01_中枢神経系 強迫性障害の死亡リスクに影響する因子は?(コホート研究; BMJ. 2024) 強迫性障害(OCD)患者は、強迫観念として知られる、高レベルの不安やその他の苦痛な感情を引き起こす侵入的な思考、衝動、またはイメージによって特徴付けられ、人は強迫観念として知られる反復的な行動や儀式に従事することで、それを中和しようとしま… 2024.02.16 01_中枢神経系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病の血糖コントロール、体重、脂質プロファイルに対するGLP-1受容体作動薬の比較(ネットワークメタ解析; BMJ. 2024) 2型糖尿病の治療薬としてグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)が使用されています。しかし、血糖コントロール、体重、脂質プロファイルに対してどのGLP-1RAが優れているのかについては充分に検証されていません。そこで今回は、… 2024.02.15 05_内分泌代謝系
13_悪性腫瘍 化学療法誘発性悪心・嘔吐に対する制吐薬3剤併用療法におけるオランザピン用量はどのくらいが良い?(単盲検RCT; Lancet Oncol. 2024) オランザピンは有効な制吐薬として使用されていますが、標準用量で投与すると日中にかなりの傾眠を来すことが知られています。国内の制吐薬適正使用ガイドライン(2023年10月改訂 第3版)では投与用量として5mg(1日最大10mg)を設定してい… 2024.02.14 13_悪性腫瘍
09_感染症 COVID-19ワクチンとインフルエンザワクチンに対する一般市民の意識調査(米国の調査; JAMA Netw Open. 2023) COVID-19パンデミックの緊急フェーズは収束し、Withコロナ時代と呼ばれる複雑で致命的となりうる呼吸器ウイルスのシーズンが続くという遺産が残されました。ウイルス情勢が変化する中、毎年接種されるワクチンを同様に認識しているのか、あるい… 2024.02.13 09_感染症
09_感染症 急性脳損傷患者における人工呼吸器関連肺炎の早期予防のためのセフトリアキソンは有効ですか?(DB-RCT; Lancet Respir Med. 2024) 急性脳損傷患者は人工呼吸器関連肺炎(VAP)のリスクが高いことが報告されています。短期間の抗生物質による予防の有用性については議論が続いています。そこで今回は、人工呼吸を必要とする重症脳損傷患者において、抗生物質セフトリアキソンの早期単回… 2024.02.12 09_感染症
09_感染症 軽症から中等症までの成人COVID-19患者に対するシムノトレルビル経口投与の効果は?(DB-RCT; N Engl J Med. 2024) Simnotrelvir(シムノトレルビル)は経口の3-キモトリプシン様プロテアーゼ阻害剤(3-chymotrypsin-like protease inhibitor)であり、in vitroで重症急性呼吸器症群コロナウイルス2(SAR… 2024.02.11 09_感染症
00_その他 『The Great British Bake Off』のレシピに含まれるクリスマスデザート材料の健康上の有益性と有害性の関連は?(観察研究のメタ解析のアンブレラレビュー; BMJ. 2023) ときに食材は薬剤と同様に患者転帰に影響することが報告されています。しかし、その影響については充分に検証されていません。そこで今回は、ザ・グレート・ブリティッシュ・ベイク・オフ(The Great British Bake Off)*のクリ… 2024.02.10 00_その他
09_感染症 エンテロバクター属菌による血流感染症患者に対する抗緑膿菌βラクタム薬の漸減と継続どちらが良い?(Open-RCT; SIMPLIFY試験; Lancet Infect Dis. 2024) エンテロバクター属菌感染症に対する抗緑膿菌βラクタム薬 漸減 vs. 継続広域スペクトルの抗生物質から狭域スペクトルの抗生物質への漸減は、抗生物質の選択圧を軽減するための重要な手段であると考えられていますが、適切なエビデンスが乏しいことがそ... 2024.02.09 09_感染症
02_循環器系 肥満を有する駆出率が維持された心不全患者における症状、機能、QOLに対するセマグルチドの効果は?(RCT; 代用のアウトカム; STEP-HFpEF試験の事前規定分析; Circulation. 2024) 駆出率が維持された心不全(HFpEF)と肥満を有する患者は、症状や機能障害の負担が大きく、QOLが低いことが報告されています。しかし、薬剤の使用によりQOLが改善するのかについて充分に検証されていません。STEP-HFpEF試験(Rese… 2024.02.08 02_循環器系
01_ワクチン vaccine 小児・青少年の感染症/重症疾患に対するBNT162b2ワクチンの有効性は?(コホート3件の比較有効性研究; Ann Intern Med. 2024) 小児科におけるBNT162b2ワクチン(Pfizer/BioNTech社製)の有効性は、オミクロンバリアント(変異株)の出現前にランダム化比較試験で評価されました。この集団におけるオミクロン期間中のワクチン防御の長期持続性はまだ限定的です。 2024.02.07 01_ワクチン vaccine09_感染症
