02_循環器系 心血管疾患または腎疾患におけるSGLT2阻害薬と新規発症糖尿病との関連性(メタ解析; Eur Heart J. 2024) SGLT2阻害薬ダパグリフロジンは糖尿病の新規発症を抑制できるのか?心不全(HF)、その他の心血管疾患、腎疾患を有する患者は、糖尿病の発症や健康への悪影響のリスクが高いことが報告されています。そのため、これらの患者では糖尿病の予防または遅延... 2024.12.29 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 心筋梗塞既往を有する糖尿病患者に対するエデト酸二ナトリウムベースのキレーションの効果は?(RCT; TACT2試験; JAMA. 2024) 2013年のTrial to Assess Chelation Therapy(TACT)試験において、心筋梗塞(MI)既往患者1,708例において、エデト酸二ナトリウム(EDTA)ベースのキレーション療法が心血管疾患(CVD)イベントを… 2024.12.28 02_循環器系
02_循環器系 一次予防における目標達成および主要有害心血管イベントの予測因子としての脂質低下療法の強度とアドヒアランスとの関連性は?(観察研究; Am Heart J. 2024) 日常診療における動脈硬化性心血管病(ASCVD)の一次予防のための脂質低下療法(LLT)の有効性は、治療強度とアドヒアランスに左右される可能性があるものの、充分に検証されていません。そこで今回は、2017~2021年にスウェーデンのストッ… 2024.12.18 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 抗リン脂質抗体陽性者における血栓塞栓イベント予防のための低用量アスピリンの効果は?(SR&MA; Thromb Res. 2024) 抗リン脂質抗体(Anti-Phospholipid Antibodies, aPL)は、体内のリン脂質や関連タンパク質に対する自己抗体で、血液凝固に影響を与えることがあります。特に抗リン脂質抗体症候群(APS)や全身性エリテマトーデス(S… 2024.12.17 02_循環器系
02_循環器系 急性心筋梗塞におけるコルヒチンの有効性は?(RCT; CLEAR試験; N Engl J Med. 2024) 炎症は心血管系の有害事象と関連していることが知られています。コルヒチンは心血管イベントのリスクを減少させることが最近の試験から示唆されていますが、急性心筋梗塞患者については充分に検証されていません。そこで今回は、2×2の要因デザインを用い… 2024.12.09 02_循環器系
02_循環器系 2型糖尿病で肥満度が低~正常の患者におけるSGLT2阻害薬と心血管イベントとの関連性は?(標的試験模倣研究; Cardiovasc Diabetol. 2024) 2型糖尿病に対するNa-グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬に関する主要なランダム化比較試験において、BMI(body mass index;体重25.0kg/m2未満)が正常から低値の患者の割合が低いことが知られています。しかし、日… 2024.12.01 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 心筋梗塞後の長期アスピリン服用と心血管イベントの発生リスクとの関連性は?(データベース研究; Eur Heart J Qual Care Clin Outcomes. 2024) 心筋梗塞(MI)後のアスピリンは必須と考えられています。しかし、その長期的有効性については疑問視されています。そこで今回は、心筋梗塞後の長期的なアスピリンの有効性を検討したデータベース研究の結果をご紹介します。2004年から2017年にM… 2024.11.30 02_循環器系
02_循環器系 2型糖尿病患者における厳格な血圧コントロールは有効か?(RCT; BPROAD試験; N Engl J Med. 2024) 2型糖尿病患者における血圧のコントロール目標値は?高血圧や2型糖尿病は合併しやすく、心血管イベントの発症リスクが高いことから、患者予後を悪化させます。しかし、2型糖尿病患者における収縮期血圧コントロールの有効な目標値は不明です。そこで今回は... 2024.11.28 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 急性心筋梗塞におけるスピロノラクトンの定期的投与の効果は?(RCT; CLEAR試験; N Engl J Med. 2024) ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬は、うっ血性心不全を伴う心筋梗塞後の患者の死亡率を低下させることが示されています。しかし、スピロノラクトンのルーチン使用が心筋梗塞後に有益かどうかは不明です。そこで今回は、2×2要因デザインの多施設共同試験… 2024.11.27 02_循環器系
