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軽度に駆出率が低下または維持された心不全におけるフィネレノンの効果はどのくらい?(DB-RCT; FINEARTS-HF試験; N Engl J Med. 2024)

ステロイド系ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬は、駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者の罹患率と死亡率を減少させることが示されています。一方、駆出率が軽度低下または維持された心不全(HFmrEF/HEpEF)患者における有効性は確立され…
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持続的気道陽圧治療と妊娠中の高血圧有害転帰との関連性は?(メタ解析; JAMA Netw Open. 2024)

妊娠は閉塞性睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea, OSA)の発症や増悪を助長し、妊娠合併症のリスクを高める可能性があります。持続陽圧呼吸療法(Continuous positive airway press…
00_その他

更年期に伴う血管運動症状に対するエリンザネタントの効果はどのくらい?(RCT; OASIS試験; JAMA. 2024)

更年期血管運動症状(VMS)は、更年期にホルモンの変化によって引き起こされる症状群です。主な症状には、ホットフラッシュ(突然の熱感と発汗)、ナイトスウェット(夜間の発汗)、動悸(心臓の鼓動の異常感)、不眠(睡眠の質の低下)があり、日常生活…
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スタチン系薬剤は中止したほうが良い?それとも継続した方が良い?(系統的レビュー; J Am Geriatr Soc. 2024)

臨床医と患者はしばしばスタチンを継続するか中止するか決断する場面に直面します。しかし、将来のリスクを的確に評価することは困難です。そこで今回は、スタチンの中止が臨床転帰(全死亡、心血管[CV]死亡、CVイベント、QOL)に及ぼす影響を継続…
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ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害薬使用者と非使用者の腎予後の比較(日本のデータベース研究; Diabetes Obes Metab. 2024)

ジペプチジルペプチダーゼ-4阻害薬(DPP-4is)は、日本では2型糖尿病患者の第一選択薬として広く処方されており、その使用率はアジア人の高い血糖降下作用により60%を超えています(PMID: 34309213)。しかし、DPP-4isに…
02_循環器系

非心臓塞栓性脳卒中における血管再発予防のためのコルヒチン長期投与の効果は?(PROBE法; CONVINCE試験; Lancet. 2024)

コルヒチンによる抗炎症療法は、冠動脈疾患の血管再発を予防することが示されました。冠動脈疾患の典型的な原因が動脈硬化であるのとは異なり、虚血性脳卒中は動脈硬化や小血管疾患など多様な機序によって引き起こされるか、原因不明であることが多いことが…
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心血管リスクの高い患者における高トリグリセリド血症に対するオレザルセンの効果は?(RCT; Bridge-TIMI 73a試験; N Engl J Med. 2024)

アンチセンス薬であるオレザルセンの効果は?トリグリセリド(TG)およびTGに富むリポ蛋白のレベルを低下させることは、依然として満たされていない臨床的ニーズです。Olezarsen(オレザルセン)は、アポリポ蛋白C-III(APOC3)のメッ...
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慢性腎臓病の高血圧管理のための臨床判断支援システムの効果はどのくらい?(RCT; JAMA Intern Med. 2024)

慢性腎臓病(CKD)は、米国で3,700万人の成人が罹患しており、CKD患者にとって高血圧は腎不全、心血管イベント、死亡などの有害な転帰の主要な危険因子です。コンピュータ化された臨床判断支援(CDS)システムを導入することで、CKD患者の…
00_その他

臨床転帰に依存する服薬アドヒアランスの閾値は80%?(システマティックレビュー; Front Pharmacol. 2018)

薬物療法において、目標とする臨床転帰を達成するためには、一定レベルの服薬アドヒアランスが必要です。Haynesの初期の経験的定義によれば、降圧薬の服薬アドヒアランスは80%以上であり、多くの研究者がこの閾値を使ってアドヒアランスのある患者…
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SGLT-2阻害薬の心筋梗塞発症率に対する効果はどのくらい?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2023)

SGLT-2阻害薬による心筋梗塞の発症予防効果はどのような患者集団で認められるのか?ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は、2型糖尿病治療薬として開発されましたが、その後、心不全や腎臓病にも適応を拡大しました。これらの疾患...
00_その他

誤った情報を評価するためのオンライン検索は、誤報の信憑性を高める可能性がある?(Nature. 2023)

