02_循環器系 血栓後症候群患者における静脈ステント血栓症予防のためのアスピリン+リバーロキサバン vs. リバーロキサバン単独(Open-RCT; ARIVA試験; Circulation. 2025) 血栓後症候群患者において、腸大腿静脈または下大静脈のステント再疎通は静脈の開存性を回復し、機能的転帰を改善します。一方、ステント血栓症のリスクはステント留置後6ヵ月間に特に増加することが知られています。このリスク低減のために二重抗血小板薬… 2025.04.02 02_循環器系12_血液・造血器系
02_循環器系 末梢動脈疾患における在宅運動の効果はどのくらい?(RCT; LITE試験; Am J Cardiol. 2025) 末梢動脈疾患(peripheral artery disease, PAD)患者における特徴的な症状の一つに”間欠性跛行”があげられます。これに対して、定期的な歩行運動が効果的であることが報告されていますが、患者報告アウトカムに対する影響… 2025.03.29 02_循環器系
02_循環器系 GLP-1受容体作動薬を投与されたCKD患者の腎臓および心血管アウトカム(RCTのSR&MA; Am J Kidney Dis. 2025) グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬は、糖尿病患者における心臓および腎臓の転帰を改善しますが、推算糸球体濾過量(eGFR)が低下している患者における有効性は不明です。そこで今回は、慢性腎臓病(CKD)患者において、GLP-1… 2025.03.28 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 ARNIの腎安全性と有効性はどのくらい?(RCTのメタ解析; J Clin Pharm Ther. 2020) アンジオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬(ARNi)療法は心血管系の転帰を改善することがProspective Comparison of ARNi with angiotensin-converting enzyme inhibit… 2025.03.26 02_循環器系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 便秘の合併が心不全患者の生存に及ぼす影響はどのくらい?(前向きコホート研究; 高知YOSACOI研究; Front Cardiovasc Med. 2025) 便秘は薬の副作用や心不全の生理的影響から心不全患者にしばしばみられます。ここ最近の研究結果から、便秘の併存が心血管系疾患の発症や生存率に影響を及ぼす可能性が示唆されていますが、この関係は依然として不明です。そこで今回は、便秘の併存が心不全… 2025.03.19 02_循環器系04_消化器系
02_循環器系 主要有害心血管イベントに対するソタグリフロジンの効果は?(SCORED試験の事前規定二次解析; Lancet Diabetes Endocrinol. 2025) ナトリウム-グルコース共輸送体(SGLT)-2阻害薬は、心不全関連転帰の改善において一貫した有用性を示しましたが、心筋梗塞や脳卒中などの虚血性心血管イベントに対しては一貫した改善効果が示されていません。そこで今回は、SGLT1/2デュアル… 2025.03.15 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 SGLT-2阻害薬治療後の尿路感染症は心血管アウトカムのリスク上昇と関連する?(観察研究; Endocr Pract. 2025) ナトリウム-グルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2i)は血糖降下作用を示すことから糖尿病治療薬として承認されました。その後、多面的な作用を示すことから心不全や腎臓病についても使用されています。特に腎・心血管イベントのリスクを低減することか… 2025.03.11 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 GLP-1受容体作動薬の心血管アウトカムに対する有効性は人種により異なる?(メタ解析; Diabetes Care. 2025) 心血管アウトカム試験(CVOT)において、グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬(GLP-1RA)は、白人と比較してアジア人においてより高い心血管効果を示すことが示唆されていますが、充分に検証されていません。そこで今回は、GLP-1RAの心血… 2025.03.10 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 ホルモン避妊薬による脳卒中と心筋梗塞リスクはどのくらい?(前向きコホート研究; BMJ. 2025) ホルモン避妊薬と心血管イベント発生リスクとの関連性は?市販されているすべてのホルモン避妊薬は、望まない妊娠を防ぐのに許容できる同様の効果があり、どのタイプのホルモン避妊薬を使用するかについて臨床上の推奨を行う際には、安全性が重要な考慮事項と... 2025.03.03 02_循環器系
02_循環器系 急性冠症候群における二重抗血小板療法からチカグレロル単剤療法への漸減効果は?(RCTのメタ解析; Ann Intern Med. 2025) 薬剤溶出ステント(DES)留置を受ける急性冠症候群(ACS)患者において、短期間の二重抗血小板療法(DAPT)から強力なP2Y12阻害薬単剤療法への移行が果たす役割については、まだ結論が出ていません。そこで今回は、ACS患者を対象としたラ… 2025.03.01 02_循環器系
