CML新規発症患者に対する初回治療は、イマチニブとボスチニブどちらが優れていますか?(RCT; J Clin Oncol.2018.)

Bosutinib Versus Imatinib for Newly Diagnosed Chronic Myeloid Leukemia: Results From the Randomized BFORE Trial

Jorge E Cortes et al.

J Clin Oncol.2018.

PMID: 29091516

PMCID: PMC5966023

DOI: 10.1200/JCO.2017.74.7162

Trial registration: ClinicalTrials.gov NCT02130557.

目的

ボスチニブは、強力な SRC/ABL キナーゼ二重阻害剤であり、フィラデルフィア染色体陽性の慢性骨髄性白血病(CML)における前治療に抵抗性または耐性のある成人患者を対象に承認されている。

慢性期CMLの第一選択薬として、ボスチニブとイマチニブの有効性と安全性を評価した。

方法

この進行中の国際共同、他施設、第III相試験では、新たに慢性期CMLと診断された患者536例を、ボスチニブ 400mg 1日1回投与する群(n=268)とイマチニブを投与する群(n=268)に1:1でランダム割り付けした。

プロトコールに従って、典型的な転位(e13a2/e14a2)を有するフィラデルフィア染色体陽性患者(ボスチニブ群 246例、イマチニブ群 241例)を対象に有効性を評価した。

フィラデルフィア染色体陰性/BCR-ABL1陽性の患者、およびフィラデルフィア染色体の状態が不明な患者、および/またはBCR-ABL1の非定型転位タイプが不明な患者は、この集団から除外した。

結果

・ボスチニブは、イマチニブと比較して、12ヵ月目の主要分子反応(MMR)率(主要エンドポイント)が有意に高く(それぞれ47.2% vs. イマチニブ36.9%;P = 0.02)、12ヵ月目の完全細胞遺伝学的反応(CCyR)率(それぞれ77.2% vs. 66.4%;P = 0.0075)も有意に高かった。

・累積罹患率は、ボスチニブ(MMR:ハザード比1.34;P = 0.0173;CCyR:ハザード比1.38;P < 0.001)で良好であり、奏効期間が早かった。

・ボスチニブを投与された患者4例(1.6%)とイマチニブを投与された患者6例(2.5%)は、加速/芽球期への病勢進行を経験した。

・治療を受けた患者のうち、ボスチニブ投与群では22.0%、イマチニブ投与群では26.8%の患者が治療を中止したが、最も多かったのは薬物関連の毒性だった(12.7% vs. 8.7%)。グレード3以上の下痢(7.8% vs. 0.8%)、ALT(19.0% vs. 1.5%)とAST(9.7% vs. 1.9%)の上昇はボスチニブでより一般的だった。心臓毒性および血管毒性は稀であった。

結論

ボスチニブを投与された患者では、MMRとCCyRの発現率が有意に高く、イマチニブを投与された患者よりも早く反応が得られた。既知の安全性プロファイルと一致するように、GIイベントとトランスアミナーゼ上昇はボスチニブでより一般的であった。

この結果は、ボスチニブが慢性期CMLに対する有効な第一選択治療薬である可能性を示している。

✅まとめ✅ CML初回治療においてボスチニブ使用は、イマチニブと比較して、MMRおよびCCyR率が有意に高かった

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