09_感染症 ワクチン未接種と重症COVID-19の転帰との関連性は?(英国内コホート研究のメタ解析; HDR UK COALESCE Consortium; Lancet. 2024) ワクチン接種不足(SARS-CoV-2ワクチンの接種回数が推奨回数に満たない)は、完全接種(SARS-CoV-2ワクチンの接種回数が推奨回数に達する)と比較して、重症COVID-19の転帰、すなわちCOVID-19による入院や死亡のリスク… 2024.02.06 09_感染症
02_循環器系 駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者に対する生活習慣ウォーキング介入の効果はどのくらい?(RCT; WATCHFUL試験; Circulation. 2024) 身体活動は駆出率が低下した心不全の管理において極めて重要であり、日常生活に組み込まれたウォーキング(歩行)は特に適した身体活動の形態とされています。そこで今回は、自己モニタリングと定期的な電話カウンセリングを組み合わせた6ヵ月間の生活習慣… 2024.02.05 02_循環器系
07_腎・泌尿器系 高齢女性透析依存患者におけるデノスマブ投与による重篤な低カルシウム血症の発生率はどのくらい?(後向きコホート研究; JAMA. 2024) 透析依存患者は骨折による罹患率が高いことが知られていますが、最適な治療戦略に関するエビデンスはほとんどありません。また、慢性腎臓病-ミネラルおよび骨障害は透析依存患者においてほぼ普遍的であり、骨格脆弱性の診断と治療を複雑にしています。そこ… 2024.02.04 07_腎・泌尿器系
04_消化器系 ヒスタミン1受容体拮抗薬エバスチンによる非便秘性過敏性腸症候群の治療効果はどのくらい?(DB-RCT; Gut. 2024) 過敏性腸症候群(IBS)は、特に消化器の疾患がないにも関わらず、腹痛と便秘、または下痢を慢性的に繰り返す慢性疾患です。便通異常のタイプから「便秘型」、「下痢型」、「混合型」、「分類不能型」の4つのタイプに分類されます。非便秘性IBS患者の… 2024.02.03 04_消化器系
02_循環器系 高カリウム血症に関連したRAASi治療の減少は、その後の入院治療の増加と関連する?(データベース研究; Nephrol Dial Transplant. 2024) 高カリウム血症は、慢性腎臓病(CKD)および/または心不全(HF)患者において、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬(RAASi)による最適なガイドライン指示治療を達成するための障壁となっています。しかし、RAASiを継続した… 2024.02.02 02_循環器系07_腎・泌尿器系
00_その他 血液透析患者に対する認知行動療法、トラゾドンの有効性は?(小規模DB-RCT; Ann Intern Med. 2024) 慢性不眠症は血液透析を受けている患者によくみられるが、この集団に対する有効な治療法に関するエビデンスは限られています。そこで今回は、長期血液透析を受けている患者の不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)、トラゾドン、プラセボの有効性を比較… 2024.02.01 00_その他
02_循環器系 駆出率が低下した心不全患者に対するベルイシグアトとサクビトリル/バルサルタンの有効性比較(メタ解析; Int J Cardiol. 2024) プラセボと比較したベルイシグアトの有効性は確立されているものの、駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者に対するサクビトリル/バルサルタンとの比較有効性については不確実性が残っています。そこで今回は、システマティックレビュー、ネットワーク… 2024.01.31 02_循環器系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病患者におけるインクレチン系薬剤と糖尿病性網膜症リスクとの関連性は?(観察研究のメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2024) SUSTAIN-6試験の結果から、インクレチン系薬物[ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)]と糖尿病性網膜症リスクとの関連について不確実性が生じました。そこで今回は… 2024.01.30 05_内分泌代謝系
02_循環器系 2型糖尿病と最近の心筋梗塞を有する患者における低用量コルヒチンの効果はどのくらい?(DB-RCT; COLCOT試験; Diabetes Care. 2024) 低用量コルヒチンの心血管に対する有益性は冠動脈疾患患者において証明されていますが、2型糖尿病患者に対する効果については充分に検討されていません。そこで今回は、COLchicine Cardiovascular Outcomes Trial… 2024.01.29 02_循環器系05_内分泌代謝系
04_消化器系 ピロリ除菌に優れているのは?10日間のボノプラザン-アモキシシリン二重療法 vs. 14日間のビスマスベース四重療法(RCT; Am J Gastroenterol. 2023) ボノプラザン-アモキシシリン二剤併用療法の10日間短期投与(vonoprazan-amoxicillin, VA-dual)が、ビスマスベース四剤併用療法の14日間投与(B-quadruple)と比較して、Helicobacter pyl… 2024.01.28 04_消化器系