02_循環器系

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02_循環器系

カルシウム拮抗薬による下部尿路症状の影響はどのくらいですか?(システマティックレビュー; Biomed Res Int. 2017)

カルシウム拮抗薬により下部尿路症状が引き起こされる? 下部尿路症状は、排尿、蓄尿、排尿後のすべての症状を含んでいます。これらの症状は、しばしば認められるものであり、患者の生活の質(QOL)に悪影響を及ぼします。 また下部尿路症状は、進行性、...
02_循環器系

歯周炎を有する人は血圧が高い?(症例対象研究; Hypertension. 2021)

試験の概要(ビジュアル・アブストラクト) 引用元: 歯周病と血圧の関連性は? 歯周病(歯周炎)とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患であり、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。 近年、歯周炎が各疾患...
02_循環器系

進行したHFrEFにおいて、サキュビトリル/バルサルタンはバルサルタンより優れていない(DB-RCT; LIFE試験; ACC21学会発表データ)

試験の概要 2021年5月17日に開催されたACC.21で発表されたLIFE試験の結果によると、駆出率の低下した進行性の心不全患者において、サクビトリル/バルサルタンの併用療法はバルサルタンと比較してNT-proBNPの低下に優れておらず、...
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SGLT2阻害薬による下肢切断リスクはどのくらいですか?(メタ解析; Cardiovasc Diabetol. 2021)

SGLT2阻害薬により下肢切断リスクが増加する? SGLT2阻害薬であるカナグリフロジンによる有効性・安全性を検討したCANVAS試験において、カナグリフロジン群で、プラセボ群と比較して、下肢切断リスクの増加が報告されました。この試験結果を...
02_循環器系

【批判的吟味】心筋梗塞後の心不全イベントの減少におけるARNIとACE阻害剤、どちらが優れていますか?(DB-RCT; PARADISE-MI試験; ACC21学会発表データ)

急性心筋梗塞後の心不全患者への治療は何が良いのか? 急性心筋梗塞(AMI)から生還した患者は、症状のある心不全(HF)を発症したり、早死にするリスクがあります。 PARADISE-MI(Prospective ARNI vs. ACE in...
02_循環器系

糖尿病、空腹時血糖値、および血管疾患のリスクとの関連性はどのくらいですか?(メタ解析; Lancet. 2010)

糖尿病を有さないヒトにおける空腹時血糖の影響とは? 空腹時血糖値は、糖尿病の閾値である7mmol/L(126mg/dL)以下を含むすべての濃度において、血管病リスクと相関的に重要な関連があることが報告されています。しかし、糖尿病を有さない人...
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維持透析を開始した心不全患者におけるβ遮断薬の使用は死亡リスクを低下できますか?(後向きコホート研究; Am J Kidney Dis. 2020)

心不全を合併する透析患者に対するβ遮断薬の効果はどのくらいなのか? β遮断薬は心不全患者に推奨されていますが、血液透析患者におけるその有用性は不明です。また血液透析に移行した慢性腎臓病の心不全患者において、β遮断薬の使用とその透析性の特徴が...
02_循環器系

維持血液透析患者におけるラミプリル使用は心血管アウトカム発生を抑制できますか?(PROBE; ARCADIA trial; Clin J Am Soc Nephrol. 2021)

ACE阻害薬であるラミプリルは血液透析患者における心血管イベント発生を抑制できるのか? レニン・アンジオテンシン系(RAS)阻害薬はCKD患者の心血管疾患の罹患率と死亡率を低下させることが報告されています(1)。 しかし、血液透析患者におい...
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【Up To Date for SGLT2阻害薬】SGLT2阻害薬の安全性比較(ナラティブレビュー; 最終更新年月:2021年5月)

糖尿病治療には心血管イベントのリスクを増加させない薬剤が求められている? 米国では新規の抗糖尿病薬の承認申請の際に心血管の安全性評価の実施を求めています。抗糖尿病薬の一つであるナトリウム・グルコース共輸送体2(Sodium Glucose ...
02_循環器系

【Up To Date for HIF-PH阻害薬】HIF-PH阻害薬の比較(ナラティブレビュー; 最終年月:2021年5月)

CKDに伴う貧血治療の背景 これまでは、慢性腎臓病(CKD)や透析に伴う貧血の治療としては、赤血球増殖因子刺激製剤(ESA)による治療が中心でしたが、ESA治療において、ESA低反応性の症例が認められることや、血栓塞栓リスク、赤芽球癆リスク...
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保存期CKD患者におけるバダデュスタットの有効性・安全性はダルベポエチン アルファに劣っていませんか?(Open-RCT; PRO2TECT試験; NEJM2021)

