11_皮膚・骨格筋系 手根管症候群に対する異なるキネシオテーピング手技の効果比較(DB-RCT; Arch Phys Med Rehabil. 2024) キネシオテーピング手法による効果比較 手根管症候群(Carpal Tunnel Syndrome, CTS)は、手首の手根管内にある正中神経が圧迫されることによって引き起こされる症状のことです。この神経圧迫により、手や指にしびれや痛み、感覚... 2024.07.31 11_皮膚・骨格筋系
02_循環器系 認知症老人ホーム入居者における降圧治療中止が精神神経症状およびQOLに及ぼす影響はどのくらい?(Open-RCT; DANTON試験; Age Ageing. 2024) 観察研究およびランダム化比較試験(RCT)に基づくと、認知症高齢者における降圧治療の有益性と有害性のバランスは不明であり、更なる検証が求められています。そこで今回は、認知症を有するナーシングホーム入居者において、降圧治療の中止が神経精神症… 2024.07.30 02_循環器系
05_内分泌代謝系 米国高齢2型糖尿病患者におけるグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬と自殺念慮および自殺行動のリスク(データベース研究; Ann Intern Med. 2024) GLP-1受容体作動薬(GLP-1 RA)は、2型糖尿病(T2D)や肥満の治療に使用されます。最近の研究では、この薬が特に高齢者において自殺リスクにどう影響するかが調査されました。調査結果によると、GLP-1 RAを使用した高齢者の自殺行… 2024.07.29 05_内分泌代謝系
14_歯科 予防歯科治療が血液透析患者における心血管疾患と肺炎のリスクを減少させる?(データベース研究; Sci Rep. 2024) 口腔の健康状態は血液透析患者の死亡率に影響することが知られています。いくつかの研究で、歯周炎が血液透析患者の死亡率に影響することが報告されています。さらに、う蝕、欠損歯指数、および口腔衛生状態の不良は、血液透析患者の死亡率と関連している可… 2024.07.28 14_歯科
02_循環器系 ジゴキシンとβ遮断薬を用いた心拍数コントロールの評価のための消費者向けウェアラブルデバイスの可能性(RCT; RATE-AF試験; Nat Med. 2024) コンシューマーグレードのウェアラブル技術は、臨床研究や患者管理をサポートする可能性があるものの、実臨床での検証は充分に行われていません。そこで今回は、永続的な心房細動と心不全を有する高齢の多疾患合併患者における心拍数を比較するために実施さ… 2024.07.27 02_循環器系
00_その他 女性の性的興奮障害に対するシルデナフィルクリーム局所投与の効果は?(DB-RCT; Obstet Gynecol. 2024) ファイザー社は、女性に対する経口シルデナフィルの有効性が認められなかったとして、女性に対する適応拡大を断念しています(PMID: 15001492)。一方、外用シルデナフィルクリームの有効性・安全性検証は充分に行われていません。そこで今回… 2024.07.26 00_その他
00_その他 ランダム化比較試験におけるベースライン共変量の不均衡に関する有意差検定の有病率とその意味: 表1の誤り 「表1の誤謬」とは? 有意差検定は、ランダム化比較試験において、ランダム化された参加者間のベースラインの人口統計学的特徴や臨床的特徴の不均衡を評価するためにしばしば用いられます。しかし、Table 1 Fallacy「表1の誤謬」として知ら... 2024.07.25 00_その他
02_循環器系 糖尿病または脳卒中の既往の有無にかかわらず心血管リスクが高い患者において血圧は厳格に下げた方が良いのか?(PROBE法; Lancet. 2024) 収縮期血圧を120mmHg未満に低下させることが140mmHg未満に低下させることより優れているかどうかについては、特に糖尿病患者や脳卒中の既往のある患者において不明確です。そこで今回は、心血管リスクの高い患者における目標血圧値の違いによ… 2024.07.24 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 SARS-CoV-2感染後の心血管疾患リスクはどのくらいですか?(メタ解析; J Infect. 2024) SARS-CoV-2感染後のCVDリスクについて、重症度を考慮しながら経時的に検討した系統的レビューはほとんどありません。そこで今回は、SARS-CoV-2感染後の肺塞栓症(PE)、心筋梗塞(MI)、虚血性脳卒中(IS)、出血性脳卒中(H… 2024.07.23 02_循環器系09_感染症
02_循環器系 SGLT2阻害薬の心不全転帰と心血管疾患死亡に対する効果は患者背景によらず得られる?(メタ解析; Lancet Diabetes Endocrinol. 2024) SGLT2阻害薬の効果はどのような患者背景で得られるのか? ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は、心不全、2型糖尿病、慢性腎臓病、アテローム性動脈硬化性心疾患、急性心筋梗塞の患者を対象として研究されてきました。 個々の試... 2024.07.22 02_循環器系05_内分泌代謝系
