)

高血圧診療ガイドラインでは、高血圧患者における閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の診断と治療を推奨しています。下顎前方位置移動装置(MAD)は、持続陽圧呼吸(CPAP)が困難または耐えられない患者に対する口腔内装置療法です。しかし、両者の…
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