02_循環器系

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02_循環器系

ホルモン避妊薬による脳卒中と心筋梗塞リスクはどのくらい?(前向きコホート研究; BMJ. 2025)

ホルモン避妊薬と心血管イベント発生リスクとの関連性は?市販されているすべてのホルモン避妊薬は、望まない妊娠を防ぐのに許容できる同様の効果があり、どのタイプのホルモン避妊薬を使用するかについて臨床上の推奨を行う際には、安全性が重要な考慮事項と...
02_循環器系

急性冠症候群における二重抗血小板療法からチカグレロル単剤療法への漸減効果は?(RCTのメタ解析; Ann Intern Med. 2025)

薬剤溶出ステント(DES)留置を受ける急性冠症候群(ACS)患者において、短期間の二重抗血小板療法(DAPT)から強力なP2Y12阻害薬単剤療法への移行が果たす役割については、まだ結論が出ていません。そこで今回は、ACS患者を対象としたラ…
02_循環器系

心房細動と安定冠動脈疾患に対する抗凝固療法と抗血小板療法の比較(RCTのメタ解析; J Am Coll Cardiol. 2025)

心房細動(AF)と安定冠動脈疾患(CAD)を有する患者における最適な長期抗血栓戦略は未だ不明です。また、個々のランダム化比較試験(RCT)の結果報告にはばらつきがあり、有効性のアウトカムについては検出力がありませんでした。そこで今回は、A…
01_中枢神経系

脳卒中後発作における最適な抗けいれん薬とは?(ネットワークメタ解析; Neurology. 2025)

脳卒中後発作(poststroke seizures, PSS)は、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)の後に発生する単発または複数回の発作を指します。脳卒中は成人における後天性てんかんの主要な原因の一つであり、特に高齢者での発症が…
02_循環器系

PCI患者における短期間の二重抗血小板療法後のチカグレロル単剤療法の有効性と安全性(メタ解析; Am J Cardiol. 2025)

アスピリンとP2Y12阻害薬からなる二重抗血小板療法(Dual antiplatelet therapy, DAPT)は、薬剤溶出ステント(drug-eluting stents, DES)を用いた経皮的冠動脈インターベンション(PCI)…
02_循環器系

心血管イベントと危険因子に対するGLP-1受容体作動薬の有効性と安全性の比較(RCTのネットワークメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2025)

グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)は2型糖尿病治療薬として承認されましたが、その後、さまざまな効果を有していることが示されています。特に心血管イベントに対するリスク低減効果が示されていますが、個々の薬剤の比較は充分に…
02_循環器系

騒音と公共環境が血圧測定に及ぼす影響は?(クロスオーバーRCT; Ann Intern Med. 2025)

騒音環境が血圧測定に及ぼす影響は?臨床ガイドラインでは、血圧測定のための静かな環境を重視しています。しかし、騒音と公共環境が血圧測定値に及ぼす影響は明らかとなっていません。そこで今回は、血圧測定値における騒音と公共環境の影響について検証した...
02_循環器系

脳卒中と慢性閉塞性肺疾患患者における経皮ツロブテロールの使用と短期転帰との関連性は?(後向きコホート研究; Medicine (Baltimore). 2023)

経皮吸収型ツロブテロール(商品名:ホクナリンテープ)は、経皮吸収型の長時間作用型β作動薬であり、日本、韓国、中国を含む一部の国で入手可能です。経皮吸収型ツロブテロールは、急性脳卒中など吸入器を効果的に使用できない患者における慢性閉塞性肺疾…
02_循環器系

頻脈性の心房細動に対するメトプロロールとジルチアゼムの比較(SR&MA; Am J Emerg Med. 2024)

心室頻拍を有する心房細動患者の心拍コントロールに適した薬剤は?頻脈性(心室頻拍 rapid ventricular rate, RVR)の心房細動(Afib with RVR)に対する心拍コントロールにはジルチアゼムとメトプロロールの静脈内...
02_循環器系

現代の更年期ホルモン療法と心血管疾患リスクとの関連性はどのくらいですか?(スウェーデン全国登録に基づく模擬標的試験; BMJ. 2024)

更年期障害に対してホルモン補充療法がおこなわれますが、副作用として心血管イベントのリスク増加が報告されています。しかし、薬剤間の比較や組み合わせ、投与経路などによる影響については検証されていません。そこで今回は、現代の更年期ホルモン療法が…
02_循環器系

心房細動と安定冠動脈疾患に対するエドキサバン抗血栓療法の効果はどのくらい?(Open-RCT; EPIC-CAD試験; N Engl J Med. 2024)

