09_感染症 ワクチン未接種と重症COVID-19の転帰との関連性は?(英国内コホート研究のメタ解析; HDR UK COALESCE Consortium; Lancet. 2024) ワクチン接種不足(SARS-CoV-2ワクチンの接種回数が推奨回数に満たない)は、完全接種(SARS-CoV-2ワクチンの接種回数が推奨回数に達する)と比較して、重症COVID-19の転帰、すなわちCOVID-19による入院や死亡のリスク… 2024.02.06 09_感染症
02_循環器系 駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者に対する生活習慣ウォーキング介入の効果はどのくらい?(RCT; WATCHFUL試験; Circulation. 2024) 身体活動は駆出率が低下した心不全の管理において極めて重要であり、日常生活に組み込まれたウォーキング(歩行)は特に適した身体活動の形態とされています。そこで今回は、自己モニタリングと定期的な電話カウンセリングを組み合わせた6ヵ月間の生活習慣… 2024.02.05 02_循環器系
07_腎・泌尿器系 高齢女性透析依存患者におけるデノスマブ投与による重篤な低カルシウム血症の発生率はどのくらい?(後向きコホート研究; JAMA. 2024) 透析依存患者は骨折による罹患率が高いことが知られていますが、最適な治療戦略に関するエビデンスはほとんどありません。また、慢性腎臓病-ミネラルおよび骨障害は透析依存患者においてほぼ普遍的であり、骨格脆弱性の診断と治療を複雑にしています。そこ… 2024.02.04 07_腎・泌尿器系
04_消化器系 ヒスタミン1受容体拮抗薬エバスチンによる非便秘性過敏性腸症候群の治療効果はどのくらい?(DB-RCT; Gut. 2024) 過敏性腸症候群(IBS)は、特に消化器の疾患がないにも関わらず、腹痛と便秘、または下痢を慢性的に繰り返す慢性疾患です。便通異常のタイプから「便秘型」、「下痢型」、「混合型」、「分類不能型」の4つのタイプに分類されます。非便秘性IBS患者の… 2024.02.03 04_消化器系
02_循環器系 高カリウム血症に関連したRAASi治療の減少は、その後の入院治療の増加と関連する?(データベース研究; Nephrol Dial Transplant. 2024) 高カリウム血症は、慢性腎臓病(CKD)および/または心不全(HF)患者において、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬(RAASi)による最適なガイドライン指示治療を達成するための障壁となっています。しかし、RAASiを継続した… 2024.02.02 02_循環器系07_腎・泌尿器系
00_その他 血液透析患者に対する認知行動療法、トラゾドンの有効性は?(小規模DB-RCT; Ann Intern Med. 2024) 慢性不眠症は血液透析を受けている患者によくみられるが、この集団に対する有効な治療法に関するエビデンスは限られています。そこで今回は、長期血液透析を受けている患者の不眠症に対する認知行動療法(CBT-I)、トラゾドン、プラセボの有効性を比較… 2024.02.01 00_その他
02_循環器系 駆出率が低下した心不全患者に対するベルイシグアトとサクビトリル/バルサルタンの有効性比較(メタ解析; Int J Cardiol. 2024) プラセボと比較したベルイシグアトの有効性は確立されているものの、駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者に対するサクビトリル/バルサルタンとの比較有効性については不確実性が残っています。そこで今回は、システマティックレビュー、ネットワーク… 2024.01.31 02_循環器系
05_内分泌代謝系 2型糖尿病患者におけるインクレチン系薬剤と糖尿病性網膜症リスクとの関連性は?(観察研究のメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2024) SUSTAIN-6試験の結果から、インクレチン系薬物[ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)]と糖尿病性網膜症リスクとの関連について不確実性が生じました。そこで今回は… 2024.01.30 05_内分泌代謝系
02_循環器系 2型糖尿病と最近の心筋梗塞を有する患者における低用量コルヒチンの効果はどのくらい?(DB-RCT; COLCOT試験; Diabetes Care. 2024) 低用量コルヒチンの心血管に対する有益性は冠動脈疾患患者において証明されていますが、2型糖尿病患者に対する効果については充分に検討されていません。そこで今回は、COLchicine Cardiovascular Outcomes Trial… 2024.01.29 02_循環器系05_内分泌代謝系
04_消化器系 ピロリ除菌に優れているのは?10日間のボノプラザン-アモキシシリン二重療法 vs. 14日間のビスマスベース四重療法(RCT; Am J Gastroenterol. 2023) ボノプラザン-アモキシシリン二剤併用療法の10日間短期投与(vonoprazan-amoxicillin, VA-dual)が、ビスマスベース四剤併用療法の14日間投与(B-quadruple)と比較して、Helicobacter pyl… 2024.01.28 04_消化器系
