01_中枢神経系

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01_中枢神経系

トラマドールは本当に「弱オピオイド」なのか?(BMJ. 2019)

トラマドールは「弱オピオイド」として位置づけられ、・依存性が低い ・他のオピオイドより安全 というイメージを持たれることが少なくありません。しかし近年、術後にトラマドールを使用した患者で、長期オピオイド使用へ移行するリスクがむしろ高い可能…
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小児片頭痛に対するシプロヘプタジンの有効性とは?(Neurol Int. 2024)

小児片頭痛は学童期から思春期にかけて頻度が高く、学業や生活の質(QOL)に大きな影響を及ぼします。しかし、小児を対象とした片頭痛予防薬のエビデンスは成人と比較して限られており、治療選択に難渋することも少なくありません。その中で、抗ヒスタミ…
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バラシクロビルはアルツハイマー病を改善するのか?(JAMA. 2025)

アルツハイマー病(Alzheimer disease:AD)の病因については、アミロイドβやタウ蛋白に加え、感染症仮説が近年注目されています。特に単純ヘルペスウイルス(HSV-1/2)は、神経科学的研究、疫学研究、電子カルテ解析などから、…
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高脂血症は術後せん妄のリスク因子か?|血中脂質との関連を検討したメタ解析(Front Aging Neurosci. 2025)

術後せん妄(postoperative delirium:POD)は、手術後に出現する意識障害・注意障害を特徴とする合併症であり、高齢患者を中心に転帰不良・入院期間延長・死亡率上昇と関連することが知られています。これまでPODのリスク因子…
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新規抗うつ薬「アモキセチン(Ammoxetine)」は大うつ病性障害に有効か?(DB-RCT; JAMA Netw Open. 2025)

大うつ病性障害(Major Depressive Disorder:MDD)は、世界的に最も頻度の高い精神疾患の一つであり、日常生活機能の低下や就労障害を通じて大きな社会的・経済的負担をもたらします。現在、SSRIやSNRIなど複数の第一…
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ズラノロン(ザズベイ)はうつ病治療を変えるのか?(Am J Psychiatry. 2023)

うつ病(Major Depressive Disorder:MDD)は再発率が高く、治療開始から効果発現までに数週間を要することが、臨床上の大きな課題です。こうした背景の中、GABAA受容体を標的とする経口薬「ズラノロン(zuranolo…
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片頭痛の「引き金」は予測できるのか?

片頭痛を有する人にとって「何が発作の引き金(トリガー)なのか」を知ることは長年の課題です。睡眠不足、ストレス、天候、食事など、候補は無数にあり、しかも日によって影響が変わります。こうした背景から、近年は固定的なトリガーリストでは限界がある…
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ガルカネズマブとリメゲパント、どちらが優れる?|CGRP抗体 vs. ゲパント初の直接比較試験(DB-RCT; Neurol Ther. 2024)

片頭痛の予防治療はここ数年で大きく進化し、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)を標的とした新規薬剤が登場しました。CGRPを阻害する薬剤には大きく2種類があります:CGRPモノクローナル抗体(mAb):月1回皮下注射、ゲパント(ge…
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妊娠中のアセトアミノフェン使用と自閉スペクトラム症・ADHDの関連性は?(SR&MA; BMJ. 2025)

妊娠中のアセトアミノフェン(パラセタモール)は、国内外のガイドラインで比較的使用経験が多く、推奨される解熱鎮痛薬として位置づけられてきました。一方で近年「胎児期のアセトアミノフェン曝露と自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(AD…
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入院患者における「環境音(騒音)」の影響とは?(スコーピングレビュー; Worldviews Evid Based Nurs. 2025)

病棟での療養環境は、患者の回復や満足度に直結します。その中でも「騒音(noise)」は見過ごされがちな要因ですが、近年の研究では睡眠障害、せん妄、再入院リスクとの関連が指摘されています。今回ご紹介するのは、2024年に発表されたスコーピン…
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オープンラベル・プラセボは片頭痛に効く?|痛みや生活の質への影響を検証したRCT(DB-RCT; JAMA Netw Open. 2025)

