2024-08

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11_皮膚・骨格筋系

蕁麻疹治療における抗ヒスタミン薬へのロイコトリエン受容体拮抗薬の追加は有効ですか?(RCTのメタ解析; J Allergy Clin Immunol. 2024)

蕁麻疹(じんましん、かゆみ、血管浮腫)の治療において、H1抗ヒスタミン薬(AH)に抗ロイコトリエン薬を追加することの有益性と有害性は、依然として不明です。そこで今回は、急性および慢性の蕁麻疹に対する抗ロイコトリエン薬とAHの併用療法とAH…
00_その他

血液分布異常性ショック治療におけるアンギオテンシンIIの有効性は?(SR&MA; Shock. 2024)

ノルエピネフリン不応性ショックのレスキュー療法として非ノルエピネフリン系昇圧薬が使用されるようになってきているが、その有効性に関するデータは限られています。そこで今回は、血液分布異常性ショック(distributive shock)におけ…
02_循環器系

軽症慢性高血圧の妊婦におけるニフェジピンとラベタロールの安全性比較(RCTの事後解析; CHAP試験; Obstet Gynecol. 2024)

妊婦そして新生児において、降圧薬による安全性評価のデータは限られています。そこで今回は、ランダム化比較試験CHAP(Chronic Hypertension in Pregnancy)試験参加者において、使用した降圧薬の種類別に母体および…
02_循環器系

ポリファーマシーが心不全患者の3年死亡率に及ぼす影響は?(単施設の後向き研究; J Pharm Health Care Sci. 2024)

ガイドラインに沿った薬物療法(GDMT)は心不全管理において重要ですが、ポリファーマシー自体が心不全に影響を与える可能性があります。ポリファーマシーに対する対策は必要ですが、一方的な薬剤漸減(漸減すべき薬剤を含む)に関する現在の議論は不充…
05_内分泌代謝系

2型糖尿病における週1回投与イコデックと1日投与インスリンアナログ製剤との比較(メタ解析; ONWARDS試験; Diabetes Obes Metab. 2024)

2型糖尿病(T2D)患者の多くは、長期にわたってインスリンを必要とします。基礎インスリン治療を開始し、適切に漸増すれば血糖値を下げるのに有効ですが、基礎インスリン治療には低血糖に陥るリスクが内在しています。そのため、インスリンによる糖尿病…
09_感染症

小児呼吸器感染症の発症におけるSRウイルスと肺炎球菌の相互作用とは?(系統的レビュー; Lancet Respir Med. 2024)

下気道感染症は、一般的に呼吸器合胞体ウイルス(RSV)または肺炎球菌(肺炎球菌)によって引き起こされ、特に5歳未満の小児において、世界的に大きな健康上の負担となっています。したがってRSVと肺炎球菌の関係をより深く理解することは、疾患の予…
03_呼吸器系

公共空間における手術用フェイスマスク着用の効果はどのくらい?(実用的ランダム化優越性試験; BMJ 2024)

観察研究のシステマティックレビューでは、フェイスマスクの着用と呼吸器感染症のリスク低下との関連が報告されていまます(PMID: 32497510、PMID: 37186920)。しかし、最近のコクランレビューの著者は、10件のランダム化試…
01_中枢神経系

ベンゾジアゼピン使用と長期認知症リスクおよび神経変性マーカーとの関連性はどのくらい?(集団ベース研究; BMC Med. 2024)

ベンゾジアゼピンの使用は、特に高齢者において一般的です。ベンゾジアゼピン系薬剤は認知機能に対する急性期の有害作用は確立されており適切なモニタリングや代替薬への変更等の対処法がありますが、神経変性や認知症リスクに対する長期的な影響は依然とし…
11_皮膚・骨格筋系

中等症から重症の慢性手湿疹に対するデルゴシチニブクリームの効果はどのくらい?(DB-RCT; DELTA 1/DELTA 2; Lancet. 2024)

デルゴシチニブは慢性手湿疹にも有効なのか? 慢性手湿疹は、変動性、炎症性、そう痒性、しばしば痛みを伴う手や手首の疾患であり、患者のQOLや職業能力に強く影響します。 慢性手湿疹に対して、汎ヤヌスキナーゼ阻害剤(pan-JAK kinase ...
00_その他

ハーフタイム中の手と前腕の冷水浸漬は、暑熱下での間欠的運動パフォーマンスを改善する(クロスオーバ試験; Front Physiol. 2023)

温暖な環境と比較して、高温環境では体幹温度(Tc )と平均皮膚温度(Tsk)の上昇が速く、その結果、心血管系、代謝系、および熱知覚負荷が増加し、持久力と断続的な運動パフォーマンスが低下することが知られています。また、前腕を10~15分間水…
04_相互作用、薬物相互作用

高齢老人ホーム入居者におけるCYP2D6代謝オピオイドと抗うつ薬の併用に関連する臨床結果と有害転帰(標的試験エミュレーション研究; Ann Intern Med. 2024)

高齢のナーシングホーム(NH)入居者における、チトクロームP450(CYP)2D6(CYP2D6)代謝オピオイドと抗うつ薬との薬物動態学的相互作用の安全性に関するエビデンスは限られています。そこで今回は、CYP2D6代謝オピオイドと抗うつ…
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