アブストラクトに記載はありませんが、本介入は化学療法と併用しています。以下、一部抜粋;
・すべての患者はデキサメサゾンによる4日間の前治療を受け、その後、5〜28日目までは酢酸プレドニゾン、ビンクリスチン、ダウノルビシン塩酸塩、ペガスパルガーゼによる寛解誘導を、29〜35日目まではシクロホスファミド、シタラビン、メルカプトプリンによる寛解誘導を受けた。
・フィラデルフィア染色体陽性ALL患者は、ダサチニブ(80mg/m2/日)またはイマチニブメシル酸塩(300mg/m2/日)の投与を、デキサメタゾン療法開始後8.0日目(中央値、四分位間範囲[IQR] 6.0-12.0)で開始し、治療終了まで継続した。
・導入療法の5、12、19、29日目に3回の髄腔内治療が行われた。診断時に脳脊髄液に芽球があった患者、または外傷性腰椎穿刺検査を受けた患者には、8日目と15日目に追加の髄腔内治療が行われた。
・導入療法終了時には、高用量メトトレキサート、メルカプトプリン、3回の髄腔内治療を施行した。
・初回の継続治療は、メルカプトプリンにペガスパルガゼ、ダウノルビシン、ビンクリスチン、デキサメタゾンを毎日投与し、3週間ごとにメルカプトプリンを投与した後、17~19週目に再導入治療を行った。その後の継続治療は、毎日のメルカプトプリンと週1回のメトトレキサートに加えて、シクロホスファミド、シタラビン、デキサメタゾン、ビンクリスチンによる12回のパルス療法を挟んだものであった。
・髄腔内治療は最初の5サイクルのみに行われた。患者は計3回の髄腔内治療を19回または21回受けた。予防的に頭蓋内照射を受けた患者はいなかった。寛解誘導終了時のMRDが1%以上の高リスク患者にのみ、同種移植が推奨された。
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