02_循環器系 新規発症胸痛における冠動脈CT血管造影法の効果はどのくらい?(PROMISE試験/SCOT-HEART試験; Eur Heart J. 2024) 冠動脈CT血管造影法(coronary computed tomography angiography, CTA)を用いた指標検査が安定した胸痛の予後を改善するかどうかについては議論があります。危険因子加重臨床尤度(RF-CL)モデルは閉… 2024.11.15 02_循環器系
02_循環器系 急性心不全におけるアンジオテンシン受容体-ネプリライシン阻害薬の院内投与開始の効果は?(Open-RCT; PREMIER試験; Eur Heart J. 2024) 急性心不全(AHF)後の早期サクビトリル/バルサルタン(Sac/Val)投与開始の有効性と安全性は北米以外では証明されていません。そこで今回は、日本人患者を対象に、AHF発症後の院内Sac/Val療法開始がN末端プロB型ナトリウム利尿ペプ… 2024.11.14 02_循環器系
02_循環器系 2型糖尿病患者の心血管イベントのリスクにおけるSGLT2阻害薬の効果は?(後向きコホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 心血管イベントの1次予防・2次予防におけるSGLT2阻害薬の有効性糖尿病は様々な合併症を引き起こし、大血管障害の一つとして心血管イベントがあげられます。心血管疾患(CVD)は2型糖尿病(T2D)の進行中に再発する可能性がありますが、ナトリウ... 2024.11.13 02_循環器系05_内分泌代謝系
12_血液・造血器系 鉄欠乏性貧血の治療における連日経口投与 vs. 隔日経口投与(DB-RCT; Sci Rep. 2023) 鉄欠乏性貧血の治療は経口鉄剤が主流です。最近の研究では、1日おきに鉄を補給することで、鉄の吸収率が向上することが示されています。しかし、最適な補充戦略は不明です。そこで今回は、鉄欠乏性貧血の治療において、経口鉄を毎日補充する場合と隔日補充… 2024.11.12 12_血液・造血器系
02_循環器系 急性冠症候群を有する患者と有さない患者におけるチカグレロル単剤療法への漸減 vs. 12ヵ月間の二重抗血小板療法(RCTのメタ解析; Sidney-4; Lancet. 2024) 急性冠症候群(ACS)患者における冠動脈ステント留置後12ヵ月間の二重抗血小板療法(DAPT)は標準治療です。しかし、DAPTによる大出血リスクの増加は患者転帰の増悪と関連していることから、DAPT期間を含めたリスクベネフィット評価が求め… 2024.11.11 02_循環器系
07_腎・泌尿器系 CKD患者におけるNa-グルコース共輸送体-2阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬の中止の効果は?(データベース研究; J Am Soc Nephrol. 2024) ナトリウム-グルコース共輸送体-2(SGLT2)阻害薬およびグルカゴン様ペプチド-1受容体作動薬(GLP-1 RA)の投与中止と慢性腎臓病(CKD)患者の転帰との関連についてはほとんど知られていません。そこで今回は、ステージ3~4のCKD… 2024.11.10 07_腎・泌尿器系
09_感染症 発熱を有する感染症患者における解熱薬には何が適しているのか?(ブログ管理者によるレビュー) インフルエンザ脳症は、インフルエンザウイルス感染後に発症する重篤な神経系の合併症で、特に小児で多く見られます。まだまだ不明な点は多いものの、主な原因としては、1) 免疫反応の異常や 2)サイトカインストームによる脳の炎症が挙げられ、急激な… 2024.11.09 09_感染症
05_内分泌代謝系 6~12歳未満の肥満小児に対するリラグルチドの効果は?(RCT; SCALE Kids試験; N Engl J Med. 2024) 2024年10月現在、12歳未満の小児の非単発性、非シンドローム性肥満の治療薬として承認されている薬剤はありません。リラグルチドの使用は成人および青年の肥満症において体重減少を誘導することが示されていますが、小児における安全性と有効性は確… 2024.11.08 05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 第一世代抗ヒスタミン薬と幼児における痙攣発作との関連性は?(コホート研究; JAMA Netw Open. 2024) 第一世代抗ヒスタミン薬のリスクは?感冒症状の治療のために抗ヒスタミン薬が小児に広く使用されており、眠気などの中枢神経系への作用があることから、関連するリスクを認識しておくことの重要性が強調されています。そこで今回は、包括的かつ全国的なデータ... 2024.11.07 01_中枢神経系
01_中枢神経系 アルツハイマー型認知症における興奮・焦燥に対するブレクスピプラゾールの効果は?(DB-RCT; Alzheimers Dement. 2024) アルツハイマー型認知症の興奮に対するブレクスピプラゾールの効果は?アルツハイマー型認知症はさまざまな症状を呈します。具体的には、記憶障害として、新しい情報の記憶が難しくなり、見当識障害では時間や場所の認識が困難になります。言語障害により言葉... 2024.11.06 01_中枢神経系
