2025-12

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02_循環器系

LDLコレステロールはどこまで下げるべきか?|脳梗塞既往患者で「超低LDL-C」とイベント抑制の関係を検証(RCT及び延長試験; Circulation. 2025)

脳梗塞の既往がある患者では、再発を含む心血管イベントのリスクが高く、厳格な脂質管理が推奨されています。しかし、LDL-Cをどこまで下げればよいのか?極端に低いLDL-C(例:<40mg/dL)は安全なのか?といった疑問には、長期データが十…
食事

納豆をよく食べる高齢男性は死亡リスクが低い?|前向きコホート研究と“健康志向バイアス”(Clin Nutr ESPEN. 2025)

「納豆は健康に良い」といわれますが、科学的な根拠はどの程度あるのでしょうか?今回紹介するのは、地域在住の高齢男性を約12年間追跡した前向きコホート研究で、納豆摂取量と死亡リスクの関連を検討した疫学研究です。しかし、こうした栄養疫学では、健…
12_血液・造血器系

高齢者における抗凝固薬と出血性脳卒中リスク:北海道の大規模データを用いた後向き研究(Aging Clin Exp Res. 2025)

高齢者に対する抗凝固療法は、脳梗塞や全身塞栓症の予防を目的として広く行われています。一方で、出血性脳卒中(脳出血)は高齢者で特に重篤なアウトカムをもたらすため、抗凝固薬処方に伴う出血リスク評価は不可欠です。今回ご紹介する研究は、日本・北海…
07_腎・泌尿器系

重度アシデミア+急性腎障害に重炭酸ナトリウムは有効か?|大規模RCTが示した「死亡率改善なし」(BICARICU-2試験; JAMA. 2025)

集中治療領域では、重度の代謝性アシデミア(pH≤7.20)を呈する患者に対し、重炭酸ナトリウム(商品名:メイロン®など)の投与が行われることがあります。しかし、急性腎障害(AKI)を合併した重症患者に本当に有効なのかについては、これまで明…
04_相互作用、薬物相互作用

レンボレキサント併用でクロザピン血中濃度が上昇?|薬物相互作用の可能性を示した症例報告(Br J Clin Pharmacol. 2024)

クロザピン(Clozapine, CLZ)は、治療抵抗性統合失調症(treatment-resistant schizophrenia, TRS)に対する最も有効な選択肢の一つですが、重大な有害事象や薬物相互作用(drug-drug in…
09_感染症

タミフル服用で異常行動は増えたのか?|添付文書改訂後の処方動向と副作用報告を検証(Drugs Real World Outcomes. 2024)

タミフル®(オセルタミビル)はインフルエンザ治療の中心的存在として長年使用されています。しかし2007年、10代での異常行動が相次いで報告され、添付文書に「10歳以上には原則使用しない」という制限が設けられました。その後、安全性に関する知…
07_腎・泌尿器系

慢性腎臓病(CKD)は「進行を遅らせる時代」から「寛解をめざす時代」へ|治療パラダイムの変化(Kidney Int. 2025)

慢性腎臓病(CKD)は、これまで「進行を少しでも遅らせる」という消極的な治療目標が主流でした。しかし近年、複数の大規模試験の成果により、CKDでも “寛解(remission)” が現実的な治療目標になりつつあると報告されています。Kid…
05_内分泌代謝系

DPP-4阻害薬はCKD合併2型糖尿病の心血管・腎イベントを防げるのか?(CDSR; Cochrane Database Syst Rev. 2025)

2型糖尿病と慢性腎臓病(CKD)の併存は、心血管疾患・腎不全・死亡リスクを大きく高めます。治療選択は複雑化しており、血糖降下薬が心血管イベントや腎イベントを抑制できるかは、臨床現場での重要な意思決定ポイントです。今回紹介するのは、DPP-…
01_中枢神経系

妊娠中のアセトアミノフェン使用と自閉スペクトラム症・ADHDの関連性は?(SR&MA; BMJ. 2025)

妊娠中のアセトアミノフェン(パラセタモール)は、国内外のガイドラインで比較的使用経験が多く、推奨される解熱鎮痛薬として位置づけられてきました。一方で近年「胎児期のアセトアミノフェン曝露と自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(AD…
02_循環器系

DOAC・ワルファリンの服薬遵守率は“80%で十分”ではない?|最新エビデンスが示す「最適アドヒアランス閾値」を解説(人口ベースコホート研究; J Thromb Haemost. 2025)

心房細動(AF)における脳卒中予防の柱となる 経口抗凝固薬(OAC:ワルファリン/DOAC)。長年、服薬アドヒアランスの基準として「PDC 80%(服薬遵守率80%)」が使用されてきました。しかし、この “80%ルール” (80%基準)は…
00_その他

たった一言の「無礼さ」が医療チームの診断力と手技能力を低下させる?|NICUチームを対象としたRCT(Pediatrics. 2015)

日常診療において、医療者間のコミュニケーションは患者安全の根幹を支えています。ところが近年「無礼な言動(rudeness)」が医療チームのパフォーマンスに悪影響を与える可能性が指摘されてきました。今回ご紹介する研究は、新生児集中治療室(N…
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