02_循環器系 駆出率が維持された心不全と肥満に対するチルゼパチドの効果は?(DB-RCT; SUMMIT試験; N Engl J Med. 2024) 肥満は駆出率が維持された心不全のリスクを増加させることが知られています。グルコース依存性インスリン分泌促進ポリペプチドおよびグルカゴン様ペプチド-1受容体(GIP/GLP-1)の長時間作用型アゴニストであるチルゼパチドはかなりの体重減少を… 2024.11.26 02_循環器系05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 ゾルミトリプタン経口投与は群発頭痛の急性期治療に有効?(DB-RCT; Neurology. 2000) 群発頭痛に対してトリプタン系経口薬は有効なのか?通常、群発頭痛にはトリプタン系薬の皮下注射あるいは経鼻投与が推奨されますが、安定供給が難しい昨今、経口ゾルミトリプタンが使用されることがあります。しかし、その効果はどのくらいなのでしょうか?そ... 2024.11.25 01_中枢神経系
13_悪性腫瘍 モルヒネ髄腔内投与による帝王切開分娩における悪心、嘔吐、掻痒症に対するパロノセトロン vs. オンダンセトロン(RCT; Anesth Analg. 2024) 帝王切開分娩では脊椎麻酔が望ましい麻酔法です。一方、術後の悪心・嘔吐(PONV)と掻痒症は、オピオイド髄腔内投与による帝王切開分娩後の患者のそれぞれ最大80%と83%にみられます。PONV予防にはオンダンセトロンが推奨されますが、第2世代… 2024.11.24 13_悪性腫瘍
20_妊婦 分娩誘発のためのミソプロストール経口液の効果は?(RCT; MISOBEST; BJOG. 2024) 非劣性デザインを用いて、ミソプロストールの適応外内服液が、陣痛誘発(induction of labour, IOL)に承認されたミソプロストールの経口錠剤と比較して、24時間以内に経膣分娩をもたらす効率が同等であるかどうかを評価すること… 2024.11.23 20_妊婦
02_循環器系 アナストロゾールは肺高血圧患者の歩行距離を延ばせるのか?(DB-RCT; PHANTOM試験; Am J Respir Crit Care Med. 2024) アナストロゾールによるアロマターゼ阻害は、実験モデルにおいて肺高血圧症を抑制することが報告されています。しかし、ヒトでの検証は充分ではありません。そこで今回は、アナストロゾールが肺動脈性肺高血圧症(PAH)において6ヵ月後の6分間歩行距離… 2024.11.22 02_循環器系
09_感染症 非ステロイド性抗炎症薬の使用と脳症発症との関連性はどのくらい?(データベース研究; Pharmazie. 2024) 脳症は、インフルエンザやヘルペスを含む様々な一般的感染症の最も重篤な合併症であり、しばしば死亡または重篤な神経学的障害をもたらします。ウイルス性脳症の危険因子には非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用が含まれますが、NSAIDs関連… 2024.11.21 09_感染症
00_その他 病院環境におけるフレイル高齢者に対する包括的老年医学的評価の有効性は?(SR&MA; Int J Nurs Stud. 2024) 包括的老年医学的評価(Comprehensive geriatric assessment:CGA)は多職種からなるチームによって行われ、体系的で包括的なチームによる評価と治療が含まれます。包括的老年アセスメントは、フレイルを有する高齢者… 2024.11.20 00_その他
08_炎症・免疫・アレルギー系 鉄欠乏性貧血に対する最適な経口鉄剤の投与タイミングは?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 正常腎機能(NKF)または慢性腎臓病(CKD)を有する鉄欠乏性貧血(IDA)患者における最適な経口鉄補給戦略は不明です。そこで今回は、NKFまたはCKDのいずれかを有する鉄欠乏性貧血患者において、異なる経口鉄補給戦略とヘモグロビンおよび鉄… 2024.11.19 08_炎症・免疫・アレルギー系
02_循環器系 プロトンポンプ阻害薬と心血管有害事象との関連性は?(RCTのメタ解析; Am J Gastroenterol. 2024) いくつかの観察研究ではプロトンポンプ阻害薬(PPI)投与による心血管リスクが示唆されていますが、観察データはバイアスの影響を受ける可能性があります。そこで今回は、PPI治療中の心血管イベントに関するランダム化比較試験データのメタ解析の結果… 2024.11.18 02_循環器系04_消化器系
02_循環器系 TAVI施行中の経口抗凝固療法の継続と中断どちらが良いのか?(Open-RCT; POPular PAUSE TAVI試験; N Engl J Med. 2024) TAVIを受ける患者における経口抗凝固薬は継続した方が良いのか?経カテーテル的大動脈弁植え込み術(TAVI)を受ける患者の3分の1は、合併疾患により経口抗凝固療法の適応があります。TAVI施行中の経口抗凝固療法の中断は出血リスクを低下させる... 2024.11.17 02_循環器系
