スポンサーリンク
01_中枢神経系

三叉神経領域の帯状疱疹に対するアメナメビルの効果はどのくらい?(症例報告; 臨床神経学 2021)

帯状疱疹性脳血管炎は水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus,以下VZVと略記)の再活性化や初感染によって、自己免疫性に脳梗塞や動脈瘤、動脈解離を来す病態です。1997年から2001年の間に帯状疱疹に罹患した1…
未分類

心不全に対する鉄剤静注は入院や死亡リスクを低減させるのか?(RCTの事後解析; IRONMAN試験; J Am Coll Cardiol. 2024)

心不全と鉄欠乏の患者には、鉄の補充が影響する可能性のあるさまざまな入院原因や死亡原因があります。したがって、鉄補充により心不全患者の入院や死亡リスクを低減できる可能性がありますが、充分に検証されていません。そこで今回は、デルイソマルトース…
05_内分泌代謝系

2型糖尿病の心血管アウトカムに対するセマグルチドの効果は慢性腎臓病の重症度により異なりますか?(RCTの事後解析; FLOW試験; Eur Heart J. 2024)

FLOW試験において、セマグルチドは2型糖尿病(T2D)と慢性腎臓病(CKD)を有する参加者において、腎臓および心血管(CV)の転帰と死亡のリスクを減少させました。しかし、CKD重症度別のセマグルチド評価は充分に行われていません。そこで今…
01_中枢神経系

認知症患者のハイリスク薬に対する介入効果は?(RCT; JAMA Intern Med. 2024)

処方医と患者、あるいは処方医のみに教育資材を郵送するとPIMsは減少するのか? アルツハイマー病(AD)およびアルツハイマー病関連認知症(ADRD)の患者は、抗精神病薬、鎮静催眠薬、強力な抗コリン薬などの特定のハイリスク薬剤の不適切な処方(...
01_中枢神経系

小児片頭痛における予防薬はどれがよい?(RCTのネットワークメタ解析; JAMA Netw Open. 2024)

小児の片頭痛予防薬として優れる薬剤とは? 小児片頭痛は、小児や青年のQOLや学業成績に大きな影響を及ぼすことが知られています。この集団における片頭痛予防のための薬理学的介入の有効性と安全性を理解することは、効果的な治療戦略を開発する上で極め...
05_内分泌代謝系

最近心不全増悪を経験した患者におけるフィネレノンの効果は?(DB-RCTの二次解析; FINEARTS-HF試験; J Am Coll Cardiol. 2024)

心不全(HF)を有し、最近心不全増悪(worsening heart failure, WHF)イベントを起こした患者は、駆出率にかかわらず、入院と死亡の再発リスクが高いことが知られています。しかし、これらの背景を有する患者におけるフィネ…
未分類

ベンゾジアゼピン受容体作動薬の投与中止に対する行動介入を用いたマスキング漸減の効果は?(RCT; JAMA Intern Med. 2024)

ベンゾジアゼピン受容体作動性催眠薬の臨床試験では、プラセボ効果がよく観察されます。臨床ガイドラインでは、不眠症の第一選択療法として、ベンゾジアゼピン受容体作動性催眠薬(特に高齢者)を中止し、不眠症に対する認知行動療法(cognitive …
05_内分泌代謝系

座位時間を減らすと腰痛は減らせるのか?(RCTの二次解析; BMJ Open. 2024)

座位行動は、腰痛緩和のためのもっとも妥当な介入対象です。しかし、その効果検証は充分に行われていません。そこで今回は、6ヵ月間の座位行動削減介入が、腰痛と関連障害のアウトカム、および傍脊柱筋(すなわち、脊柱起立筋と横脊柱筋)のインスリン感受…
01_中枢神経系

慢性疼痛に対する筋弛緩薬の長期使用の効果は?(システマティックレビュー; JAMA Netw Open. 2024)

オピオイド処方ガイドラインの厳格化により、慢性疼痛に対する骨格筋弛緩薬(SMR)の処方が増加していますが、慢性疼痛に対するSMRの長期使用の有効性は不明です。そこで今回は、慢性疼痛に対するSMRの長期使用の効力(efficacy)または有…
02_循環器系

心筋梗塞後の左室血栓管理における直接経口抗凝固薬 vs. ビタミンK拮抗薬(メタ解析; Am J Cardiol. 2024)

左室(LV)血栓形成は、早期再灌流が可能となった現代においても、急性心筋梗塞(AMI)後の合併症の一つです。この臨床シナリオにおける最適な抗凝固療法レジメンは充分に定義されていません。そこで今回は、AMI後のLV血栓の管理におけるビタミン…
02_循環器系

