05_内分泌代謝系

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05_内分泌代謝系

セマグルチドは本当に“費用対効果が高い”のか?(費用対効果分析; Diabetes Care. 2025)

GLP-1受容体作動薬セマグルチド(semaglutide;商品名オゼンピック、リベルサス、ウゴービ)は、2型糖尿病(T2D)に対する強力な血糖降下効果や体重減少効果を有し、近年多くのガイドラインで推奨されています。しかし、高額な薬剤費用…
05_内分泌代謝系

チルゼパチドへ切り替えると糖尿病管理が改善?(Open-RCT; SURPASS-SWITCH試験; Ann Intern Med. 2025)

2型糖尿病患者における血糖管理には、GLP-1受容体作動薬(GLP-1 RA)が広く用いられています。中でもデュラグルチド(週1回投与)は、血糖コントロール改善や体重減少効果が期待される薬剤として普及しています。一方、チルゼパチドは、GL…
02_循環器系

急性虚血性脳卒中患者におけるロスバスタチンとアトルバスタチンの有効性比較(韓国の後向きコホート研究; J Am Heart Assoc. 2025)

急性虚血性脳卒中後には、再発予防や心血管イベントリスク低減を目的にスタチン療法が推奨されています。中でもロスバスタチンとアトルバスタチンは、強力なLDLコレステロール低下作用を有する代表的なスタチンですが、どちらがより効果的かに関しては、…
05_内分泌代謝系

肥満治療におけるチルゼパチド vs. セマグルチド — より効果が高いのはどちら?(Open-RCT; SURMOUNT-5試験; New Engl J Med. 2025)

肥満治療薬として、チルゼパチドとセマグルチドは高い注目を集めています。両薬剤は、GLP-1受容体作動薬としての作用を持ちながらも、テルゼパチドはGIP受容体作動薬としての機能も併せ持つため、より強力な体重減少効果が期待されています。しかし…
05_内分泌代謝系

チルゼパチドの使用が急増?米国における処方パターンの変化を探る(人口ベースコホート研究; Ann Intern Med. 2025)

チルゼパチド(Tirzepatide)は、GLP-1受容体作動薬(GLP-1 RA)とGIP受容体作動薬(GIP RA)の二重作用を持つ新しい糖尿病治療薬です。2型糖尿病治療のみならず、体重減少効果が高いことから、肥満治療薬(WLM)とし…
02_循環器系

RAAS阻害薬による高カリウム血症をSGLT2阻害薬が抑える?(大規模コホート研究; JAMA Intern Med. 2025)

ACE阻害薬やARBなどのRAAS(レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系)阻害薬は、糖尿病性腎症、心不全、慢性腎臓病(CKD)の進行抑制において中心的な役割を果たします。しかしその一方で、高カリウム血症(hyperkalemia)の…
00_その他

セマグルチド関連の救急受診はどれくらい起きている?(横断研究; Ann Intern Med. 2025)

セマグルチド(商品名:オゼンピック、ウゴービなど)は、2型糖尿病や肥満治療薬として急速に普及しています。承認申請時の臨床試験では、主に消化器症状(吐き気、嘔吐、下痢など)が副作用として報告されていましたが、実臨床での安全性データは限られて…
02_循環器系

【T2DM患者のCABG術前管理】エンパグリフロジンは術後急性腎障害を減らす?(PROBE法; POST-CABGDM試験; Diabetes Care. 2025)

2型糖尿病(T2DM)患者は、冠動脈バイパス手術(CABG)後に急性腎障害(AKI)を発症するリスクが高いことが知られています。AKIは術後転帰を悪化させ、予後に重大な影響を与えるため、リスク低減策の確立が課題となっています。今回紹介する…
01_中枢神経系

GLP-1作動薬は認知症リスクを下げる?(RCTのメタ解析; JAMA Neurology 2025)

糖尿病は心血管疾患のリスク要因であると同時に、認知症リスクを高める代謝疾患としても知られています。近年は、SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)といった「心血管保護作用を持つ糖尿病治療薬」が注目されていますが、これらの…
05_内分泌代謝系

GLP-1やSGLT2阻害薬に“アクセスできない”糖尿病患者は今も多い?(米国の横断研究; Ann Intern Med. 2025)

SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬(GLP-1 RA)は、単なる血糖降下薬にとどまらず、心血管疾患や死亡リスクを低下させるエビデンスに基づいた治療薬として注目を集めています。にもかかわらず、アメリカの公的医療保険制度「Medicai…
05_内分泌代謝系

