01_中枢神経系

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発作性片頭痛を有する患者に対する予防に適した薬物治療とは?(米国内科学会による臨床ガイドライン; Ann Intern Med. 2025)

発作性片頭痛は、患者のQOL低下や経済的損失を引き起こすことから予防治療が勧められます。予防薬による治療は、個々の患者の特性を踏まえ、診療ガイドラインの推奨を基に実施されることが多いですが、日本における頭痛の診療ガイドラインは2021年版…
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急性期の運動がエピソード長期記憶に及ぼす影響は?(学生対象クロスオーバー試験; J Sci Med Sport. 2024)

長期記憶は、生涯にわたる認知の健康にとって重要です。これまでの研究で、1回の運動が記憶の保持を約1週間改善することが示されているが、その長期的な効果は不明です。そこで今回は、急性中強度運動が長期記憶に及ぼす影響について11ヵ月間調査したク…
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急性片頭痛に対するメトクロプラミド非経口投与の効果は?(RCTのメタ解析; BMJ. 2004)

急性片頭痛は頭痛だけでなく、めまいや嘔気・嘔吐を伴うことが知られています。しかし、制吐薬が片頭痛による疼痛に対して効果があるのかについては充分に検証されていません。そこで今回は、成人の急性片頭痛に対するメトクロプラミド非経口投与の有効性と…
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ガバペンチンあるいはデュロキセチンの併用開始後の高齢者の転倒リスク評価(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2025)

ガバペンチン使用による有害性はどの程度なのか?ガバペンチン使用の有害性を示すエビデンスには、使用者と非使用者の比較によるバイアスのリスクがあります。有害性について、より正確に把握するためには他剤との比較検証が求められます。そこで今回は、ガバ...
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片頭痛の引き金となる食べ物とは?(横断研究; Laeknabladid. 2024)

片頭痛は、激しい頭痛と一時的な運動・感覚障害を特徴とする神経疾患です。片頭痛の誘因は、片頭痛発作の可能性を高める内的または外的要因です。片頭痛患者の中には、ある種の食品の摂取と発作を関連付ける人もいますが、アイスランドでは実施されていませ…
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抗精神病薬による体重増加患者におけるセマグルチドまたはメトホルミンによる肥満の管理は有用ですか?(コホート研究; MOSA試験; BMC Psychiatry. 2024)

抗精神病薬による体重増加(Antipsychotic-induced weight gain, AIWG)は、患者にとっても臨床医にとっても重大な臨床的課題であり、抗精神病薬を使用している患者において体重増加を予防あるいは回復させるための…
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2型糖尿病患者におけるメトホルミン使用と認知症リスクとの関連性は?(SR&MA; Diabetes Obes Metab. 2025)

2型糖尿病(T2DM)におけるメトホルミン使用と認知症リスクとの関連については議論が続いています。そこで今回は、T2DM患者におけるメトホルミン治療が認知症に及ぼす影響を評価するために行われたシステマティックレビュー・メタ解析の結果をご紹…
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片頭痛予防治療薬アトゲパントの早期改善効果はどのくらい?(DB-RCTの併合解析; Neurology. 2025)

3件の第3相臨床試験において、12週間の治療期間にわたるエピソード性片頭痛(EM)および慢性片頭痛(CM)に対するアトゲパントの有効性と安全性が示されました。しかし、これらの統合解析結果は報告されていません。そこで今回は、カルシトニン遺伝…
01_ワクチン vaccine

遺伝子組換え帯状疱疹ワクチンと認知症リスクとの関連性は?(後向きコホート研究; Vaccine. 2024)

認知症は、実行機能、知覚・運動能力、社会的認知などの認知領域の低下を特徴とする神経認知障害であり、世界中で5,500万人以上の罹患、年間1,000万人が新たに認知症と診断されています。発症後の認知症の影響を逆転させる確立された治療法はあり…
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ナトリウム-グルコース共輸送体-2阻害薬、デュラグルチド、および認知症リスクとの関連性は?(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2024)

ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬とグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)はともに2型糖尿病(T2D)患者において神経保護作用を有する可能性があります。しかし、認知症予防におけるこれらの薬剤の有効性の…
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臨床的徴候 「頭部回転サイン 」と 「Neucop-Q 」の簡易質問はアミロイドβ病理を予測できるか?(Alzheimers Res Ther. 2024)

