スポンサーリンク
07_腎・泌尿器系

進行CKDにおける尿酸排泄および血清尿酸値に対するダパグリフロジンの効果はどのくらい?(後向き研究; Sci Rep. 2023)

ナトリウム-グルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2i)は慢性腎臓病(CKD)患者において腎保護作用を示し、糖尿病患者においては血清尿酸値を低下させることが示されています。しかし、進行したCKD患者においてSGLT2iが血清尿酸値を低下させ…
03_呼吸器系

COVID-19における生理食塩水による鼻洗浄と鼻うがいの効果はどのくらい?(ナラティブレビュー; Front Public Health. 2023)

SARS-CoV-2の亜種が絶えない中、COVID-19のさらなる緩和戦略が必要とされています。口腔および鼻腔への生理食塩水灌流は、呼吸器感染症/疾患に対する伝統的なアプローチですが、COVID-19患者における効果については不明です。そ…
02_循環器系

心不全患者の入院と死亡率に対するフロセミド vs. トラセミド(RCTのメタ解析; Am J Cardiol. 2023)

うっ血を起こした心不全患者の治療にはループ利尿薬が不可欠です。ループ利尿薬としてはフロセミドが最も一般的に使用されていますが、いくつかのランダム化比較試験(RCT)では、入院や死亡率の点でトラセミド(トルセミド)とフロセミドに関連したさま…
05_内分泌代謝系

日本人2型糖尿病患者においてセマグルチドとデュラグルチドどちらが優れていますか?(Open-RCT; COMING試験; Diabetes Obes Metab. 2023)

グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬は、2型糖尿病治療薬として承認販売されています。GLP-1受容体作動薬として、デュラグルチドやセマグルチドが使用されていますが、どちらが優れているのかについては充分に検証されていません。そ…
09_感染症

日本のプライマリ・ケアにおけるCOVID-19外来患者への抗生物質処方に影響する因子は?(データベース研究; )

COVID-19を含むウイルス感染症に対して抗生物質は無効ですが、医師はCOVID-19に対して抗生物質を処方することが多いことが知られています(PMID: 35394497、PMID: 36800196)。しかし、COVID-19に対す…
02_循環器系

心筋梗塞に対する多枝PCIによる完全血行再建のタイミングは早い方が良い?(Open-RCT; MULTISTARS AMI試験; N Engl J Med. 2023)

ST上昇心筋梗塞(STEMI)を伴う多枝冠動脈疾患患者の治療において、非責任病変を含む完全血行再建術は、責任病変のみへの経皮的冠動脈インターベンション(PCI)と比較して、心血管死と心筋梗塞の複合のリスクだけでなく、心血管死+心筋梗塞+虚…
01_ワクチン vaccine

XBB.1.5含有mRNAワクチンの安全性と免疫原性はどのくらい?(RCT; 査読前論文; medRxiv 2023)

重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV-2)オミクロンXBB系統の亜型は、先行感染やワクチン接種による免疫を免れる可能性があります。2023年秋に始まるCOVID-19の予防接種について、米国FDAは、単回接種への更新を推奨…
05_内分泌代謝系

テプリズマブによるβ細胞機能を維持する1型糖尿病の疾患修飾療法の効果は?(統合解析; Diabetes Care. 2023)

2022年11月、抗CD3モノクローナル抗体であるteplizumab-mzwv(テプリズマブ)は、TN-10試験で得られたデータに基づき、8歳以上のステージ2の1型糖尿病の小児、および成人のステージ3の1型糖尿病における発症を遅延させる…
01_ワクチン vaccine

異なるSARS-CoV-2亜型に対するゼロコロナ政策において有効な手段とは?(シミュレーション試験; Nat Commun. 2023)

パンデミックを予防するためには、新興流行病に対する的を絞った公衆衛生介入が不可欠です。2020年から2022年にかけて、中国は、異なるSARS-CoV-2亜種によるさまざまな規模のアウトブレイクを封じ込めるために、厳格なゼロCOVID対策…
05_内分泌代謝系

65歳以上の日本人2型糖尿病患者におけるエンパグリフロジンの有効性と安全性はどのくらい?(DB-RCT; EMPA-ELDERLY試験; Diabetes Obes Metab. 2023)

血糖コントロールのためのナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT2is)は、心不全や慢性腎臓病に対する付加的な有益性から、2型糖尿病(T2D)患者において使用量が増加しています。しかし、SGLT2isは一般に体重を減少させるため…
13_悪性腫瘍