デュラグルチド増量 vs チルゼパチド切替、2型糖尿病患者により効果的なのは?(Open-RCT; SURPASS-SWITCH試験; Ann Intern Med. 2025)

週1回投与のチルゼパチド(GLP-1/GIP受容体作動薬)は、SURPASS試験群においてHbA1cと体重の有意な改善を示し、2型糖尿病や肥満の治療薬として承認されました。一方で、すでにデュラグルチド(GLP-1受容体作動薬)を使用してい…
05_内分泌代謝系

肥満合併HFpEF患者におけるチルゼパチドの効果はCKDの有無で異なるのか?(SUMMIT試験のサブ解析; J Am Coll Cardiol. 2025)

心不全患者の中でも、駆出率が保たれた心不全(HFpEF)と肥満を合併するケースは増加傾向にあります。さらに、慢性腎疾患(CKD)の併存は、これらの患者の予後や治療反応性に影響を及ぼす可能性があります。GLP-1/GIP受容体作動薬であるチ…
02_循環器系

心血管イベント発生率に対するアトルバスタチンの長期的有用性は?(ASCOT-Legacy 20年追跡調査; Heart. 2025)

Anglo-Scandinavian Cardiac Outcomes Trial(ASCOT)試験は、19,342人のCV疾患の3つの付加的危険因子を有する高血圧被験者-ASCOT血圧降下群(BPLA)-を対象に2つの異なる血圧降下戦略…
02_循環器系

高リスク2型糖尿病における経口セマグルチドと心血管アウトカムとの関連性は?(DB-RCT; SOUL試験; New Eng J Med 2025)

グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬(GLP-1 RA)である経口セマグルチドの心血管安全性は、2型糖尿病で心血管リスクの高い患者において確立されています。しかし、2型糖尿病とアテローム性動脈硬化性心血管疾患、慢性腎臓病、またはその両方を有…
02_循環器系

GLP-1受容体作動薬を投与されたCKD患者の腎臓および心血管アウトカム(RCTのSR&MA; Am J Kidney Dis. 2025)

グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬は、糖尿病患者における心臓および腎臓の転帰を改善しますが、推算糸球体濾過量(eGFR)が低下している患者における有効性は不明です。そこで今回は、慢性腎臓病(CKD)患者において、GLP-1…
05_内分泌代謝系

セマグルチド使用と非動脈炎性前部虚血性視神経症のリスク(コホート研究; Diabetes Obes Metab. 2025)

GLP-1受容体作動薬、特にセマグルチド(商品名:オゼンピック、ウゴービ)について、非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)との関連性が指摘されています。​NAIONは、視神経への血流障害により、痛みを伴わず突然の視力低下を引き起こす疾…
05_内分泌代謝系

2型糖尿病におけるフィネレノンの有効性と安全性は?(プール解析; Diabetes Care. 2025)

心不全や慢性腎臓病を有する2型糖尿病に対してフィネレノンは有効か?2型糖尿病(T2D)と慢性腎臓病(CKD)または軽度の駆出率低下(HFmrEF)または駆出率維持(HFpEF)を伴う心不全(HF)を有する患者において、非ステロイド性ミネラル...
05_内分泌代謝系

日本人肥満症患者を対象とした週1回投与チルゼパチドの有効性と安全性は?(DB-RCT; SURMOUNT-J; Lancet Diabetes Endocrinol. 2025)

アジア人の肥満症患者におけるチルゼパチドのデータは限られています。そこで今回は、日本肥満学会が定義する日本人肥満症患者(BMI25kg/m2以上で脂肪蓄積過多)に対するチルゼパチドの治療薬としての理解を深めることを目的とした二重盲検ランダ…
02_循環器系

主要有害心血管イベントに対するソタグリフロジンの効果は?(SCORED試験の事前規定二次解析; Lancet Diabetes Endocrinol. 2025)

ナトリウム-グルコース共輸送体(SGLT)-2阻害薬は、心不全関連転帰の改善において一貫した有用性を示しましたが、心筋梗塞や脳卒中などの虚血性心血管イベントに対しては一貫した改善効果が示されていません。そこで今回は、SGLT1/2デュアル…
01_中枢神経系

成人のアルコール使用障害患者におけるセマグルチド週1回投与の効果は?(DB-RCT; JAMA Psychiatry. 2025)

グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬(GLP-1 RA)がアルコール摂取を減少させる可能性があることを示す前臨床試験、観察試験、および薬剤疫学的エビデンスがあります。しかし、実臨床における質の高い報告はなく、これらの所見の臨床的意義を明らか…
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