「プラセボ効果(placebo effect)」は、医療における治療効果の一部を担う重要な要素として知られています。特に痛みや頭痛など主観的症状の治療では、プラセボ効果が臨床的に無視できないほど大きいことが示されています。近年注目されてい…
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家事頻度の変化と認知機能低下 ― 高齢者における前向き解析からの示唆(データベース研究; Perm J. 2025)

認知機能(認知症を含む)の加齢性低下は多くの高齢者で問題となります。運動習慣や社会活動といった可変要因が認知機能に影響する可能性が指摘されてきましたが、日常的な家事(housework)の頻度変化と認知機能との関係を10年にわたって追跡し…
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カンデサルタンが片頭痛予防に有効?|ランダム化三重盲検試験で確認された新たな可能性(RCT; Lancet Neurol. 2025)

片頭痛の予防治療は、選択肢が限られており、効果と副作用のバランスが課題となっています。近年、降圧薬の一つであるアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)カンデサルタンが、片頭痛予防に有効である可能性が報告されてきました。今回ご紹介するのは、…
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アトゲパントが片頭痛予防の新たな選択肢に|従来治療無効例にも有効性を示す(DB-RCT; ELEVATE試験; Lancet Neurol. 2024)

片頭痛は生活の質(QOL)を大きく損なう慢性神経疾患であり、多くの患者は従来の経口予防薬(β遮断薬、抗てんかん薬、抗うつ薬など)で充分な効果を得られていません。特に月に15日以上、3ヶ月を超えて続く状態である慢性片頭痛(Chronic M…
00_その他

カフェインは就寝何時間前まで摂取して良いですか?(SR&MA; Sleep Med Rev. 2023)

カフェインは覚醒作用を持つ代表的な刺激物質であり、眠気対策や集中力向上のために日常的に摂取されています。しかし、睡眠の質や時間に悪影響を与える可能性があることが指摘されており、「何時間前までに控えるべきか」は明確なエビデンスが求められてき…
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ADHD治療薬の中枢刺激薬と精神症状リスクはどのくらい?(SR&MA; JAMA Psychiatry. 2025)

注意欠如・多動症(ADHD)の治療において、中枢刺激薬(アンフェタミン系やメチルフェニデート)は第一選択薬として広く用いられています。しかし一部の患者で精神病症状(幻覚や妄想など)や双極性障害(BD)が出現する可能性が指摘されており、その…
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ARBはACE阻害薬よりも認知症リスクを低減する?(多国籍コホート研究; Age Ageing. 2025)

高血圧治療に広く用いられるACE阻害薬(ACEI)とアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)。これらは血圧コントロールだけでなく、脳血管疾患や認知機能に影響を及ぼす可能性が指摘されています。しかし、どの薬剤クラスが認知症リスクにより有利…
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抗がん薬に伴う末梢神経障害に対するミロガバリンの有効性評価(単施設観察研究; 医療薬学 2021)

抗がん薬による末梢神経障害(CIPN: chemotherapy-induced peripheral neuropathy)は、がん患者の生活の質(QOL)を大きく低下させる副作用のひとつです。特にタキサン系やプラチナ系抗がん薬により手…
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新規オレキシン2受容体拮抗薬 “セルトレキサント” の不眠症に対する効果と安全性(DB-RCT; JAMA Psychiatry. 2025)

既存の不眠症治療薬(例:ベンゾジアゼピン系、非ベンゾ系、ゾルピデムなど)には、依存性や持続効果の限界といった課題があります。近年、オレキシン受容体拮抗薬(特にオレキシン2選択的拮抗薬)が新たな治療ターゲットとして注目されています。本研究で…
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入院患者のせん妄予防に有効か?―スボレキサント・レンボレキサント・ラメルテオンの効果を検証(SR&MA; Crit Care Med. 2025)

せん妄は入院患者、特に高齢者やICU患者に多く発生し、予後不良と関連する重要な合併症です。これまでの研究では、睡眠覚醒リズムや神経生物学的経路を標的とする薬剤(オレキシン受容体拮抗薬:スボレキサント・レンボレキサント、メラトニン受容体作動…
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