01_中枢神経系 反復性片頭痛予防のための薬理学的治療の有効性比較(米国内科学会によるネットワークメタ解析; Ann Intern Med. 2025) エピソード性片頭痛を予防するための様々な治療法が利用可能です。しかし、有効性・安全性に優れる薬剤については結論が得られていません。そこで今回は、エピソード性片頭痛の薬理学的予防の有効性と有害性について、すでにプラセボより優れていると判定さ… 2025.03.05 01_中枢神経系
00_その他 ラプンツェル症候群の解明:胃の毛髪胃石を有するユニークな症例(症例報告; Int J Surg Case Rep. 2025) ラプンツェル症候群は、トリコチロマニア(trichotillomania:強迫性抜毛症)とトリコファギア( trichophagia:毛髪摂食症)により毛球が形成されるまれな疾患です。この疾患は診断が遅れることが多く、重篤な消化器合併症を… 2025.03.04 00_その他
02_循環器系 ホルモン避妊薬による脳卒中と心筋梗塞リスクはどのくらい?(前向きコホート研究; BMJ. 2025) ホルモン避妊薬と心血管イベント発生リスクとの関連性は?市販されているすべてのホルモン避妊薬は、望まない妊娠を防ぐのに許容できる同様の効果があり、どのタイプのホルモン避妊薬を使用するかについて臨床上の推奨を行う際には、安全性が重要な考慮事項と... 2025.03.03 02_循環器系
00_その他 小児の急性合併症のない虫垂炎に対する虫垂切除術と抗生物質の比較(OPen-RCT; Lancet. 2025) 合併症を有さない虫垂炎に対して、手術ではなく非手術的治療を支持する文献が増加しています。しかし、異なる結果が示されていることから、更なる検証が求められています。そこで今回は、小児における合併症を有さない虫垂炎の抗生物質による治療が虫垂切除… 2025.03.02 00_その他09_感染症
02_循環器系 急性冠症候群における二重抗血小板療法からチカグレロル単剤療法への漸減効果は?(RCTのメタ解析; Ann Intern Med. 2025) 薬剤溶出ステント(DES)留置を受ける急性冠症候群(ACS)患者において、短期間の二重抗血小板療法(DAPT)から強力なP2Y12阻害薬単剤療法への移行が果たす役割については、まだ結論が出ていません。そこで今回は、ACS患者を対象としたラ… 2025.03.01 02_循環器系
00_その他 ケトプロフェン経皮製剤の大量使用で胃潰瘍になる?(症例報告; 日本プライマリ・ケア連合学会誌2019) 一般に、臨床において非ステロイド性抗炎症外用パッチ(テープ剤、パップ剤など;以下、NSAIDsパッチ)が処方される場合、胃十二指腸潰瘍などの有害事象は考慮されません。しかし、局所投与であれば1〜2枚で済むはずのNSAIDsパッチを、患者は… 2025.02.28 00_その他08_炎症・免疫・アレルギー系
01_中枢神経系 55歳以上の成人における過活動膀胱に対する抗コリン薬投与に伴う認知症リスクはどのくらい?(コホート内症例対照研究; BMJ Med. 2024) 過活動膀胱に対する抗コリン薬治療の違いによって認知症発症リスクに差があるかどうかについては、充分に検証されていません。そこで今回は、イングランドの高齢者の大規模代表集団において、個々の抗コリン薬の使用と認知症の発症リスクとの関連性について… 2025.02.27 01_中枢神経系07_腎・泌尿器系
09_感染症 成人急性虫垂炎に対する抗生物質治療と虫垂切除術の比較(個別患者データのメタ解析; Lancet Gastroenterol Hepatol. 2025) ランダム化比較試験(RCT)では、画像診断で急性虫垂炎(俗に盲腸と呼ばれる)が確認された成人の虫垂切除術に対して、抗生物質が実行可能で安全な代替療法であることが示されています。しかし、患者の組み入れ基準やアウトカムの定義はRCTによって大… 2025.02.26 09_感染症
02_循環器系 心房細動と安定冠動脈疾患に対する抗凝固療法と抗血小板療法の比較(RCTのメタ解析; J Am Coll Cardiol. 2025) 心房細動(AF)と安定冠動脈疾患(CAD)を有する患者における最適な長期抗血栓戦略は未だ不明です。また、個々のランダム化比較試験(RCT)の結果報告にはばらつきがあり、有効性のアウトカムについては検出力がありませんでした。そこで今回は、A… 2025.02.25 02_循環器系
01_中枢神経系 脳卒中後発作における最適な抗けいれん薬とは?(ネットワークメタ解析; Neurology. 2025) 脳卒中後発作(poststroke seizures, PSS)は、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)の後に発生する単発または複数回の発作を指します。脳卒中は成人における後天性てんかんの主要な原因の一つであり、特に高齢者での発症が… 2025.02.24 01_中枢神経系02_循環器系
