04_消化器系

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04_消化器系

プロトンポンプ阻害薬は非ステロイド性抗炎症薬関連小腸障害のリスクを増加させる?(SR&MA; Clin Transl Gastroenterol. 2023)

プロトンポンプ阻害薬(PPI)と非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)関連の小腸障害との関連については、相反する結果が報告されています。そこで今回は、PPIがNSAID関連小腸障害のリスクを増加させるかどうかについて明らかにすることを目的に…
04_消化器系

NSAID誘発下部消化管障害に対するレバミピドの予防効果は?(データベース研究; Sci Rep. 2022)

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、その解熱、鎮痛、抗炎症作用のために広く使用されています。しかし、NSAIDsによる下部消化管障害の様々な側面は不明なままであり、有効な予防法は確立されていません。レバミピドの薬理作用と臨床試験から…
04_消化器系

下部消化管出血リスクにおけるNSAIDs+PPI vs. NSAIDs単独使用(共通データモデルによる解析; Gut Liver. 2025)

プロトンポンプ阻害薬を併用すると下部消化管出血リスクが増加する?最近の研究で、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)とプロトンポンプ阻害薬(PPI)の両方を使用している患者では下部消化管出血のリスクが高いことが示されています。しかし、実臨床...
04_消化器系

薬の使用と逆流性食道炎のリスクとの関連性は?(後向き横断研究; BMJ Open Gastroenterol. 2024)

逆流性食道炎(Reflux oesophagitis, RO)は、消化器内科医やプライマリケア医が最もよく遭遇する疾患の一つです。しかし、薬剤の使用と逆流性食道炎との関連を調べた疫学研究はほとんどありません。そこで今回は、逆流性食道炎の有…
02_循環器系

プロトンポンプ阻害薬と心血管有害事象との関連性は?(RCTのメタ解析; Am J Gastroenterol. 2024)

いくつかの観察研究ではプロトンポンプ阻害薬(PPI)投与による心血管リスクが示唆されていますが、観察データはバイアスの影響を受ける可能性があります。そこで今回は、PPI治療中の心血管イベントに関するランダム化比較試験データのメタ解析の結果…
04_消化器系

慢性腎臓病患者における便秘と末期腎不全リスクとの関連性は?(PSマッチコホート研究; BMC Nephrol. 2019)

CKD患者における便秘は腎機能低下と関連するのか?慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)は、公衆衛生上の大きな問題となっています。多くの危険因子が同定され、それぞれに応じた介入が行われましたが、末期腎疾患(end...
04_消化器系

小児の術後急性疼痛に対するイブプロフェンの有効性・安全性は?(コクランレビュー; Cochrane Database Syst Rev. 2024)

小児は手術後、苦痛を避けるために疼痛管理を必要とすることが多いことは想像に難くありません。効果的な疼痛管理は治癒期間と生活の質(QOL)に影響を及ぼすことから関心の高い研究領域です。小児によく使用される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs…
04_消化器系

内視鏡的止血成功後の高リスク消化性潰瘍再出血予防におけるPPI静脈内投与 vs. ボノプラザン(RCT; Gastroenterology. 2024)

高リスク消化性潰瘍(PU)の止血後の再出血を予防するために、高用量のプロトンポンプ阻害薬(PPI)療法が推奨されています。ボノプラザンは様々な酸関連疾患においてPPIに劣らないことが証明されていますが、高リスクPU患者における再出血予防に…
04_消化器系

血液透析患者におけるプロトンポンプ阻害薬と赤血球造血刺激因子製剤の低反応性との関連性は?(J-DOPPS横断研究; Am J Nephrol. 2024)

ESA低反応性に関連する因子の一つにPPI使用?赤血球造血刺激因子(ESA)に対する反応性低下は透析患者における重要な問題です。ESAの使用用量が増加すると、高血圧症や血栓塞栓症、赤芽球癆の発生リスク増加が懸念されます。プロトンポンプ阻害薬...
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ペニシリンアレルギー患者に対する簡便なヘリコバクター・ピロリ除菌療法とは?(RCT; Gut. 2024)

