猫になりたい薬剤師

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00_その他

キシリトールは血栓促進作用があり、心血管リスクに関連する?(非標的メタボロミクス; Eur Heart J. 2024)

心血管疾患リスクの残存に寄与する経路や代謝産物は不明です。低カロリー甘味料は、加工食品に含まれる砂糖の代用品として広く使用されており、健康への効果が期待されています。多くの低カロリー甘味料は糖アルコールであり、砂糖の代替としての摂取後に観…
09_感染症

SARS-CoV-2感染の亜急性後遺症を有する成人におけるニルマトルビル-リトナビルの効果は?(RCT; STOP-PASC試験; JAMA Intern Med. 2024)

SARS-CoV-2感染の亜急性後遺症にニルマトレルビル-リトナビルは有効か?SARS-CoV-2感染の亜急性後遺症(postacute sequelae of SARS-CoV-2 infection, PASC)は、long-COVID...
02_循環器系

急性冠症候群における短期二重抗血小板療法後のP2Y12阻害薬単剤療法の効果はどのくらい?(メタ解析; Am J Cardiol. 2024)

最近の研究では、標準的な抗血小板二重療法(DAPT)と比較して、短期間のDAPT後にP2Y12阻害薬(P2Y12i)単剤療法を行うことの安全性と有効性が同等であることが示されています。しかし、経皮的冠動脈インターベンションを受けた急性冠症…
00_その他

オピオイド過剰摂取による死亡を減らすための地域ベースの介入は有効ですか?(クラスターRCT; HCS試験; N Engl J Med. 2024)

日本におけるオピオイドによる過量投与による死亡は相対的に少ないですが、増加傾向にあります。近年、医療用オピオイドの使用が増加しており、それに伴うリスクについての懸念が高まっています。一方、アメリカでは、オピオイド関連の過量投与による死亡が…
01_ワクチン vaccine

SARS-CoV-2 JN.1感染に対するmRNAワクチンの効果は?(コホート研究; Clin Infect Dis. 2024)

JN.1亜系統(変異株)に対する最新のCOVID-19ワクチン(BA.4/5 二価, XBB1.5 一価)の予防効果に関するデータはまだ限られています。そこで今回は、2023年11月26日から2024年1月13日まで、JN.1を主因とする…
02_循環器系

成人糖尿病患者に対する5:2間欠的空腹時食事代替療法と血糖コントロールとの関連性は?(RCT; EARLY試験; JAMA Netw Open. 2024)

連続しない2日間の絶食と週5日間の習慣的摂取からなる間欠的絶食プランと食事代替食(5:2 MR)は、2型糖尿病患者にさらなる利益をもたらす可能性がありますが、実臨床における検証は充分ではありません。そこで今回は、初期2型糖尿病患者の血糖コ…
02_循環器系

2型糖尿病患者における心房細動の新規発症と認知症との関連は?(コホート研究; Diabetes Obes Metab. 2024)

心房細動は2型糖尿病患者で発症しやすいことが報告されています。また、2型糖尿病は認知症を発症しやすいことも報告されています。しかし、2型糖尿病患者における心房細動の新規発症と、認知症の発症リスクとの関連性については充分に検証されていません…
00_その他

マルチビタミン使用と死亡リスクとの関連性は?(コホート研究3件の併合解析; JAMA Netw Open. 2024)

米国の成人の3人に1人がマルチビタミン(MV)を使用しており、その主な動機は疾病予防であることが報告されています。しかし、MVがヒトの予後に及ぼす影響については充分に検証されていません。2022年に米国の予防サービス専門委員会は、ランダム…
05_内分泌代謝系

糖尿病網膜症の進行に対するフェノフィブラートの効果はどのくらい?(RCT; LENS試験; NEJM Evid. 2024)

心血管アウトカム試験の結果から、フェノフィブラート療法が糖尿病網膜症の進行を抑制する可能性が示唆されています。しかし、実臨床における検証は充分に行われていません。そこで今回は、糖尿病網膜症の進行に対するフェノフィブラートの効果を検証したラ…
02_循環器系

スタチンとイコサペント酸エチルの併用療法による二次予防の有効性は?(PROBE法; RESPECT-EPA試験; Circulation. 2024)

血漿中のエイコサペンタエン酸(EPA, イコサペント酸エチル)濃度が低いことは心血管イベントと関連していますが、イコサペント酸エチルの補充により心血管イベントのリスクが低減するか否かについて充分に検証されていません。そこで今回は、冠動脈疾…
09_感染症

