01_中枢神経系 猫の飼育と統合失調症関連障害および精神病症状様体験との関連性は?(SR&MA; Schizophr Bull. 2023) 猫の飼育は統合失調症関連障害や精神病症状様体験(psychotic-like experiences, PLE)のリスク修飾因子である可能性が提唱されている。本研究では、猫の飼育と統合失調症関連の転帰との関係を報告した文献を系統的にレビュ… 2023.12.31 01_中枢神経系
01_中枢神経系 メトホルミン投与中止と認知症発症率との関連性は?(米国データベース研究; JAMA Netw Open. 2023) 先行研究では、メトホルミンは認知症発症率の低下と関連する可能性が示唆されていますが、その関連は疾患の重症度や処方傾向によって混同される可能性があります。また、糖尿病患者におけるメトホルミン治療の中止は、一般的には腎機能障害の徴候により起こ・・・ 2023.12.15 01_中枢神経系
01_中枢神経系 軽度認知障害におけるシロスタゾールの有効性と安全性は?(DB-RCT; COMCID試験; JAMA Netw Open. 2023) これまでに報告されたエビデンスでは、アルツハイマー病の治療におけるβアミロイド免疫療法の有効性が強調されていますが、実臨床における効果は依然として不明です。脳からのβアミロイド除去を促進する作用については、選択的ホスホジエステラーゼ-3阻… 2023.12.12 01_中枢神経系
01_中枢神経系 コリンエステラーゼ阻害薬と認知障害患者における転倒、失神、外傷との関連性は?(SR&MA; Age Ageing. 2023) コリンエステラーゼ阻害薬は、転倒リスクが高いことが多い神経認知障害患者の治療によく用いられています。これらの薬剤を効果的に使用するには、リスクとベネフィットを慎重に評価する必要がありますが、充分に検討されていません。そこで今回は、神経認知… 2023.12.09 01_中枢神経系
01_中枢神経系 Brexpiprazoleによるアルツハイマー型認知症における焦燥性興奮(行動障害)への治療効果はどのくらい?(RCT; JAMA Neurol. 2023) 興奮性焦燥感はアルツハイマー型認知症に広くみられる、苦痛で負担の大きい症状です。特に家族や介護者にとっては、深刻な課題であることから、有効で安全かつ忍容性の高い治療が必要とされています。そこで今回は、アルツハイマー型認知症の興奮性焦燥感を… 2023.11.24 01_中枢神経系
01_中枢神経系 治療抵抗性うつ病に対するエスケタミン点鼻薬とクエチアピン、どちらが優れていますか?(PROBE法; ESCAPE-TRD試験; N Engl J Med. 2023) 治療抵抗性うつ病(一般に、現在のうつ病エピソード中に2回以上の連続した治療が奏効しないことと定義される)では、寛解に至る患者の割合は低く、再発する患者の割合は高いことが報告されています。治療抵抗性うつ病患者において、選択的セロトニン再取り… 2023.10.26 01_中枢神経系
01_中枢神経系 元アマチュアおよびプロのコンタクトスポーツ参加者における認知症リスクはどのくらい?(集団ベースのコホート研究, SR&MA; EClinicalMedicine. 2023) 頭部に繰り返し衝撃を受けるスポーツの元プロ選手は、その後認知症リスクが上昇するというエビデンスが増えつつあります。一方、より多くの集団を代表する引退したアマチュア選手におけるこの疾患の発生については不明です。そこで今回は、元アマチュアのコ… 2023.10.18 01_中枢神経系
01_中枢神経系 抗コリン薬の使用量増加と急性心血管系イベントのリスクとの関連性はどのくらい?(全国規模の症例-症例-時間-対照研究; BMJ. 2023) 最近増加した抗コリン薬負荷と高齢者における急性心血管系イベントのリスクとの関連性については充分に検討されていません。そこで今回は、台湾の国民健康保険研究データベースを用いて、抗コリン薬負荷と高齢者における急性心血管系イベントのリスクとの関… 2023.10.16 01_中枢神経系
01_中枢神経系 軽度認知障害および認知症の成人に対する運動と認知介入の併用は運動介入単独よりも有効ですか?(RCTのNWM; Int J Nurs Stud. 2023) 運動と認知介入は前臨床および臨床的認知症の成人にとって有益であることが報告されていますが、これら2つの要素を組み合わせることで相乗的な効果が得られるかどうか、またどのような介入デザインがこの効果を最適化するのかについては不明です。そこで今… 2023.10.14 01_中枢神経系
01_中枢神経系 神経障害性疼痛に対するα-リポ酸とプレガバリンの併用療法の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; PAIN-CARE試験; Pain. 2023) 非鎮静性抗酸化剤であるα-リポ酸(ALA)の補給は、いくつかの生化学的プロセスと作用に関与し、重要な抗酸化作用と抗炎症活性を発揮することで、末梢神経障害患者における痛みや麻痺症状を和らげることが報告されています。末梢神経障害による神経障害… 2023.10.07 01_中枢神経系
