02_循環器系 カルシウムチャネル遮断薬は40歳以上の男性の夜間頻尿と関連している?(横断研究; J Clin Med. 2021) 夜間頻尿(nocturia)は、加齢に伴い増加する排尿症状のひとつで、生活の質(QOL)を大きく低下させる要因の一つです。高血圧は夜間頻尿としばしば併存し、降圧薬の中には利尿作用や血管拡張作用を通じて排尿に影響を及ぼすものもありますが、ど… 2025.04.21 02_循環器系07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 肥満合併HFpEF患者におけるチルゼパチドの効果はCKDの有無で異なるのか?(SUMMIT試験のサブ解析; J Am Coll Cardiol. 2025) 心不全患者の中でも、駆出率が保たれた心不全(HFpEF)と肥満を合併するケースは増加傾向にあります。さらに、慢性腎疾患(CKD)の併存は、これらの患者の予後や治療反応性に影響を及ぼす可能性があります。GLP-1/GIP受容体作動薬であるチ… 2025.04.16 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 スピロノラクトン最適化中の高カリウム血症にジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム(SZC)は有効か?(DB-RCT; REALIZE-K試験; J Am Coll Cardiol. 2025) ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬 (MRA) は、心不全および駆出率低下(HFrEF)の患者の転帰を改善しますが、臨床現場ではあまり使用されていません。スピロノラクトン(MRA:ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)は、心不全治療において予後… 2025.04.14 02_循環器系07_腎・泌尿器系未分類
07_腎・泌尿器系 高齢心不全患者におけるトラセミドとフロセミドの有効性と安全性の比較(後向き研究; Pharmacoepidemiol Drug Saf. 2025) 心不全に対して一般的に使用されているループ利尿薬の実臨床における有効性と安全性の比較に関するエビデンスはまちまちであり、特に有害転帰のリスクが高い高齢者においてはその傾向が顕著です。そこで今回は、トラセミド(トルセミド)とフロセミドの転帰… 2025.04.06 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 GLP-1受容体作動薬を投与されたCKD患者の腎臓および心血管アウトカム(RCTのSR&MA; Am J Kidney Dis. 2025) グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬は、糖尿病患者における心臓および腎臓の転帰を改善しますが、推算糸球体濾過量(eGFR)が低下している患者における有効性は不明です。そこで今回は、慢性腎臓病(CKD)患者において、GLP-1… 2025.03.28 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 ARNIの腎安全性と有効性はどのくらい?(RCTのメタ解析; J Clin Pharm Ther. 2020) アンジオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬(ARNi)療法は心血管系の転帰を改善することがProspective Comparison of ARNi with angiotensin-converting enzyme inhibit… 2025.03.26 02_循環器系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 SGLT-2阻害薬治療後の尿路感染症は心血管アウトカムのリスク上昇と関連する?(観察研究; Endocr Pract. 2025) ナトリウム-グルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2i)は血糖降下作用を示すことから糖尿病治療薬として承認されました。その後、多面的な作用を示すことから心不全や腎臓病についても使用されています。特に腎・心血管イベントのリスクを低減することか… 2025.03.11 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 女性過活動膀胱患者におけるミラベグロン vs. ビベグロン(ランダム化クロスオーバー試験; World J Urol. 2024) 過活動膀胱(OAB)は男女共に示される症状であり男女差に大きな違いはないとされています。2023年に実施された日本のアンケート調査(JaCS 2023試験)において、OABの有病率は20歳以上で11.9%、40歳以上で13.8%であること… 2025.03.07 07_腎・泌尿器系
01_中枢神経系 55歳以上の成人における過活動膀胱に対する抗コリン薬投与に伴う認知症リスクはどのくらい?(コホート内症例対照研究; BMJ Med. 2024) 過活動膀胱に対する抗コリン薬治療の違いによって認知症発症リスクに差があるかどうかについては、充分に検証されていません。そこで今回は、イングランドの高齢者の大規模代表集団において、個々の抗コリン薬の使用と認知症の発症リスクとの関連性について… 2025.02.27 01_中枢神経系07_腎・泌尿器系
