02_循環器系冠動脈ステント留置におけるアスピリンフリーSAPT vs. 二重抗血小板療法(RCT; STOPDAPT-3; Circulation. 2023) PCI後の血栓コントロールにおけるプラスグレル単独療法はDAPTよりも優れるのか? 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後1ヵ月以内の抗血小板薬2剤併用療法(dual antiplatelet therapy, DAPT)による出血率は...2023.12.0202_循環器系
02_循環器系糖尿病を伴わない肥満における心血管アウトカム発生とセマグルチドの効果は?(DB-RCT: SELECT試験; N Engl J Med. 2023) グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であるセマグルチドは、糖尿病患者において有害な心血管イベントのリスクを減少させることが示されています。糖尿病を有さない過体重や肥満に伴う心血管リスクをセマグルチドが減少させることができるか…2023.11.2602_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系心不全と腎機能低下を有する患者においてダパグリフロジンは継続して良い?(RCTの併合解析; J Am Coll Cardiol. 2023) ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は心不全(HF)の管理においてガイドラインで推奨されています。これらの治療薬は慢性腎臓病を合併している患者でも開始可能ですが、一部の患者では時間の経過とともに腎機能が悪化する可能性があ…2023.11.2302_循環器系未分類
02_循環器系非心臓手術前のレニン-アンジオテンシン系阻害薬の中止と継続どちらが良いですか?(RCT; SPACE試験; Eur Heart J. 2023) 特にレニン-アンジオテンシン系(RAS)阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬/アンジオテンシンII受容体拮抗薬)を投与されている患者では、血行動態の不安定性が周術期の心筋傷害と関連していることが報告されています。低血圧を最小にするために…2023.11.2002_循環器系
02_循環器系自然頭蓋内出血後の心房細動患者における経口抗凝固療法の効果は?(RCT個別データのメタ解析; COCROACH試験; Lancet Neurol. 2023) 心房細動と自然発症の頭蓋内出血を有する患者における主要有害心血管イベント予防のための経口抗凝固療法の安全性と有効性は不明です。そこで今回は、自然発症の頭蓋内出血と心房細動を有する患者において、経口抗凝固療法を開始した場合と回避した場合の効…2023.11.0802_循環器系
02_循環器系ウェアラブル心電図で検出される心房および心室の期外収縮は心血管イベントの発生と相関しますか?(データベース研究; Eur Heart J Digit Health. 2023) ウェアラブルデバイスは心電図(ECG)をユビキタス(使いたいときに場所を選ばずに利用できること)な医療検査に変えつつあります。しかし、患者転帰への影響については充分に検証されていません。そこで今回は、心血管系疾患(CVD)のない人を対象に…2023.11.0702_循環器系未分類
02_循環器系症候性末梢動脈疾患に対する血管内血行再建術後のリバーロキサバン+アスピリン vs. アスピリン単独(RCTの事後解析; VOYAGER PAD試験; Circulation. 2023) VOYAGER PAD試験において、リバーロキサバンとアスピリンの併用療法はアスピリン単独療法と比較して、下肢血行再建術後の主要心イベントと虚血肢イベントを減少させました。しかし、血管内血行再建術を受けた患者における抗血小板薬の効果はこれ…2023.11.0402_循環器系
02_循環器系成人冠動脈疾患患者の予後におけるロスバスタチン vs. アトルバスタチン(RCTの二次解析; LODESTAR試験; BMJ. 2023) 成人の冠動脈疾患患者におけるロスバスタチン投与とアトルバスタチン投与の長期的な有効性と安全性については充分に検討されていません。そこで今回は、ランダム化、オープンラベル、多施設共同試験であるLODESTAR試験の二次解析の結果をご紹介しま…2023.11.0202_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系起立性/立位低血圧患者においても積極的な降圧は有効ですか?(個人データのメタ解析; JAMA. 2023) 成人の起立性低血圧あるいは立位低血圧(orthostatic/standing hypotension)の患者において、集中的な血圧治療と標準的な血圧治療の利点について継続的な懸念があります。これは、治療に伴うリスクとベネフィットに関する…2023.10.3102_循環器系
