02_循環器系 急性虚血性脳卒中患者におけるブチルフタリドの効果はどのくらい?(DB-RCT; BAST試験; JAMA Neurol. 2023) DL-3-n-ブチルフタリド(NBP)は、Apium graveolensの種子から単離されたL-3-n-ブチルフタリドに基づく合成化合物です。2002年に虚血性脳卒中の治療のためにラセミ3-n-ブチルフタリド(dl-NBP)が中国食品医… 2023.07.09 02_循環器系
10_眼関連疾患 糖尿病黄斑浮腫患者の眼底写真からAIは最高矯正視力を推定できますか?(JAMA Ophthalmol. 2023) 最良矯正視力(BCVA)は糖尿病黄斑浮腫(DME)の管理に用いられる指標であり、時にDMEの発症や抗血管内皮増殖因子による治療の開始、反復、保留、再開の検討を示唆します。眼底画像からBCVAを推定するために人工知能(AI)を使用すれば、屈… 2023.07.08 10_眼関連疾患
02_循環器系 夜に歯を磨かないことと心血管疾患リスク増加には関連性がありそう(観察研究; Sci Rep. 2023) 歯科疾患は心血管疾患リスクと関連していることが報告されています。さらに周術期の口腔ケアが心臓血管外科手術の転帰にプラスの影響を与えることを示唆する報告もいくつかあります(PMID: 17761432、PMID: 29302279、PMID… 2023.07.07 02_循環器系
02_循環器系 2型糖尿病患者におけるオルフォルグリプロン経口投与の効果はどのくらい?(DB-RCT; Lancet. 2023) 経口非ペプチド性グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬であるオルフォグリプロンは、2型糖尿病および肥満症治療薬として開発中の新薬候補物質です。本剤のプラセボや既存のGLP-1受容体作動薬との比較は行われていません。そこで今回は… 2023.07.06 02_循環器系
09_感染症 入院検査のうちSARS-CoV-2検査を中止するとCOVID-19患者数が増加しますか?(観察研究; JAMA Intern Med. 2023) SARS-CoV-2感染の3分の2は無症候性または前症候性の感染者からのものであり、同室の患者間での感染リスクは高いことが明らかとなっています。医療用マスクは感染を減少させることはできますが、排除することはできません。イングランドでは20… 2023.07.05 09_感染症
00_その他 夜型の人は死亡リスクが高くなりますか?(フィンランド; 長期コホート研究; Chronobiol Int. 2023) 年代と死亡率に関するUKバイオバンク研究では、6.5年間の追跡調査において、全死因死亡率と心血管系死亡率のわずかな増加が示唆されました。しかし、より長期間にわたる研究結果は示されていません。そこで今回は、フィンランドで行われたより長期間の… 2023.07.04 00_その他
09_感染症 COVID-19診断のための迅速抗原検査の精度はどのくらいですか?(系統的レビュー&メタ解析; Diagnostics (Basel). 2022) 逆転写定量ポリメラーゼ連鎖反応(RT-qPCR)を用いたウイルスRNAの同定は、SARS-CoV-2による感染を同定するためのゴールドスタンダードである。RT-qPCRには、高価な装置、訓練されたスタッフ、検査設備が必要であるという限界が… 2023.07.03 09_感染症
12_血液・造血器系 非弁膜症性心房細動患者における経口抗凝固薬投与用量と治療アドヒアランスの関連性は?(後向き研究; JAMA Netw Open. 2023) 出血リスクの高い非弁膜症性心房細動(NVAF)患者に対しては、直接経口抗凝固薬(DOAC)の減量投与が承認されているます。しかし、特に腎機能障害患者における投与量の正確性についてはほとんど知られていない。そこで今回は、DOAC過少投与が長… 2023.07.02 12_血液・造血器系
09_感染症 コロナ後遺症のリスク低減効果に優れる薬剤はどれですか?(QB-RCT; COVID-OUT試験; Lancet Infect Dis. 2023) COVID-19後遺症(long COVIDとも呼ばれる)は、数百万人が罹患する可能性のある新たな慢性疾患です。しかし、有効な治療戦略は確立されていません。そこで今回は、SARS-CoV-2感染後すぐにメトホルミン、イベルメクチン、フルボ… 2023.07.01 09_感染症
01_中枢神経系 ナトリウムグルコース共輸送体2阻害薬と認知症発症との関連性はどのくらい?(台湾データベース研究; Diab Vasc Dis Res. 2022) ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬の使用と認知症発症との関連性については明らかとなっていません。そこで今回は、SGLT2阻害薬の使用による認知症発症リスクを評価することを目的に実施されたコホート研究の結果をご紹介します。… 2023.06.30 01_中枢神経系02_循環器系