重症敗血症患者におけるβ-ラクタム系抗生物質の持続投与と間欠投与の比較(オープンRCT; BLING III試験; Circulation. 2024)

時間依存性的な抗菌薬であるβ-ラクタム系抗生物質は、最小発育阻止濃度(MIC)以上の血中濃度を維持できている時間が長ければ長いほど効果を発揮することが報告されています。したがって、持続投与が求められますが、β-ラクタム系抗生物質はMIC未…
02_循環器系

非心臓塞栓性脳卒中における血管再発予防のためのコルヒチン長期投与の効果は?(PROBE法; CONVINCE試験; Lancet. 2024)

コルヒチンによる抗炎症療法は、冠動脈疾患の血管再発を予防することが示されました。冠動脈疾患の典型的な原因が動脈硬化であるのとは異なり、虚血性脳卒中は動脈硬化や小血管疾患など多様な機序によって引き起こされるか、原因不明であることが多いことが…
02_循環器系

冠動脈バイパス術後の抗血小板療法として優れているものはどれか?(DACAB試験の5年追跡結果; BMJ. 2024)

冠動脈バイパス術後の臨床転帰に対するさまざまな抗血小板戦略について、いずれかの効果が優れているのかについては充分に評価されていません。そこで今回は、冠動脈バイパス術後の異なる抗血小板療法戦略(DACAB)試験を対象に、5年間の追跡調査の結…
20_妊婦

未経産女性の吸引補助分娩における外側会陰切開の効果は?(RCT; EVA試験; BMJ. 2024)

便失禁の主原因として、経膣分娩に伴う肛門括約筋裂傷が重要視されています。1993年の報告では、産後6週間時点での便失禁は、初産婦の場合10%、経産婦の場合23%であることが明らかとなっています。肛門括約筋裂傷がある場合、分娩直後から肛門失…
05_内分泌代謝系

妊娠糖尿病後の糖尿病および高血糖のリスクを軽減するための薬理学的および生活習慣的介入の有効性はどのくらい?(SR&MA; Diabet Med. 2024)

現在または過去に妊娠糖尿病(GDM)を発症した女性において、産後に高血糖や2型糖尿病(T2DM)を予防または遅延させるための介入の有効性をよりよく理解するために、利用可能なエビデンスを統合することが求められています。そこで今回は、GDM後…
02_循環器系

急性心筋梗塞後のアポリポ蛋白A1輸注と心血管アウトカムとの関連性は?(DB-RCT; AEGIS-II試験; N Engl J Med. 2024)

急性心筋梗塞後には心血管イベントの再発しやすさが報告されており、高比重リポ蛋白の主要蛋白であるアポリポ蛋白A1を介するコレステロール排出能の低下は、心血管イベントのリスク上昇と関連していることも報告されています。CSL112は血漿由来のヒ…
07_腎・泌尿器系

急性臓器障害を有する重症患者に対するダパグリフロジンの効果は?(Open-RCT; DEFENDER試験; JAMA . 2024)

ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT-2)阻害薬は2型糖尿病、心不全、慢性腎臓病患者の転帰を改善しますが、臓器不全を有する重症患者の転帰に対する効果は不明です。そこで今回は、SGLT-2阻害薬であるダパグリフロジンを標準的な集中治療…
01_中枢神経系

心房細動患者における認知症発生率と直接経口抗凝固薬の使用との関連性は?(コホート研究; Neurology. 2024)

DOAC使用は認知症の発症リスクの低減と関連しているのか?認知症の危険因子である心房細動(AF)の発生率および有病率は長期的に増加しています。経口抗凝固療法は、心房細動による脳卒中やその他の悪い転帰のリスクを減少させ、認知症の健康格差を縮小...
01_ワクチン vaccine

COVID-19ワクチンの副作用と長期中和抗体反応との関連性は?(前向きコホート研究; Ann Intern Med. 2024)

SARS-CoV-2ワクチン接種をためらう理由としては、副反応への懸念が一般的です。ワクチン接種後に発現する副反応は、免疫反応の一部として理解されており、中和抗体反応との関連性が示唆されています。発熱、疲労、筋肉痛、関節痛などの全身反応は…
02_循環器系

自然発症頸部動脈解離における抗凝固療法 vs. 抗血小板薬(SR&MA; Stroke. 2024)

観察的抗血栓療法の比較評価を行ったSTOP-CAD(Stroke Prevention in Cervical Artery Dissection:頸部動脈解離における脳卒中予防)試験では、世界16ヵ国63施設から得られたデータ(n=3,…
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