01_中枢神経系 一般的な抗うつ薬治療における薬物誘発体重変化はどのくらい?(標的試験エミュレーション研究; Ann Intern Med. 2024) 抗うつ薬は最も一般的に処方される薬剤のひとつですが、特定の第一選択治療薬の体重変化の比較に関する証拠は限られています。標的試験を模倣することにより、一般的な第一選択抗うつ薬治療における体重変化を比較することを目的に実施された標的試験エミュ… 2024.07.11 01_中枢神経系
01_中枢神経系 心房細動患者における認知症発生率と直接経口抗凝固薬の使用との関連性は?(コホート研究; Neurology. 2024) DOAC使用は認知症の発症リスクの低減と関連しているのか? 認知症の危険因子である心房細動(AF)の発生率および有病率は長期的に増加しています。経口抗凝固療法は、心房細動による脳卒中やその他の悪い転帰のリスクを減少させ、認知症の健康格差を縮... 2024.06.23 01_中枢神経系02_循環器系
01_中枢神経系 パーキンソン病の運動機能と移動に対する集団運動の効果は?(SR&MA; Phys Ther. 2024) パーキンソン病(PD)は運動機能と運動能力の予測可能な低下と関連しており、一般的に運動で管理されます。運動機能や移動能力に対する、個別運動(IE)や通常ケア(UC)と比較した集団運動の効果についての理解は限られています。そこで今回は、PD… 2024.05.26 01_中枢神経系
01_中枢神経系 心房細動患者における経口抗凝固薬と認知機能障害との関連性は?(メタ解析; Thromb Res. 2024) 心房細動患者における抗凝固薬の使用が、認知機能障害の発症リスクを低減する可能性がありますが、充分に検証されていません。そこで今回は、心房細動(AF)患者において、ビタミンK拮抗薬(VKA)とは対照的に非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC… 2024.05.19 01_中枢神経系02_循環器系
01_中枢神経系 初期パーキンソン病におけるリキシセナチドの効果は?(DB-RCT; LIXIPARK試験; N Engl J Med. 2024) 糖尿病治療に用いられるグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)であるリキシセナチドは、パーキンソン病モデルマウスにおいて神経保護作用を示しました。しかし、実臨床における検証は充分ではありません。そこで今回は、パーキンソン病… 2024.04.26 01_中枢神経系
01_中枢神経系 トピラマート、バルプロ酸、ラモトリギンの出生前曝露と自閉症リスクとの関連性は?(コホート研究; N Engl J Med. 2024) 妊娠中のバルプロ酸塩の母親の使用は、小児の神経発達障害のリスク上昇と関連していることが報告されています。他の抗てんかん薬に関するほとんどの研究では、これらの障害のリスク増加は示されていないものの、母親のトピラマート使用に関連した自閉症スペ… 2024.04.17 01_中枢神経系
01_中枢神経系 抗精神病薬誘発性アカシジアの治療に対して有効な薬剤は?(SR&NWM; JAMA Netw Open. 2024) アカシジア(akathisia)は静座不能症と訳され、座位の姿勢を保つのが困難となる症状であり、そわそわと動き回るといった特徴があります。アカシジアのほとんどは薬剤誘発性であり、特に抗精神病薬によるアカシジア(Antipsychotic-… 2024.03.31 01_中枢神経系
01_中枢神経系 メラトニンは入院高齢者のせん妄重症度を減少させない?(DB-RCT; J Am Geriatr Soc. 2024) せん妄は高齢の入院患者によくみられ、苦痛、認知機能の低下、死亡の原因となることが報告されています。しかし、現在の治療法は満足のいくものではなく、有効性の欠如と副作用によって制限されています。効果的なせん妄治療が急務です。せん妄では睡眠覚醒… 2024.03.24 01_中枢神経系
01_中枢神経系 オピオイド鎮痛薬使用の年齢に関連した重篤な転倒事故リスクはどのくらい?(コホート研究; POPPY II試験; JAMA Intern Med. 2024) オピオイド鎮痛薬は、主に脊髄後角の浅層部に作用して鎮痛作用を示すと考えられています。この鎮痛作用は他の鎮痛薬よりも強力であることから、癌性疼痛や難治性腰痛などに使用されています。オピオイドの三大副作用として、便秘、悪心嘔吐、眠気があげられ… 2024.03.23 01_中枢神経系
01_中枢神経系 日本人の大うつ病性障害に対するブレクスピプラゾール vs. アリピプラゾール(SR&NMA; Neuropsychopharmacol Rep. 2024) ブレクスピプラゾールは、脳内の神経伝達物質のセロトニン・ドパミンの働きを調整し、統合失調症による幻覚、妄想、意欲の減退などの症状を改善する薬剤です。日本では2023年12月22日に「うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合… 2024.03.11 01_中枢神経系
