Association of Skipping Breakfast With Cardiovascular and All-Cause Mortality Rong S et al. Journal of the American College of Cardiology
【背景】
朝食をとばすことはアメリカ成人の間で一般的である。限られたエビデンスは、朝食をとばすことがアテローム性動脈硬化症と心血管疾患に関連していることを示唆している。【目的】
本試験では、朝食をスキップすることと心血管系死亡率および全死亡率との関連について検討した。【方法】
本研究は、1988〜1994年の国民健康栄養調査III(the National Health and Nutrition Examination Survey III)に参加した40〜75歳の成人6,550人の全国的かつ代表的サンプルの前向きコホート研究である。 朝食の摂食頻度は、自宅でのインタビュー中に報告された。2011年12月31日までの死亡記録との関連付けにより死亡および根本的な死因を確認した。 朝食摂取頻度と心血管死亡率および全死亡率との関連を、加重Cox比例ハザード回帰モデルを用いて調べた。【結果】
研究の参加者6,550人(平均年齢53.2歳;男性48.0%)のうち、5.1%が朝食を全く摂取しない、10.9%が朝食を稀に摂取、25.0%が朝食をある程度摂取し、59.0%が毎日朝食を摂取した。 112,148人年の追跡期間中に、心血管疾患による死亡619人を含む2,318人の死亡が発生した。 年齢、性別、人種/民族、社会経済的地位、食生活および生活習慣の要因、ボディマス指数、ならびに心血管の危険因子を調整した後、朝食を摂取したことのない参加者のハザード比HRは以下の通り: ・心血管疾患:HR =1.87だった(95%信頼区間 1.14〜3.04) ・全死亡:HR =1.19(95%信頼区間 0.99〜1.42)
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