心房細動と安定冠動脈疾患を有する患者に対する長期的な抗血栓療法戦略については、臨床ガイドラインで一貫した推奨がなされているにもかかわらず、ランダム化比較試験から得られたデータはまだ不足しています。そこで今回は、心房細動と安定冠動脈疾患(血…
02_循環器系

心房細動患者における頭蓋内出血リスクの比較:直接経口抗凝固療法 vs. 抗血小板療法(SR&MA; JAMA Netw Open. 2024)

心房細動患者に対して、臨床医は経口抗凝固療法よりも抗血小板療法を処方することが多いです。これは、直接経口抗凝固薬(DOAC)による脳卒中予防効果が低いにもかかわらず、頭蓋内出血のリスクが高いという懸念と関連している可能性があります。そこで…
02_循環器系

透析患者におけるデノスマブと経口ビスホスホネート製剤の心血管安全性と骨折予防効果の比較(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2025)

透析患者は骨折罹患率が高いが、骨粗鬆症に対する最適な管理戦略に関するエビデンスは不充分です。そこで今回は、透析依存患者におけるデノスマブと経口ビスホスホネート製剤との比較による心血管イベントリスクと骨折予防効果を明らかにすることを目的に実…
02_循環器系

65歳以上の日本人における高血圧の死亡リスクへの影響は?(コホート研究; Geriatr Gerontol Int. 2024)

高齢者の高血圧治療は、年齢、併存疾患、虚弱性(フレイル)、認知症、終末期ケアなどの要因に基づいた個別の決定が必要であり、取り組むべき課題がまだ残っています。そこで今回は、65歳以上の日本人高齢者4万人を超える大規模コホートにおいて、異常血…
02_循環器系

重症患者のコントロールにはアセタゾラミドとフロセミドの併用が良い?(小規模RCT; J Crit Care. 2024)

フロセミドは集中治療室(ICU)で最も一般的に使用される利尿薬です。一方、代謝性アルカローシスを引き起こすことから、用量調節等の対策が求められます。そこで今回は、アセタゾラミドとフロセミドの併用が、利尿およびフロセミド誘発性代謝性アルカロ…
02_循環器系

腎臓および心血管疾患の転帰に対するGLP-1受容体作動薬の効果は?(RCTのメタ解析; Lancet Diabetes Endocrinol. 2024)

GLP-1受容体作動薬は主要有害心血管イベント(MACE)のリスクを低下させ、腎臓にも有益であることが報告されています。しかし、GLP-1受容体作動薬が臨床的に重要な腎臓の転帰を改善するかどうかは不明です。そこで今回は、腎臓および心血管疾…
02_循環器系

心血管疾患または腎疾患におけるSGLT2阻害薬と新規発症糖尿病との関連性(メタ解析; Eur Heart J. 2024)

SGLT2阻害薬ダパグリフロジンは糖尿病の新規発症を抑制できるのか?心不全(HF)、その他の心血管疾患、腎疾患を有する患者は、糖尿病の発症や健康への悪影響のリスクが高いことが報告されています。そのため、これらの患者では糖尿病の予防または遅延...
02_循環器系

心筋梗塞既往を有する糖尿病患者に対するエデト酸二ナトリウムベースのキレーションの効果は?(RCT; TACT2試験; JAMA. 2024)

2013年のTrial to Assess Chelation Therapy(TACT)試験において、心筋梗塞(MI)既往患者1,708例において、エデト酸二ナトリウム(EDTA)ベースのキレーション療法が心血管疾患(CVD)イベントを…
02_循環器系

一次予防における目標達成および主要有害心血管イベントの予測因子としての脂質低下療法の強度とアドヒアランスとの関連性は?(観察研究; Am Heart J. 2024)

日常診療における動脈硬化性心血管病(ASCVD)の一次予防のための脂質低下療法(LLT)の有効性は、治療強度とアドヒアランスに左右される可能性があるものの、充分に検証されていません。そこで今回は、2017~2021年にスウェーデンのストッ…
02_循環器系

抗リン脂質抗体陽性者における血栓塞栓イベント予防のための低用量アスピリンの効果は?(SR&MA; Thromb Res. 2024)

抗リン脂質抗体(Anti-Phospholipid Antibodies, aPL)は、体内のリン脂質や関連タンパク質に対する自己抗体で、血液凝固に影響を与えることがあります。特に抗リン脂質抗体症候群(APS)や全身性エリテマトーデス(S…
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