高血圧症の初期治療に対する1/4用量の血圧降下剤4剤併用療法(クアッドピル)は標準用量の単剤療法より血圧コントロールが優れている(代用のアウトカム; DB-RCT; QUARTET試験; Lancet. 2021)
高血圧に対する血圧コントロールは長期間にわたることから、服薬アドヒアランスが低下しやすいことが示されています。服薬アドヒアランス低下による血圧低下は、脳卒中をはじめとする心血管イベントの発症リスクの増加と関連していることが報告されています。診療ガイドラインにおいて、高血圧に対して単剤での治療開始が…