リッチェル理論 Ritschel 薬はどのくらいで安定した効果が得られ、どのくらいで体内から消失しますか?(JAGS. 1976; Charge) 薬はどのくらいで安定した効果、つまり定常状態に達するのか。そして、どのくらいで体内から消失するのか。Ritschel(リッチェル)理論1) に基づくと、定常状態に達する薬の場合、半減期の 5倍の時間で反復投与により定常状態に達する。従って… 2017.12.31 リッチェル理論 Ritschel
99_雑記 miscellaneous notes 本年もありがとうございました!2018年もよろしくお願いします! 論文情報を薬剤師業務に活かせるのではないかと思い、書き始めたわけですが、なんやかんや色々やってるうちに2017年も年の瀬です。 来年はもう少し記事更新の頻度を上げていきたいと考えていますが、どうなることやら。 仕事もプライベートも充実させた... 2017.12.30 99_雑記 miscellaneous notes
未分類 SGLT2阻害薬は 2型糖尿病患者の全死亡リスクを低下できますか?〜Systematic Review & Meta Analysis〜(Acta Diabetol 2017; Charge) Effects of SGLT-2 inhibitors on mortality and cardiovascular events: a comprehensive meta-analysis of randomized control... 2017.12.28 未分類
未分類 手の洗い方にも指針がありますか? (WHO 2009) 私的背景 インフルエンザや急性上気道炎の患者も減ってきて、ひとまず薬局内が落ち着きかけた時、ふと気になったことがある。診断や薬物治療にガイドラインがあるように "手洗い" にもガイドラインがあるのだろうか? 厚生労働省はインフルエンザの予防... 2017.12.27 未分類
ことば コトバ 言葉 Word かかりつけ薬剤師というコトバ はじめに はじめに断っておくと、2016年4月1日からはじまった制度の説明ではありません。 私の内の言葉の定義を記します。 と、言いつつ制度内容にも触れます。 私の考える "かかりつけ薬剤師" ある先生のコトバにかなり影響を受けている私、そ... 2017.12.26 ことば コトバ 言葉 Word
20_ポリファーマシー ポリファーマシーは必要悪?(BMJ 2013:Free) ポリファーマシーというコトバが一人歩きしているのは言うまでもない。個人的には "5剤以上使用している" ただの状態と捉えている。 2013年に BMJへ掲載された『Polypharmacy: a necessary evil』という何ともキャッチーな論文に出逢ったので読んでみた。 2017.12.25 20_ポリファーマシー
Rule of Three 3の法則 ポアソン分布とRule of Three(統計学ワード) 私的背景薬剤の副作用について Rule of Threeという法則がある。関連するポアソン分布についても調べたのでまとめておく。 結果 Rule of Threeとは「薬剤市販後調査で確認できるような重篤かつ稀な事象の生起に関する法則」であ... 2017.12.24 Rule of Three 3の法則
ことば コトバ 言葉 Word 95%信頼区間とは何ですか?(統計学ワード) 背景今更ながら "95%信頼区間" という言葉の定義を自分なりに理解したい。 結論95%信頼区間とは、95%の確率で母集団の平均を含む区間である。 しかし、より正確には、仮に同じ臨床試験を 100回施行した場合、そのうち 5回くらいの結果は... 2017.12.23 ことば コトバ 言葉 Word
未分類 2型糖尿病患者における血清尿酸値は死亡リスク増加に影響しますか?(Atherosclerosis 2017; Charge) On the non-linear association between serum uric acid levels and all-cause mortality rate in patients with type 2 diabet... 2017.12.22 未分類
00_その他 EBM 実践における4つの輪(Evidence based practice における患者と医師の選択 BMJ 2002:Free) Evidence based Medicine(EBM)は根拠に基づく医療と訳されるため、"エビデンスだけ"を重視する偏重主義、エビデンス至上主義のようにとらえられることがあります。しかし、EBMの本来の意味としては様々なエビデンスを踏ま… 2017.12.20 00_その他
