02_循環器系 日本におけるKDIGOヒートマップによる心血管、腎、死亡リスク(データベース研究; Clin Kidney J. 2024) KDIGO(Kidney Disease Improving Global Outcomes)は、国際的腎臓病ガイドライン機構と訳され、急性腎障害(AKI)や慢性腎臓病(CKD)に関する診療ガイドラインや基準を提唱しています。その中にCK… 2024.09.04 02_循環器系
02_循環器系 1ヵ月の二重抗血小板療法は、ステント血栓症のない長期治療と比較して大出血を減少させる(RCTのメタ解析; Am J Cardiol. 2024) 二重抗血小板療法(DAPT)は経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた患者では依然としてゴールドスタンダードです。しかし、DAPTの至適期間については依然として明らかとなっていません。そこで今回は、薬剤溶出ステント(DES)を用い… 2024.09.03 02_循環器系
13_悪性腫瘍 催吐性が中等度の化学療法に対するオランザピンの効果はどのくらい?(RCT; JAMA Netw Open. 2024) ニューロキニン-1受容体拮抗薬を併用する、または併用しない中等度催吐性化学療法(moderately emetogenic chemotherapy, MEC)レジメンにおけるオランザピンの役割は、充分に評価されていません。そこで今回は、… 2024.09.02 13_悪性腫瘍
02_循環器系 ハイリスク因子を有さない高齢者におけるアスピリンの中止は有用ですか?(標的試験エミュレーション; ASPREE試験; BMC Med. 2024) アスピリンの中止が有益となる高齢者像とは? 高齢者におけるアスピリン中止の正味の有益性は依然として不明ですが、倫理的な側面から大規模なランダム化比較試験での検証は困難であると考えられます。 アスピリンを中止することが安全かどうかについては、... 2024.09.01 02_循環器系
01_中枢神経系 急性薬物過剰使用の有無にかかわらず慢性片頭痛におけるアトゲパントは有効?(DB-RCT; PROGRESS試験; Neurology. 2024) 急性の薬物過剰使用は、しばしば慢性片頭痛と関連し、痛みの強さ、障害の大きさ、24時間鎮痛アウトカムの悪化と関連していることが報告されています。また、エピソード性片頭痛(episodic migraine, EM)から慢性片頭痛(chron… 2024.08.31 01_中枢神経系
02_循環器系 高尿酸血症と心血管疾患リスクとの関連性はどのくらい?(前向き研究; Nutrition, Metabolism and Cardiovascular Diseases 2024) 危険因子の修飾は心血管疾患(CVD)のリスクを低下させる可能性があります。しかし、高尿酸血症がCVDに及ぼす影響を危険因子の修飾によって軽減できるかどうかは不明です。そこで今回は、高尿酸血症を有する人のCVDリスクを、高尿酸血症を有さない… 2024.08.30 02_循環器系07_腎・泌尿器系
00_その他 フレイル(虚弱)は30日死亡率と関連する?(観察研究; Emerg Med J. 2024) フレイル(虚弱)と死亡リスクとの関連性は? 虚弱を有する高齢患者は有害事象のリスクが高いことが報告されています。 Clinical Frailty Scale(CFS)は9段階の虚弱度評価尺度であり、有害転帰のリスクが高い虚弱な救急外来(E... 2024.08.29 00_その他
11_皮膚・骨格筋系 経口抗生物質と重篤な皮膚有害反応リスクとの関連性は?(コホート内症例対照研究; JAMA. 2024) 重篤な皮膚薬物有害反応(cutaneous adverse drug reactions, cADR)は、皮膚や内臓を巻き込んだ生命を脅かす可能性のある薬物過敏反応です。抗生物質はこれらの反応の原因として認識されていますが、抗生物質のクラ… 2024.08.28 11_皮膚・骨格筋系
04_消化器系 内視鏡的止血成功後の高リスク消化性潰瘍再出血予防におけるPPI静脈内投与 vs. ボノプラザン(RCT; Gastroenterology. 2024) 高リスク消化性潰瘍(PU)の止血後の再出血を予防するために、高用量のプロトンポンプ阻害薬(PPI)療法が推奨されています。ボノプラザンは様々な酸関連疾患においてPPIに劣らないことが証明されていますが、高リスクPU患者における再出血予防に… 2024.08.27 04_消化器系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病の血糖コントロール、体重、脂質プロファイルに対するGLP-1受容体作動薬の比較有効性(SR&NWM; BMJ. 2024) GLP-1受容体作動薬の中で優れているものはどれか? 成人2型糖尿病患者において、血糖コントロール、体重、脂質プロファイルに対するグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)の有効性と安全性については、充分に比較検討されていません... 2024.08.26 05_内分泌代謝系
