09_感染症 尿路感染症に対する抗生物質選択を改善するスチュワードシップ・プロンプトの効果は?(クラスターRCT; INSPIRE試験; JAMA. 2024) スチュワードシップ(Stewardship)とは本来、管理運用、管理責任などの意味を有していますが、こと医療においては、抗菌薬の適正使用推進を指します。多剤耐性菌の発生を防いだり、資源として確保したり、今ある抗菌薬を適切に大事に使ってもら… 2024.05.31 09_感染症
03_呼吸器系 2型炎症の血中好酸球上昇を有するCOPD患者におけるデュピルマブの効果は?(DB-RCT; NOTUS試験; N Engl J Med. 2024) 2型炎症を伴うCOPD患者におけるデュピルマブの有用性はどのくらいなのか? デュピルマブは、2型炎症の主要かつ中心的な促進因子であるインターロイキン-4とインターロイキン-13の共有受容体成分を遮断する完全ヒト型モノクローナル抗体です。 慢... 2024.05.30 03_呼吸器系
02_循環器系 重症および手術患者における管理目標血圧値は低い方が良いのか?(RCTのSR&MA; Crit Care Med. 2024) 低血圧は、重症患者や周術期の患者における有害な転帰と関連しています。しかし、これらの仮定は観察研究によって支持されていることから、更なる検証が求められます。そこで今回は、死亡率に対する血圧目標値の低値と高値の影響を比較することも目的に実施… 2024.05.29 02_循環器系
05_内分泌代謝系 成人2型糖尿病における新しい薬物治療(米国内科学会ACPによる診療ガイドライン; Ann Intern Med. 2024) 米国内科学会(American College of Physicians, ACP)は、2型糖尿病の新しい薬理学的治療に関する推奨事項を更新するために、診療ガイドラインを作成しました。本ガイドラインは、有効性、有益性と有害性の比較、患者… 2024.05.28 05_内分泌代謝系
11_皮膚・骨格筋系 末端悪性黒色腫と水虫との関連性は?(小規模データベース研究; J Dermatol. 2024) 足底部悪性黒色腫と関連する疾患はあるのか? 足底部悪性黒色腫(AMF, メラノーマ)の臨床的特徴および病態は充分に解明されていません。 足部の臨床的または不顕性持続性炎症は、足の皮膚糸状菌症(dermatophytosis of the f... 2024.05.27 11_皮膚・骨格筋系
01_中枢神経系 パーキンソン病の運動機能と移動に対する集団運動の効果は?(SR&MA; Phys Ther. 2024) パーキンソン病(PD)は運動機能と運動能力の予測可能な低下と関連しており、一般的に運動で管理されます。運動機能や移動能力に対する、個別運動(IE)や通常ケア(UC)と比較した集団運動の効果についての理解は限られています。そこで今回は、PD… 2024.05.26 01_中枢神経系
01_ワクチン vaccine 日本におけるmRNA COVID-19ワクチンブースター接種と死亡率との関連性は?(コホート内症例対象研究; VENUS研究; Hum Vaccin Immunother. 2024) これまでの研究で、COVID-19 mRNAワクチンの一次接種後に死亡リスクの増加は認められなかったものの、ブースター接種に関する報告は不足しています。そこで今回は、一次接種に加えてmRNAワクチンのブースター接種後の死亡リスクを評価する… 2024.05.25 01_ワクチン vaccine09_感染症
05_内分泌代謝系 DAPA-HF試験におけるダパグリフロジンと完全健康喪失日数との関連性は?(事後解析; J Am Coll Cardiol. 2024) 患者報告アウトカム(Patient Reported Outcome、PRO)とは、臨床アウトカムの一つです。症状やQOLに関して、患者が自分自身で判定し(患者日記など)、その結果に医師を始め他の者が一切介在しないという評価方法です。具体… 2024.05.24 05_内分泌代謝系
02_循環器系 グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬は糖尿病の有無にかかわらず血圧を低下させる?(RCTのメタ解析; Diabetes Obes Metab. 2024) GLP-1RAには血圧低下作用もある? グルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1RA)がもたらす心血管ベネフィットは、体重減少や血糖コントロールにとどまりません。その機序の一つとして血圧降下が考えられますが、実臨床における検証は充分... 2024.05.23 02_循環器系05_内分泌代謝系
未分類 心血管リスクの高い患者における高トリグリセリド血症に対するオレザルセンの効果は?(RCT; Bridge-TIMI 73a試験; N Engl J Med. 2024) アンチセンス薬であるオレザルセンの効果は? トリグリセリド(TG)およびTGに富むリポ蛋白のレベルを低下させることは、依然として満たされていない臨床的ニーズです。Olezarsen(オレザルセン)は、アポリポ蛋白C-III(APOC3)のメ... 2024.05.22 未分類
