01_ワクチン vaccine 遺伝子組換え帯状疱疹ワクチンと認知症リスクとの関連性は?(後向きコホート研究; Vaccine. 2024) 認知症は、実行機能、知覚・運動能力、社会的認知などの認知領域の低下を特徴とする神経認知障害であり、世界中で5,500万人以上の罹患、年間1,000万人が新たに認知症と診断されています。発症後の認知症の影響を逆転させる確立された治療法はあり… 2025.01.08 01_ワクチン vaccine01_中枢神経系09_感染症
09_感染症 インフルエンザ治療におけるラニナミビル vs. オセルタミビル(DB-RCT; MARVEL試験; Clin Infect Dis. 2010) 非臨床試験において、長時間作用型ノイラミニダーゼ阻害剤であるラニナミビルオクタン酸塩のインフルエンザ感染症に対する単回投与が有効であることが証明されています。しかし、実臨床における効果検証は限られています。そこで今回は、成人インフルエンザ… 2025.01.07 09_感染症
00_その他 オンライン医療情報データベースの投稿者による潜在的な業界の利益相反と開示の検討(横断研究; JAMA Netw Open. 2022) 医師はオンラインデータベースにコンテンツを寄稿し、他の医療従事者は意思決定を支援するためにこれらのウェブサイトを利用します。オンラインコンテンツの作成者において、金銭的利益相反(conflicts of interest, COI)はエビ… 2025.01.06 00_その他
02_循環器系 65歳以上の日本人における高血圧の死亡リスクへの影響は?(コホート研究; Geriatr Gerontol Int. 2024) 高齢者の高血圧治療は、年齢、併存疾患、虚弱性(フレイル)、認知症、終末期ケアなどの要因に基づいた個別の決定が必要であり、取り組むべき課題がまだ残っています。そこで今回は、65歳以上の日本人高齢者4万人を超える大規模コホートにおいて、異常血… 2025.01.05 02_循環器系
09_感染症 MDR結核に暴露された小児におけるレボフロキサシン予防治療の効果はどのくらい?(TB-CHAMP試験; N Engl J Med. 2024) 世界では、15歳未満の小児約200万人が多剤耐性(multidrug-resistant, MDR)結核菌に感染しており、年間約3万人がMDR結核を発症しています。しかし、MDR結核に曝露した人の結核予防治療に関するランダム化比較試験のエ… 2025.01.04 09_感染症
02_批判的吟味 Critical Appraisal 【批判的吟味】インフルエンザウイルス感染症にはオセルタミビルよりもバロキサビルが優れているのか?(SR&MA; J Infect Chemother. 2024) 新たに開発されたキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬であるBaloxavir marboxil(BXM)は、入院患者および外来患者におけるインフルエンザウイルス感染症の治療に広く使用されています。以前のメタ解析では、外来患者および臨床症… 2025.01.03 02_批判的吟味 Critical Appraisal09_感染症
00_その他 急性心筋梗塞入院患者における学会発表と院内死亡率の関係性は?(日本の管理データベースを用いた後向き分析; PLoS One. 2024) 臨床医の研究活動は、その医療パフォーマンスを向上させることが報告されています。また学会での研究発表は患者ケアのアウトカムの改善に関係する可能性がありますが、この関係を調査した研究はほとんどありません。そこで今回は、学会発表と急性心筋梗塞で… 2025.01.02 00_その他
00_その他 高齢者における夜間のこむら返り治療にビタミンK2が有効?(RCT; JAMA Intern Med. 2024) 夜間下肢けいれんに対するビタミンK2の効果は?現在のところ、夜間下肢けいれん(nocturnal leg cramps, NLCs)に対する安全性と有効性が証明された治療法はありません。Ca補充や芍薬甘草湯が使用されることがありますが、電解... 2025.01.01 00_その他未分類
02_循環器系 重症患者のコントロールにはアセタゾラミドとフロセミドの併用が良い?(小規模RCT; J Crit Care. 2024) フロセミドは集中治療室(ICU)で最も一般的に使用される利尿薬です。一方、代謝性アルカローシスを引き起こすことから、用量調節等の対策が求められます。そこで今回は、アセタゾラミドとフロセミドの併用が、利尿およびフロセミド誘発性代謝性アルカロ… 2024.12.31 02_循環器系