02_循環器系 心房細動と安定冠動脈疾患に対する抗凝固療法と抗血小板療法の比較(RCTのメタ解析; J Am Coll Cardiol. 2025) 心房細動(AF)と安定冠動脈疾患(CAD)を有する患者における最適な長期抗血栓戦略は未だ不明です。また、個々のランダム化比較試験(RCT)の結果報告にはばらつきがあり、有効性のアウトカムについては検出力がありませんでした。そこで今回は、A… 2025.02.25 02_循環器系
01_中枢神経系 脳卒中後発作における最適な抗けいれん薬とは?(ネットワークメタ解析; Neurology. 2025) 脳卒中後発作(poststroke seizures, PSS)は、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)の後に発生する単発または複数回の発作を指します。脳卒中は成人における後天性てんかんの主要な原因の一つであり、特に高齢者での発症が… 2025.02.24 01_中枢神経系02_循環器系
02_循環器系 PCI患者における短期間の二重抗血小板療法後のチカグレロル単剤療法の有効性と安全性(メタ解析; Am J Cardiol. 2025) アスピリンとP2Y12阻害薬からなる二重抗血小板療法(Dual antiplatelet therapy, DAPT)は、薬剤溶出ステント(drug-eluting stents, DES)を用いた経皮的冠動脈インターベンション(PCI)… 2025.02.21 02_循環器系
02_循環器系 心血管イベントと危険因子に対するGLP-1受容体作動薬の有効性と安全性の比較(RCTのネットワークメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2025) グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)は2型糖尿病治療薬として承認されましたが、その後、さまざまな効果を有していることが示されています。特に心血管イベントに対するリスク低減効果が示されていますが、個々の薬剤の比較は充分に… 2025.02.20 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 騒音と公共環境が血圧測定に及ぼす影響は?(クロスオーバーRCT; Ann Intern Med. 2025) 騒音環境が血圧測定に及ぼす影響は?臨床ガイドラインでは、血圧測定のための静かな環境を重視しています。しかし、騒音と公共環境が血圧測定値に及ぼす影響は明らかとなっていません。そこで今回は、血圧測定値における騒音と公共環境の影響について検証した... 2025.02.16 02_循環器系
02_循環器系 脳卒中と慢性閉塞性肺疾患患者における経皮ツロブテロールの使用と短期転帰との関連性は?(後向きコホート研究; Medicine (Baltimore). 2023) 経皮吸収型ツロブテロール(商品名:ホクナリンテープ)は、経皮吸収型の長時間作用型β作動薬であり、日本、韓国、中国を含む一部の国で入手可能です。経皮吸収型ツロブテロールは、急性脳卒中など吸入器を効果的に使用できない患者における慢性閉塞性肺疾… 2025.02.03 02_循環器系03_呼吸器系
02_循環器系 頻脈性の心房細動に対するメトプロロールとジルチアゼムの比較(SR&MA; Am J Emerg Med. 2024) 心室頻拍を有する心房細動患者の心拍コントロールに適した薬剤は?頻脈性(心室頻拍 rapid ventricular rate, RVR)の心房細動(Afib with RVR)に対する心拍コントロールにはジルチアゼムとメトプロロールの静脈内... 2025.01.28 02_循環器系
02_循環器系 現代の更年期ホルモン療法と心血管疾患リスクとの関連性はどのくらいですか?(スウェーデン全国登録に基づく模擬標的試験; BMJ. 2024) 更年期障害に対してホルモン補充療法がおこなわれますが、副作用として心血管イベントのリスク増加が報告されています。しかし、薬剤間の比較や組み合わせ、投与経路などによる影響については検証されていません。そこで今回は、現代の更年期ホルモン療法が… 2025.01.26 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 心房細動と安定冠動脈疾患に対するエドキサバン抗血栓療法の効果はどのくらい?(Open-RCT; EPIC-CAD試験; N Engl J Med. 2024) 心房細動と安定冠動脈疾患を有する患者に対する長期的な抗血栓療法戦略については、臨床ガイドラインで一貫した推奨がなされているにもかかわらず、ランダム化比較試験から得られたデータはまだ不足しています。そこで今回は、心房細動と安定冠動脈疾患(血… 2025.01.22 02_循環器系12_血液・造血器系
02_循環器系 心房細動患者における頭蓋内出血リスクの比較:直接経口抗凝固療法 vs. 抗血小板療法(SR&MA; JAMA Netw Open. 2024) 心房細動患者に対して、臨床医は経口抗凝固療法よりも抗血小板療法を処方することが多いです。これは、直接経口抗凝固薬(DOAC)による脳卒中予防効果が低いにもかかわらず、頭蓋内出血のリスクが高いという懸念と関連している可能性があります。そこで… 2025.01.15 02_循環器系12_血液・造血器系