02_循環器系

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心房細動患者における頭蓋内出血リスクの比較:直接経口抗凝固療法 vs. 抗血小板療法(SR&MA; JAMA Netw Open. 2024)

心房細動患者に対して、臨床医は経口抗凝固療法よりも抗血小板療法を処方することが多いです。これは、直接経口抗凝固薬(DOAC)による脳卒中予防効果が低いにもかかわらず、頭蓋内出血のリスクが高いという懸念と関連している可能性があります。そこで…
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透析患者におけるデノスマブと経口ビスホスホネート製剤の心血管安全性と骨折予防効果の比較(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2025)

透析患者は骨折罹患率が高いが、骨粗鬆症に対する最適な管理戦略に関するエビデンスは不充分です。そこで今回は、透析依存患者におけるデノスマブと経口ビスホスホネート製剤との比較による心血管イベントリスクと骨折予防効果を明らかにすることを目的に実…
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65歳以上の日本人における高血圧の死亡リスクへの影響は?(コホート研究; Geriatr Gerontol Int. 2024)

高齢者の高血圧治療は、年齢、併存疾患、虚弱性(フレイル)、認知症、終末期ケアなどの要因に基づいた個別の決定が必要であり、取り組むべき課題がまだ残っています。そこで今回は、65歳以上の日本人高齢者4万人を超える大規模コホートにおいて、異常血…
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重症患者のコントロールにはアセタゾラミドとフロセミドの併用が良い?(小規模RCT; J Crit Care. 2024)

フロセミドは集中治療室(ICU)で最も一般的に使用される利尿薬です。一方、代謝性アルカローシスを引き起こすことから、用量調節等の対策が求められます。そこで今回は、アセタゾラミドとフロセミドの併用が、利尿およびフロセミド誘発性代謝性アルカロ…
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腎臓および心血管疾患の転帰に対するGLP-1受容体作動薬の効果は?(RCTのメタ解析; Lancet Diabetes Endocrinol. 2024)

GLP-1受容体作動薬は主要有害心血管イベント(MACE)のリスクを低下させ、腎臓にも有益であることが報告されています。しかし、GLP-1受容体作動薬が臨床的に重要な腎臓の転帰を改善するかどうかは不明です。そこで今回は、腎臓および心血管疾…
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心血管疾患または腎疾患におけるSGLT2阻害薬と新規発症糖尿病との関連性(メタ解析; Eur Heart J. 2024)

SGLT2阻害薬ダパグリフロジンは糖尿病の新規発症を抑制できるのか?心不全(HF)、その他の心血管疾患、腎疾患を有する患者は、糖尿病の発症や健康への悪影響のリスクが高いことが報告されています。そのため、これらの患者では糖尿病の予防または遅延...
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心筋梗塞既往を有する糖尿病患者に対するエデト酸二ナトリウムベースのキレーションの効果は?(RCT; TACT2試験; JAMA. 2024)

2013年のTrial to Assess Chelation Therapy(TACT)試験において、心筋梗塞(MI)既往患者1,708例において、エデト酸二ナトリウム(EDTA)ベースのキレーション療法が心血管疾患(CVD)イベントを…
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一次予防における目標達成および主要有害心血管イベントの予測因子としての脂質低下療法の強度とアドヒアランスとの関連性は?(観察研究; Am Heart J. 2024)

日常診療における動脈硬化性心血管病(ASCVD)の一次予防のための脂質低下療法(LLT)の有効性は、治療強度とアドヒアランスに左右される可能性があるものの、充分に検証されていません。そこで今回は、2017~2021年にスウェーデンのストッ…
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抗リン脂質抗体陽性者における血栓塞栓イベント予防のための低用量アスピリンの効果は?(SR&MA; Thromb Res. 2024)

抗リン脂質抗体(Anti-Phospholipid Antibodies, aPL)は、体内のリン脂質や関連タンパク質に対する自己抗体で、血液凝固に影響を与えることがあります。特に抗リン脂質抗体症候群(APS)や全身性エリテマトーデス(S…
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急性心筋梗塞におけるコルヒチンの有効性は?(RCT; CLEAR試験; N Engl J Med. 2024)

