未分類 ACS後の抗血小板療法、アスピリンは早期中止できる?P2Y12単剤療法の新知見(Open-RCT; NEO-MINDSET試験; N Engl J Med. 2025) 急性冠症候群(ACS)で経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた患者では、アスピリン+P2Y12阻害薬による二剤併用抗血小板療法(DAPT)が標準治療として行われます。しかし、DAPTは出血リスクを伴うため、早期からアスピリンを中… 2025.10.11 未分類
01_中枢神経系 ARBはACE阻害薬よりも認知症リスクを低減する?(多国籍コホート研究; Age Ageing. 2025) 高血圧治療に広く用いられるACE阻害薬(ACEI)とアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)。これらは血圧コントロールだけでなく、脳血管疾患や認知機能に影響を及ぼす可能性が指摘されています。しかし、どの薬剤クラスが認知症リスクにより有利… 2025.09.25 01_中枢神経系02_循環器系未分類
未分類 ビタミンB12誘導体メコバラミンがカペシタビン誘発手足症候群を予防する?(DB-RCT; BMJ. 2025) 抗がん薬 カペシタビン は乳がんを含む固形腫瘍で広く用いられる経口フッ化ピリミジン製剤です。一方、副作用として手足症候群(Hand-Foot Syndrome:HFS)を高率に引き起こし、治療中止を要因となります。また、HFSは日常生活の… 2025.09.24 未分類
未分類 1型糖尿病に対する同種異系幹細胞由来膵島細胞治療「ジミスレセル(zimislecel)」の有効性評価(第1, 2相試験; VX-880-101 FORWARD試験; N Engl J Med. 2025) 1型糖尿病は自己免疫反応により膵島β細胞が破壊され、インスリン分泌が失われる疾患です。インスリン注射や持続皮下インスリン注入が標準治療ですが、依然として重度低血糖や血糖コントロール困難が課題となっています。膵島移植は有効な選択肢ですが、ド… 2025.09.20 未分類
未分類 難治性・治療抵抗性高血圧に対するバクスドロスタットの有効性はどのくらい?(DB-RCT; BaxHTN試験; N Engl J Med. 2025) アルドステロンの過剰産生は、難治性・抵抗性高血圧の病態に深く関わります。新規薬剤 バクスドロスタット(baxdrostat) は、アルドステロン合成酵素を阻害することで血圧を低下させることが報告されており、第2相試験で有望な結果が報告され… 2025.09.11 未分類
未分類 ASCVD患者におけるクロピドグレル単剤療法はアスピリンより優れているのか?(SR&MA; Atherosclerosis. 2025) アテローム性動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)の二次予防において、長年アスピリン単剤療法が標準的に用いられてきました。しかし、クロピドグレル単剤療法(SAPT: single antiplatelet therapy)の方が虚血イベント予… 2025.08.26 未分類
08_炎症・免疫・アレルギー系 尿酸降下薬導入時の痛風発作リスクはどのくらい?(SR&MA; Arthritis Care Res. 2024) 痛風治療において、尿酸降下薬(ULT)の開始や増量に伴って一時的に関節炎発作(痛風発作)が誘発されることはよく知られています。そのため、コルヒチンやNSAIDsといった予防的治療(flare prophylaxis)が併用されることがあり… 2025.08.22 08_炎症・免疫・アレルギー系未分類
未分類 電動キックボード事故とアルコールの関係―夜間・頭部外傷に多く影響、規制導入で受傷者数が減少(前向き観察研究; Scand J Trauma Resusc Emerg Med. 2025) 近年、都市部で急速に普及した電動キックボード(e-scooter)は、利便性の高さから利用が拡大する一方で、事故による救急搬送例が増えています。特にアルコール摂取と事故の関連性が各国で報告されていますが、その詳細な受傷パターンや規制効果は… 2025.08.11 未分類
未分類 強度の高い運動はストレスを軽減する?唾液コルチゾールで検証されたメカニズムとは(Psychoneuroendocrinology. 2021) 「運動すると気持ちがスッキリする」、「嫌なことがあっても、汗をかけばスッとする」、多くの人が経験しているこの感覚に、生理学的な裏付けがあるのか?を検証したのが、今回ご紹介する研究です。本研究では、運動強度がストレスホルモン(コルチゾール)… 2025.08.07 未分類
未分類 カフェインは便秘に効く?コーヒーと腸の関係を米国NHANESデータで検証(横断研究; J Multidiscip Healthc. 2025) 「コーヒーを飲むとお通じが良くなる気がする」そんな経験はありませんか?カフェインの腸への影響は以前から議論されてきましたが、その実態について明確なエビデンスは乏しい状況でした。今回ご紹介するのは、米国の大規模調査データ(NHANES)を用… 2025.08.06 未分類
