03_呼吸器系

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02_循環器系

心不全、COPD、心筋梗塞、脳卒中の30日再入院は外来フォローアップで減少できますか?(SR&MA; Prev Chronic Dis. 2024)

病院の再入院は公衆衛生上の重要な問題であり、米国の病院はこれを減らす責任を負っています。再入院を予防するための1つの戦略は、退院前に外来フォローアップ受診を予定することですが、フォローアップの効果検証については充分に行われていません。そこ…
03_呼吸器系

夜間咳嗽と風邪症状のある小児に対するヴェポラップ vs. ワセリン vs. 無治療(RCT; Pediatrics. 2010)

上気道感染による夜間の咳、鼻づまり、および睡眠障害に対して、ヴェポラップ(vapor rub, VR)が有効かどうかはエビデンスが限られています。そこで今回は、夜間咳嗽と風邪症状を有する小児に対するヴェポラップまたはワセリンの単回塗布が無…
03_呼吸器系

成人気管支拡張症に対する吸入抗生物質の有効性と安全性(メタ解析; Chest. 2024)

気管支拡張症患者の治療において、吸入抗生物質は国際的な気管支拡張症ガイドラインで条件付きで推奨されていますが、個々の研究の結果は一貫していません。以前のメタ解析では、気管支拡張症における吸入抗生物質の有効性と安全性に関して有望な結果が示さ…
03_呼吸器系

公共空間における手術用フェイスマスク着用の効果はどのくらい?(実用的ランダム化優越性試験; BMJ 2024)

観察研究のシステマティックレビューでは、フェイスマスクの着用と呼吸器感染症のリスク低下との関連が報告されていまます(PMID: 32497510、PMID: 37186920)。しかし、最近のコクランレビューの著者は、10件のランダム化試…
03_呼吸器系

成人の禁煙における電子タバコ vs. バレニクリン(DB-RCT; JAMA Intern Med. 2024)

禁煙補助薬としてバレニクリンと比較したニコチン含有電子タバコ(electronic cigarettes, ECs)が使用されていますが、これらの相対的有効性については充分に検証されていません。そこで今回は、禁煙におけるECsの相対的有効…
03_呼吸器系

増悪リスクの高い慢性閉塞性肺疾患患者におけるビソプロロールの効果は?(DB-RCT; BICS試験; JAMA. 2024)

COPD患者に対するβ1選択的遮断薬ビソプロロールの影響は? 慢性閉塞性肺疾患(COPD)は世界的に罹患率と死亡率の主要な原因です。観察研究では、β遮断薬の使用はCOPD増悪リスクの低下と関連する可能性があると報告されています。しかし、最近...
03_呼吸器系

2型炎症の血中好酸球上昇を有するCOPD患者におけるデュピルマブの効果は?(DB-RCT; NOTUS試験; N Engl J Med. 2024)

2型炎症を伴うCOPD患者におけるデュピルマブの有用性はどのくらいなのか? デュピルマブは、2型炎症の主要かつ中心的な促進因子であるインターロイキン-4とインターロイキン-13の共有受容体成分を遮断する完全ヒト型モノクローナル抗体です。 慢...
03_呼吸器系

未熟児慢性肺疾患予防のためのアジスロマイシン療法は有効ですか?(DB-RCT; AZTEC試験; Lancet Respir Med. 2024)

マクロライド系抗生物質が妊娠30週未満で出生するリスクの高い早産児の未熟児慢性肺疾患(CLD)の発症率を低下させるかどうかについては、系統的レビューで矛盾するエビデンスが報告されており、肺ウレアプラズマ属(Ureaplasma spp.)…
03_呼吸器系

小児の非特異的急性咳嗽に対するハチミツミルクの3日間投与の効果はどのくらい?(Open-RCT; Allergol Immunopathol (Madr). 2015)

はちみつは、オーストラリアのガイドラインで小児の非特異的な急性咳嗽に推奨されています。これまで実施されたランダム化比較試験では、はちみつを夕方1回摂取した場合の鎮咳効果は評価されていますが、複数回摂取した場合の効果は検討されていません。そ…
03_呼吸器系

軽度〜中等度のCOVID-19外来患者に対するフルチカゾンフランカルボン酸エステルの効果は?(DB-RCT; ACTIV-6試験; N Engl J Med. 2023)

グルココルチコイドが重症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者における症状消失までの期間を短縮したり、入院や死亡を予防したりすることが示されています。一方、軽度から中等度のコロナウイルス疾患2019(COVID-19)の外来患…
03_呼吸器系

COVID-19における生理食塩水による鼻洗浄と鼻うがいの効果はどのくらい?(ナラティブレビュー; Front Public Health. 2023)

