02_循環器系 急性虚血性脳卒中患者の神経学的悪化に対するチロフィバンの効果はどのくらい?(PROBE法; JAMA Neurol. 2024) 急性虚血性脳卒中患者に対する抗血小板療法を支持するエビデンスがあります。しかし、現在推奨されている抗血小板療法では神経学的悪化が一般的であり、臨床転帰が不良であることから、新たな治療方法の確立が求められています。そこで今回は、脳卒中発症後… 2024.05.15 02_循環器系
02_循環器系 心不全に伴う機能性僧帽弁閉鎖不全症に対するエルツグリフロジンの効果は?(DB-RCT; EFFORT試験; Circulation. 2024) 心不全(HF)と機能性僧帽弁閉鎖不全症(MR)を有する患者の罹患率と死亡率は、HFに対する診療ガイドラインに従った薬物療法にもかかわらず、依然として相当なものであり大きな課題となっています。そこで今回は、軽度から中等度の駆出率低下を伴うH… 2024.05.14 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 心不全患者におけるエンパグリフロジンとダパグリフロジン、どちらが優れていますか?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は心不全患者に使用すると有益であることが示されています。しかし、SGLT2阻害薬同士の比較成績はまだ充分に明らかにされておらず、薬剤選択に影響を及ぼす可能性があります。そこで今回は、エ… 2024.05.13 02_循環器系
00_その他 小児の術後疼痛に対するアセトアミノフェンの効果は投与経路により異なるのか?(RCTのメタ解析; Can J Anaesth. 2024) アセトアミノフェンは、安全マージンが広く、安価であり、投与経路が複数あることから、小児集団における急性疼痛の治療に最もよく使用される薬剤です。しかし、投与経路による効果の違いについては充分に検証されていません。そこで今回は、小児外科集団に… 2024.05.12 00_その他
05_内分泌代謝系 ステージ5の慢性腎臓病患者におけるSGLT-2阻害薬の効果はどのくらい?(標的試験模倣観察研究; Ann Intern Med. 2024) 推算糸球体濾過量が20mL/min/1.73m2未満の患者において透析前にナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT2is)を開始した場合の長期転帰を報告した研究はありません。SGLT-2阻害薬の効果を得るためには、ある程度の推算… 2024.05.11 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
00_その他 中期〜後期の早産児に対する栄養サポートの効果はどのくらい?(RCT; DIAMOND試験; N Engl J Med. 2024) 中期〜後期の早産児のほとんどは、母乳のみで栄養を摂取できるようになるまで栄養サポートを必要とします。しかし、これらの乳児に対する栄養戦略の指針となる証拠は不足しています。そこで今回は、中期〜後期の早産児を対象に、栄養サポートによる介入効果… 2024.05.10 00_その他
01_ワクチン vaccine 米国高齢者におけるCOVID-19二価ワクチン接種後の脳卒中リスクはどのくらい?(自己対照ケースシリーズ; JAMA. 2024) 2023年1月、米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention)と米国食品医薬品局は、ファイザー・ビオンテック(Pfizer-BioNTech)のBNT162b2; WT/O… 2024.05.09 01_ワクチン vaccine09_感染症
02_循環器系 糖尿病およびアテローム性動脈硬化症患者の四肢転帰におけるチカグレロル+アスピリンの併用効果は?(PROBE法; THEMIS試験; J Am Coll Cardiol. 2024) チカグレロルは2型糖尿病(T2DM)と冠動脈疾患を有する患者における主要有害心血管イベント(MACE)と出血の増加を抑制しました。血行再建術、急性四肢虚血(ALI)、切断を含む四肢イベントは、T2DMと動脈硬化を有する患者における主要な合… 2024.05.08 02_循環器系
00_その他 肥満成人の体重に対する等カロリー・時間制限食の効果はどのくらい?(RCT; Ann Intern Med. 2024) ファスティング(断食)の効果はどのくらいなのか?時間制限食(Time-restricted eating, TRE:ファスティングとも呼称される)は多くの研究で体重を減少させることが報告されています。げっ歯類の研究で報告されたように、ファス... 2024.05.07 00_その他
00_その他 医師の共感度が高いと慢性疼痛が改善する?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 共感は患者-医師関係の一側面であり、慢性疼痛患者において特に重要であると考えられますが、共感度の高さが患者転帰とどのように関連するのかについては充分に検証されていません。そこで今回は、慢性腰痛患者における医師の共感と疼痛、機能、および健康… 2024.05.06 00_その他