06_骨代謝系 透析患者における経口リン酸吸着剤と骨粗鬆症性骨折の発生率との関連性は?(データベース研究; Nephrol Dial Transplant. 2025) 末期腎臓病(ESKD)は、従来の骨粗鬆症のリスクと同様に、ミネラル・骨障害(MBD)に関連して骨粗鬆症性骨折のリスクが高いとされています。ESKD患者ではリン酸吸着剤を使用しますが、個々の薬剤と骨折リスクとの関連性については充分に検証され… 2025.02.22 06_骨代謝系07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 血液透析患者のそう痒症に対するジフェリケファリンの有効性・安全性は?(DB-RCT; NEJM Evid. 2023) κオピオイド受容体の末梢特異的選択的作動薬であるジフェリケファリンは、米国では血液透析患者の掻痒症治療薬として承認されています。しかし、米国以外の集団における透析後の静脈内使用に関するエビデンスは限られています。そこで今回は、日本人血液透… 2025.01.20 07_腎・泌尿器系
02_循環器系 透析患者におけるデノスマブと経口ビスホスホネート製剤の心血管安全性と骨折予防効果の比較(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2025) 透析患者は骨折罹患率が高いが、骨粗鬆症に対する最適な管理戦略に関するエビデンスは不充分です。そこで今回は、透析依存患者におけるデノスマブと経口ビスホスホネート製剤との比較による心血管イベントリスクと骨折予防効果を明らかにすることを目的に実… 2025.01.09 02_循環器系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 腎臓および心血管疾患の転帰に対するGLP-1受容体作動薬の効果は?(RCTのメタ解析; Lancet Diabetes Endocrinol. 2024) GLP-1受容体作動薬は主要有害心血管イベント(MACE)のリスクを低下させ、腎臓にも有益であることが報告されています。しかし、GLP-1受容体作動薬が臨床的に重要な腎臓の転帰を改善するかどうかは不明です。そこで今回は、腎臓および心血管疾… 2024.12.30 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
02_循環器系 心血管疾患または腎疾患におけるSGLT2阻害薬と新規発症糖尿病との関連性(メタ解析; Eur Heart J. 2024) SGLT2阻害薬ダパグリフロジンは糖尿病の新規発症を抑制できるのか?心不全(HF)、その他の心血管疾患、腎疾患を有する患者は、糖尿病の発症や健康への悪影響のリスクが高いことが報告されています。そのため、これらの患者では糖尿病の予防または遅延... 2024.12.29 02_循環器系05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 女性の尿失禁に対する治療的骨盤ヨガ・プログラムと身体コンディショニング・プログラムの有効性(RCT; Ann Intern Med. 2024) 骨盤底筋ヨガは女性の尿失禁(UI)の補完的治療戦略として推奨されていますが、その有効性に関するエビデンスは不足しています。そこで今回は、女性の尿失禁に対する治療的骨盤底筋ヨガプログラムと非特異的身体調整プログラムの効果を評価することを目的… 2024.12.24 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 プロトンポンプ阻害薬の使用と腎機能悪化との関連性は?(レトロスペクティブコホート研究; J Gen Intern Med. 2024) プロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用が腎機能悪化に及ぼす影響については議論があり、確かな病態生理学的説明がありません。そこで今回は、PPI投与開始患者における腎機能悪化および急性腎障害(AKI)のリスクをH2受容体遮断薬投与開始患者と比較… 2024.12.23 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 長期療養を要する高齢者の骨粗鬆症に対するデノスマブの有効性は?(RCT; J Am Geriatr Soc. 2024) 骨折リスクの高い長期療養患者に対するデノスマブの効果はどのくらい?長期療養(long-term care, LTC)では、股関節骨折や椎体骨折の発生率が地域住民の8倍であることが報告されています。骨粗鬆症治療が広く利用可能であるにもかかわら... 2024.12.10 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 デノスマブの慢性腎臓病ステージ別緊急治療低カルシウム血症リスクに対する効果は?(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2024) CKD患者におけるデノスマブ使用と低カルシウム血症との関連性は?進行した慢性腎臓病(CKD)患者における骨粗鬆症の治療に関するデータは充分ではありません。そこで今回は、CKDの病期およびCKD-ミネラル・骨障害(CKD-MBD)の有無別に、... 2024.12.04 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 痛風・腎臓病患者における血清尿酸値の目標値と慢性腎臓病の進展との関連性は?(標的試験模倣研究; JAMA Intern Med. 2024) 臨床医は、痛風で腎機能が低下している患者に対して尿酸降下療法(ULT)を慎重に行うことが多いでしょう。しかし、この関連性に関するランダム化臨床試験からのエビデンスは、依然として結論が出ていません。そこで今回は、痛風で腎機能が低下している患… 2024.12.03 07_腎・泌尿器系
07_腎・泌尿器系 CKD患者におけるNa-グルコース共輸送体-2阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬の中止の効果は?(データベース研究; J Am Soc Nephrol. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)の投与中止と慢性腎臓病(CKD)患者の転帰との関連についてはほとんど知られていません。そこで今回は、ステージ3~4のCKD… 2024.11.10 07_腎・泌尿器系