00_その他 50歳以上の乳癌患者に対する適切なマンモグラフィ実施頻度は?(RCT; Mammo-50試験; Lancet. 2025) 乳癌診断後の女性に対するマンモグラフィサーベイランスの頻度は世界的に異なります。しかし、どのくらいの頻度が適しているのかについては充分いn検証されていません。そこで今回は、50歳以上の女性において、年1回未満のマンモグラフィが乳癌特異的生… 2025.02.23 00_その他13_悪性腫瘍
06_骨代謝系 透析患者における経口リン酸吸着剤と骨粗鬆症性骨折の発生率との関連性は?(データベース研究; Nephrol Dial Transplant. 2025) 末期腎臓病(ESKD)は、従来の骨粗鬆症のリスクと同様に、ミネラル・骨障害(MBD)に関連して骨粗鬆症性骨折のリスクが高いとされています。ESKD患者ではリン酸吸着剤を使用しますが、個々の薬剤と骨折リスクとの関連性については充分に検証され… 2025.02.22 06_骨代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 PCI患者における短期間の二重抗血小板療法後のチカグレロル単剤療法の有効性と安全性(メタ解析; Am J Cardiol. 2025) アスピリンとP2Y12阻害薬からなる二重抗血小板療法(Dual antiplatelet therapy, DAPT)は、薬剤溶出ステント(drug-eluting stents, DES)を用いた経皮的冠動脈インターベンション(PCI)… 2025.02.21 02_循環器系
02_循環器系 心血管イベントと危険因子に対するGLP-1受容体作動薬の有効性と安全性の比較(RCTのネットワークメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2025) グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)は2型糖尿病治療薬として承認されましたが、その後、さまざまな効果を有していることが示されています。特に心血管イベントに対するリスク低減効果が示されていますが、個々の薬剤の比較は充分に… 2025.02.20 02_循環器系05_内分泌代謝系
未分類 非ビタミンK経口抗凝固薬と抗血小板薬単独療法における出血リスクの比較(RCTのメタ解析; Ann Intern Med. 2025) 動脈および静脈血栓塞栓症の予防において、治療用量の非ビタミンK経口抗凝固薬(NOAC)はアスピリンよりも優れていることが示されていますが、出血リスクについては充分に検証されていません。そこで今回は、NOACと単独抗血小板療法との出血リスク… 2025.02.19 未分類
01_中枢神経系 発作性片頭痛を有する患者に対する予防に適した薬物治療とは?(米国内科学会による臨床ガイドライン; Ann Intern Med. 2025) 発作性片頭痛は、患者のQOL低下や経済的損失を引き起こすことから予防治療が勧められます。予防薬による治療は、個々の患者の特性を踏まえ、診療ガイドラインの推奨を基に実施されることが多いですが、日本における頭痛の診療ガイドラインは2021年版… 2025.02.18 01_中枢神経系
01_中枢神経系 急性期の運動がエピソード長期記憶に及ぼす影響は?(学生対象クロスオーバー試験; J Sci Med Sport. 2024) 長期記憶は、生涯にわたる認知の健康にとって重要です。これまでの研究で、1回の運動が記憶の保持を約1週間改善することが示されているが、その長期的な効果は不明です。そこで今回は、急性中強度運動が長期記憶に及ぼす影響について11ヵ月間調査したク… 2025.02.17 01_中枢神経系
02_循環器系 騒音と公共環境が血圧測定に及ぼす影響は?(クロスオーバーRCT; Ann Intern Med. 2025) 騒音環境が血圧測定に及ぼす影響は?臨床ガイドラインでは、血圧測定のための静かな環境を重視しています。しかし、騒音と公共環境が血圧測定値に及ぼす影響は明らかとなっていません。そこで今回は、血圧測定値における騒音と公共環境の影響について検証した... 2025.02.16 02_循環器系
09_感染症 非重症インフルエンザ治療に対する抗ウイルス薬の効果は?(SR&NWM; JAMA Intern Med. 2025) 非重症インフルエンザの治療に最適な抗ウイルス薬は依然として不明です。そこで今回は、非重症インフルエンザの治療に対する抗ウイルス薬の効果を比較することを目的に実施されたネットワークメタ解析の結果をご紹介します。データ情報源はMEDLINE、… 2025.02.15 09_感染症
04_相互作用、薬物相互作用 食物・生薬中のフラノクマリン類含量はどのくらい?(酵素免疫測定法; 医療薬学 2006) 6',7'‐ジヒドロキシベルガモチン(DHB)やベルガモチンのようなフラノクマリン誘導体はCYP3A4の阻害剤であり、グレープフルーツジュースから単離されています。同様に他の柑橘類や生薬、野菜にも含まれている可能性がありますが、充分に検証… 2025.02.14 04_相互作用、薬物相互作用未分類