2021-06

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01_中枢神経系

アミロイドβに対するモノクローナル抗体はアルツハイマー病の進行を抑止できますか?(第3相RCTのSR&MA; Ageing Res Rev. 2021)

認知症に対する薬剤の開発中止が相次ぐ 認知症とは、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態です。主な初期症状としては、もの忘れ、理解力・判断速度の低下、集中力・作業能力の低下、精神的混乱や落ち込...
08_炎症・免疫・アレルギー系

反復性急性中耳炎に対する鼓膜切開チューブまたは医学的管理どちらが良さそうですか?(RCT; NEJM2021)

反復性急性中耳炎に対する治療は何が良いのか? 慢性中耳炎とは、急性中耳炎を反復し、中耳の鼓膜や骨に慢性的な炎症が生じるために耳漏が持続してしまう状態です。鼓膜穿孔を伴うことが多いため、中耳内圧が高まらず、痛みは生じにくいことが知られています...
02_循環器系

2型糖尿病と冠動脈疾患を有する患者の全死亡率に対するβ遮断薬の効果はどのくらいですか?(事後解析; Diabetes Obes Metab. 2017)

糖尿病患者におけるβ遮断薬の有効性はリスクを上回るのか? 現在のガイドラインでは、冠動脈疾患(CHD)患者にβ遮断薬を使用することが推奨されています。しかし、心筋梗塞の既往のない安定したCHD患者や左室駆出率の低下した心不全患者において、生...
08_炎症・免疫・アレルギー系

地域治療を受けたCOVID-19患者に対するコルヒチン投与の効果はどのくらい?(DB-RCT; COLCORONA試験; Lancet Respir Med. 2021)

COVID-19に対するコルヒチンは有効な治療法の一つなのか? これまでの報告によると、COVID-19患者の一部は過剰な炎症を起こしていることが示唆されています。COVID-19で入院した患者では、ステロイドであるデキサメタゾンが死亡率を...
01_ワクチン vaccine

イスラエルの医療従事者に対するBNT162b2ワクチン接種と症候性および無症候性SARS-CoV-2感染症の発生率(単施設; 後向き研究; JAMA. 2021)

Pfizer社とBioNTech社が製造したBNT162b2 COVID-19ワクチンは、第3相プラセボ対照ランダム化臨床試験において、症候性SARS-CoV-2感染の予防に95%の有効性を示し、COVID-19ワクチンとしては初めて米国食...
05_内分泌代謝系

2型糖尿病患者における慢性腎臓病の有病率と進行度はどのくらい?(前向き研究; DISCOVER試験; Diabetes Obes Metab. 2021)

2次血糖降下療法を開始した2型糖尿病患者におけるCKD 糖尿病は、慢性腎臓病(CKD)の最も一般的な原因であり、糖尿病患者におけるCKDの有病率は最大で40%であると報告されています。しかし、多くの国ではデータが不足しています。 そこで今回...
09_感染症

症候性および無症候性のCOVID-19入院妊婦の発生率、特徴、転帰について(英国の人口ベース前向きコホート研究; UKOSS試験; PLoS One. 2021)

COVID-19で入院した妊婦における発生率、特徴、転帰について症候性と無症候性で違いはあるのか? 2020年3月、世界保健機関は新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV-2)の世界的パンデミックを宣言しました。妊娠中の女性とその児におけ...
02_循環器系

血液透析中のCKD患者の心血管イベント発生に対するリン吸着剤の効果は?炭酸ランタン vs. 炭酸カルシウム(PROBE; LANDMARK試験; JAMA. 2021)

リン吸着剤により心血管イベントの発生は抑制できるのか? 以前の研究結果から、ステージ3b/4のCKD患者において、炭酸ランタンを96週間投与しても、プラセボと比較して動脈硬化や大動脈石灰化に影響はないことが示されました(IMPROVE-CK...
09_感染症

COVID-19パンデミック時の手指衛生遵守率はどのくらいですか?(単施設; JAMA Intern Med. 2021)

COVID-19パンデミック時の手指衛生遵守率 手指衛生は感染制御の要ですが、コンプライアンスは依然として低く、全国の病院の平均値は50%です。コンプライアンスを向上させるには、監査とフィードバックが有効ですが、監査は従来、直接観察する方法...
02_循環器系

高血圧患者における心血管疾患の罹患率と死亡率:ロサルタン vs. アテノロール(RCT; LIFE試験; Lancet. 2002)

高血圧患者における心血管疾患の罹患率と死亡率はロサルタンとアテノロール、どちらが優れているのか? 高血圧症に対する薬物介入による血圧低下効果は、特に高リスクの患者ではよく知られています。しかし、治療を受けた高血圧症患者は、高血圧症ではない人...
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