未分類 厳格な血圧管理は腎機能に影響する?―腎障害のリスクなく心血管イベントを有意に減少(RCTの二次解析; CRHCP試験; JAMA Netw Open. 2025) 高血圧患者に対して、収縮期血圧(SBP)を130mmHg未満に厳格にコントロールすることで、心血管疾患(CVD)のリスクが下がることは知られています。しかしその一方で、腎機能が悪化する可能性も指摘されており、特に慢性腎臓病(CKD)を有さ… 2025.07.29 未分類
未分類 心筋梗塞+多枝病変への完全血行再建、10年後の成績は?(RCT; DANAMI-3-PRIMULTIの長期追跡; J Am Coll Cardiol. 2025) ST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者において、非責任病変への治療を行うか否かは長年の議論の的です。とくに多枝病変を合併する症例において、急性期治療後に非責任血管の狭窄も治療すべきかどうかは、長期予後の観点から重要な論点です。本研究は、DA… 2025.07.28 未分類
01_中枢神経系 週末の「寝だめ」が心臓や代謝の病気を防ぐ?|睡眠不足と多疾患リスクとの関係に注目 ◆ はじめに:「寝不足は万病のもと」って本当?現代人の多くが抱える「平日の睡眠不足」。その影響を和らげるため、週末にまとめて眠る「週末の寝だめ(Weekend Catch-Up Sleep: WCS)」をしている方も多いのではないでしょうか... 2025.07.04 01_中枢神経系02_循環器系未分類
未分類 肺炎治療におけるセフトリアキソンの最適用量とは?(後向き研究; J Antimicrob Chemother. 2025) ◆ はじめに肺炎は入院治療が必要となる代表的な感染症であり、特に高齢者や基礎疾患を持つ患者においては重篤化することも少なくありません。その治療の中心に位置するのが、第3世代セフェム系抗菌薬「セフトリアキソン(Ceftriaxone)」です。... 2025.06.29 未分類
未分類 メラトニンは神経障害性疼痛に有効か?(二重盲検クロスオーバー試験; Pain. 2025) 神経障害性疼痛(neuropathic pain, NP)は、夜間に悪化しやすく、不眠症や気分障害を伴うことが多い疾患です。こうした背景から、睡眠を整えることで疼痛が改善される可能性が注目されています。メラトニンは松果体から分泌されるホル… 2025.06.08 未分類
未分類 スタチン使用で白内障リスクは増加するのか?(日本の後向きコホート研究; Sci Rep. 2025) スタチンは、高コレステロール血症や心血管疾患予防のために広く使用されているHMG-CoA還元酵素阻害薬です。しかし、スタチン使用に伴う白内障リスクの増加が指摘されており、その関連性は長らく議論の的となってきました。今回ご紹介する研究は、日… 2025.05.23 未分類
02_循環器系 スピロノラクトン最適化中の高カリウム血症にジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム(SZC)は有効か?(DB-RCT; REALIZE-K試験; J Am Coll Cardiol. 2025) ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬 (MRA) は、心不全および駆出率低下(HFrEF)の患者の転帰を改善しますが、臨床現場ではあまり使用されていません。スピロノラクトン(MRA:ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)は、心不全治療において予後… 2025.04.14 02_循環器系07_腎・泌尿器系未分類
未分類 2型糖尿病患者におけるグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬と自殺リスクとの関連性(コホート研究; BMJ. 2025) グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬の使用と自殺念慮および自傷行為との関連を示す最近の報告は、大きな懸念を引き起こしています。この安全性の問題の可能性に関する最初のシグナルは、2023年7月にアイスランド医薬品庁から発せられ… 2025.04.04 未分類
未分類 スタチンまたはHMG-CoA還元酵素阻害薬の使用と片頭痛との関連性は?(メタ解析; J Headache Pain. 2025) スタチンまたは3-ヒドロキシ-3-メチル-グルタリルコエンザイムA(HMG-CoA)還元酵素阻害薬は、肝細胞のコレステロール含量を減少させることにより作用する薬です。スタチンは片頭痛のリスク軽減に関連し、症状の治療に使用できることを示唆す… 2025.03.09 未分類
未分類 非ビタミンK経口抗凝固薬と抗血小板薬単独療法における出血リスクの比較(RCTのメタ解析; Ann Intern Med. 2025) 動脈および静脈血栓塞栓症の予防において、治療用量の非ビタミンK経口抗凝固薬(NOAC)はアスピリンよりも優れていることが示されていますが、出血リスクについては充分に検証されていません。そこで今回は、NOACと単独抗血小板療法との出血リスク… 2025.02.19 未分類