05_内分泌代謝系 混合型高脂血症に対するAPOC3標的RNA干渉剤プロザシランの効果はどのくらい?(DB-RCT; MUIR試験; N Engl J Med. 2024) 混合型高脂血症患者では、中性脂肪(トリグリセリド、トリグリセライド)に富むリポ蛋白中の残存コレステロールに起因する非高比重リポ蛋白(HDL)コレステロール値の上昇により、アテローム性動脈硬化性心血管系疾患のリスクがあります。トリグリセリド… 2024.06.13 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 高齢者および超高齢者における一次予防のためのスタチン療法に関連する有益性とリスクはどのくらい?(標的試験模倣試験; Ann Intern Med. 2024) 75歳以上の成人における心血管疾患(CVD)および全死亡の一次予防にスタチンを使用することについては、ランダム化比較試験におけるこの集団の割合が低いため、ほとんどコンセンサスが得られていません。そこで今回は、高齢者(75~84歳)および超… 2024.06.07 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 GLP-1受容体作動薬とSGLT-2阻害薬の併用治療は心血管イベントおよび重篤な腎イベントの発生リスクを低減する(集団ベースのコホート研究; BMJ. 2024) 2型糖尿病患者において、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬とナトリウムグルコース共輸送体-2(SGLT-2)阻害薬の併用が、どちらか一方の薬物クラスのみの併用と比較して、主要有害心血管イベントおよび重篤な腎イベントのリスク… 2024.06.01 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 成人2型糖尿病における新しい薬物治療(米国内科学会ACPによる診療ガイドライン; Ann Intern Med. 2024) 米国内科学会(American College of Physicians, ACP)は、2型糖尿病の新しい薬理学的治療に関する推奨事項を更新するために、診療ガイドラインを作成しました。本ガイドラインは、有効性、有益性と有害性の比較、患者… 2024.05.28 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 DAPA-HF試験におけるダパグリフロジンと完全健康喪失日数との関連性は?(事後解析; J Am Coll Cardiol. 2024) 患者報告アウトカム(Patient Reported Outcome、PRO)とは、臨床アウトカムの一つです。症状やQOLに関して、患者が自分自身で判定し(患者日記など)、その結果に医師を始め他の者が一切介在しないという評価方法です。具体… 2024.05.24 05_内分泌代謝系
02_循環器系 グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬は糖尿病の有無にかかわらず血圧を低下させる?(RCTのメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2024) GLP-1RAには血圧低下作用もある?グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)がもたらす心血管ベネフィットは、体重減少や血糖コントロールにとどまりません。その機序の一つとして血圧降下が考えられますが、実臨床における検証は充分で... 2024.05.23 02_循環器系05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 スタチンに対するLDL-Cの反応は併存疾患や併用薬に影響を受けますか?(コホート研究; Am Heart J. 2024) スタチン治療に対する低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)の反応は様々であり、合併症の有無や併用薬の使用によって影響を受ける可能性があります。これらの要因に基づくスタチンに対する反応の系統的な変動は、集団のサブグループにおけるスタチン… 2024.05.20 05_内分泌代謝系
02_循環器系 心不全に伴う機能性僧帽弁閉鎖不全症に対するエルツグリフロジンの効果は?(DB-RCT; EFFORT試験; Circulation. 2024) 心不全(HF)と機能性僧帽弁閉鎖不全症(MR)を有する患者の罹患率と死亡率は、HFに対する診療ガイドラインに従った薬物療法にもかかわらず、依然として相当なものであり大きな課題となっています。そこで今回は、軽度から中等度の駆出率低下を伴うH… 2024.05.14 02_循環器系05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 ステージ5の慢性腎臓病患者におけるSGLT-2阻害薬の効果はどのくらい?(標的試験模倣観察研究; Ann Intern Med. 2024) 推算糸球体濾過量が20mL/min/1.73m2未満の患者において透析前にナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬(SGLT2is)を開始した場合の長期転帰を報告した研究はありません。SGLT-2阻害薬の効果を得るためには、ある程度の推算… 2024.05.11 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 1型糖尿病治療におけるテプリズマブの効果はどのくらい?(RCTのSR&MA; Diabetes Obes Metab. 2024) テプリズマブは1型糖尿病が発症した後でも効果があるのか?糖尿病は大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分けられ、そのほとんどが2型糖尿病です。遺伝的素因が強いとされ、多くの経口治療薬や注射薬が販売されています。一方、1型糖尿病の発症は原因不明とされ... 2024.05.02 05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 メトホルミン投与中の2型糖尿病患者における痛風予防にはSGLT2阻害薬が有効?(標的試験エミュレーション; JAMA Intern Med. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体2型阻害薬(SGLT2i)は、心血管、腎臓、血清尿酸値低下作用を有する2型糖尿病(T2D)の画期的な治療薬とされています。血清尿酸の低下作用が痛風発作のリスク低減と関連しているのかについては充分に検証されてい… 2024.04.28 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