02_循環器系 腎臓および心血管疾患の転帰に対するGLP-1受容体作動薬の効果は?(RCTのメタ解析; Lancet Diabetes Endocrinol. 2024) GLP-1受容体作動薬は主要有害心血管イベント(MACE)のリスクを低下させ、腎臓にも有益であることが報告されています。しかし、GLP-1受容体作動薬が臨床的に重要な腎臓の転帰を改善するかどうかは不明です。そこで今回は、腎臓および心血管疾… 2024.12.30 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 心血管疾患または腎疾患におけるSGLT2阻害薬と新規発症糖尿病との関連性(メタ解析; Eur Heart J. 2024) SGLT2阻害薬ダパグリフロジンは糖尿病の新規発症を抑制できるのか?心不全(HF)、その他の心血管疾患、腎疾患を有する患者は、糖尿病の発症や健康への悪影響のリスクが高いことが報告されています。そのため、これらの患者では糖尿病の予防または遅延... 2024.12.29 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 心筋梗塞既往を有する糖尿病患者に対するエデト酸二ナトリウムベースのキレーションの効果は?(RCT; TACT2試験; JAMA. 2024) 2013年のTrial to Assess Chelation Therapy(TACT)試験において、心筋梗塞(MI)既往患者1,708例において、エデト酸二ナトリウム(EDTA)ベースのキレーション療法が心血管疾患(CVD)イベントを… 2024.12.28 02_循環器系
01_中枢神経系 ナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬、デュラグルチド、および認知症リスクとの関連性は?(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬とグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)はともに2型糖尿病(T2D)患者において神経保護作用を有する可能性があります。しかし、認知症予防におけるこれらの薬剤の有効性の… 2024.12.27 01_中枢神経系05_内分泌代謝系
未分類 脂質異常症と顔面老化リスクとの因果関係は?(公開ゲノムワイド関連研究; Skin Res Technol. 2024) 新たな観察研究により、脂質異常症と加齢との関連が示されました。しかし、この関連において因果関係があるかどうか、特に他の大陸よりも急速に老化が進行しているアジア人の場合は不明です。そこで今回は、東アジア人集団における脂質異常症と顔貌の老化と… 2024.12.26 未分類
09_感染症 免疫抑制剤服用患者における動眼神経麻痺を伴う眼部帯状疱疹に対するアメナメビル治療後の無菌性髄膜炎(症例報告; J Infect Chemother. 2023) 水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)は、一般に小児の一次感染として水痘を引き起こし、その後、脳神経、後根神経節、自律神経節に潜伏感染します。ストレス環境への曝露や加齢などによりVZV特異的T細胞免疫が低下すると、VZVの再活性化が起こることが… 2024.12.25 09_感染症
07_腎・泌尿器系 女性の尿失禁に対する治療的骨盤ヨガ・プログラムと身体コンディショニング・プログラムの有効性(RCT; Ann Intern Med. 2024) 骨盤底筋ヨガは女性の尿失禁(UI)の補完的治療戦略として推奨されていますが、その有効性に関するエビデンスは不足しています。そこで今回は、女性の尿失禁に対する治療的骨盤底筋ヨガプログラムと非特異的身体調整プログラムの効果を評価することを目的… 2024.12.24 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 プロトンポンプ阻害薬の使用と腎機能悪化との関連性は?(レトロスペクティブコホート研究; J Gen Intern Med. 2024) プロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用が腎機能悪化に及ぼす影響については議論があり、確かな病態生理学的説明がありません。そこで今回は、PPI投与開始患者における腎機能悪化および急性腎障害(AKI)のリスクをH2受容体遮断薬投与開始患者と比較… 2024.12.23 07_腎・泌尿器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 日本における帯状疱疹患者に対するアメナメビルの実際の安全性と有効性(市販後観察研究; REWARD試験; J Dermatol. 2023) ヘリカーゼ・プライマーゼ阻害薬であるアメナメビル(AMNV)は、2017年に日本で帯状疱疹の適応で承認されました。腎機能によらず使用できることから、特に高齢者に使用しやすいのが特徴です。一方、比較的新しい薬剤であることから有効性・安全性の… 2024.12.22 08_炎症・免疫・アレルギー系
05_内分泌代謝系 高齢者における血糖降下薬は何が良いのか?(RCTのネットワークメタ解析; Age Ageing. 2024) 2型糖尿病(T2DM)への罹患は高齢者においてますます増加しています。血糖コントロールのために糖尿病治療薬が多く上市され臨床で使用されていますが、それぞれのリスクベネフィットについては充分に比較検証されていません。そこで今回は、この特定の… 2024.12.21 05_内分泌代謝系
04_相互作用、薬物相互作用 重症患者におけるプロトンポンプ阻害薬とQT間隔延長の関連性はどのくらい?(データベース研究; Cardiovasc Drugs Ther. 2024) プロトンポンプ阻害薬とQT延長との関連性は?薬剤性QT間隔延長は、生命を脅かす多形性心室頻拍(torsade de pointes)に関連することが報告されています。プロトンポンプ阻害薬(PPI)は入院患者に広く処方されており、PPIによる... 2024.12.20 04_相互作用、薬物相互作用