02_循環器系 アテロームと心血管イベントにおけるマイクロプラスチック・ナノプラスチックの影響は?(観察研究; N Engl J Med. 2024) プラスチックは加工しやすく、耐久もあることから広く使用されています。便利な反面、環境問題への影響が指摘されています。具体的には "環境中にあり続ける" ということです。⻭磨き粉や洗顔剤に含まれるビーズなどの⼩さなプラスチック、あるいはレジ… 2024.05.05 02_循環器系
00_その他 腹腔鏡下肥満手術後の術後悪心・嘔吐予防におけるオピオイド温存麻酔 vs. オピオイドなし麻酔(RCTのメタ解析; Anesth Analg. 2024) 腹腔鏡下肥満手術(aparoscopic bariatric surgery, LBS)を受ける患者は、術後の悪心・嘔吐(postoperative nausea and vomiting, PONV)を起こしやすいことが報告されています… 2024.05.04 00_その他
07_腎・泌尿器系 慢性腎臓病と正常アルブミン尿を有する集団におけるアルブミン尿と慢性腎臓病の進行との関連性は?(米国のコホート研究; Ann Intern Med. 2024) アルブミン尿は慢性腎臓病(CKD)進行の主要な危険因子であり、特に中等度(30〜300mg/g)または重度(300mg/g以上)に分類されます。しかし、CKD患者における正常アルブミン尿の範囲内(30mg/g未満)のアルブミン尿の予後に関… 2024.05.03 07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 1型糖尿病治療におけるテプリズマブの効果はどのくらい?(RCTのSR&MA; Diabetes Obes Metab. 2024) テプリズマブは1型糖尿病が発症した後でも効果があるのか?糖尿病は大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分けられ、そのほとんどが2型糖尿病です。遺伝的素因が強いとされ、多くの経口治療薬や注射薬が販売されています。一方、1型糖尿病の発症は原因不明とされ... 2024.05.02 05_内分泌代謝系
未分類 慢性腎臓病の高血圧管理のための臨床判断支援システムの効果はどのくらい?(RCT; JAMA Intern Med. 2024) 慢性腎臓病(CKD)は、米国で3,700万人の成人が罹患しており、CKD患者にとって高血圧は腎不全、心血管イベント、死亡などの有害な転帰の主要な危険因子です。コンピュータ化された臨床判断支援(CDS)システムを導入することで、CKD患者の… 2024.05.01 未分類
10_眼関連疾患 糖尿病黄斑浮腫に対するアフリベルセプト8mg硝子体内投与の効果は?(DB-RCT; PHOTON試験; Lancet. 2024) アフリベルセプト高用量製剤(8mg)の有効性・安全性はどのくらいなのか?アフリベルセプトの高用量製剤(8mg)は、標準的な比較対象であるアフリベルセプト2mgよりも注射回数が少なく、糖尿病黄斑浮腫(DMO)の治療成績を改善する可能性がありま... 2024.04.30 10_眼関連疾患
02_循環器系 食塩代替は心血管アウトカムの発生リスクを低減できるのか?(RCTのSR&MA; Ann Intern Med. 2024) グルタミン酸ナトリウムや塩化カリウムなどの食塩の代替は、心血管系の転帰を改善するための単純な戦略ですが、ますます有望視されています。そこで今回は、食塩代替が心血管転帰に及ぼす長期的影響を評価するために実施されたメタ解析の結果をご紹介します… 2024.04.29 02_循環器系
05_内分泌代謝系 メトホルミン投与中の2型糖尿病患者における痛風予防にはSGLT2阻害薬が有効?(標的試験エミュレーション; JAMA Intern Med. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体2型阻害薬(SGLT2i)は、心血管、腎臓、血清尿酸値低下作用を有する2型糖尿病(T2D)の画期的な治療薬とされています。血清尿酸の低下作用が痛風発作のリスク低減と関連しているのかについては充分に検証されてい… 2024.04.28 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
01_ワクチン vaccine RSV感染で入院した高齢者における急性心臓イベントの発生頻度は?(横断研究; RSV-NET; JAMA Intern Med. 2024) 呼吸器合胞体ウイルス(Respiratory syncytial virus, RSV)感染は高齢者に重篤な呼吸器疾患を引き起こす可能性があります。また、RSV疾患により心臓合併症が引き起こされる可能性がありますが、インフルエンザやSAR… 2024.04.27 01_ワクチン vaccine09_感染症
01_中枢神経系 初期パーキンソン病におけるリキシセナチドの効果は?(DB-RCT; LIXIPARK試験; N Engl J Med. 2024) 糖尿病治療に用いられるグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)であるリキシセナチドは、パーキンソン病モデルマウスにおいて神経保護作用を示しました。しかし、実臨床における検証は充分ではありません。そこで今回は、パーキンソン病… 2024.04.26 01_中枢神経系