猫になりたい薬剤師

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02_循環器系

急性心筋梗塞におけるコルヒチンの有効性は?(RCT; CLEAR試験; N Engl J Med. 2024)

炎症は心血管系の有害事象と関連していることが知られています。コルヒチンは心血管イベントのリスクを減少させることが最近の試験から示唆されていますが、急性心筋梗塞患者については充分に検証されていません。そこで今回は、2×2の要因デザインを用い…
05_内分泌代謝系

血漿オメガ-6およびオメガ-3脂肪酸と全がん及び19の部位特異的がんとの関連性は?(集団ベースのコホート研究; Int J Cancer. 2024)

多価不飽和脂肪酸(polyunsaturated fatty acids, PUFA)とがん罹患率との関連に関するこれまでの疫学研究には一貫性がなく、リスクを低減する場合とリスクを増加させる場合ともに報告されています。そこで今回は、血漿中…
08_炎症・免疫・アレルギー系

アレルギー予防のための早期ピーナッツ導入の効果は?(青年期までの追跡調査; ITN070AD試験; NEJM Evid. 2024)

アレルギー予防のための早期ピーナッツ導入の有効性は?ランダム化比較試験により、乳児期から5歳までのピーナッツ摂取がピーナッツアレルギーの発症を予防することが証明されています。この試験の延長試験では、1年間ピーナッツを摂取しなくても効果が持続...
13_悪性腫瘍

がん治療中の症状モニタリングに関する患者日誌は有効か?(RCTの追跡調査; JAMA. 2017)

進行がんの治療を受けている患者には症状がよくみられますが、臨床医が発見できないことが約半分もあることが知られています。患者報告アウトカム(PRO)をルーチンのがん診療に組み込んで症状モニタリングを行うことに関心が高まっている一方で、臨床的…
09_感染症

血流感染患者における抗生物質治療は7日間と14日間どちらが良い?(RCT; BALANCE試験; N Engl J Med. 2024)

血流感染症はかなりの罹患率と死亡率を伴います。早期の適切な抗生剤治療が重要ですが、治療期間は不明です。そこで今回は、血流感染症に罹患した入院患者(集中治療室[ICU]に入院中の患者を含む)を7日間または14日間抗生物質治療を受ける群にラン…
07_腎・泌尿器系

デノスマブの慢性腎臓病ステージ別緊急治療低カルシウム血症リスクに対する効果は?(標的試験模倣研究; Ann Intern Med. 2024)

CKD患者におけるデノスマブ使用と低カルシウム血症との関連性は?進行した慢性腎臓病(CKD)患者における骨粗鬆症の治療に関するデータは充分ではありません。そこで今回は、CKDの病期およびCKD-ミネラル・骨障害(CKD-MBD)の有無別に、...
07_腎・泌尿器系

痛風・腎臓病患者における血清尿酸値の目標値と慢性腎臓病の進展との関連性は?(標的試験模倣研究; JAMA Intern Med. 2024)

臨床医は、痛風で腎機能が低下している患者に対して尿酸降下療法(ULT)を慎重に行うことが多いでしょう。しかし、この関連性に関するランダム化臨床試験からのエビデンスは、依然として結論が出ていません。そこで今回は、痛風で腎機能が低下している患…
未分類

心室頻拍に対するカテーテルアブレーション vs. 抗不整脈薬(RCT; VANISH2試験; N Engl J Med. 2024)

心室頻拍と虚血性心筋症の患者は有害転帰のリスクが高いことが報告されています。抗不整脈薬で心室頻拍が抑制されない場合、カテーテルアブレーションが一般的に用いられますが、カテーテルアブレーションが心室頻拍患者の第一選択治療として抗不整脈薬より…
02_循環器系

2型糖尿病で肥満度が低~正常の患者におけるSGLT2阻害薬と心血管イベントとの関連性は?(標的試験模倣研究; Cardiovasc Diabetol. 2024)

2型糖尿病に対するNa-グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬に関する主要なランダム化比較試験において、BMI(body mass index;体重25.0kg/m2未満)が正常から低値の患者の割合が低いことが知られています。しかし、日…
02_循環器系

心筋梗塞後の長期アスピリン服用と心血管イベントの発生リスクとの関連性は?(データベース研究; Eur Heart J Qual Care Clin Outcomes. 2024)

心筋梗塞(MI)後のアスピリンは必須と考えられています。しかし、その長期的有効性については疑問視されています。そこで今回は、心筋梗塞後の長期的なアスピリンの有効性を検討したデータベース研究の結果をご紹介します。2004年から2017年にM…
未分類

