10_眼関連疾患

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05_内分泌代謝系

セマグルチド処方患者における非動脈炎性前部虚血性視神経症のリスクはどのくらい?(傾向マッチコホート研究; JAMA Ophthalmol. 2024)

非動脈炎性前部虚血性視神経症(nonarteritic anterior ischemic optic neuropathy, NAION)は眼底神経に栄養を届ける動脈が狭くなることで発症します。片眼に突然おこり下半分あるいは上半分が見え…
05_内分泌代謝系

糖尿病網膜症の進行に対するフェノフィブラートの効果はどのくらい?(RCT; LENS試験; NEJM Evid. 2024)

心血管アウトカム試験の結果から、フェノフィブラート療法が糖尿病網膜症の進行を抑制する可能性が示唆されています。しかし、実臨床における検証は充分に行われていません。そこで今回は、糖尿病網膜症の進行に対するフェノフィブラートの効果を検証したラ…
10_眼関連疾患

糖尿病黄斑浮腫に対するアフリベルセプト8mg硝子体内投与の効果は?(DB-RCT; PHOTON試験; Lancet. 2024)

アフリベルセプト高用量製剤(8mg)の有効性・安全性はどのくらいなのか? アフリベルセプトの高用量製剤(8mg)は、標準的な比較対象であるアフリベルセプト2mgよりも注射回数が少なく、糖尿病黄斑浮腫(DMO)の治療成績を改善する可能性があり...
10_眼関連疾患

CPAP使用と眼圧変化に関連性はありますか?(症例集積研究; Transl Vis Sci Technol. 2021)

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は、睡眠中の完全または部分的な反復性上気道閉塞を特徴とし、心血管および神経血管疾患の高い発生率と関連しています。OSASは、眼瞼下垂症候群、円錐角膜、非動脈炎性前部虚血性視神経症、頭蓋内圧上昇による乳頭…
05_内分泌代謝系

HbA1cの急速な低下と糖尿病網膜症の早期悪化に関連性がありますか?(後向きコホート内症例対照研究; Diabetes Care. 2023)

糖尿病治療において、血糖値の急激な低下による糖尿病網膜症の早期悪化(Early worsening of diabetic retinopathy, EWDR)が懸念されています。しかし、充分に検討されていません。そこで今回は、プライマリ…
10_眼関連疾患

糖尿病黄斑浮腫患者の眼底写真からAIは最高矯正視力を推定できますか?(JAMA Ophthalmol. 2023)

最良矯正視力(BCVA)は糖尿病黄斑浮腫(DME)の管理に用いられる指標であり、時にDMEの発症や抗血管内皮増殖因子による治療の開始、反復、保留、再開の検討を示唆します。眼底画像からBCVAを推定するために人工知能(AI)を使用すれば、屈…
10_眼関連疾患

小児の近視発生率に対する低濃度アトロピン点眼薬の効果はどのくらい?(DB-RCT; LAMP2; JAMA. 2023)

近視の早期発症は、その後の強度の近視と関連し、一度発症した近視は不可逆的であることが報告されています。過去の報告で、0.01%濃度のアトロピン点眼により、小児の近視発症を遅らせる可能性が示されていますが、充分に検討されていません。そこで今…
10_眼関連疾患

糖尿病黄斑浮腫にアフリベルセプトまたはベバシズマブ先行投与、どちらが良さそうですか? (RCT; N Engl J Med. 2022)

糖尿病黄斑浮腫に対して、アフリベルセプト(商品名:アイリーア)やベバシズマブ(日本では適応外)をはじめとする抗VEGF抗体薬が使用されます。しかし、アフリベルセプト単独投与とベバシズマブ先行投与を比較し、眼の状態が充分に改善しない場合にベバシズマブからアフリベルセプトに切り替える方法(ステップ治療…
10_眼関連疾患

白内障に対する即時両眼手術と別日に片眼ずつ手術、どちらが良いですか?(SR&MA; Cochrane Database Syst Rev. 2022)

白内障は両眼とも同日に手術する場合と、片眼ずつ別日に手術する場合、どちらが良いのか? 加齢性白内障は、ほとんどの場合、両眼に発症します。多くの場合、白内障手術は両眼別々の日に行われ、これは、遅延連続両眼白内障手術(delayed seque...
02_循環器系

眼科処置後の急性心筋梗塞リスクはどのくらい?(症例クロスオーバー試験; Ann Intern Med. 2022)

眼科手術による急性心筋梗塞リスクはどのくらいか? 外来患者において眼科手術の前に、術前心臓血管評価を行うことが一般的です。しかし、これらの処置が急性心筋梗塞(AMI)を誘発するかどうかは不明です。 そこで今回は、眼科手術に伴う短期的なAMI...
09_感染症

キノロン系抗菌剤の使用は網膜剥離リスクになりますか?(米国FAERSによるシグナル検出; Expert Opin Drug Saf. 2021)

キノロン系薬剤による網膜剥離リスクは? キノロン系抗菌剤は、その効力、適用範囲の広さ、良好な薬理学的プロファイル、そしてほとんどが軽度から中等度の副作用であることから、広範囲の細菌感染症の治療に世界的に好まれています。 しかし、薬物有害事象...
05_内分泌代謝系

2型糖尿病患者におけるSGLT2阻害剤と網膜静脈閉塞症のリスク (PSマッチコホート研究; Diabetes Care. 2021)

網膜静脈閉塞症は、主に高血圧や糖尿病による動脈硬化を原因として起こります。 網膜静脈閉塞症になると、眼底出血や黄斑浮腫のリスクも高まることが知られています。SGLT2阻害薬は、尿中にグルコースを排泄することから、尿量を増加させることが知られていますが、これに伴い体内で虚血状態を引き起こす可能性…
10_眼関連疾患

ブルーライトカット眼鏡は長時間のスクリーン使用による眼精疲労を軽減できますか?(RCT; Am J Ophthalmol. 2021)

ブルーライトカット眼鏡の効果はどのくらいなのか? IT社会において、パーソナルコンピュータやスマートフォンなどの使用は避けられません。これらのIT機器の使用頻度の増加、ブルーライトへの暴露が増加することで眼関連障害のリスク増加が懸念されてい...
05_内分泌代謝系

DPP4阻害薬は糖尿病性網膜症のリスクとなりますか?(Diabetes Metab. 2018)

ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害薬(dipeptidyl peptidase-4 inhibitor: DPP4i)の使用が、2型糖尿病患者における他の血糖降下藥と比較して、糖尿病性網膜症に有益であるか有害であるかを検討した。
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