スポンサーリンク
05_内分泌代謝系

2型糖尿病患者におけるセマグルチドと非動脈炎性前部虚血性視神経症リスクとの関連性は?(デンマークの前向きコホート研究; Int J Retina Vitreous. 2024)

非動脈炎性前部虚血性視神経症(NAION)は治療不可能な疾患であり、しばしば罹患眼に重篤かつ不可逆的な視力低下を引き起こすことが報告されています。これまでの研究結果から、セマグルチドの使用がNAIONと関連することが示唆されていますが、実…
04_消化器系

プロトンポンプ阻害薬は非ステロイド性抗炎症薬関連小腸障害のリスクを増加させる?(SR&MA; Clin Transl Gastroenterol. 2023)

プロトンポンプ阻害薬(PPI)と非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)関連の小腸障害との関連については、相反する結果が報告されています。そこで今回は、PPIがNSAID関連小腸障害のリスクを増加させるかどうかについて明らかにすることを目的に…
04_消化器系

NSAID誘発下部消化管障害に対するレバミピドの予防効果は?(データベース研究; Sci Rep. 2022)

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、その解熱、鎮痛、抗炎症作用のために広く使用されています。しかし、NSAIDsによる下部消化管障害の様々な側面は不明なままであり、有効な予防法は確立されていません。レバミピドの薬理作用と臨床試験から…
05_内分泌代謝系

80歳以上の心不全患者におけるNa-グルコース共輸送体2阻害薬の有効性と安全性(後向き研究; ESC Heart Fail. 2025)

ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬(SGLT2i)は心血管死や心不全による入院(HFH)の減少に有効であることが示されています。しかし、ランダム化比較試験には組み込まれていない超低体重や低栄養状態など全身状態の悪い高齢患…
04_消化器系

下部消化管出血リスクにおけるNSAIDs+PPI vs. NSAIDs単独使用(共通データモデルによる解析; Gut Liver. 2025)

プロトンポンプ阻害薬を併用すると下部消化管出血リスクが増加する?最近の研究で、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)とプロトンポンプ阻害薬(PPI)の両方を使用している患者では下部消化管出血のリスクが高いことが示されています。しかし、実臨床...
02_循環器系

頻脈性の心房細動に対するメトプロロールとジルチアゼムの比較(SR&MA; Am J Emerg Med. 2024)

心室頻拍を有する心房細動患者の心拍コントロールに適した薬剤は?頻脈性(心室頻拍 rapid ventricular rate, RVR)の心房細動(Afib with RVR)に対する心拍コントロールにはジルチアゼムとメトプロロールの静脈内...
04_相互作用、薬物相互作用

直接経口抗凝固薬とアトルバスタチン/シンバスタチンとの相互作用の可能性(コホート研究&症例対照研究; Br J Gen Pract. 2024)

直接経口抗凝固薬(DOAC)はスタチン系薬剤とよく併用されます。生物学的にはもっともらしいものの、DOACとアトルバスタチン/シンバスタチンとの間に薬物相互作用があるかどうかは不明です。そこで今回は、DOACとアトルバスタチン/シンバスタ…
02_循環器系

現代の更年期ホルモン療法と心血管疾患リスクとの関連性はどのくらいですか?(スウェーデン全国登録に基づく模擬標的試験; BMJ. 2024)

更年期障害に対してホルモン補充療法がおこなわれますが、副作用として心血管イベントのリスク増加が報告されています。しかし、薬剤間の比較や組み合わせ、投与経路などによる影響については検証されていません。そこで今回は、現代の更年期ホルモン療法が…
01_中枢神経系

抗精神病薬による体重増加患者におけるセマグルチドまたはメトホルミンによる肥満の管理は有用ですか?(コホート研究; MOSA試験; BMC Psychiatry. 2024)

抗精神病薬による体重増加(Antipsychotic-induced weight gain, AIWG)は、患者にとっても臨床医にとっても重大な臨床的課題であり、抗精神病薬を使用している患者において体重増加を予防あるいは回復させるための…
09_感染症

ベトナムにおける多剤耐性結核予防のためのレボフロキサシンの効果は?(DB-RCT; N Engl J Med. 2024)

薬剤耐性結核の予防は世界保健上の優先課題です。しかし、薬剤耐性結核患者の接触者における結核菌感染の治療効果を評価する試験は不足しています。そこで今回は、結核菌感染症の治療として、レボフロキサシン(体重に応じた用量)の6ヵ月間連日投与とプラ…
40_AI