抗悪性腫瘍剤への職業的曝露が看護師の妊娠関連の有害転帰に及ぼす影響はどのくらい?(メタ解析; Nurs Open. 2023)

抗悪性腫瘍剤との職業的接触の安全性に関しては、多くの研究が行われています。しかし、抗悪性腫瘍剤との職業的接触と有害な妊娠転帰との関係についての検証は充分に行われていません。病院管理者は、看護師の抗悪性腫瘍剤との職業的接触と有害な妊娠転帰と…
01_中枢神経系

プロトンポンプ阻害薬の累積使用と認知症リスクに関連性はありますか?(コホート研究; Neurology. 2023)

プロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用と認知症との関連に関する研究では、さまざまな結果が報告されています。しかし、PPIの累積使用の影響については検討されていません。そこで今回は、Atherosclerosis Risk in Commun…
00_その他

乳幼児への口移し予防行動により3歳児の虫歯リスクを低減できますか?(横断研究; Caries Res. 2011)

小児の口腔内細菌は主に母親から感染することが示唆されており、小児の齲蝕罹患率とその両親の齲蝕罹患率の関係を説明しているのかもしれません。しかし、口腔内細菌の垂直伝播を防止するための対策が小児の齲蝕レベルに及ぼす影響について検討した研究はほ…
05_内分泌代謝系

高齢者ではスタチンによるLDLコレステロール低下作用が大きい?(デンマーク全国コホート研究; Ann Intern Med. 2023)

スタチン治療に対する低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)の反応性には患者間で大きなばらつきがあることが知られています。LDL-Cの減少は治療を受けた患者の年齢に依存する可能性があるものの、特に高齢者ではランダム化比較試験に組み入れら…
05_内分泌代謝系

エンドセリン受容体拮抗薬アトラセンタンの使用は、2型糖尿病および慢性腎臓病患者において疼痛軽減に関連する(SONAR試験の事後解析; Kidney Int. 2023)

疼痛は糖尿病や慢性腎臓病(CKD)患者に多くみられます。これらの患者における慢性疼痛の管理は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やオピオイドを含む一般的に使用される薬剤の腎毒性によって制限されています。これまでの研究でエンドセリン-1…
09_感染症

COVID-19後12ヵ月以内の症状の有病率はどのくらい?(前向きコホート研究:2020年12月~2023年3月; INSPIRE; MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2023)

SARS-CoV-2感染後またはCOVID様疾患後のCOVID後症状が報告されていますが、充分に検証されていません。そこで今回は、COVID後症状について、症状の進行、消失、出現、再出現に関するより微妙な説明を提供するために実施された研究…
00_その他

高齢者における入れ歯の使用はタンパク質摂取量の増加と関連する(横断研究; J Oral Rehabil. 2023)

歯の喪失は、高齢者におけるサルコペニアと虚弱の原因となるタンパク質摂取量の減少と関連しています。しかし、入れ歯やインプラントなどの補綴治療が、歯を失った高齢者におけるタンパク質摂取量の減少に対して保護効果を有しているのかについては充分に検…
01_ワクチン vaccine

米国におけるSARS-CoV-2感染後の炎症反応はワクチン接種で抑えられる(前向きコホート研究; THE Lancet Microb 2023)

サイトカインおよびケモカインは、感染およびワクチン接種に対する反応において重要な役割を果たしています。しかし、経時的な変化については充分に検証されていません。そこで今回は、SARS-CoV-2感染者におけるCOVID-19ワクチン接種とサ…
02_循環器系

高齢心房細動患者におけるレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬の使用と死亡リスクとの関連性はどのくらいか?(START2; European Journal of Internal Medicin 2023)

動脈性高血圧は心房細動(AF)における最も一般的な心血管合併症であることが報告されています。しかし、心房細動における高血圧の管理戦略について検討した研究はほとんどありません。そこで今回は、イタリア全国で進行中のSTART登録から経口抗凝固…
00_その他

AIコンピュータによる大腸内視鏡検査の支援は腺腫の検出率を増加させるが進行腺腫は検出されず、非腫瘍性ポリープの不必要な切除率が高くなる(SR&MA; Ann Intern Med. 2023)

大腸内視鏡検査における大腸新生物の人工知能によるコンピュータ支援検出(CADe)は、腺腫検出率(ADR)を高め、腺腫見逃し率を低下させる可能性があるものの、非腫瘍性ポリープの過剰診断や過剰治療を増加させる可能性があります。しかし、充分に検…
スポンサーリンク