02_循環器系 心不全に対する心房間シャント治療の効果はどのくらい?(RCT; RELIEVE-HF試験; Circulation. 2024) 心房間シャント(Atrial Septal Defect: ASD)は、左右の心房間に穴が開いている先天性の心疾患で、酸素の多い血液が左心房から右心房へ異常に流れ込みます。この異常な血流は、右心室や肺動脈に過剰な負担をかけ、長期的には肺高… 2024.11.05 02_循環器系
02_循環器系 軽症虚血性脳卒中および一過性脳虚血発作後72時間までの二重抗血小板療法の有益期間とリスク(RCTの二次解析; INSPIRES試験; Neurology. 2024) INSPIRES試験(Intensive Statin and Antiplatelet Therapy for Acute High-risk Intracranial or Extracranial Atherosclerosis)に… 2024.11.04 02_循環器系
02_循環器系 心不全、COPD、心筋梗塞、脳卒中の30日再入院は外来フォローアップで減少できますか?(SR&MA; Prev Chronic Dis. 2024) 病院の再入院は公衆衛生上の重要な問題であり、米国の病院はこれを減らす責任を負っています。再入院を予防するための1つの戦略は、退院前に外来フォローアップ受診を予定することですが、フォローアップの効果検証については充分に行われていません。そこ… 2024.11.03 02_循環器系03_呼吸器系
03_呼吸器系 夜間咳嗽と風邪症状のある小児に対するヴェポラップ vs. ワセリン vs. 無治療(RCT; Pediatrics. 2010) 上気道感染による夜間の咳、鼻づまり、および睡眠障害に対して、ヴェポラップ(vapor rub, VR)が有効かどうかはエビデンスが限られています。そこで今回は、夜間咳嗽と風邪症状を有する小児に対するヴェポラップまたはワセリンの単回塗布が無… 2024.11.02 03_呼吸器系
01_中枢神経系 三叉神経領域の帯状疱疹に対するアメナメビルの効果はどのくらい?(症例報告; 臨床神経学 2021) 帯状疱疹性脳血管炎は水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus,以下VZVと略記)の再活性化や初感染によって、自己免疫性に脳梗塞や動脈瘤、動脈解離を来す病態です。1997年から2001年の間に帯状疱疹に罹患した1… 2024.11.01 01_中枢神経系09_感染症
未分類 心不全に対する鉄剤静注は入院や死亡リスクを低減させるのか?(RCTの事後解析; IRONMAN試験; J Am Coll Cardiol. 2024) 心不全と鉄欠乏の患者には、鉄の補充が影響する可能性のあるさまざまな入院原因や死亡原因があります。したがって、鉄補充により心不全患者の入院や死亡リスクを低減できる可能性がありますが、充分に検証されていません。そこで今回は、デルイソマルトース… 2024.10.31 未分類
05_内分泌代謝系 2型糖尿病の心血管アウトカムに対するセマグルチドの効果は慢性腎臓病の重症度により異なりますか?(RCTの事後解析; FLOW試験; Eur Heart J. 2024) FLOW試験において、セマグルチドは2型糖尿病(T2D)と慢性腎臓病(CKD)を有する参加者において、腎臓および心血管(CV)の転帰と死亡のリスクを減少させました。しかし、CKD重症度別のセマグルチド評価は充分に行われていません。そこで今… 2024.10.30 05_内分泌代謝系
01_中枢神経系 認知症患者のハイリスク薬に対する介入効果は?(RCT; JAMA Intern Med. 2024) 処方医と患者、あるいは処方医のみに教育資材を郵送するとPIMsは減少するのか?アルツハイマー病(AD)およびアルツハイマー病関連認知症(ADRD)の患者は、抗精神病薬、鎮静催眠薬、強力な抗コリン薬などの特定のハイリスク薬剤の不適切な処方(潜... 2024.10.29 01_中枢神経系
01_中枢神経系 小児片頭痛における予防薬はどれがよい?(RCTのネットワークメタ解析; JAMA Netw Open. 2024) 小児の片頭痛予防薬として優れる薬剤とは?小児片頭痛は、小児や青年のQOLや学業成績に大きな影響を及ぼすことが知られています。この集団における片頭痛予防のための薬理学的介入の有効性と安全性を理解することは、効果的な治療戦略を開発する上で極めて... 2024.10.28 01_中枢神経系
05_内分泌代謝系 最近心不全増悪を経験した患者におけるフィネレノンの効果は?(DB-RCTの二次解析; FINEARTS-HF試験; J Am Coll Cardiol. 2024) 心不全(HF)を有し、最近心不全増悪(worsening heart failure, WHF)イベントを起こした患者は、駆出率にかかわらず、入院と死亡の再発リスクが高いことが知られています。しかし、これらの背景を有する患者におけるフィネ… 2024.10.27 05_内分泌代謝系