大規模言語モデルの認知障害に対する機械的感受性に対する年齢(バージョン)の影響は?(横断的分析; BMJ. 2024)

これまでに報告された複数の研究結果から、大規模言語モデル(LLM)はさまざまな診断において人間の医師よりも優れていることが示されています。しかし、AI自体が認知機能低下を来すかどうかは評価されていません。そこで今回は、主要な大規模言語モデ…
02_循環器系

心房細動と安定冠動脈疾患に対するエドキサバン抗血栓療法の効果はどのくらい?(Open-RCT; EPIC-CAD試験; N Engl J Med. 2024)

心房細動と安定冠動脈疾患を有する患者に対する長期的な抗血栓療法戦略については、臨床ガイドラインで一貫した推奨がなされているにもかかわらず、ランダム化比較試験から得られたデータはまだ不足しています。そこで今回は、心房細動と安定冠動脈疾患(血…
06_骨代謝系

50~60歳の女性におけるゾレドロン酸の不定期投与による骨折予防はどのくらい?(DB-RCT; N Engl J Med. 2025)

ゾレドロン酸(ゾレドロネート)は12~18ヵ月ごとに投与すると高齢女性の骨折を予防しますが、骨密度と骨代謝に対するその効果は5年以上持続します。閉経後早期の女性において、ゾレドロネートの投与頻度が少なければ椎体骨折を予防できるかどうかは不…
07_腎・泌尿器系

血液透析患者のそう痒症に対するジフェリケファリンの有効性・安全性は?(DB-RCT; NEJM Evid. 2023)

κオピオイド受容体の末梢特異的選択的作動薬であるジフェリケファリンは、米国では血液透析患者の掻痒症治療薬として承認されています。しかし、米国以外の集団における透析後の静脈内使用に関するエビデンスは限られています。そこで今回は、日本人血液透…
04_消化器系

薬の使用と逆流性食道炎のリスクとの関連性は?(後向き横断研究; BMJ Open Gastroenterol. 2024)

逆流性食道炎(Reflux oesophagitis, RO)は、消化器内科医やプライマリケア医が最もよく遭遇する疾患の一つです。しかし、薬剤の使用と逆流性食道炎との関連を調べた疫学研究はほとんどありません。そこで今回は、逆流性食道炎の有…
01_中枢神経系

2型糖尿病患者におけるメトホルミン使用と認知症リスクとの関連性は?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2025)

2型糖尿病(T2DM)におけるメトホルミン使用と認知症リスクとの関連については議論が続いています。そこで今回は、T2DM患者におけるメトホルミン治療が認知症に及ぼす影響を評価するために行われたシステマティックレビュー・メタ解析の結果をご紹…
未分類

認知症患者における老人ホーム入所および死亡までの期間はどのくらい?(SR&MA; BMJ. 2025)

患者の年齢、認知症の原因、診断時の重症度は生存率と関連しているように思われますが、方法論の異質性のため、これらの要因の影響は定量化されていません。また、性別やその他の患者、疾患、研究デザインの特徴の影響は不明です。さらに、これまでのところ…
01_中枢神経系

片頭痛予防治療薬アトゲパントの早期改善効果はどのくらい?(DB-RCTの併合解析; Neurology. 2025)

3件の第3相臨床試験において、12週間の治療期間にわたるエピソード性片頭痛(EM)および慢性片頭痛(CM)に対するアトゲパントの有効性と安全性が示されました。しかし、これらの統合解析結果は報告されていません。そこで今回は、カルシトニン遺伝…
02_循環器系

心房細動患者における頭蓋内出血リスクの比較:直接経口抗凝固療法 vs. 抗血小板療法(SR&MA; JAMA Netw Open. 2024)

心房細動患者に対して、臨床医は経口抗凝固療法よりも抗血小板療法を処方することが多いです。これは、直接経口抗凝固薬(DOAC)による脳卒中予防効果が低いにもかかわらず、頭蓋内出血のリスクが高いという懸念と関連している可能性があります。そこで…
未分類

慢性耳鳴り患者における高用量ビタミンB12治療の効果はどのくらい?(DB-RCT; パイロット研究; Noise Health. 2016)

真の耳鳴りは、蝸牛、脳幹、または高次中枢にある音源やトリガーから生じる幻聴であり、検出可能な音響発生因子を有していないことが知られています。最も広く受け入れられているのは、Jastreboffの有名な神経生理学的モデルで、耳鳴りは皮質下知…
スポンサーリンク