03_呼吸器系 成人の禁煙における電子タバコ vs. バレニクリン(DB-RCT; JAMA Intern Med. 2024) 禁煙補助薬としてバレニクリンと比較したニコチン含有電子タバコ(electronic cigarettes, ECs)が使用されていますが、これらの相対的有効性については充分に検証されていません。そこで今回は、禁煙におけるECsの相対的有効… 2024.07.21 03_呼吸器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 1~11歳の好酸球性食道炎患者に対するデュピルマブ投与の効果は?(RCT; EoE KIDS試験; N Engl J Med. 2024) デュピルマブはインターロイキン-4およびインターロイキン-13経路を遮断するヒトモノクローナル抗体であり、成人および青年の好酸球性食道炎を含む、2型炎症を特徴とする5種類のアトピー性疾患に有効性を示しています。しかし、12歳未満の小児に対… 2024.07.20 08_炎症・免疫・アレルギー系
02_循環器系 肝硬変および心房細動患者におけるアピキサバン、リバーロキサバン、ワルファリンの有効性と安全性の比較(全国規模のコホート研究; Ann Intern Med. 2024) アピキサバン、リバーロキサバン、ワーファリンは、心房細動(AF)を有する一般の患者において、出血リスクは増加するものの、主要な虚血イベントの予防に有用であることが示されています。しかし、肝硬変と心房細動を有する患者におけるデータは限られて… 2024.07.19 02_循環器系
05_内分泌代謝系 過体重または肥満成人患者の体重減少に対するセマグルチド vs. チルゼパチド(PSマッチコホート研究; JAMA Intern Med. 2024) チルゼパチドとセマグルチドは、ランダム化臨床試験において、それぞれ体重減少効果を示しましたが、過体重または肥満の集団における直接比較データはまだありません。そこで今回は、臨床現場において、2型糖尿病(T2D)の適応でチルゼパチドまたはセマ… 2024.07.18 05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 急性虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作患者に対するコルヒチン投与の有効性は?(DB-RCT; CHANCE-3試験; BMJ. 2024) 急性期の軽度から中等度の虚血性脳卒中または一過性脳虚血発作を発症した患者は、特に最初の数日間、脳卒中再発のリスクがかなり高いとされています。さらに重要なことは、発症後3ヵ月間のハイリスク期間が、1年以内の脳卒中再発の約70%、5年以内の脳… 2024.07.17 01_中枢神経系02_循環器系
04_消化器系 ペニシリンアレルギー患者に対する簡便なヘリコバクター・ピロリ除菌療法とは?(RCT; Gut. 2024) 高用量アモキシシリン二剤併用療法はヘリコバクター・ピロリ(H.ピロリ)感染症に特に有効であることは報告されていますが、これまでのところ、アモキシシリン以外の単一抗生物質による二剤併用療法は報告されていません。ペニシリンは安価で有効な抗生物… 2024.07.16 04_消化器系
05_内分泌代謝系 閉塞性睡眠時無呼吸症候群と肥満に対するチルゼパチドの効果はどのくらい?(DB-RCT; SURMOUNT-OSA試験; N Engl J Med. 2024) 閉塞性睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の呼吸障害を特徴とし、主要な心血管合併症と関連しています。チルゼパチドは副作用として食欲減退と体重減少作用があり、本疾患の治療薬となる可能性があります。しかし、実臨床における検証は充分ではありません。そこで… 2024.07.15 05_内分泌代謝系30_睡眠
04_相互作用、薬物相互作用 ランソプラゾールとセフトリアキソンの併用は心室性不整脈および心停止のリスク増加と関連する?(日本のデータベース研究; J Infect. 2024) ランソプラゾールとセフトリアキソンとの相互作用による影響は? 過去の研究により、セフトリアキソンを投与された患者において、ランソプラゾールが心室性不整脈、心停止、死亡のリスクを増加させる可能性が示されています(Bai et al. 2023... 2024.07.14 04_相互作用、薬物相互作用
05_内分泌代謝系 セマグルチド処方患者における非動脈炎性前部虚血性視神経症のリスクはどのくらい?(傾向マッチコホート研究; JAMA Ophthalmol. 2024) 非動脈炎性前部虚血性視神経症(nonarteritic anterior ischemic optic neuropathy, NAION)は眼底神経に栄養を届ける動脈が狭くなることで発症します。片眼に突然おこり下半分あるいは上半分が見え… 2024.07.13 05_内分泌代謝系10_眼関連疾患
02_循環器系 進行した慢性腎臓病に対するACEiまたはARBの効果はどのくらい?(RCTのSR&MA; Ann Intern Med. 2024) 進行した慢性腎臓病(CKD)患者において、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACEi)またはアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)による腎代替療法を伴う腎不全のリスク(kidney failure with replacement ther… 2024.07.12 02_循環器系07_腎・泌尿器系