01_中枢神経系 急性虚血性脳卒中における血管内血栓除去術(EVT)後の集中的血圧降下と従来の血圧降下どちらが良い?(PROBE法; OPTIMAL-BP試験; JAMA. 2023) 急性虚血性脳卒中患者に対する血管内血栓除去術(EVT)による再灌流成功後の最適な血圧コントロールは不明です。そこで今回は、EVTを受けた患者において、再灌流成功後24時間の集中的な血圧管理が、従来の血圧管理よりも臨床転帰を改善させるかどう… 2023.10.06 01_中枢神経系02_循環器系
01_中枢神経系 プロトンポンプ阻害薬の累積使用と認知症リスクに関連性はありますか?(コホート研究; Neurology. 2023) プロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用と認知症との関連に関する研究では、さまざまな結果が報告されています。しかし、PPIの累積使用の影響については検討されていません。そこで今回は、Atherosclerosis Risk in Commun… 2023.09.15 01_中枢神経系
01_中枢神経系 認知症患者における抗アミロイド治療の適格性はどのくらいか?(Neurology. 2023) アルツハイマー病(AD)の治療選択肢は限られており、主に対症療法とQOLの改善に焦点が当てられてきました。最近、抗βアミロイドモノクローナル抗体(mAbs)であるlecanemab(レカネマブ)が、バイオマーカーで確認された症候性ADの初… 2023.09.06 01_中枢神経系
01_中枢神経系 早期アルツハイマー病に対するレカネマブの効果はどのくらいですか?(DB-RCT; Clarity AD試験; N Engl J Med. 2023) 可溶性および不溶性のアミロイドβ(Aβ)凝集体の蓄積は、アルツハイマー病の病理学的プロセスを開始または促進する可能性があります。レカネマブ(商品名:レケンビ)は、Aβ可溶性プロトフィブリルに高親和性で結合するヒト化IgG1モノクローナル抗… 2023.09.04 01_中枢神経系
01_中枢神経系 慢性片頭痛に対するアトゲパント予防的投与は有効ですか?(DB-RCT; PROGRESS試験; Lancet. 2023) カルシトニン遺伝子関連ペプチド(calcitonin gene-related peptide: CGRP)は、37個のアミノ酸から構成されており、小型~中型の三叉神経節ニューロンや後根神経節ニューロンに局在しています。片頭痛患者の頸静脈… 2023.08.19 01_中枢神経系
00_その他 TIDieRチェックリストを用いた抗うつ薬中止試験における漸減法の評価結果は?(系統的レビュー; Int J Clin Pharm. 2023) 介入に関する完全な説明が公開されていなければ、臨床医と患者は有用であることが示されている介入を確実に実施することができず、他の研究者は研究結果を再現したり、それに基づいて構築したりすることができません。しかし、出版物における介入の記述の質… 2023.07.24 00_その他01_中枢神経系
01_中枢神経系 ナトリウムグルコース共輸送体2阻害薬と認知症発症との関連性はどのくらい?(台湾データベース研究; Diab Vasc Dis Res. 2022) ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬の使用と認知症発症との関連性については明らかとなっていません。そこで今回は、SGLT2阻害薬の使用による認知症発症リスクを評価することを目的に実施されたコホート研究の結果をご紹介します。… 2023.06.30 01_中枢神経系02_循環器系
01_中枢神経系 緩和ケアスタッフに対するシミュレーション研修介入は認知症患者における予定外の転院や6ヵ月後の院内死亡リスクを低減できますか?(クラスターRCT; IMPETUS-D試験; BMC Geriatr. 2022) 認知症患者には、特有の緩和および終末期のニーズがあります。しかし、介護施設に入居している認知症患者にとって、質の高い緩和ケアや終末期ケアへのアクセスは、しばしば最適とは言えません。質の高いケアを提供するための知識と技術を身につけるために、… 2023.06.21 01_中枢神経系
01_中枢神経系 不眠症患者におけるオレキシン受容体拮抗薬の処方に関連する因子には何がありますか?(日本のデータベース研究; Drugs Real World Outcomes. 2023) オレキシンは覚醒と睡眠を調節する神経伝達物質のひとつであり、オレキシンがオレキシン受容体へ作用すると覚醒システムを活性化させ覚醒が維持されることが明らかとなっています。 この覚醒システムが過剰に働いている状態では、不眠などの症状を引き起こ… 2023.06.20 01_中枢神経系30_睡眠
01_中枢神経系 軽症脳卒中および一過性脳虚血発作におけるCYP2B6遺伝子多型はクロピドグレルの有効性に影響しますか?(RCTの事後解析; CHANCE試験; Stroke. 2023) CYP2B6遺伝子多型がクロピドグレルに及ぼす影響はどのくらいか? In vitro試験において、クロピドグレルの薬物代謝酵素としてCYP2C19、1A2、2B6、2C9、そして3A4/5が関与していると報告されています(Drug Meta... 2023.06.12 01_中枢神経系02_循環器系