09_感染症 アンピシリン・スルバクタムは誤嚥性肺炎に有効?セフトリアキソンとの比較研究(データベース研究; Respir Med. 2025) 誤嚥性肺炎に対するアンピシリン・スルバクタム vs. セフトリアキソン誤嚥性肺炎は高齢者に多く、入院治療が必要になることが少なくありません。治療薬としてはアンピシリン・スルバクタムや、セフトリアキソンなどのセフェム系抗菌薬がよく用いられます... 2025.08.17 09_感染症
02_循環器系 セマグルチドはT2D高リスク患者における心血管・腎アウトカムを改善する(SUSTAIN6/PIONEER6統合解析; 心血管・腎アウトカムに対するセマグルチドの効果は?GLP-1受容体作動薬セマグルチドは、2型糖尿病(T2D)の血糖コントロールだけでなく、心血管や腎への保護効果も示唆されています。今回ご紹介するのは、SUSTAIN 6試験(注射剤)とPIO... 2025.08.16 02_循環器系05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 アセチルコリンエステラーゼ阻害薬はせん妄予防に有効?―入院患者を対象としたメタ解析(RCTのメタ解析; Crit Care Med. 2025) 入院患者、特に高齢者に多く発生する "せん妄(delirium)" は、転帰の悪化や死亡率上昇と関連します。これまで "アセチルコリンエステラーゼ阻害薬(AChEIs)" がせん妄の予防や治療に役立つ可能性が指摘されてきましたが、その効果… 2025.08.15 01_中枢神経系
08_炎症・免疫・アレルギー系 小児喘息急性増悪の救急外来治療―デキサメタゾンへの切り替えが進んでいる?(米国の横断研究; Pediatrics. 2025) 小児喘息の急性増悪に対する経口ステロイド療法は、従来プレドニゾロン/プレドニゾンが主流でしたが、デキサメタゾンも同等の有効性を持つと報告されています。しかし、各薬剤の使用傾向の変化については充分にデータがありません。そこで今回は、2010… 2025.08.14 08_炎症・免疫・アレルギー系
05_内分泌代謝系 ロベグリタゾン追加療法は有効か?―メトホルミン+シタグリプチンで不十分な2型糖尿病への追加効果(DB-RCT; Diabetes Obes Metab. 2025) 2型糖尿病の治療では、メトホルミン+DPP-4阻害薬(例:シタグリプチン)の併用が行われますが、血糖コントロールが不十分な場合は第3剤の追加が検討されます。今回ご紹介する研究は、ロベグリタゾン(thiazolidinedione系)を追加… 2025.08.13 05_内分泌代謝系
09_感染症 オベルデシビル(Obeldesivir)のCOVID-19軽症例への効果は?(Open-RCT; OAKTREE試験; Lancet Infect Dis. 2025) SARS-CoV-2の根絶は難しく、共生してく必要があります。薬物治療の進歩により、重症例は少なくなりましたが、軽症から中等度のCOVID-19患者は依然として多いままです。そこで今回は、2023年に日本と米国で実施されたOAKTREE試… 2025.08.12 09_感染症
未分類 電動キックボード事故とアルコールの関係―夜間・頭部外傷に多く影響、規制導入で受傷者数が減少(前向き観察研究; Scand J Trauma Resusc Emerg Med. 2025) 近年、都市部で急速に普及した電動キックボード(e-scooter)は、利便性の高さから利用が拡大する一方で、事故による救急搬送例が増えています。特にアルコール摂取と事故の関連性が各国で報告されていますが、その詳細な受傷パターンや規制効果は… 2025.08.11 未分類
01_中枢神経系 パーキンソン病の過活動膀胱(OAB)に薬は必要?――骨盤底筋トレーニングはソリフェナシンに非劣性(RCT; JAMA Neurol. 2025) パーキンソン病(PD)では過活動膀胱(OAB)症状が高頻度にみられ、排尿切迫感・頻尿・夜間頻尿などが生活の質(QOL)を大きく低下させます。しかし、薬物療法には抗コリン作用による認知機能低下や転倒リスクが伴うため、より安全な選択肢が求めら… 2025.08.10 01_中枢神経系07_腎・泌尿器系
11_皮膚・骨格筋系 股関節痛は運動だけで十分?ダイエットの追加効果を検証したRCT(Open-RCT; Ann Intern Med. 2025) 「股関節が痛い…でも運動しなきゃ…痩せたら楽になる?」変形性股関節症(hip osteoarthritis)において、運動療法は推奨されていますが「減量が痛みに与える影響」は明確にわかっていませんでした。今回紹介するのは、「非常に低カロリ… 2025.08.09 11_皮膚・骨格筋系運動・身体活動
01_中枢神経系 GLP-1受容体作動薬は認知症予防に効果がある?DPP4阻害薬との比較から見えたこと(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2025) 2型糖尿病治療薬として近年注目されているGLP-1受容体作動薬(GLP-1RAs)は、血糖コントロールや減量効果、心血管イベント予防など多面的なベネフィットが期待されています。一方で、「認知症の予防にもつながるのでは?」という期待も高まっ… 2025.08.08 01_中枢神経系05_内分泌代謝系