高用量アモキシシリン二剤併用療法はヘリコバクター・ピロリ(H.ピロリ)感染症に特に有効であることは報告されていますが、これまでのところ、アモキシシリン以外の単一抗生物質による二剤併用療法は報告されていません。ペニシリンは安価で有効な抗生物…
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酸抑制療法の使用と片頭痛および重症頭痛の発生率との関連性は?(米国の横断研究; Neurol Clin Pract. 2024)

頭痛はプロトンポンプ阻害薬(PPI)の使用に伴う有害事象です。近年、片頭痛がPPI使用に伴う潜在的有害事象としてより具体的に浮上してきました。しかし、実臨床における検証は充分ではありません。そこで今回は、既存のデータを活用し、片頭痛および…
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グレードC/D食道炎治療おけるボノプラザン vs. プロトンポンプ阻害薬(RCTのNWM; Am J Gastroenterol. 2024)

Los AngelesグレードC/D食道炎は胃食道逆流症の重篤な症状であり、積極的な治療と綿密な経過観察が必要とされています。カリウム競合的アシッドブロッカー(Potassium Competitive Acid Blockers, P-…
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Lactiplantibacillus plantarum OLL2712を含むプロバイオティクス・ヨーグルト摂取は血糖コントロールを改善する?(DB-RCT; Diabetes Obes Metab. 2024)

Lactiplantibacillus plantarum OLL2712(OLL2712)細胞の摂取は、マウスモデルや臨床研究において、慢性炎症を抑制することにより糖代謝を改善することが示されています。しかし、充分に検証されていません。…
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グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬の使用と麻酔前の胃内容物残存量の関連性は?(横断研究; JAMA Surg. 2024)

グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)の使用は、2型糖尿病患者における高血糖管理に加え、体重管理の適応拡大により、米国で急速に増加しています。これは消化管の蠕動運動の抑制などを引き起こすためです。GLP-1 RAは、その…
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ヘリコバクター・ピロリ感染と治療が大腸癌に及ぼす影響はどのくらい?(米国後向きコホート研究; J Clin Oncol. 2024)

ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)は、世界的に感染症関連がんの最も一般的な原因です。しかし、ピロリ菌感染、ピロリ除菌が大腸がんにどのように影響しているのかについては不明です。そこで今回は、ピロリ菌の感染及び治…
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原発性胆汁性胆管炎を対象としたセラデルパーの効果はどのくらい?(DB-RCT; RESPONSE試験; N Engl J Med. 2024)

原発性胆汁性胆管炎患者に対するセラデルパーの効果は?原発性胆汁性胆管炎患者に対する有効な治療法は限られており、ウルソデオキシコール酸が使用されています。しかし、アンメットニーズの分野であることから更なる治療法の確立が求められています。ペルオ...
04_消化器系

ヘリコバクター・ピロリ除菌後の胃癌リスクとボノプラザン使用との関連性は?(日本のデータベース研究; Clin Gastroenterol Hepatol. 2024)

カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)に代わって上部消化管障害の治療に使用されるようになってきています。PPIはHelicobacter pylori(Hp)除菌後の胃癌リスク上昇と関連して…
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ヒスタミン1受容体拮抗薬エバスチンによる非便秘性過敏性腸症候群の治療効果はどのくらい?(DB-RCT; Gut. 2024)

過敏性腸症候群(IBS)は、特に消化器の疾患がないにも関わらず、腹痛と便秘、または下痢を慢性的に繰り返す慢性疾患です。便通異常のタイプから「便秘型」、「下痢型」、「混合型」、「分類不能型」の4つのタイプに分類されます。非便秘性IBS患者の…
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ピロリ除菌に優れているのは?10日間のボノプラザン-アモキシシリン二重療法 vs. 14日間のビスマスベース四重療法(RCT; Am J Gastroenterol. 2023)

ボノプラザン-アモキシシリン二剤併用療法の10日間短期投与(vonoprazan-amoxicillin, VA-dual)が、ビスマスベース四剤併用療法の14日間投与(B-quadruple)と比較して、Helicobacter pyl…
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食べ物による完全食道閉塞患者に対してコーラは有効ですか?(Open-RCT; BMJ. 2023)

食べ物(食塊)による完全食道閉塞の解消におけるコーラの効果については不明です。そこで今回は、食塊による食道閉塞に対するコーラの有効性・安全性を検検証した小規模なランダム化比較試験の結果をご紹介します。本研究は、オープンラベル、多施設、ラン…
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