欧米におけるHIF-PH阻害薬の承認に必要な安全性試験とは? 主に米国と英国において、貧血治療薬の承認時には、有効性と安全性試験に加えて、重大かつ有害な心血管イベント(major adverse cardiovascular event, ...
02_循環器系

DOACとの薬物-薬物相互作用においてベッドサイドで簡単に実施できる推奨事項とは?(※校正前版; AJM2021)

DOAC 欧州心臓病学会および米国心臓病学会の現行のガイドラインでは、非弁膜症性心房細動患者の大部分にビタミンK拮抗薬(VKA)ではなく直接経口抗凝固薬(DOAC)を使用することが広く推奨されています。 理論的には、DOACはVKAに比べて...
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β3刺激薬ミラベグロン使用による心血管リスクはどのくらいですか?(ナラティブレビュー; 最終更新2021年5月)

ミラベグロンによる心血管リスクはどの程度なのか? β3刺激薬であるミラベグロン(ベタニス®️)の添付文書では、禁忌として「重篤な心疾患を有する患者」が設定されています。これは国内臨床試験で脈拍数の増加が認められたため、症状悪化の可能性が否定...
02_循環器系

PCI後におけるコルヒチン投与の効果はどのくらいですか?(RCTのSR&メタ解析; Am J Emerg Med. 2021)

コルヒチンによる心血管イベントの効果はどのくらいか? 心筋梗塞後に低用量コルヒチンを使用すると、プラセボと比較して、心血管イベントの発生リスクが有意に低下することが明らかになりました(COLCOT試験)。 これにより、コルヒチンによる抗炎症...
02_循環器系

経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)後の患者における抗血小板薬による単独療法と二重療法の安全性と有効性に差はありますか?(SR&MA; Am J Cardiol. 2021)

経カテーテル的大動脈弁植え込み術後の抗凝固療法には何が良いのか? 経カテーテル的大動脈弁植え込み術(transcatheter aortic valve implantation, TAVI)を受け、かつ経口抗凝固療法の長期適応がない患者に...
02_循環器系

アストラゼネカ社製ワクチン接種後の異常な血栓症や血小板減少症リスクはどのくらいですか?(症例シリーズ; N Engl J Med. 2021)

COVID-19ワクチン接種後に血栓症が発生する? 重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対するワクチンは、コロナウイルス2019(COVID-19)のパンデミックに対抗するための最も重要な対策です。 2020年12...
02_循環器系

心房細動患者における脳卒中後の早期アピキサバン使用による有効性・安全性はどのくらいですか?(Open-RCT; AREST試験; Stroke 2021)

心房細動による急性虚血性脳卒中後にいつ抗凝固療法を開始すべきか? 心房細動による急性虚血性脳卒中後にいつ抗凝固療法を開始すべきかについては明らかとなっていません。 早期の抗凝固療法は脳梗塞の再発を予防しますが、心房細動に起因する脳梗塞は一般...
02_循環器系

高齢の2型糖尿病患者に対するGLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬の有効性はどのくらいですか? (SR&MA; Diabetes Res Clin Pract. 2021)

2型糖尿病の高齢者においてもGLP-1受容体作動薬やSGLT2阻害薬は有効なのか? GLP-1受容体作動薬及びSGLT2阻害薬は、比較的新しい糖尿病治療薬です。これらの薬剤は、脳卒中や心筋梗塞などの心血管イベント、死亡リスクを低下させること...
02_循環器系

高齢の痛風患者における心血管リスクはフェブキソスタットとアロプリノールで差がありますか?(Letter; PSマッチコホート研究; J Am Heart Assoc. 2021)

痛風患者の心血管リスクにおけるフェブキソスタット vs. アロプリノール 米国では2009年にフェブキソスタットが承認されるまで、痛風の治療にはアロプリノールが唯一の選択肢でした(※日本では2011年5月に販売開始)。 フェブキソスタットの...
01_中枢神経系

睡眠のタイミングがうっ血性心不全を予測するかもしれない(コホート研究; J Am Heart Assoc. 2021)

睡眠及び起床時刻により慢性心不全リスクが異なる? うっ血性心不全は、世界中で死亡、罹患、入院の主要原因の一つとなっています。慢性心不全に関連する死亡率は多くの国で低下しているにもかかわらず、慢性心不全の発症率と関連する費用は着実に増加してい...
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