人類の寿命は伸びていますが、これに伴いアルツハイマー型などの認知症発症リスクが増加しています。認知機能検査は多岐にわたり、煩雑でありことから、より簡便にスクリーニングできる方法が求められています。そこで今回は、アルツハイマー病(AD)の病…
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ゾルミトリプタン経口投与は群発頭痛の急性期治療に有効?(DB-RCT; Neurology. 2000)

群発頭痛に対してトリプタン系経口薬は有効なのか?通常、群発頭痛にはトリプタン系薬の皮下注射あるいは経鼻投与が推奨されますが、安定供給が難しい昨今、経口ゾルミトリプタンが使用されることがあります。しかし、その効果はどのくらいなのでしょうか?そ...
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第一世代抗ヒスタミン薬と幼児における痙攣発作との関連性は?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2024)

第一世代抗ヒスタミン薬のリスクは?感冒症状の治療のために抗ヒスタミン薬が小児に広く使用されており、眠気などの中枢神経系への作用があることから、関連するリスクを認識しておくことの重要性が強調されています。そこで今回は、包括的かつ全国的なデータ...
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アルツハイマー型認知症における興奮・焦燥に対するブレクスピプラゾールの効果は?(DB-RCT; Alzheimers Dement. 2024)

アルツハイマー型認知症の興奮に対するブレクスピプラゾールの効果は?アルツハイマー型認知症はさまざまな症状を呈します。具体的には、記憶障害として、新しい情報の記憶が難しくなり、見当識障害では時間や場所の認識が困難になります。言語障害により言葉...
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三叉神経領域の帯状疱疹に対するアメナメビルの効果はどのくらい?(症例報告; 臨床神経学 2021)

帯状疱疹性脳血管炎は水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus,以下VZVと略記)の再活性化や初感染によって、自己免疫性に脳梗塞や動脈瘤、動脈解離を来す病態です。1997年から2001年の間に帯状疱疹に罹患した1…
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認知症患者のハイリスク薬に対する介入効果は?(RCT; JAMA Intern Med. 2024)

処方医と患者、あるいは処方医のみに教育資材を郵送するとPIMsは減少するのか?アルツハイマー病(AD)およびアルツハイマー病関連認知症(ADRD)の患者は、抗精神病薬、鎮静催眠薬、強力な抗コリン薬などの特定のハイリスク薬剤の不適切な処方(潜...
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小児片頭痛における予防薬はどれがよい?(RCTのネットワークメタ解析; JAMA Netw Open. 2024)

小児の片頭痛予防薬として優れる薬剤とは?小児片頭痛は、小児や青年のQOLや学業成績に大きな影響を及ぼすことが知られています。この集団における片頭痛予防のための薬理学的介入の有効性と安全性を理解することは、効果的な治療戦略を開発する上で極めて...
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慢性疼痛に対する筋弛緩薬の長期使用の効果は?(システマティックレビュー; JAMA Netw Open. 2024)

オピオイド処方ガイドラインの厳格化により、慢性疼痛に対する骨格筋弛緩薬(SMR)の処方が増加していますが、慢性疼痛に対するSMRの長期使用の有効性は不明です。そこで今回は、慢性疼痛に対するSMRの長期使用の効力(efficacy)または有…
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鎮静剤使用を減らし睡眠を改善するための患者自己指導介入の効果は?(Open-RCT; YAWNS NB試験; JAMA Psychiatry. 2024)

ベンゾジアゼピン受容体作動薬(BZRA)の長期使用から不眠症の認知行動療法(cognitive behavioral therapy for insomnia, CBTI)への移行を可能にする高齢患者への直接介入は、BZRAの使用および関…
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運動ニューロン疾患に対するメマンチンとトラゾドンの安全性と有効性は?(DB-RCTの中間解析; MND SMART試験; Lancet Neurol. 2024)

運動ニューロン疾患は、運動ニューロンの選択的な喪失を特徴とする進行性の難病であり、効果的な疾患修飾療法の迅速な同定が急務です。MND SMART試験は、有望な治療法の安全性と有効性を、同時期に行われたプラセボ対照群に対して、効率的かつ決定…
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