01_ワクチン vaccine コロナ後遺症(long-COVID)発症後に対するワクチン接種の有効性は?(前向きコホート研究; Int J Infect Dis. 2023) ワクチン接種はCOVID-19の重篤な症状を予防することが多くの研究結果から示されています。COVID-19罹患後状態(PCC)またはlong-COVIDの患者については、COVID-19ワクチン接種が症状の進展、免疫応答、ウイルスの持続… 2024.08.25 01_ワクチン vaccine09_感染症
12_血液・造血器系 孤立性下肢表在静脈血栓症の治療に対する抗凝固薬の効果どのくらい?(RCTのベイジアンネットワークメタ解析; Thromb Res. 2024) 孤立性表在静脈血栓症(isolated superficial vein thrombosis、iSVT)は、体内の他の血管や深部静脈に影響を及ぼさない、限局した表在静脈に発生する血栓症を指します。通常、表在静脈血栓症は、深部静脈血栓症(… 2024.08.24 12_血液・造血器系
未分類 スタチン系薬剤は中止したほうが良い?それとも継続した方が良い?(系統的レビュー; J Am Geriatr Soc. 2024) 臨床医と患者はしばしばスタチンを継続するか中止するか決断する場面に直面します。しかし、将来のリスクを的確に評価することは困難です。そこで今回は、スタチンの中止が臨床転帰(全死亡、心血管[CV]死亡、CVイベント、QOL)に及ぼす影響を継続… 2024.08.23 未分類
01_中枢神経系 高齢者の転倒と傷害を予防するための中枢神経系作用薬の減量は有効ですか?(クラスターRCT; JAMA Netw Open. 2024) 有害な健康転帰の一因となる高リスクの薬剤が高齢者に処方されることは多いことが報告されています。非処方介入はこれらの薬剤の使用を減少させますが、研究はしばしば患者に関連する健康転帰に対する効果を検討するようにはデザインされていません。そこで… 2024.08.22 01_中枢神経系
04_消化器系 血液透析患者におけるプロトンポンプ阻害薬と赤血球造血刺激因子製剤の低反応性との関連性は?(J-DOPPS横断研究; Am J Nephrol. 2024) ESA低反応性に関連する因子の一つにPPI使用? 赤血球造血刺激因子(ESA)に対する反応性低下は透析患者における重要な問題です。ESAの使用用量が増加すると、高血圧症や血栓塞栓症、赤芽球癆の発生リスク増加が懸念されます。 プロトンポンプ阻... 2024.08.21 04_消化器系
01_ワクチン vaccine SARS-CoV-2感染後の糖尿病発症率とCOVID-19ワクチン接種の意義は?(後向きコホート研究; Lancet Diabetes Endocrinol. 2024) COVID-19後の2型糖尿病の発症リスクはワクチン接種でリスク低減できるのか? COVID-19の診断後に2型糖尿病の発症率が増加することを示した研究もありますが、決定的な証拠ではありません。また、この関連に対するCOVID-19ワクチン... 2024.08.20 01_ワクチン vaccine09_感染症
03_呼吸器系 成人気管支拡張症に対する吸入抗生物質の有効性と安全性(メタ解析; Chest. 2024) 気管支拡張症患者の治療において、吸入抗生物質は国際的な気管支拡張症ガイドラインで条件付きで推奨されていますが、個々の研究の結果は一貫していません。以前のメタ解析では、気管支拡張症における吸入抗生物質の有効性と安全性に関して有望な結果が示さ… 2024.08.19 03_呼吸器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 中等度から重度のアトピー性皮膚炎を有する青年および成人患者を対象としたネモリズマブと外用併用療法の効果はどのくらい?(DB-RCT; ARCADIA試験; Lancet. 2024) インターロイキン(IL)-31受容体サブユニットα拮抗薬であるネモリズマブは、アトピー性皮膚炎におけるIL-31経路を阻害することでかゆみと皮膚炎症を鎮めます。今回ご紹介するのは、アトピー性皮膚炎におけるネモリズマブの有効性と安全性を評価… 2024.08.18 08_炎症・免疫・アレルギー系
02_循環器系 肥満関連駆出率維持心不全におけるセマグルチドと利尿薬の使用が患者転帰に及ぼす影響は?(2試験の併合解析; Eur Heart J. 2024) セマグルチド使用において、利尿薬の使用量で患者転帰は変化するのか? STEP-HFpEF試験プログラムにおいて、肥満に関連する駆出率維持心不全(HFpEF)患者でセマグルチドによる治療が複数の有益な効果をもたらしました。一方、この有効性はベ... 2024.08.17 02_循環器系05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 いびきと認知症リスクとの関連性はどのくらい?(前向きコホートおよびメンデルランダム化研究; Sleep. 2024) いびきは年齢や体格指数(BMI)とともに増加し、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)や心代謝性疾患と関連することが多いことが知られています。しかし、いびきと認知症との関連性に関する研究エビデンスは乏しく、議論の余地があります。メンデルランダ… 2024.08.16 01_中枢神経系