02_循環器系

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尿酸値を6mg/dL未満に下げると心血管イベントは減るのか?(JAMA Intern Med. 2026)

痛風は単なる関節疾患ではなく、心血管疾患リスクが高い慢性疾患として位置づけられています。尿酸降下療法(urate-lowering therapy:ULT)により血清尿酸値を管理することは痛風治療の基本ですが「尿酸値を6 mg/dL未満に…
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心不全治療どこまで進化する?4剤 vs 5剤(RCTのメタ解析; J Am Coll Cardiol. 2025)

心不全(Heart Failure:HF)の中でも、左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)は予後不良であり、薬物治療の最適化が極めて重要とされています。近年は、β遮断薬・ARNi・MRA・SGLT2阻害薬の「4剤併用療法」が標準治療とし…
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心房細動を悪化させるのはコーヒー?それともカフェイン?(JAMA. 2026)

― カフェイン摂取と心房細動再発の関係を検証した最新RCTの結果この記事のポイント「コーヒー=不整脈を悪化させる」という通説を検証した前向きランダム化比較試験(RCT)心房細動(AF)患者において👉 カフェイン含有コーヒー摂取群のほうが再発...
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スマートウォッチで心房細動を正確に検出できる?(RCT; J Am Coll Cardiol. 2026)

心房細動(Atrial Fibrillation:AF)は、脳梗塞の最大の原因のひとつであり、特に高齢者では無症候性・発作性のまま見逃されやすい不整脈です。近年、Apple Watchなどのウェアラブルデバイスによる心電図(ECG)記録が…
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COPD患者にβ遮断薬は有効か?(DB-RCT; PACE試験; Lancet Respir Med. 2026)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、心血管疾患を高率に合併することが知られています。一方で、β遮断薬は気管支収縮を悪化させる可能性があるという懸念から、COPD患者では慎重投与あるいは回避されることが少なくありません。しかし近年、心臓選択性β…
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エナジードリンクは脳卒中のリスクになるのか?(BMJ Case Rep. 2025)

― 高血圧と脳梗塞を引き起こした症例から考えるエナジードリンクのリスクとは?エナジードリンクは、眠気覚ましや集中力向上を目的に日常的に摂取される飲料です。しかしその一方で、高カフェイン摂取が心血管系に与える影響については、十分に認識されてい...
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SGLT2阻害薬とGLP-1受容体作動薬、腎保護効果はどちらが優れる?(標的試験模倣研究; JAMA Intern Med. 2026)

2型糖尿病(T2DM)患者において、慢性腎臓病(CKD)や急性腎障害(AKI)の発症予防は、心血管イベントと並ぶ重要な治療目標です。近年、SGLT2阻害薬(SGLT2i)とGLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)はいずれも腎保護作用を有す…
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急性期脳梗塞後、降圧薬は「すぐ再開」すべきか?(Hypertension. 2025)

急性期脳梗塞(acute ischemic stroke, AIS)発症後の血圧管理は、臨床現場で頻繁に直面する重要な課題です。特に発症前から降圧薬を服用していた患者において、その治療を「すぐ継続すべきか」、「一時中止・延期すべきか」は、…
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LVEFが保たれた心筋梗塞にACE阻害薬・ARBは有効か?(Eur Heart J Cardiovasc Pharmacother. 2025)

ACE阻害薬(ACEi)やARBは、左室駆出率(LVEF)が低下した心筋梗塞(MI)において、予後改善効果が確立している薬剤です。一方で、LVEFが保たれている心筋梗塞(LVEF ≥50%)に対しても同様の利益があるのかについては、これま…
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シロスタゾールは心不全入院リスクを高めるのか?|糖尿病患者を対象としたケースクロスオーバー研究(糖尿病患者を対象としたケースクロスオーバー研究; Front Pharmacol. 2019)

シロスタゾール(cilostazol、商品名:プレタール)は、末梢動脈疾患(PAD)に対する第一選択薬として広く使用されている抗血小板薬です。一方で、心不全患者では使用を避けるべき薬剤として米国の添付文書や診療ガイドラインで注意喚起されて…
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低リスクの2型糖尿病患者にもスタチンは有効か?