01_中枢神経系 高齢の抗うつ薬使用と認知症の発症リスクとの関連性は?(前向きコホート研究; J Affect Disord. 2024) 抗コリン作用を有する抗うつ薬の使用は、認知症リスクの増加と関連する可能性が報告されています。しかし、これまでに発表されている結果は矛盾しています。そこで今回は、三環系抗うつ薬(TCA)を処方された高齢者と、選択的セロトニン再取り込み阻害薬… 2024.01.27 01_中枢神経系
20_妊婦 妊娠中のカルシウム補充用量の適正はどのくらい?(RCT; N Engl J Med. 2024) 世界保健機関(WHO)は、子癇前症のリスクを軽減するため、食事からのカルシウム摂取量が少ない集団の妊娠者(妊婦)に対して、1日1,500~2,000mgのカルシウムを3回に分けて補給することを推奨しています。しかし、この用量・投与方法は複… 2024.01.26 20_妊婦
01_中枢神経系 長期ベンゾジアゼピン治療を受けている患者におけるベンゾジアゼピンの中断と死亡率との関連性は?(試験エミュレーションアプローチ; JAMA Netw Open. 2023) ベンゾジアゼピン系薬は、幅広い目的で使用されており、かつ使用期間が長期にわたります。ベンゾジアゼピン系薬の使用に伴う有害性を考慮し、長期処方を減らすことが注目されていますが、使用中止による累積リスクや利益は不明です。試験エミュレーションア… 2024.01.25 01_中枢神経系
02_循環器系 PCI後1年以降のSAPTは、クロピドグレルとアスピリンどちらが良い?(PROBE法、STOPDAPT-2の5年追跡結果; J Am Coll Cardiol. 2024) 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の二重抗血小板療法(DAPT)後の長期間にわたる抗血小板単剤療法としてクロピドグレルがアスピリンよりも適しているかどうかは依然として不明です。そこで今回は、PCI後の1ヵ月DAPT後のクロピドグレ… 2024.01.24 02_循環器系
02_循環器系 2型糖尿病における高強度スタチン単剤療法 vs. エゼチミブ併用療法(韓国データベース研究; J Clin Endocrinol Metab. 2024) 低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)低下療法は、糖尿病患者の心血管疾患(CVD)予防において重要であるとされています。しかし、糖尿病患者における低強度または中強度スタチンとエゼチミブ併用療法および高強度スタチン単剤療法のCVD、脳卒・・・ 2024.01.23 02_循環器系
00_その他 米国における年末年始の緊急避妊需要はどのくらいか?(時系列研究; BMJ 2023) 年末年始などの大型連休において、無計画の妊娠リスク増加が懸念されます。しかし、充分に検証されていません。そこで今回は、無計画妊娠リスクについて大晦日と元旦の連休後の緊急避妊薬の売上増加を推定した時系列分析の結果をご紹介します。本試験は自己・・・ 2024.01.22 00_その他
07_腎・泌尿器系 性腺機能低下症の男性におけるテストステロン補充療法中の安全性は?(DB-RCT; JAMA Netw Open. 2023) テストステロン補充療法(TRT)が前立腺がんおよびその他の前立腺有害事象のリスクに及ぼす影響は不明です。そこで今回は、性腺機能低下症の男性において、高悪性度前立腺がん(グリソンスコア4以上 + 3)、あらゆる前立腺がん、急性尿閉、侵襲的前・・・ 2024.01.21 07_腎・泌尿器系
20_妊婦 母親の血清葉酸濃度と乳児の川崎病発症リスクとの関連性は?(日本のコホート研究; JAMA Netw Open. 2023) 川崎病は、主に乳幼児が罹患する急性の全身性血管炎です。再現性のある危険因子はまだ同定されていませんが、感染症に続発する可能性が報告されています。また、以前の報告で母親の葉酸補給と川崎病との関連性について言及されていますが、充分に検証されて… 2024.01.20 20_妊婦
09_感染症 COVID-19と季節性インフルエンザによる入院後の患者転帰への影響は?(コホート研究; Lancet Infect Dis. 2023) COVID-19とインフルエンザで入院した患者のこれまでの比較解析では、死亡、再入院、感染後6ヵ月までの狭い範囲の健康転帰のリスクを評価していました。そのため、より長期間の影響や、より多くのアウトカム評価が求められています。そこで今回は、… 2024.01.19 09_感染症
00_その他 毎日の歯磨きと院内肺炎発生との関連性は?(SR&MA; JAMA Intern Med. 2023) 院内肺炎(Hospital-acquired pneumonia, HAP)は最も一般的で病的な医療関連感染症ですが、有効な予防戦略に関するデータは限られています。そこで今回は、毎日の歯磨きがHAPの発生率の低下および他の患者関連転帰と関… 2024.01.18 00_その他