12_血液・造血器系 がん患者の静脈血栓塞栓症二次予防におけるアピキサバン減量の効果はどのくらい?(DB-RCT; EVE試験; J Thromb Haemost. 2024) がん関連静脈血栓塞栓症(VTE)管理ガイドラインの推奨事項には、がんの活動性が持続している間は抗凝固療法を継続することが含まれています。アピキサバンの連邦医薬品局の添付文書には、VTE二次予防のための用量として、治療開始6ヵ月後に1回2.… 2024.05.21 12_血液・造血器系13_悪性腫瘍
05_内分泌代謝系 スタチンに対するLDL-Cの反応は併存疾患や併用薬に影響を受けますか?(コホート研究; Am Heart J. 2024) スタチン治療に対する低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)の反応は様々であり、合併症の有無や併用薬の使用によって影響を受ける可能性があります。これらの要因に基づくスタチンに対する反応の系統的な変動は、集団のサブグループにおけるスタチン… 2024.05.20 05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 心房細動患者における経口抗凝固薬と認知機能障害との関連性は?(メタ解析; Thromb Res. 2024) 心房細動患者における抗凝固薬の使用が、認知機能障害の発症リスクを低減する可能性がありますが、充分に検証されていません。そこで今回は、心房細動(AF)患者において、ビタミンK拮抗薬(VKA)とは対照的に非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC… 2024.05.19 01_中枢神経系02_循環器系
02_循環器系 症状発現後2時間以内に治療された脳内出血患者におけるトラネキサム酸 vs. プラセボ(DB-RCT; STOP-MSU試験; Lancet Neurol. 2024) 抗線溶薬であるトラネキサム酸は脳内出血後の血腫増大を抑制する可能性があります。脳内出血後2時間以内にトラネキサム酸を静脈内投与することで、プラセボと比較して血腫増大が抑制されるかどうかを検討することを目的に実施されたランダム化比較試験(S… 2024.05.18 02_循環器系
02_循環器系 閉塞性睡眠時無呼吸症候群患者の血圧降下に対する下顎前方誘導 vs. CPAP(RCT; CRESCENT試験; J Am Coll Cardiol. 2024) 高血圧診療ガイドラインでは、高血圧患者における閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の診断と治療を推奨しています。下顎前方位置移動装置(MAD)は、持続陽圧呼吸(CPAP)が困難または耐えられない患者に対する口腔内装置療法です。しかし、両者の… 2024.05.17 02_循環器系
03_呼吸器系 未熟児慢性肺疾患予防のためのアジスロマイシン療法は有効ですか?(DB-RCT; AZTEC試験; Lancet Respir Med. 2024) マクロライド系抗生物質が妊娠30週未満で出生するリスクの高い早産児の未熟児慢性肺疾患(CLD)の発症率を低下させるかどうかについては、系統的レビューで矛盾するエビデンスが報告されており、肺ウレアプラズマ属(Ureaplasma spp.)… 2024.05.16 03_呼吸器系
02_循環器系 急性虚血性脳卒中患者の神経学的悪化に対するチロフィバンの効果はどのくらい?(PROBE法; JAMA Neurol. 2024) 急性虚血性脳卒中患者に対する抗血小板療法を支持するエビデンスがあります。しかし、現在推奨されている抗血小板療法では神経学的悪化が一般的であり、臨床転帰が不良であることから、新たな治療方法の確立が求められています。そこで今回は、脳卒中発症後… 2024.05.15 02_循環器系
02_循環器系 心不全に伴う機能性僧帽弁閉鎖不全症に対するエルツグリフロジンの効果は?(DB-RCT; EFFORT試験; Circulation. 2024) 心不全(HF)と機能性僧帽弁閉鎖不全症(MR)を有する患者の罹患率と死亡率は、HFに対する診療ガイドラインに従った薬物療法にもかかわらず、依然として相当なものであり大きな課題となっています。そこで今回は、軽度から中等度の駆出率低下を伴うH… 2024.05.14 02_循環器系05_内分泌代謝系
02_循環器系 心不全患者におけるエンパグリフロジンとダパグリフロジン、どちらが優れていますか?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬は心不全患者に使用すると有益であることが示されています。しかし、SGLT2阻害薬同士の比較成績はまだ充分に明らかにされておらず、薬剤選択に影響を及ぼす可能性があります。そこで今回は、エ… 2024.05.13 02_循環器系
00_その他 小児の術後疼痛に対するアセトアミノフェンの効果は投与経路により異なるのか?(RCTのメタ解析; Can J Anaesth. 2024) アセトアミノフェンは、安全マージンが広く、安価であり、投与経路が複数あることから、小児集団における急性疼痛の治療に最もよく使用される薬剤です。しかし、投与経路による効果の違いについては充分に検証されていません。そこで今回は、小児外科集団に… 2024.05.12 00_その他