SARS-CoV-2の亜種が絶えない中、COVID-19のさらなる緩和戦略が必要とされています。口腔および鼻腔への生理食塩水灌流は、呼吸器感染症/疾患に対する伝統的なアプローチですが、COVID-19患者における効果については不明です。そ…
03_呼吸器系

2型炎症を伴うコントロール不良のCOPDに対するデュピルマブの効果はどのくらい?(DB-RCT; BOREAS試験; N Engl J Med. 2023)

Th2細胞が産生する「IL-4」と「IL-13」は様々なアレルギー疾患の発症や重症化に関与していることが報告されています。デュピルマブは「IL-4受容体α(IL-4Rα)」を特異的に阻害する完全ヒト化モノクローナル抗体薬であり、2型炎症の…
03_呼吸器系

乳児期のRSウイルス感染と小児期の喘息に関連性はありますか?(米国人口ベース前向き出生コホート研究; INSPIRE試験; Lancet. 2023)

早期の重症呼吸器シンシチアルウイルス(respiratory syncytial virus, RSV)感染は、小児期の喘息疾患の発症と関連している可能性が報告されています。しかし、この関連性の検証は充分ではありません。そこで今回は、乳幼…
03_呼吸器系

慢性閉塞性肺疾患の慢性的な呼吸苦に対する低用量徐放性モルヒネの有効性はどのくらい?(RCT; BEAMS試験; JAMA 2022)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者では、慢性的な息切れ(呼吸苦)がよく見られます。定期的な低用量徐放性モルヒネが呼吸苦を緩和する可能性がありますが、充分に検討されていないため、その有効性と投与量に関するエビデンスが求められています。そこで今回は、COPD患者において、1週間の治療後、異なる用量の徐放…
03_呼吸器系

喘息の急性増悪期におけるアルブテロール vs. アルブテロール+ブデソニド、どちらが良い?(RCT; MANDALA試験; N Engl J Med. 2022)

喘息症状の悪化に伴い、患者は一般的に短時間作用型β2-アゴニスト(SABA)救助療法に頼ることになりますが、SABAは悪化した炎症に対処できません。そのため、急性増悪期の喘息患者は重度の喘息増悪のリスクにさらされています。アルブテロールとブデソニドの合剤をレスキュー薬として使用することで、アルブテ…
03_呼吸器系

難治性慢性咳嗽および原因不明の慢性咳嗽に対するP2X3受容体拮抗薬ゲーファピキサントの有効性と安全性は?(DB-RCT; COUGH-1, -2試験; Lancet 2022)

ゲーファピキサントは経口P2X3受容体拮抗薬であり、これまでに難治性慢性咳嗽および原因不明の慢性咳嗽に対する有効性および安全性が確認されています。日本では2022年1月20日に「リフヌア」という商品名で承認されました。その根拠となった試験結果が先日公表されました。そこで今回は、難治性慢性咳嗽および…
03_呼吸器系

同種・異種混合COVID-19ブースターワクチン接種による中和抗体価の増加に違いはあるのか?(RCT; DMID 21-0012試験; N Engl J Med. 2022)

米国では、mRNA-1273(Moderna社製)、Ad26.COV2.S(John-son & Johnson、Janssen社製)、BNT162b2(Pfizer-BioNTech社製)という3種類のワクチン候補が重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に対して大きな効果を…
03_呼吸器系

鼻プリープを伴う喘息患者におけるファビピプラントの有効性・安全性は?(DB-RCT; THUNDER試験; J Allergy Clin Immunol. 2022)

鼻ポリープ(鼻茸)を有する喘息患者に対するプロスタグランジンD2受容体2(DP2)拮抗薬であるフェビピプラント使用は、鼻茸スコアを改善できるのか? 鼻ポリープ(鼻茸)を伴う慢性副鼻腔炎(Chronic rhinosinusitis with...
03_呼吸器系

気管支拡張症における吸入コルチコステロイド療法は、全死亡と関連する?(前向き研究; Int J Chron Obstruct Pulmon Dis. 2021)

非嚢胞性気管支拡張症(BE)患者は、QoLが著しく低下し、罹患率および死亡率が増加します。非嚢胞性線維症BEは、放射線学的に、しばしば気道の内在性病変の結果としての、気道の永久的な病理学的拡大であると定義されています。BE の病理学的メカニズムとして、慢性気管支炎、粘膜繊毛クリアランスの低下、肺の…
03_呼吸器系

中等度から重度の喘息における3剤吸入 vs. 2剤吸入(RCTのSR&MA; JAMA. 2021)

中等度から重度の喘息に対する3剤併用療法の効果はどのくらいなのか? 喘息の治療は吸入ステロイド(ICS)が基本です。しかしICS単剤では、喘息の症状コントロールが充分ではないことから、長時間作用型β2アゴニスト(LABA)あるいは長時間作用...
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