血液内科/腫瘍内科における小児患者に対するポサコナゾールは、徐放錠と懸濁液どちらが良さそうですか?(後向き研究; J Pediatr Pharmacol Ther. 2020.)

Comparison of the Efficacy of Posaconazole Delayed Release Tablets and Suspension in Pediatric Hematology/Oncology Patients

Erika N Wass et al.

J Pediatr Pharmacol Ther. Jan-Feb 2020.

PMID: 31897075

PMCID: PMC6938289

DOI: 10.5863/1551-6776-25.1.47

目的

ポサコナゾールは好中球減少症の小児における浸潤性真菌感染症の予防に有効である。経口懸濁液には投与および吸収に課題があるが、これは徐放錠で最小限に抑えることが理論的には可能である。しかし、この仮説について小児集団では検証されていない。

本研究は、血液内科・腫瘍内科の小児患者を対象に、ポサコナゾール懸濁液と徐放錠の有効性と安全性を比較するために実施された。

方法

2013年2月から2017年2月まで、小児血液内科/腫瘍科患者を対象にレトロスペクティブなカルテレビューを実施した。

収集したデータには、患者の人口統計学的データ、ポサコナゾールの製剤、用量、血清中濃度、有害事象が含まれた。

結果

・ポサコナゾール懸濁液投与時における治療薬の血清中濃度は、353例のうち51.6%であったのに対し、ポサコナゾール徐放錠投与時における治療薬の血清中濃度は62.5%であった(p = 0.035)。

・酸抑制薬(ヒスタミン受容体拮抗薬またはプロトンポンプ阻害薬)およびポサコナゾール懸濁液の服用中に測定された血清中濃度は、徐放錠の服用中に測定された濃度と比較して、治療効果がある可能性の低さが明らかとなった(p < 0.0001)。

・有害事象のプロファイルは両製剤間で類似していた。

結論

徐放製剤は、血液内科・腫瘍内科の小児患者において、ポサコナゾール懸濁液よりもポサコナゾール徐放錠の方が治療効果が高く、有害事象の差はほとんどなかった。

血液内科・腫瘍内科の小児患者において、ポサコナゾール懸濁液よりもポサコナゾール徐放錠の方が治療効果が高く、有害事象の差はほとんどなかった。

✅まとめ✅ 血液内科・腫瘍内科の小児患者に対するポサコナゾールは、懸濁液よりも徐放錠の方が優れているかもしれない

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