アメリカ感染症学会 COVID-19患者の治療と管理に関するガイドライン(IDSAガイドライン; Clin Infect Dis. 2020)

Infectious Diseases Society of America Guidelines on the Treatment and Management of Patients with COVID-19

Adarsh Bhimraj et al.

Clin Infect Dis. 2020 Apr 27;ciaa478. doi: 10.1093/cid/ciaa478. Online ahead of print.

PMID: 32338708

PMCID: PMC7197612

DOI: 10.1093/cid/ciaa478

背景

COVID-19の治療には多くの薬理学的治療法が使用されているか、検討されている。

急速に出現している文献の批判的評価に基づいて、それらの使用に関する診療ガイドラインを頻繁に更新する必要がある。

目的

COVID-19患者の治療および管理に関する患者、臨床医、およびその他の医療従事者の意思決定を支援することを目的とした、エビデンスに基づく迅速なガイドラインを作成する。

方法

IDSAは、様々な専門分野の感染症臨床家、薬剤師、方法論者からなる学際的なガイドラインパネルを形成した。

プロセスは、迅速な推奨チェックリストに従った。

パネルは質問と結果に優先順位をつけた。その後、査読済みおよび灰色文献(grey literature)の系統的なレビューが行われた。

エビデンスの確実性を評価し、推奨を行うために、GRADE(Grading of Recommendations Assessment, Development and Evaluation)アプローチが使用された。

結果

・IDSAガイドラインパネルは、治療法の推奨 7項目に同意し、評価中の他の治療法の説明的要約を提供した。

ヒドロキシクロロキン/クロロキン

推奨 1. COVID-19で入院した患者のうち、IDSAガイドラインパネルでは、臨床試験の文脈でヒドロキシクロロキン/クロロキンを推奨している。(Knowledge gap)

推奨 2. COVID-19で入院した患者に対して、IDSAガイドラインパネルは、臨床試験の文脈でのみヒドロキシクロロキン/クロロキンとアジスロマイシンを併用することを推奨している。(Knowledge gap)

ロピナビル/リトナビルの併用

推奨 3. COVID-19で入院した患者の中で、IDSAガイドラインパネルは、臨床試験の文脈でのみロピナビル/リトナビルの併用を推奨している。(Knowledge gap)

コルチコステロイド

推奨 4. COVID-19肺炎で入院した患者の中で、IDSAガイドラインパネルはコルチコステロイドの使用しないよう提案している。(条件付き推奨、エビデンスの確実性が非常に低い)

推奨 5. COVID-19によるARDSで入院した患者の中で、IDSAガイドラインパネルは、臨床試験の文脈でコルチコステロイドの使用を推奨している。(Knowledge gap)

トシリズマブ

推奨 6. COVID-19で入院した患者の中で、IDSAガイドラインパネルは臨床試験の文脈でのみトシリズマブを推奨している。(Knowledge gap)

回復期血漿

推奨 7. COVID-19で入院した患者の中で、IDSAガイドラインパネルは、臨床試験の文脈でCOVID-19の回復期血漿を推奨している。(Knowledge gap)

結論

学際的なガイドラインパネルは、COVID-19に対する様々な治療法の有効性と安全性について、患者を現在進行中の試験に参加させるという包括的な目標を表明した。

✅まとめ✅ IDSAガイドラインパネルは、治療法の推奨 7項目に同意した

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