05_内分泌代謝系

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02_循環器系

過去のHbA1c値が2型糖尿病のレガシー効果に影響する(前向き観察研究; UKPDS 88; Diabetes Care. 2021)

2型糖尿病の全死亡率(ACM)および心筋梗塞(MI)の血糖レガシー効果は充分に解明されていない。本研究では、過去における個人のHbA1c値との関係を検討し、早期に血糖降下療法を開始した場合と遅らせた場合の潜在的な影響を検討した。
02_循環器系

腎機能低下患者におけるメトホルミンの有効性と安全性はどのくらいですか?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2021)

メトホルミンの適正使用に関するRecommendation(2019年8月5日改訂版) メトホルミンは古くから使用されている薬剤ですが、2型糖尿病治療において、日本を除く多くの国で第一選択とされています。腎機能排泄型の薬剤であるメトホルミン...
05_内分泌代謝系

妊娠中の2型糖尿病患者におけるメトホルミン使用は安全ですか?(DB-RCT; MiTy試験; Lancet Diabetes Endocrinol. 2020)

メトホルミンは妊婦に禁忌とされているが… メトホルミン(メトグルコ®️)の添付文書では、妊婦又は妊娠している可能性のある女性に禁忌とされています。この設定根拠としては、動物実験の結果と妊婦の特徴によるものです。 妊婦又は妊娠している可能性の...
02_循環器系

治療抵抗性高血圧に対する追加薬剤としてスピロノラクトン、プラセボ、ビソプロロール、ドキサゾシンどれが良いですか?(DB-RCT・クロスオーバー;代用のアウトカム ; PATHWAY-2試験; Lancet. 2015)

治療抵抗性高血圧への追加薬は何が良いのか? 治療抵抗性高血圧の薬物治療において、国際的なガイドラインでは、3種類の薬剤(アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、カルシウム拮抗薬(CCB)、サ...
02_循環器系

【批判的吟味】2型糖尿病におけるGLP-1RA エフペグレナチド使用は心血管・腎イベント発生を抑制する(NEJM 2021; DB-RCT; AMPLITUDE-O試験)

論文の概要 PICO P:HbA1c 7.0%以上で心血管疾患の既往あるいは現在腎臓病*、かつ他の心血管危険因子が1つ以上有する2型糖尿病  *eGFRが25.0~59.9ml/分/1.73m2と定義 I :エフペグレナチド4mg(毎週皮下...
02_循環器系

インスリン未投与の2型糖尿病患者がインスリンデテミルまたはグラルギンを投与された場合の全死亡率および心血管死亡率に差はありますか?(英国データベース コホート研究; Diabetes Ther. 2021)

2型糖尿病患者を対象に、基礎インスリンであるデテミルとグラルギンを初めて使用した患者の全死亡率と心血管死亡率に差はあるのか? 糖尿病では、血糖値のコントロールが不十分な場合、微小血管障害や大血管障害などの合併症のリスクが高まり(Clinic...
02_循環器系

冠動脈疾患・耐糖能異常を有する患者の心血管・糖尿病発症に対するアカルボースの効果はどのくらい?(DB-RCT; ACE試験; Lancet Diabetes Endocrinol. 2017)

α-グルコシダーゼ阻害薬であるアカルボースは心血管イベント発生を抑制できるのか? 冠動脈疾患と耐糖能異常を有する人は、将来の心血管イベント(PMID: 26571120、PMID: 25311248、PMID: 10372242)や2型糖尿...
02_循環器系

ポリファーマシーを有する高齢者におけるスタチン中止は、心血管アウトカムと死亡率に影響しますか?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2021)

ポリファーマシーと併存疾患の関係性とは? 平均寿命の延長は、間違いなく21世紀における最高の成果の一つです(PMID: 26561272)。同時に、人口の高齢化に伴い、併存疾患を有する患者数が増加しています(PMID: 31601959)。...
02_循環器系

2型糖尿病におけるGLP-1RA エフペグレナチド使用は心血管・腎イベント発生を抑制できますか?(AMPLITUDE-O試験; NEJM 2021)

GLP-1受容体アゴニストであるエフペグレナチドの心血管保護効果は? 糖尿病患者における心血管イベントの有害事象の発生率は、糖尿病でない人の3倍であり(英国の研究 PMID:25466521)、腎イベントの有害事象の発生率も糖尿病患者で高く...
05_内分泌代謝系

インスリン治療歴のない2型糖尿病に対する週1回のインスリン投与の有効性と安全性はどのくらい?(RCT; 第2相試験; NEJM2020)

開発中の週1回インスリン製剤の臨床試験が発表された 米国糖尿病学会および欧州糖尿病学会の標準治療ガイドラインでは、2型糖尿病患者が個別の血糖値目標に到達しない場合、治療を拡大することが推奨されています。 これらの推奨事項にもかかわらず、2型...
02_循環器系