未分類 強度の高い運動はストレスを軽減する?唾液コルチゾールで検証されたメカニズムとは(Psychoneuroendocrinology. 2021) 「運動すると気持ちがスッキリする」、「嫌なことがあっても、汗をかけばスッとする」、多くの人が経験しているこの感覚に、生理学的な裏付けがあるのか?を検証したのが、今回ご紹介する研究です。本研究では、運動強度がストレスホルモン(コルチゾール)… 2025.08.07 未分類
未分類 カフェインは便秘に効く?コーヒーと腸の関係を米国NHANESデータで検証(横断研究; J Multidiscip Healthc. 2025) 「コーヒーを飲むとお通じが良くなる気がする」そんな経験はありませんか?カフェインの腸への影響は以前から議論されてきましたが、その実態について明確なエビデンスは乏しい状況でした。今回ご紹介するのは、米国の大規模調査データ(NHANES)を用… 2025.08.06 未分類
09_感染症 パーキンソン病の新たなリスク因子?―ヒトペギウイルス(HPgV)との関連性に注目(観察研究; JCI Insight. 2025) ヒトペギウイルス(HPgV)感染とパーキンソン病との関連性は?パーキンソン病(PD)は、加齢とともに進行する神経変性疾患で、遅発性の運動障害や認知機能の低下を特徴とします。これまでに遺伝的要因(例:LRRK2変異)や環境因子が関与することが... 2025.08.05 09_感染症
01_中枢神経系 治療抵抗性うつ病に対するエスケタミン単剤療法の効果は?―経鼻投与による検証(DB-RCT; JAMA Psychiatry. 2025) 治療抵抗性うつ病(TRD)に対し、エスケタミン経鼻スプレー(Spravato®)は「他の抗うつ薬との併用」でのみ承認されてきました(日本未承認)。しかし、単剤(モノセラピー)での有効性は未検証でした。今回ご紹介するのは、初めてエスケタミ… 2025.08.04 01_中枢神経系
01_ワクチン vaccine 帯状疱疹の発症リスクが高まる時期は?―季節性があるとするのは本当か?(MDVプレスリリースを受けて; 2025年7月30日) 2025年4月から、65歳以上を対象とした帯状疱疹ワクチンの定期接種が日本で始まり、同年3月には「帯状疱疹診療ガイドライン2025」も初版が発刊されるなど、帯状疱疹の予防と管理への関心が高まっています。さらに最近では、帯状疱疹ワクチン接種… 2025.08.03 01_ワクチン vaccine09_感染症
02_循環器系 抗血小板薬の「減量」は性別で効果が違う?―PCI後DAPTのデエスカレーション戦略(RCTのメタ解析; Eur Heart J. 2025) 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の二重抗血小板療法(DAPT)は、虚血イベント予防に有効ですが、出血リスクの増加が問題となります。そのため、DAPTの「デエスカレーション(軽減・中止)」戦略が模索されています。今回ご紹介するメタ… 2025.08.02 02_循環器系12_血液・造血器系
01_中枢神経系 ICU患者におけるメラトニン補充の効果は?―せん妄・睡眠に対する検証(RCTのSR&MA; Crit Care Med. 2025) 集中治療室(ICU)における患者では、内因性メラトニンの分泌が大きく乱れていることが知られています。これにより睡眠障害やせん妄(delirium)が悪化し、ICU滞在期間の延長や予後の悪化に関与する可能性があります。しかし、メラトニン補充… 2025.08.01 01_中枢神経系30_睡眠
10_眼関連疾患 ジクアホソル vs. レバミピド:オフィス作業者のドライアイにはどちらが良い?(RCT;Sci Rep. 2017) 現代のオフィスワーカーに多い悩み、「ドライアイ」。特にパソコン作業などVDT(Visual Display Terminal)作業に従事する人では、涙の安定性や角結膜上皮障害、QOLの低下が問題となります。今回紹介する論文では、ムチン分泌… 2025.07.31 10_眼関連疾患
30_小児 赤ちゃんの夜間睡眠パターンはいつ整う? ― アクチグラフと睡眠日誌からみた6ヶ月間の発達軌跡(ミニスコーピングレビュー; Front Neurosci. 2025) 乳児期の睡眠と覚醒リズムの発達は、神経発達の基盤となる重要なプロセスです。しかし、「夜にどれだけ眠るのか」、「どれくらい起きるのか」といった客観的データは乏しく、多くの研究は保護者の主観的な記録に頼ってきました。本レビュー論文では、アクチ… 2025.07.30 30_小児30_睡眠
未分類 厳格な血圧管理は腎機能に影響する?―腎障害のリスクなく心血管イベントを有意に減少(RCTの二次解析; CRHCP試験; JAMA Netw Open. 2025) 高血圧患者に対して、収縮期血圧(SBP)を130mmHg未満に厳格にコントロールすることで、心血管疾患(CVD)のリスクが下がることは知られています。しかしその一方で、腎機能が悪化する可能性も指摘されており、特に慢性腎臓病(CKD)を有さ… 2025.07.29 未分類