02_循環器系 駆出率が維持された心不全と肥満に対するチルゼパチドの効果は?(DB-RCT; SUMMIT試験; N Engl J Med. 2024) 肥満は駆出率が維持された心不全のリスクを増加させることが知られています。グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチドおよびグルカゴン様ペプチド-1受容体(GIP/GLP-1)の長時間作用型アゴニストであるチルゼパチドはかなりの体重減少を… 2024.11.26 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 アナストロゾールは肺高血圧患者の歩行距離を延ばせるのか?(DB-RCT; PHANTOM試験; Am J Respir Crit Care Med. 2024) アナストロゾールによるアロマターゼ阻害は、実験モデルにおいて肺高血圧症を抑制することが報告されています。しかし、ヒトでの検証は充分ではありません。そこで今回は、アナストロゾールが肺動脈性肺高血圧症(PAH)において6ヵ月後の6分間歩行距離… 2024.11.22 02_循環器系
02_循環器系 プロトンポンプ阻害薬と心血管有害事象との関連性は?(RCTのメタ解析; Am J Gastroenterol. 2024) いくつかの観察研究ではプロトンポンプ阻害薬(PPI)投与による心血管リスクが示唆されていますが、観察データはバイアスの影響を受ける可能性があります。そこで今回は、PPI治療中の心血管イベントに関するランダム化比較試験データのメタ解析の結果… 2024.11.18 02_循環器系04_消化器系
02_循環器系 TAVI施行中の経口抗凝固療法の継続と中断どちらが良いのか?(Open-RCT; POPular PAUSE TAVI試験; N Engl J Med. 2024) TAVIを受ける患者における経口抗凝固薬は継続した方が良いのか?経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)を受ける患者の3分の1は、合併疾患により経口抗凝固療法の適応があります。TAVI施行中の経口抗凝固療法の中断は出血リスクを低下させる... 2024.11.17 02_循環器系
02_循環器系 新規発症胸痛における冠動脈CT血管造影法の効果はどのくらい?(PROMISE試験/SCOT-HEART試験; Eur Heart J. 2024) 冠動脈CT血管造影法(coronary computed tomography angiography, CTA)を用いた指標検査が安定した胸痛の予後を改善するかどうかについては議論があります。危険因子加重臨床尤度(RF-CL)モデルは閉… 2024.11.15 02_循環器系
02_循環器系 急性心不全におけるアンジオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬の院内投与開始の効果は?(Open-RCT; PREMIER試験; Eur Heart J. 2024) 急性心不全(AHF)後の早期サクビトリル/バルサルタン(Sac/Val)投与開始の有効性と安全性は北米以外では証明されていません。そこで今回は、日本人患者を対象に、AHF発症後の院内Sac/Val療法開始がN末端プロB型ナトリウム利尿ペプ… 2024.11.14 02_循環器系
02_循環器系 2型糖尿病患者の心血管イベントのリスクにおけるSGLT2阻害薬の効果は?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 心血管イベントの1次予防・2次予防におけるSGLT2阻害薬の有効性糖尿病は様々な合併症を引き起こし、大血管障害の一つとして心血管イベントがあげられます。心血管疾患(CVD)は2型糖尿病(T2D)の進行中に再発する可能性がありますが、ナトリウ... 2024.11.13 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 急性冠症候群を有する患者と有さない患者におけるチカグレロル単剤療法への漸減 vs. 12ヵ月間の二重抗血小板療法(RCTのメタ解析; Sidney-4; Lancet. 2024) 急性冠症候群(ACS)患者における冠動脈ステント留置後12ヵ月間の二重抗血小板療法(DAPT)は標準治療です。しかし、DAPTによる大出血リスクの増加は患者転帰の増悪と関連していることから、DAPT期間を含めたリスクベネフィット評価が求め… 2024.11.11 02_循環器系
02_循環器系 心不全に対する心房間シャント治療の効果はどのくらい?(RCT; RELIEVE-HF試験; Circulation. 2024) 心房間シャント(Atrial Septal Defect: ASD)は、左右の心房間に穴が開いている先天性の心疾患で、酸素の多い血液が左心房から右心房へ異常に流れ込みます。この異常な血流は、右心室や肺動脈に過剰な負担をかけ、長期的には肺高… 2024.11.05 02_循環器系
02_循環器系 軽症虚血性脳卒中および一過性脳虚血発作後72時間までの二重抗血小板療法の有益期間とリスク(RCTの二次解析; INSPIRES試験; Neurology. 2024) INSPIRES試験(Intensive Statin and Antiplatelet Therapy for Acute High-risk Intracranial or Extracranial Atherosclerosis)に… 2024.11.04 02_循環器系
02_循環器系 心不全、COPD、心筋梗塞、脳卒中の30日再入院は外来フォローアップで減少できますか?(SR&MA; Prev Chronic Dis. 2024) 病院の再入院は公衆衛生上の重要な問題であり、米国の病院はこれを減らす責任を負っています。再入院を予防するための1つの戦略は、退院前に外来フォローアップ受診を予定することですが、フォローアップの効果検証については充分に行われていません。そこ… 2024.11.03 02_循環器系03_呼吸器系