02_循環器系フィブラート系薬の心血管リスク低下作用はどのくらいか?(SR&MA; Eur J Prev Cardiol. 2023) 心血管系リスクに対するフィブラート治療の効果は一貫していません。そこで今回は、主要有害心血管転帰(MACE)減少に対するフィブラートの効果を評価するために実施されたメタ解析の結果をご紹介します。本試験では、PubMed、Embase、Co…2023.10.2802_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系心血管有効性と安全性に優れる糖尿病治療薬はどれか?(RCTのメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2023) 糖尿病は高血糖状態を特徴とする疾患であり、末梢神経障害や網膜症、腎症などの微小血管合併症、脳卒中や心筋梗塞などの大血管合併症を引き起こすことが報告されています。治療薬として血糖降下薬が使用されていますが、重要な特徴・役割としては心血管合併…2023.10.1902_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系CPAP治療のアドヒアランスが高いと心血管イベントの再発リスクを低下できる?(メタ解析; JAMA. 2023) 持続的気道陽圧(CPAP)の心血管系疾患の二次予防効果については大いに議論されています。そこで今回は、ランダム化臨床試験において、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)に対するCPAP治療が有害心血管系イベントのリスクに及ぼす効果を評価したメタ解析…2023.10.1502_循環器系
02_循環器系アンジオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬の動脈硬化性心血管病イベントに対する効果はどのくらい?(RCTのメタ解析; Am J Cardiol. 2023) サクビトリル-バルサルタンはアンギオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬(ARNI)であり、心不全患者の死亡や入院のリスクを減少させることが報告されています。しかし、アテローム性動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)イベントの改善との関連は不…2023.10.1002_循環器系
02_循環器系厳格な血糖コントロールは集中治療室の在院日数や死亡率低下には影響しない?(RCT; TGC-Fast試験; N Engl J Med. 2023) 集中治療室(ICU)患者における厳格な血糖コントロールの有益性と有害性の両方について、ランダム化比較試験によって示されています。この要因として、早期の非経口栄養の使用やインスリン誘発性重症低血糖のばらつきがあげられます。これらの要因が、血…2023.10.0902_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系2型糖尿病患者のアルブミン尿に対するエンパグリフロジンへのセマグルチド追加効果はどのくらい?( DB-RCT; Diabetes Obes Metab. 2023) 2型糖尿病は腎臓病を合併することが多く、患者予後に影響を与えることから、治療戦略の確立が求められています。2型糖尿病の治療薬は多く販売されていますが、中でもナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT-2i)とグルカゴン様ペプチド-…2023.10.0802_循環器系07_腎・泌尿器系
01_中枢神経系急性虚血性脳卒中における血管内血栓除去術(EVT)後の集中的血圧降下と従来の血圧降下どちらが良い?(PROBE法; OPTIMAL-BP試験; JAMA. 2023) 急性虚血性脳卒中患者に対する血管内血栓除去術(EVT)による再灌流成功後の最適な血圧コントロールは不明です。そこで今回は、EVTを受けた患者において、再灌流成功後24時間の集中的な血圧管理が、従来の血圧管理よりも臨床転帰を改善させるかどう…2023.10.0601_中枢神経系02_循環器系
02_循環器系青年後期の血圧値と心血管イベントのリスクとの関連性はどのくらいか?(コホート研究: Annals of Internal Medicine 2023) 高血圧は脳卒中や心筋梗塞の発症リスクと関連していることから、高齢者を含む成人において降圧治療が行われています。しかし、思春期の血圧と将来の心血管イベントとの関連については十分に知られていません。そこで今回は、2017年の米国心臓病学会(A…2023.10.0302_循環器系
02_循環器系日本における心不全入院の季節変動と院内死亡リスクの特徴は?(データベース研究; J Cardiol. 2023) 心不全(HF)による入院と死亡の季節的変動は冬にピークを迎えることが報告されていますが、その多くは欧米の研究結果に基づいています。一方、米国以外の患者を対象としたいくつかの研究では対照的な結果が報告されています。そこで今回は、日本における…2023.09.3002_循環器系
02_循環器系心不全患者の入院と死亡率に対するフロセミド vs. トラセミド(RCTのメタ解析; Am J Cardiol. 2023) うっ血を起こした心不全患者の治療にはループ利尿薬が不可欠です。ループ利尿薬としてはフロセミドが最も一般的に使用されていますが、いくつかのランダム化比較試験(RCT)では、入院や死亡率の点でトラセミド(トルセミド)とフロセミドに関連したさま…2023.09.2402_循環器系
02_循環器系心筋梗塞に対する多枝PCIによる完全血行再建のタイミングは早い方が良い?(Open-RCT; MULTISTARS AMI試験; N Engl J Med. 2023) ST上昇心筋梗塞(STEMI)を伴う多枝冠動脈疾患患者の治療において、非責任病変を含む完全血行再建術は、責任病変のみへの経皮的冠動脈インターベンション(PCI)と比較して、心血管死と心筋梗塞の複合のリスクだけでなく、心血管死+心筋梗塞+虚…2023.09.2102_循環器系