ソーシャルネットワークを中心に、ネット上の誤情報に対する理解には、学術的にかなりの注意が払われてきました。しかし、情報の信憑性を評価するためにオンライン検索を利用することは、メディアリテラシー介入の中心的な要素であるにもかかわらず、情報環…
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高コレステロール血症治療薬インクリシランの安全性と忍容性はどのくらい?(臨床試験7件の併合解析; J Am Coll Cardiol. 2023)

インクリシラン(商品名:レクビオ)は低比重リポ蛋白コレステロールを低下させる低分子干渉RNA製剤(RNAi)です。日本では2023年11月22日の薬価収載と同時に発売されました。しかし、安全性情報が限られていることから、継続的なモニタリン…
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潜在性心房細動におけるアピキサバンの脳卒中予防効果はどのくらい?(DB-RCT; ARTESIA試験; N Engl J Med. 2023)

潜在性心房細動は持続時間が短く無症状であり、通常はペースメーカーや除細動器による長期の連続的なモニターによってのみ発見できます。潜在性心房細動は、潜在性心房細動を有さない場合と比較して、脳卒中のリスクを2.5倍増加させますが、経口抗凝固療…
02_循環器系

心不全と腎機能低下を有する患者においてダパグリフロジンは継続して良い?(RCTの併合解析; J Am Coll Cardiol. 2023)

ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は心不全(HF)の管理においてガイドラインで推奨されています。これらの治療薬は慢性腎臓病を合併している患者でも開始可能ですが、一部の患者では時間の経過とともに腎機能が悪化する可能性があ…
02_循環器系

ウェアラブル心電図で検出される心房および心室の期外収縮は心血管イベントの発生と相関しますか?(データベース研究; Eur Heart J Digit Health. 2023)

ウェアラブルデバイスは心電図(ECG)をユビキタス(使いたいときに場所を選ばずに利用できること)な医療検査に変えつつあります。しかし、患者転帰への影響については充分に検証されていません。そこで今回は、心血管系疾患(CVD)のない人を対象に…
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急性虚血性脳卒中患者における降圧治療は早期に行った方が良いのか?(Open-RCT; BMJ. 2023)

急性虚血性脳卒中は局所的な脳虚血に起因して突然生じる神経脱落症状のうち、永続的な脳梗塞を伴います。一般的には、血圧が220/120mmHgを超えていなければ、すぐには高血圧の治療は行われません。動脈が狭窄している場合、脳に充分な血液を送る…
09_感染症

日本のプライマリ・ケアにおけるCOVID-19外来患者への抗生物質処方に影響する因子は?(データベース研究; )

COVID-19を含むウイルス感染症に対して抗生物質は無効ですが、医師はCOVID-19に対して抗生物質を処方することが多いことが知られています(PMID: 35394497、PMID: 36800196)。しかし、COVID-19に対す…
00_その他

AIコンピュータによる大腸内視鏡検査の支援は腺腫の検出率を増加させるが進行腺腫は検出されず、非腫瘍性ポリープの不必要な切除率が高くなる(SR&MA; Ann Intern Med. 2023)

大腸内視鏡検査における大腸新生物の人工知能によるコンピュータ支援検出(CADe)は、腺腫検出率(ADR)を高め、腺腫見逃し率を低下させる可能性があるものの、非腫瘍性ポリープの過剰診断や過剰治療を増加させる可能性があります。しかし、充分に検…
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アントラサイクリン関連心機能障害の発生はアトルバスタチン併用により減少するのか?(DB-RCT; STOP-CA試験; JAMA. 2023)

アトルバスタチンの併用はアントラサイクリン関連心機能障害のリスクを低減できるのか?アントラサイクリン系薬剤は広範な癌を治療できることから広く使用されていますが、副作用として新機能障害を引き起こすことが報告されており、治療中のモニタリング項目...
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難聴高齢者の認知機能低下を抑制するための聴覚介入は有効ですか?(RCT; ACHIEVE試験; Lancet. 2023)

難聴は高齢者の認知機能低下や認知症発症の増加と関連していることが報告されています。しかし、難聴に対する介入が認知機能を低下できるのかについてはエビデンスが限られています。そこで今回は、難聴を有する認知的に健康な高齢者において、聴覚介入によ…
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