糖尿病、CKD及び急性冠症候群を有する集団における心血管イベントに対するアパベタロンの効果は?(BETonMACE試験の事前規定解析; Clin J Am Soc Nephrol. 2021)

慢性腎臓病(CKD)に対するアパベタロンの効果はどのくらいか? 慢性腎臓病は、一般成人の少なくとも10%が罹患しており、心血管疾患の負担が大きく、臨床転帰が悪いことが知られています。慢性腎臓病の主な原因は2型糖尿病であり、地域によっては慢性...
02_循環器系

急性冠症候群を有する2型糖尿病患者のMACEに対する標準治療へのアパベタロン追加の効果はどのくらいですか?(DB-RCT; BETonMACE試験; JAMA. 2020)

ブロモドメインおよびエクストラターミナール阻害剤の開発が進んでいる エピジェネティクスとは、環境に応じてクロマチンが化学的に変化し、転写に影響を与える過程を指す。ブロモドメインおよびエクスターミナルタンパク質は、アセチル化されたリジン残基を...
02_循環器系

心不全(HFpEF)における病院外での心不全エピソードの悪化が死亡リスクに影響するかもしれない(PARAGON-HFの事後解析; JACC 2021)

心不全における入院予防の重要性 心不全は疾患名ではなく、心筋梗塞や心臓弁膜症、心筋炎などの心臓のさまざまな病気や高血圧などが原因となり、引き起こされる状態、つまり症候群のことです。心不全では心臓のポンプ機能(全身に血液を送り出す機能)がうま...
02_批判的吟味 Critical Appraisal

【批判的吟味】メトホルミン治療で効果不充分な2型糖尿病患者における経口セマグルチド vs. エンパグリフロジン(代用のアウトカム; Open-RCT; PIONEER 2試験; Diabetes Care. 2019)

試験の背景 2型糖尿病患者の多くは、メトホルミンによる薬物療法を行っても充分な血糖コントロールができない、あるいは維持できないことが多いことは臨床試験の結果から明らかです。グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)及びナトリウム...
02_循環器系

2型糖尿病と冠動脈疾患を有する患者の全死亡率に対するβ遮断薬の効果はどのくらいですか?(事後解析; Diabetes Obes Metab. 2017)

糖尿病患者におけるβ遮断薬の有効性はリスクを上回るのか? 現在のガイドラインでは、冠動脈疾患(CHD)患者にβ遮断薬を使用することが推奨されています。しかし、心筋梗塞の既往のない安定したCHD患者や左室駆出率の低下した心不全患者において、生...
05_内分泌代謝系

2型糖尿病患者における慢性腎臓病の有病率と進行度はどのくらい?(前向き研究; DISCOVER試験; Diabetes Obes Metab. 2021)

2次血糖降下療法を開始した2型糖尿病患者におけるCKD 糖尿病は、慢性腎臓病(CKD)の最も一般的な原因であり、糖尿病患者におけるCKDの有病率は最大で40%であると報告されています。しかし、多くの国ではデータが不足しています。 そこで今回...
05_内分泌代謝系

SGLT-2阻害薬 エンパグリフロジン使用時にみられる初期のeGFR低下は心臓や腎臓アウトカムに影響しますか?(EMPA-REG OUTCOME試験の事後解析; Kidney Int. 2021)

SGLT-2阻害薬により初期のeGFR低下が認められるが… SGLT-2阻害薬のアウトカム試験では、治療開始時にeGFRが約3~5mL/min/1.73m2低下することが報告されていますが、その分類や安全性・有効性への潜在的な影響については...
02_循環器系

SGLT2阻害薬による下肢切断リスクはどのくらいですか?(メタ解析; Cardiovasc Diabetol. 2021)

SGLT2阻害薬により下肢切断リスクが増加する? SGLT2阻害薬であるカナグリフロジンによる有効性・安全性を検討したCANVAS試験において、カナグリフロジン群で、プラセボ群と比較して、下肢切断リスクの増加が報告されました。この試験結果を...
02_循環器系

糖尿病、空腹時血糖値、および血管疾患のリスクとの関連性はどのくらいですか?(メタ解析; Lancet. 2010)

糖尿病を有さないヒトにおける空腹時血糖の影響とは? 空腹時血糖値は、糖尿病の閾値である7mmol/L(126mg/dL)以下を含むすべての濃度において、血管病リスクと相関的に重要な関連があることが報告されています。しかし、糖尿病を有さない人...
05_内分泌代謝系

65歳以上の高齢者での長時間作用型インスリンアナログとNPHインスリンによる重篤な低血糖リスクに差はありますか?(後向き研究; JAMA Intern Med. 2021)

インスリンの作用時間により低血糖リスクは異なるのか? インスリン投与は低血糖リスクを誘発することが報告されています。この低血糖リスクは、インスリンの作用時間によって差がないことが報告されています。しかし、これまでの報告では、低血糖のリスクが...
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