未分類 抗生物質で風邪の重症化は防げますか?(Ann Fam Med. 2013:AMR対策シリーズ) 急性非特異的呼吸器感染患者のコホートにおける抗生物質使用のリスクと有益性を、未治療の患者群と比較する事である。 2017.12.18 未分類
99_雑記 miscellaneous notes 処方提案するときに心がけていることは何ですか? ⌘ はじめに 本題に入る前にコトバと現象について触れておきたい。 私が当たり前と考えていることをコトバにしたい。 ある現象をコトバで説明しようとするときに各々、個々人の頭で考えている。 そんなの当たり前だ!と言われそうだがココが重要なのであ... 2017.12.17 99_雑記 miscellaneous notes
99_雑記 miscellaneous notes 海外のデータを日本人に当てはめても良いのでしょうか? ⌘ 背景 Evidence-Based Medicine(EBM)を実践しようと論文を読み始めたときに、ふと『海外のデータばかりだな、日本人に活用できるのかな?』と思った。 そんなとき私の尊敬しているある先生の言葉にいたく感銘を受けたため是... 2017.12.16 99_雑記 miscellaneous notesことば コトバ 言葉 Word
未分類 ピロリ菌の除菌治療は3剤より4剤の方が良いですか?(Lancet 2016; Charge) 前回の記事に続きピロリ関連の文献を紹介します。2016年 Lancet 誌に掲載された以下の論文です。 Concomitant, bismuth quadruple, and 14-day triple therapy in the fir... 2017.12.15 未分類
未分類 Up-To-Date Evidence of DPP-4 inhibitors(Last UpDated: OCT 14th, 2017) ⌘ 背景・目的 経口血糖降下薬である DiPeptidyl Peptidase-4 inhibitors(DPP-4阻害薬)のオマリグリプチン(マリゼブ®️)の非劣性ランダム化比較試験の結果が発表された(2017年)。これまでに発表されてい... 2017.12.14 未分類
未分類 検査キットがインフルエンザを診断する?いいえ、医師が診断します(厚生労働省ホームページより) ⌘ 背景・疑問 インフルエンザの季節になると、患者さんは必ずと言っていいほど、「インフルエンザの検査をして欲しい」と言います。 なかには「検査してもらえなかったのに薬だけだされた」と、オセルタミビル(タミフル®︎)とアセトアミノフェン(カロ... 2017.12.13 未分類
ことば コトバ 言葉 Word 情報リテラシーとは?(アメリカ図書館協会; 1989) 情報リテラシーの定義は、1989年にアメリカ図書館協会が発表した最終報告書に記載されています。以下原文を一部翻訳。 情報リテラシーとは?個人が「情報を必要とするときに、必要な情報を効果的に探し出し、評価し、使用する能力」を身につけるための一... 2017.12.11 ことば コトバ 言葉 Word
未分類 ピロリ菌検査の感度と特異度はどのくらいですか?(日本ヘリコバクター学会ガイドライン2015) 以前の記事の続きです。 ピロリ菌感染診断法における各検査の感度・特異度を以下の表にまとめました。 やはり尿素呼気検査の感度と特異度は高いですね。 表1. ピロリ菌感染診断法の感度・特異度 診断法 感度(%) 特異度(%) 迅速ウレア... 2017.12.11 未分類
未分類 ピロリ菌の検査方法にはどんなものがありますか? ピロリ菌の検査方法には、内視鏡(昔でいうところの胃カメラ。厳密にいうと違う)を使用するものと、使用しないものがある。 ⌘ 内視鏡を使用した検査方法(侵襲的) ①迅速ウレアーゼ試験 ②鏡検法 ③培養法 ⌘ 内視鏡を使用しない検査方法(非侵... 2017.12.03 未分類
未分類 ピロリ菌除菌後にすぐ検査すると偽陰性となるのはなぜですか?(H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2009-2016) ⌘ 背景 Helicobacter pylori(H. pylori)感染の診断と治療のガイドラインに以下の記載がある。またネット上では偽陰性を生じる薬剤として下記の薬剤が掲載されていた。情報が確からしいものか検証したい。 ⌘ 目的 原著論... 2017.12.03 未分類