02_循環器系 高齢者における低用量アスピリンの使用は貧血リスクを増加させますか?(RCTの二次解析; ASPREE試験; Ann Intern Med. 2023) 日常的な低用量アスピリンは大出血を増加させますが、鉄欠乏症や貧血に対する影響を検討した研究はほとんどありません。そこで今回は、低用量アスピリンが貧血、ヘモグロビン、血清フェリチン濃度に及ぼす影響を検討した試験の結果をご紹介します。本試験は… 2023.06.29 02_循環器系
07_腎・泌尿器系 RAS阻害薬で治療中の慢性腎臓病に対し利尿薬とカルシウム拮抗薬、どちらを併用した方が良いのか?(全国規模のコホート研究; Kidney Int. 2023) 慢性腎臓病(CKD)患者において、腎保護の観点からレニン・アンジオテンシン系阻害薬(RASi)を使用しますが、追加する治療薬として利尿薬とカルシウム(Ca)拮抗薬、どちらが患者予後において優れているのかについては明らかとなっていません。そ… 2023.06.28 07_腎・泌尿器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 変形性手関節症に対するコルヒチンの効果はどのくらい?(DB-RCT; COLOR試験; The Lancet Rheumatology 2023) コルヒチンは変形性関節症の治療薬として提案されることがありますが、矛盾したエビデンスが報告されています。そこで今回は、手指の変形性関節症患者を対象に、コルヒチンの有効性と安全性をプラセボと比較検証した単施設二重盲検ランダム化プラセボ対照試… 2023.06.27 08_炎症・免疫・アレルギー系未分類
03_呼吸器系 2型炎症を伴うコントロール不良のCOPDに対するデュピルマブの効果はどのくらい?(DB-RCT; BOREAS試験; N Engl J Med. 2023) Th2細胞が産生する「IL-4」と「IL-13」は様々なアレルギー疾患の発症や重症化に関与していることが報告されています。デュピルマブは「IL-4受容体α(IL-4Rα)」を特異的に阻害する完全ヒト化モノクローナル抗体薬であり、2型炎症の… 2023.06.26 03_呼吸器系
00_その他 虚弱高齢者の健康状態を最適化するための脱処方は有効ですか?(DB-RCT; Opti-med試験; Age Ageing. 2023) 高齢者施設に住む高齢者では、潜在的に有害なポリファーマシーが非常に多くみられます。しかし、これまでに多剤処方の解除(脱処方、減処方、減薬)に関する二重盲検ランダム化比較試験は行われていません。そこで今回は、住宅型高齢者施設の65歳以上の高… 2023.06.25 00_その他
02_循環器系 心血管疾患一次予防のためにポリピル療法にアスピリンを併用した方が良いですか?(HOPE-3、TIPS-3、PolyIran; 個人データのメタ解析; Heart. 2023) 心血管疾患は、高血圧症や脂質異常症、糖尿病などの基礎疾患あるいは合併症併発により発生リスクが増加することが報告されています。それぞれの疾患に対して治療薬を使用することと比較して、1つの錠剤に各成分を配合した治療薬(ポリピル)を使用すること… 2023.06.24 02_循環器系
09_感染症 モルヌピラビルとCOVID-19急性期後の後遺症リスクとの関連性は?(コホート研究; BMJ. 2023) COVID-19患者数は増減を繰り返し、感染収束の兆しはみえません。基本的な感染予防対策を講じつつ、共生していく方向で進んでいます。ワクチン接種などによる感染予防対策により、患者数の爆発的な増加は抑えられていますが、解決困難な課題としてl… 2023.06.23 09_感染症
02_循環器系 24時間連続血圧記録による血圧値と死亡率の関係はどのくらいですか?(スペインの観察的コホート研究; Lancet. 2023) 死亡リスク予測に適している血圧測定方法とは?24時間自由行動下血圧測定(ABPM:Ambulatory blood pressure、携帯型24時間連続血圧記録)は診療所血圧よりも包括的な評価が可能であり、診療所血圧や家庭血圧よりも健康アウ... 2023.06.22 02_循環器系
01_中枢神経系 緩和ケアスタッフに対するシミュレーション研修介入は認知症患者における予定外の転院や6ヵ月後の院内死亡リスクを低減できますか?(クラスターRCT; IMPETUS-D試験; BMC Geriatr. 2022) 認知症患者には、特有の緩和および終末期のニーズがあります。しかし、介護施設に入居している認知症患者にとって、質の高い緩和ケアや終末期ケアへのアクセスは、しばしば最適とは言えません。質の高いケアを提供するための知識と技術を身につけるために、… 2023.06.21 01_中枢神経系
01_中枢神経系 不眠症患者におけるオレキシン受容体拮抗薬の処方に関連する因子には何がありますか?(日本のデータベース研究; Drugs Real World Outcomes. 2023) オレキシンは覚醒と睡眠を調節する神経伝達物質のひとつであり、オレキシンがオレキシン受容体へ作用すると覚醒システムを活性化させ覚醒が維持されることが明らかとなっています。 この覚醒システムが過剰に働いている状態では、不眠などの症状を引き起こ… 2023.06.20 01_中枢神経系30_睡眠