08_炎症・免疫・アレルギー系 アプレミラストによる早期小関節型乾癬の治療効果は?(DB-RCT; FOREMOST試験; Ann Rheum Dis. 2024) 少関節型乾癬性関節炎(PsA)は、乾癬において頻度が高い疾患ですが、ほとんど研究されていないません。そこで今回は、初期の少関節型PsAにおけるアプレミラスト(商品名:オテズラ)の有効性を評価することを目的に実施されたランダム化比較試験(F… 2024.11.16 08_炎症・免疫・アレルギー系
02_循環器系 新規発症胸痛における冠動脈CT血管造影法の効果はどのくらい?(PROMISE試験/SCOT-HEART試験; Eur Heart J. 2024) 冠動脈CT血管造影法(coronary computed tomography angiography, CTA)を用いた指標検査が安定した胸痛の予後を改善するかどうかについては議論があります。危険因子加重臨床尤度(RF-CL)モデルは閉… 2024.11.15 02_循環器系
02_循環器系 急性心不全におけるアンジオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬の院内投与開始の効果は?(Open-RCT; PREMIER試験; Eur Heart J. 2024) 急性心不全(AHF)後の早期サクビトリル/バルサルタン(Sac/Val)投与開始の有効性と安全性は北米以外では証明されていません。そこで今回は、日本人患者を対象に、AHF発症後の院内Sac/Val療法開始がN末端プロB型ナトリウム利尿ペプ… 2024.11.14 02_循環器系
02_循環器系 2型糖尿病患者の心血管イベントのリスクにおけるSGLT2阻害薬の効果は?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 心血管イベントの1次予防・2次予防におけるSGLT2阻害薬の有効性糖尿病は様々な合併症を引き起こし、大血管障害の一つとして心血管イベントがあげられます。心血管疾患(CVD)は2型糖尿病(T2D)の進行中に再発する可能性がありますが、ナトリウ... 2024.11.13 02_循環器系05_内分泌代謝系
12_血液・造血器系 鉄欠乏性貧血の治療における連日経口投与 vs. 隔日経口投与(DB-RCT; Sci Rep. 2023) 鉄欠乏性貧血の治療は経口鉄剤が主流です。最近の研究では、1日おきに鉄を補給することで、鉄の吸収率が向上することが示されています。しかし、最適な補充戦略は不明です。そこで今回は、鉄欠乏性貧血の治療において、経口鉄を毎日補充する場合と隔日補充… 2024.11.12 12_血液・造血器系
02_循環器系 急性冠症候群を有する患者と有さない患者におけるチカグレロル単剤療法への漸減 vs. 12ヵ月間の二重抗血小板療法(RCTのメタ解析; Sidney-4; Lancet. 2024) 急性冠症候群(ACS)患者における冠動脈ステント留置後12ヵ月間の二重抗血小板療法(DAPT)は標準治療です。しかし、DAPTによる大出血リスクの増加は患者転帰の増悪と関連していることから、DAPT期間を含めたリスクベネフィット評価が求め… 2024.11.11 02_循環器系
07_腎・泌尿器系 CKD患者におけるNa-グルコース共輸送体-2阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬の中止の効果は?(データベース研究; J Am Soc Nephrol. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)の投与中止と慢性腎臓病(CKD)患者の転帰との関連についてはほとんど知られていません。そこで今回は、ステージ3~4のCKD… 2024.11.10 07_腎・泌尿器系
09_感染症 発熱を有する感染症患者における解熱薬には何が適しているのか?(ブログ管理者によるレビュー) インフルエンザ脳症は、インフルエンザウイルス感染後に発症する重篤な神経系の合併症で、特に小児で多く見られます。まだまだ不明な点は多いものの、主な原因としては、1) 免疫反応の異常や 2)サイトカインストームによる脳の炎症が挙げられ、急激な… 2024.11.09 09_感染症
05_内分泌代謝系 6~12歳未満の肥満小児に対するリラグルチドの効果は?(RCT; SCALE Kids試験; N Engl J Med. 2024) 2024年10月現在、12歳未満の小児の非単発性、非シンドローム性肥満の治療薬として承認されている薬剤はありません。リラグルチドの使用は成人および青年の肥満症において体重減少を誘導することが示されていますが、小児における安全性と有効性は確… 2024.11.08 05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 第一世代抗ヒスタミン薬と幼児における痙攣発作との関連性は?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 第一世代抗ヒスタミン薬のリスクは?感冒症状の治療のために抗ヒスタミン薬が小児に広く使用されており、眠気などの中枢神経系への作用があることから、関連するリスクを認識しておくことの重要性が強調されています。そこで今回は、包括的かつ全国的なデータ... 2024.11.07 01_中枢神経系