02_循環器系 心房細動アブレーションは「脳卒中・死亡・心不全再入院」リスクを下げるのか?(SR&MA; Ann Intern Med. 2025) 心房細動(AF)は、脳梗塞や心不全の発症リスクを高める不整脈の一つです。薬物療法が基本ですが、根治的な治療としてカテーテルアブレーション(CA)も選択されるようになっています。これまでアブレーションは心電図上の洞調律回復という電気的アウト… 2025.07.11 02_循環器系
02_循環器系 脳出血における血圧管理は早期開始がカギ?(メタ解析; INTERACT試験群の統合解析; Lancet Neurol. 2025) 脳出血(ICH:intracerebral hemorrhage)は、急性期における迅速な治療介入が予後を左右します。特に血圧管理は重要ですが、「どの程度早く」、「どの程度下げるべきか」については議論が続いていました。今回ご紹介するのは、… 2025.07.10 02_循環器系
09_感染症 溶連菌咽頭炎の抗菌薬は短期投与でもOK?―現実世界データからみた治療期間と転帰(コホート研究; Open Forum Infect Dis. 2025) A群β溶血性連鎖球菌(Group A Streptococcus, GAS)による咽頭炎では、従来10日間の抗菌薬治療が標準とされてきました。しかし、抗菌薬の過剰使用を防ぐ「抗菌薬適正使用(Antimicrobial Stewardshi… 2025.07.09 09_感染症
13_悪性腫瘍 乳がん化学療法後の吐き気対策に「5mgオランザピン」が有効?(DB-RCT; Lancet Oncol. 2025) 化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)は、多くのがん患者が経験するつらい副作用の一つです。とくに、アントラサイクリン+シクロホスファミド(AC療法)のような高催吐性化学療法では、その管理が難しいことも少なくありません。今回ご紹介するのは、抗… 2025.07.08 13_悪性腫瘍
05_内分泌代謝系 CagriSema併用療法が肥満治療の新たな選択肢に|セマグルチド+カグリリンタイドの効果とは?(DB-RCT; REDEFINE 1試験; N Engl J Med. 2025) GLP-1受容体作動薬「セマグルチド」はすでに肥満や心血管疾患リスク低減で高い評価を得ています。一方、アミリン類似体「cagrilintide(カグリリンタイド, カグリリンチド)」も初期段階で有望な体重減少効果を示しています。今回のRE… 2025.07.07 05_内分泌代謝系
00_その他 日本のプライマリ・ケアにおける“低付加価値医療”の提供実態(日本の横断研究; JAMA Health Forum. 2025) 患者に明確な利益をもたらさない「低付加価値医療(low-value care)」は、医療資源の浪費や不必要な副作用リスクの原因として、国際的に注目されています。これまでの研究は主に米国を対象としており、日本における医師の特性と低付加価値医… 2025.07.06 00_その他
食事 納豆をよく食べる高齢男性は長生き?|発酵大豆食品と死亡リスクの関連(日本の前向きコホート研究; Clin Nutr ESPEN. 2025) 発酵大豆食品として日本で親しまれている納豆。健康食品としてのイメージも強く、骨粗鬆症予防や動脈硬化の改善など、多くの効果が語られてきました。しかし、実際に「納豆を食べる人は長生きするのか?」という点を、長期間にわたって科学的に検証した研究… 2025.07.05 食事
01_中枢神経系 週末の「寝だめ」が心臓や代謝の病気を防ぐ?|睡眠不足と多疾患リスクとの関係に注目 ◆ はじめに:「寝不足は万病のもと」って本当?現代人の多くが抱える「平日の睡眠不足」。その影響を和らげるため、週末にまとめて眠る「週末の寝だめ(Weekend Catch-Up Sleep: WCS)」をしている方も多いのではないでしょうか... 2025.07.04 01_中枢神経系02_循環器系未分類
02_循環器系 心筋梗塞後の便秘が心不全による再入院リスクを高める?(後ろ向きコホート研究; BMC Cardiovasc Disord. 2025) 心筋梗塞(MI)後の患者ケアでは、心機能や再梗塞予防に注目が集まりますが、「便秘」の存在が予後に影響する可能性があることをご存知でしょうか?今回ご紹介するのは、心筋梗塞後の患者における便秘と心不全による再入院の関連性を後ろ向きに検討し、退… 2025.07.03 02_循環器系04_消化器系
02_循環器系 LDLコレステロールを効果的に下げる新選択肢?(DB-RCT; VICTORION-Mono試験; J Am Coll Cardiol. 2025) これまで高コレステロール血症の治療といえば「スタチン」が中心でした。しかし、近年注目されているのが、Proprotein Convertase Subtilisin/Kexin type 9(PCSK9)を標的としたRNA干渉療法「インク… 2025.07.02 02_循環器系
01_中枢神経系 ベンゾジアゼピンの減薬はどのように進めるべきか?(SR&MA; BMJ. 2025) ベンゾジアゼピン系薬(BZ系)や類似の睡眠薬(Z薬など)は、不眠症の治療薬として長年使用されてきました。しかし、依存や転倒リスク、認知機能低下といった副作用から、長期使用のリスクが懸念されています。そこで今回は、BZ系・関連睡眠薬(BSH… 2025.07.01 01_中枢神経系