01_中枢神経系 キノコ摂取と認知症発症リスクとの関連性は?(CIRCS試験; Br J Nutr. 2024) 食物繊維や数種類の抗酸化物質を豊富に含むキノコ類の食事摂取が、認知症リスクの低下と関連しているかどうかは不明です。そこで今回は、キノコの摂取と認知症リスクとの関連を前向きに検討した日本のコホート研究の結果をご紹介します。1985〜1999… 2024.02.29 01_中枢神経系
01_中枢神経系 うつ病に対する運動の効果は?(RCTのNWM; BMJ. 2024) 大うつ病性障害(MDD)は、抑うつ気分、興味の減退、認知機能の障害ならびに睡眠障害や食欲障害などの自律神経症状を特徴とする消耗性疾患です。MDDの治療に対して心理療法、抗うつ薬が選択されますが、運動の効果については明らかとなっていません。… 2024.02.22 01_中枢神経系
01_中枢神経系 抑うつ症状を呈する心不全患者のQOLに対する心理療法 vs. 抗うつ薬(RCT; JAMA Netw Open. 2024) 心不全(HF)は米国では600万人以上、世界では6400万人以上の成人が罹患しており、うつ病の有病率は50%であるとされています。患者や臨床家は、心不全のうつ病に対してどのような介入がより効果的であるかについて、充分に情報を得られていませ… 2024.02.18 01_中枢神経系
01_中枢神経系 強迫性障害の死亡リスクに影響する因子は?(コホート研究; BMJ. 2024) 強迫性障害(OCD)患者は、強迫観念として知られる、高レベルの不安やその他の苦痛な感情を引き起こす侵入的な思考、衝動、またはイメージによって特徴付けられ、人は強迫観念として知られる反復的な行動や儀式に従事することで、それを中和しようとしま… 2024.02.16 01_中枢神経系
01_中枢神経系 高齢の抗うつ薬使用と認知症の発症リスクとの関連性は?(前向きコホート研究; J Affect Disord. 2024) 抗コリン作用を有する抗うつ薬の使用は、認知症リスクの増加と関連する可能性が報告されています。しかし、これまでに発表されている結果は矛盾しています。そこで今回は、三環系抗うつ薬(TCA)を処方された高齢者と、選択的セロトニン再取り込み阻害薬… 2024.01.27 01_中枢神経系
01_中枢神経系 長期ベンゾジアゼピン治療を受けている患者におけるベンゾジアゼピンの中断と死亡率との関連性は?(試験エミュレーションアプローチ; JAMA Netw Open. 2023) ベンゾジアゼピン系薬は、幅広い目的で使用されており、かつ使用期間が長期にわたります。ベンゾジアゼピン系薬の使用に伴う有害性を考慮し、長期処方を減らすことが注目されていますが、使用中止による累積リスクや利益は不明です。試験エミュレーションア… 2024.01.25 01_中枢神経系
01_中枢神経系 6-MSITC(6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート)含有わさびサプリメントの60歳以上の健康成人における記憶機能への有益性は?(DB-RCT; Nutrients. 2023) 認知機能は加齢とともに低下することが報告されています。認知機能の低下は日常生活に悪影響を及ぼします。これまでの研究で、香辛料やハーブが認知機能に良い影響を与えることが示されていますが、日本の伝統的な香辛料である "わさび" が認知機能に及… 2024.01.17 01_中枢神経系
01_中枢神経系 非心臓手術を受けた高齢成人患者における術後早期の認知機能障害に対するネオスチグミンの効果は?(DB-RCT; Anesth Analg. 2023) 高齢者において、加齢に伴い認知症リスクが増加することが知られています。また、手術後におこる可能性があるものに「術後せん妄」と「術後認知機能障害」があります。「術後せん妄」は、手術後に意識・注意・知覚障害が出現し、1日のうちでも症状の波(日… 2024.01.11 01_中枢神経系
01_中枢神経系 うつ病の症状、訓練動機、視覚空間記憶に対するビデオゲーム介入の効果はどのくらい?(オープンRCT; Front Psychiatry. 2023) 大うつ病性障害患者に対するビデオゲームの効果は? 大うつ病性障害(MDD)の患者は、感情や気分の低下、記憶障害などの認知障害をしばしば経験します。MDDにはさまざまな治療法がありますが、その多くはMDDに伴う認知障害には対処していません。3... 2024.01.05 01_中枢神経系
01_中枢神経系 学生における携帯電話依存症と先延ばしの関連性はどのくらい?(メタ解析; J Affect Disord. 2024) 携帯電話依存症(Mobile phone addiction, MPA)は、学生の先延ばしの重要な要因として広く研究されている。しかし、MPAと先延ばしとの相関の方向性や大きさについては不明な点が多い。そこで本メタ分析では、学生におけるM… 2024.01.03 01_中枢神経系