炎症は心血管系の有害事象と関連していることが知られています。コルヒチンは心血管イベントのリスクを減少させることが最近の試験から示唆されていますが、急性心筋梗塞患者については充分に検証されていません。そこで今回は、2×2の要因デザインを用い…
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2型糖尿病で肥満度が低~正常の患者におけるSGLT2阻害薬と心血管イベントとの関連性は?(標的試験模倣研究; Cardiovasc Diabetol. 2024)

2型糖尿病に対するNa-グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬に関する主要なランダム化比較試験において、BMI(body mass index;体重25.0kg/m2未満)が正常から低値の患者の割合が低いことが知られています。しかし、日…
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心筋梗塞後の長期アスピリン服用と心血管イベントの発生リスクとの関連性は?(データベース研究; Eur Heart J Qual Care Clin Outcomes. 2024)

心筋梗塞(MI)後のアスピリンは必須と考えられています。しかし、その長期的有効性については疑問視されています。そこで今回は、心筋梗塞後の長期的なアスピリンの有効性を検討したデータベース研究の結果をご紹介します。2004年から2017年にM…
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2型糖尿病患者における厳格な血圧コントロールは有効か?(RCT; BPROAD試験; N Engl J Med. 2024)

2型糖尿病患者における血圧のコントロール目標値は?高血圧や2型糖尿病は合併しやすく、心血管イベントの発症リスクが高いことから、患者予後を悪化させます。しかし、2型糖尿病患者における収縮期血圧コントロールの有効な目標値は不明です。そこで今回は...
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急性心筋梗塞におけるスピロノラクトンの定期的投与の効果は?(RCT; CLEAR試験; N Engl J Med. 2024)

ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬は、うっ血性心不全を伴う心筋梗塞後の患者の死亡率を低下させることが示されています。しかし、スピロノラクトンのルーチン使用が心筋梗塞後に有益かどうかは不明です。そこで今回は、2×2要因デザインの多施設共同試験…
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駆出率が維持された心不全と肥満に対するチルゼパチドの効果は?(DB-RCT; SUMMIT試験; N Engl J Med. 2024)

肥満は駆出率が維持された心不全のリスクを増加させることが知られています。グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチドおよびグルカゴン様ペプチド-1受容体(GIP/GLP-1)の長時間作用型アゴニストであるチルゼパチドはかなりの体重減少を…
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アナストロゾールは肺高血圧患者の歩行距離を延ばせるのか?(DB-RCT; PHANTOM試験; Am J Respir Crit Care Med. 2024)

アナストロゾールによるアロマターゼ阻害は、実験モデルにおいて肺高血圧症を抑制することが報告されています。しかし、ヒトでの検証は充分ではありません。そこで今回は、アナストロゾールが肺動脈性肺高血圧症(PAH)において6ヵ月後の6分間歩行距離…
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プロトンポンプ阻害薬と心血管有害事象との関連性は?(RCTのメタ解析; Am J Gastroenterol. 2024)

いくつかの観察研究ではプロトンポンプ阻害薬(PPI)投与による心血管リスクが示唆されていますが、観察データはバイアスの影響を受ける可能性があります。そこで今回は、PPI治療中の心血管イベントに関するランダム化比較試験データのメタ解析の結果…
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TAVI施行中の経口抗凝固療法の継続と中断どちらが良いのか?(Open-RCT; POPular PAUSE TAVI試験; N Engl J Med. 2024)

TAVIを受ける患者における経口抗凝固薬は継続した方が良いのか?経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)を受ける患者の3分の1は、合併疾患により経口抗凝固療法の適応があります。TAVI施行中の経口抗凝固療法の中断は出血リスクを低下させる...
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新規発症胸痛における冠動脈CT血管造影法の効果はどのくらい?(PROMISE試験/SCOT-HEART試験; Eur Heart J. 2024)

冠動脈CT血管造影法(coronary computed tomography angiography, CTA)を用いた指標検査が安定した胸痛の予後を改善するかどうかについては議論があります。危険因子加重臨床尤度(RF-CL)モデルは閉…
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急性心不全におけるアンジオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬の院内投与開始の効果は?(Open-RCT; PREMIER試験; Eur Heart J. 2024)

急性心不全(AHF)後の早期サクビトリル/バルサルタン(Sac/Val)投与開始の有効性と安全性は北米以外では証明されていません。そこで今回は、日本人患者を対象に、AHF発症後の院内Sac/Val療法開始がN末端プロB型ナトリウム利尿ペプ…
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