2型糖尿病(T2DM)は心血管疾患(CVD)の重要なリスク因子であり、スタチンによる一次予防は多くの診療ガイドラインで推奨されています。一方で、10年心血管リスクが低いT2DM患者にまでスタチンを投与すべきかについては、これまで明確なエビ…
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SGLT2阻害薬は糖尿病性足病変リスクを下げるのか?

SGLT2阻害薬は心不全・腎保護効果を背景に、2型糖尿病治療の中核を担う薬剤クラスとなっています。一方で、糖尿病性足病変(diabetic foot disease)との関連については、過去のプラセボ対照試験で結果が一貫せず、特に「下肢切…
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複雑PCIを受けるハイリスクにおける抗血小板療法は最適化できるのか?(Eur Heart J. 2025)

複雑性の経皮的冠動脈インターベンション(complex PCI)を受ける高リスク患者では、虚血リスクと出血リスクの双方が高いことが知られています。そのため、画一的な12か月DAPT(dual antiplatelet therapy)が本…
00_その他

「生きがい」は心血管死亡リスクを下げるのか?

「生きがい(Ikigai)」という概念は、日本独自の文化的背景をもつ心理・社会的要因です。近年、この主観的な人生の目的意識が、心血管疾患(CVD)などの健康アウトカムと関連する可能性が疫学研究で示されてきました。今回ご紹介するのは、日本人…
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安定冠動脈疾患における抗血小板薬単剤療法の直接比較(RCTの事後解析; Can J Cardiol. 2025)

安定冠動脈疾患(stable CAD)患者では、PCI後の長期管理として抗血小板薬単剤療法が行われます。しかし、虚血リスクが高い患者(High Ischemic Risk:HIR)において、アスピリンとクロピドグレルのどちらが適しているの…
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血圧はどこまで下げるべきか?(Am J Hypertens. 2025)

高血圧治療において「どこまで血圧を下げるべきか」は、長年議論されてきたテーマです。特に腎機能保護の観点では、厳格降圧の有用性について一貫した結論は得られていません。今回ご紹介するのは、VALUE試験(Valsartan Antihyper…
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妊娠高血圧症候群に使う降圧薬はどれを選ぶべきか?(Am J Obstet Gynecol. 2025)

妊娠高血圧症候群(hypertensive disorders of pregnancy)は、母体・胎児双方の予後に重大な影響を及ぼす疾患群です。経口降圧薬としては、メチルドパ、ラベタロール、ニフェジピンの3剤が広く使用されていますが、こ…
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ARBによるスプルー様腸症はクラスエフェクトか?|オルメサルタン以外も含めた系統的レビュー(Gastroenterol Rep (Oxf). 2019)

高血圧治療で広く使用されているアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)。その中でもオルメサルタンは「スプルー様腸症(sprue-like enteropathy)」との関連が報告されてきました。一方で、この腸症はオルメサルタン特有の副作…
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チルゼパチドは心血管イベントを減らすのか?(N Engl J Med. 2025)

チルゼパチド(tirzepatide)は、GLP-1受容体とGIP受容体の二重作動薬として登場し、血糖改善および体重減少効果の大きさから注目を集めてきました。一方で、心血管アウトカムへの影響については、これまで明確なエビデンスが示されてい…
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軽症脳梗塞に対する血栓溶解後の「早期抗血小板療法」は有効か?(Eur Heart J. 2025)

急性期脳梗塞では、静注血栓溶解療法(IVT)後24時間以内の抗血小板薬投与は原則避けるというのが標準的な治療方針です。これは、出血性転化のリスクが懸念されているためです。一方で、軽症脳梗塞(NIHSS 0–5)ではもともと機能予後が良好で…
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