05_内分泌代謝系 糖尿病治療薬における製造コストを踏まえた経済評価(JAMA Netw Open. 2024) 糖尿病の負担は世界中で増大しています。糖尿病に関連する費用は、特に低・中所得国において、患者と医療予算に大きな負担をかけています。糖尿病治療薬の価格は糖尿病治療へのアクセスを決定する重要な要因の一つですが、製造コストと現在の市場価格との関… 2024.04.21 05_内分泌代謝系
02_循環器系 急性心筋梗塞後の心不全患者に対するエンパグリフロジンの効果は?(DB-RCT; EMPACT-MI試験; New England Journal of Medicine 2024) エンパグリフロジンは心不全患者、心血管リスクの高い2型糖尿病患者、慢性腎臓病患者の心血管転帰を改善することが報告されています。しかし、急性心筋梗塞患者におけるエンパグリフロジンの安全性と有効性は不明です。そこで今回は、急性心筋梗塞で入院し… 2024.04.13 02_循環器系05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病におけるエンパグリフロジンと急激な腎機能低下発生率との関連性は?(RCTの探索的解析; Kidney Med. 2023) ほとんどの2型糖尿病(T2DM)患者において腎機能は徐々に低下することが知られています。多くの患者は進行性の慢性腎臓病(CKD)を発症しますが、一部の患者では腎機能が急速に低下し、腎不全や心血管疾患のリスクが高くなることも報告されています… 2024.03.29 05_内分泌代謝系07_腎・泌尿器系
04_消化器系 Lactiplantibacillus plantarum OLL2712を含むプロバイオティクス・ヨーグルト摂取は血糖コントロールを改善する?(DB-RCT; Diabetes Obes Metab. 2024) Lactiplantibacillus plantarum OLL2712(OLL2712)細胞の摂取は、マウスモデルや臨床研究において、慢性炎症を抑制することにより糖代謝を改善することが示されています。しかし、充分に検証されていません。… 2024.03.27 04_消化器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 2型糖尿病における厳格な血糖コントロールの効果はどのくらい?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2024) 2型糖尿病(T2D)は様々な合併症を引き起こします。なかでも血管に関連する合併症は患者予後を悪化させることから、合併症の発症予防が求められています。治療目標に糖化ヘモグロビン(HbA1c)のコントロール指標が求められますが、厳格にコントロ… 2024.03.20 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 2型糖尿病における血糖コントロールと大血管および微小血管転帰に優れる薬剤とは?(RCTのSR&MA; Diabetes Obes Metab. 2024) 糖尿病は、血管内皮細胞の機能低下に続く種々の血管合併症の発症により、健常人と比較して寿命が短くなることが知られています。糖尿病治療における血糖コントロールは、目標範囲に収まるように行われますが、これはあくまでも手段です。本来の目的は、健常… 2024.03.16 02_循環器系05_内分泌代謝系
05_内分泌代謝系 骨粗鬆症治療患者におけるデノスマブと糖尿病リスクとの関連性は?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 核因子κBリガンド活性化因子(RANKL)に対するヒト化モノクローナル抗体であるデノスマブは、骨粗鬆症治療に広く用いられている抗骨吸収薬です。前臨床研究において、RANKLシグナル伝達の阻害がインスリン感受性、耐糖能、β細胞増殖を改善する… 2024.03.13 05_内分泌代謝系06_骨代謝系
05_内分泌代謝系 集中的な血糖コントロールは大血管および細小血管の転帰を改善できるのか?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2024) 2型糖尿病(T2D)における集中的な血糖降下戦略と標準的な血糖降下戦略が、大血管および細小血管の転帰を改善するのかについては充分に検証されていません。そこで今回は、上記の血管関連転帰と試験群の糖化ヘモグロビン(HbA1c)低下との関係を検… 2024.03.09 05_内分泌代謝系
02_循環器系 2型糖尿病でアルブミン尿を有する患者における心血管、腎臓、死亡率の生涯ベネフィットに優れる併用療法とは?(Circulation. 2024) ナトリウムグルコース共輸送体2阻害薬(SGLT2i)、グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)、非ステロイド性ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(ns-MRA)であるフィネレノンは、2型糖尿病でアルブミン尿を有する患者におい… 2024.02.23 02_循環器系05_内分泌代謝系