日本の有害事象報告データベースを用いたアメナメビル誘発脳症の不均衡性解析(シグナル検出; J Infect Chemother. 2024)

抗ヘルペスウイルス薬による脳症は帯状疱疹治療を複雑にする可能性があります。しかし、最近開発された抗ヘルペスウイルス薬であるアメナメビル(商品名:アメナリーフ)と脳症発症との関連は不明です。アメナメビル誘発脳症の特徴を明らかにすることは、帯…
02_循環器系

2型糖尿病患者における厳格な血圧コントロールは有効か?(RCT; BPROAD試験; N Engl J Med. 2024)

2型糖尿病患者における血圧のコントロール目標値は?高血圧や2型糖尿病は合併しやすく、心血管イベントの発症リスクが高いことから、患者予後を悪化させます。しかし、2型糖尿病患者における収縮期血圧コントロールの有効な目標値は不明です。そこで今回は...
02_循環器系

急性心筋梗塞におけるスピロノラクトンの定期的投与の効果は?(RCT; CLEAR試験; N Engl J Med. 2024)

ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬は、うっ血性心不全を伴う心筋梗塞後の患者の死亡率を低下させることが示されています。しかし、スピロノラクトンのルーチン使用が心筋梗塞後に有益かどうかは不明です。そこで今回は、2×2要因デザインの多施設共同試験…
02_循環器系

駆出率が維持された心不全と肥満に対するチルゼパチドの効果は?(DB-RCT; SUMMIT試験; N Engl J Med. 2024)

肥満は駆出率が維持された心不全のリスクを増加させることが知られています。グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチドおよびグルカゴン様ペプチド-1受容体(GIP/GLP-1)の長時間作用型アゴニストであるチルゼパチドはかなりの体重減少を…
01_中枢神経系

ゾルミトリプタン経口投与は群発頭痛の急性期治療に有効?(DB-RCT; Neurology. 2000)

群発頭痛に対してトリプタン系経口薬は有効なのか?通常、群発頭痛にはトリプタン系薬の皮下注射あるいは経鼻投与が推奨されますが、安定供給が難しい昨今、経口ゾルミトリプタンが使用されることがあります。しかし、その効果はどのくらいなのでしょうか?そ...
13_悪性腫瘍

モルヒネ髄腔内投与による帝王切開分娩における悪心、嘔吐、掻痒症に対するパロノセトロン vs. オンダンセトロン(RCT; Anesth Analg. 2024)

帝王切開分娩では脊椎麻酔が望ましい麻酔法です。一方、術後の悪心・嘔吐(PONV)と掻痒症は、オピオイド髄腔内投与による帝王切開分娩後の患者のそれぞれ最大80%と83%にみられます。PONV予防にはオンダンセトロンが推奨されますが、第2世代…
20_妊婦

分娩誘発のためのミソプロストール経口液の効果は?(RCT; MISOBEST; BJOG. 2024)

非劣性デザインを用いて、ミソプロストールの適応外内服液が、陣痛誘発(induction of labour, IOL)に承認されたミソプロストールの経口錠剤と比較して、24時間以内に経膣分娩をもたらす効率が同等であるかどうかを評価すること…
02_循環器系

アナストロゾールは肺高血圧患者の歩行距離を延ばせるのか?(DB-RCT; PHANTOM試験; Am J Respir Crit Care Med. 2024)

アナストロゾールによるアロマターゼ阻害は、実験モデルにおいて肺高血圧症を抑制することが報告されています。しかし、ヒトでの検証は充分ではありません。そこで今回は、アナストロゾールが肺動脈性肺高血圧症(PAH)において6ヵ月後の6分間歩行距離…
09_感染症

非ステロイド性抗炎症薬の使用と脳症発症との関連性はどのくらい?(データベース研究; Pharmazie. 2024)

脳症は、インフルエンザやヘルペスを含む様々な一般的感染症の最も重篤な合併症であり、しばしば死亡または重篤な神経学的障害をもたらします。ウイルス性脳症の危険因子には非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用が含まれますが、NSAIDs関連…
00_その他

病院環境におけるフレイル高齢者に対する包括的老年医学的評価の有効性は?(SR&MA; Int J Nurs Stud. 2024)

包括的老年医学的評価(Comprehensive geriatric assessment:CGA)は多職種からなるチームによって行われ、体系的で包括的なチームによる評価と治療が含まれます。包括的老年アセスメントは、フレイルを有する高齢者…
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