発熱に対するアセトアミノフェン+イブプロフェンの短期二重療法または単剤療法どちらが優れているのか?(ネットワークメタ解析; Pediatrics. 2024)

アセトアミノフェンとイブプロフェンを単独療法または二重療法(交互療法または併用療法)として使用した場合、その効果および安全性が同様であるかどうかは不明です。そこで今回は、アセトアミノフェン、イブプロフェンの単独、交互、併用療法の比較有効性…
01_中枢神経系

鎮静剤使用を減らし睡眠を改善するための患者自己指導介入の効果は?(Open-RCT; YAWNS NB試験; JAMA Psychiatry. 2024)

ベンゾジアゼピン受容体作動薬(BZRA)の長期使用から不眠症の認知行動療法(cognitive behavioral therapy for insomnia, CBTI)への移行を可能にする高齢患者への直接介入は、BZRAの使用および関…
食事

人工甘味料エリスリトールと心血管イベントリスクとの関連性は?(メタボロミクス研究; Nat Med. 2023)

人工甘味料は砂糖の代用品として広く使用されていますが、その長期的な心代謝疾患リスクへの影響についてはほとんど知られていません。そこで今回は、一般的に使用されている代用糖(人工甘味料)エリスリトールとアテローム血栓性疾患リスクについて検討し…
未分類

台湾の2型糖尿病患者におけるスルホニルウレア薬の長期使用と低血糖の自覚障害(横断研究; Ann Fam Med. 2024)

低血糖は、重篤な不整脈、血管障害、一時的な局所障害、認知機能障害、死亡など多くの合併症を引き起こす可能性があります。また、低血糖は自動車事故や転倒など、様々な有害事象の比較的高いリスクとも関連しています。低血糖を自覚することでブドウ糖の摂…
01_中枢神経系

運動ニューロン疾患に対するメマンチンとトラゾドンの安全性と有効性は?(DB-RCTの中間解析; MND SMART試験; Lancet Neurol. 2024)

運動ニューロン疾患は、運動ニューロンの選択的な喪失を特徴とする進行性の難病であり、効果的な疾患修飾療法の迅速な同定が急務です。MND SMART試験は、有望な治療法の安全性と有効性を、同時期に行われたプラセボ対照群に対して、効率的かつ決定…
01_中枢神経系

成人における食事からのビタミンC摂取と片頭痛との関連性は?(横断研究; J Hum Nutr Diet. 2024)

ビタミンCの摂取量により片頭痛の発生リスクは異なるのか? これまでの研究で、ビタミンCは片頭痛の発生や強さを減少させる可能性があることが示されていますが、サンプル数が少ないためエビデンスは限られています。 そこで今回は、一般集団における食事...
08_炎症・免疫・アレルギー系

肥満は早期関節リウマチにおける治療効果不良の危険因子?(RCT; NORD-STAR研究; RMD Open. 2024)

関節リウマチ(RA)における治療失敗は、長期合併症のリスクの増加、患者QOLの低下、社会的経済的負担の増大と関連しています。肥満はRA発症の確立された危険因子です。さらに、過体重または肥満を有するRA患者では、正常体重RA患者と比較して、…
01_中枢神経系

アルツハイマーを有する高齢者における看護師主導の段階的総合芸術ベースの認知介入効果(RCT; Int J Nurs Stud. 2024)

複合的な芸術活動は、感情、認知、行動に関与する様々な脳領域内の神経ネットワーク機能を改善し、それによって認知機能の低下を予防または逆転させることができます。しかし、その効果を系統的に検討した研究はほとんどありません。さらに、看護師主導によ…
未分類

妊娠中および授乳期のプレバイオティクス補給が乳児のアレルギー疾患に及ぼす影響(DB-RCT; J Allergy Clin Immunol. 2024)

プレバイオティクス摂取によりアレルギー性 妊娠中および授乳期のプレバイオティクスの摂取は、発育中の胎児および乳児の免疫系に免疫調節効果をもたらし、アレルギー疾患のリスクを軽減する食事戦略の可能性があります。 そこで今回は、母親による食事性プ...
13_悪性腫瘍

PSAとMRIによる前立腺癌スクリーニングの4年後の結果(RCT; GÖTEBORG-2試験; N Engl J Med. 2024)

前立腺がんスクリーニングとして、マーカーであるPSAが用いられています。しかし、前立腺炎や喫煙、射精などの影響により上昇することから、更なる検査方法の確立が求められています。なかでも磁気共鳴画像法(MRI)による前立腺がんスクリーニングの…
スポンサーリンク